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パンと牢獄 チベット政治犯ドゥンドゥップと妻の亡命ノート(小川真利枝)

【メディアの報道では、「釈放されれば、一件落着」としがちであるが、その後に続く日常がどれだけ苦しいものか、そのことを知ってほしいと強調する。人々は、ある現象に対して瞬間的に熱狂して盛り上がり、そしてすぐに忘れていく。ドゥンドゥップは、自分や名もなき元政治犯たちが忘れ去られていくことに、焦燥を感じているようだった】

以前本で読んで、なるほどと感じたことがある。今自分が感じている不安とどう向き合ったらいいのか、という対処法について書かれている箇所で、「半年前、あなたは何に不安でしたか?」と自分に問うてみることを勧めていた。確かに、ずっと同じことで悩んでいる人もいるだろうし、そういう人のためにはならない対処法だが、案外人間は、その時その時の瞬間的に囚われている。半年前に不安を感じていた対象を今思い出せないとしたら、今まさに感じている不安も、半年後にはきっと忘れているだろう。だから大したことはない、というアドバイスだった。

これは、不安の解消という側面からは良いことだが、ドゥンドゥップのような人間にはマイナスだ。

全体で見れば、世の中は以前と比べて、少しずつ良くなっている。たった50年前との比較であっても、様々な事柄が劇的に良くなっているはずだ。しかしだからと言って、世の中から問題が無くなっているわけではない。世界のあちこちに、問題がある。

チベット人を取り巻く環境もそうだ。1949年に毛沢東率いる中国共産党が中華人民共和国の建国を宣言してから、チベットはずっと厳しい環境に置かれている。

僕は、なんとなく耳にしたことはあるものの、本書を読むまでチベットの苦境についてきちんとは知らなかった。こういう時僕は、恥ずかしいという気持ちになる。こういう問題を知らなくて恥ずかしいと思う。だから、一瞬、強く関心を持とうと思う。ただ、その関心が持続しないことも知っている。僕は、すぐに忘れてしまう。

だから、ドゥンドゥップのような立ち上がって行動した人物ももちろん凄いと思うが、自分が直接関係を持たない事柄について、自分ごとのように関心を持ち、関わり続けられる人も凄いといつも感じる。

本書の著者もそういう人だ。確かに成り行きという要素は大きいが、彼女もまた、学生時代のチベットへのバックパックをきっかけにチベットに関心を持ち、ドゥンドゥップの妻であるラモ・ツォと長い関係性を築き、結果的に、世界中が関心を持っている事柄について、誰も知り得なかった証言を聞くことが出来た。

【歴史的な事柄をインタビューできるという興奮と緊張からカメラを握る手は震え、汗がにじんでいた】

【独白は、いまだ世界中のどのメディアにも語られていないことだった。男は警戒心が強く、取材を受けても詳細をはぐらかしてきたからだ】

声を上げた人間は、いつだって勇敢だ。最も称賛されるべき人物だということに疑いはない。しかし、声を上げた人間に関心を持ち続けることもまた、声を上げた人間と同等に称賛されるべき行為だと感じる。声が上がるだけでは、世界は動かない。その声に反応して、自分ごとであるかのように関わり続ける人間が不可欠だ。

僕は、自分がそういう役割を担えるタイプじゃないだろうと思っている。ただ、こうやって本を読んで、そういう人たちの奮闘を、知らない人に少しでも伝えることは、これからも続けたいと思う。

内容に入ろうと思います。
本書は、「政治犯の妻」であるラモ・ツォを中心に、彼女の夫が一体何をしたのか、チベットを取り巻く状況はどうなっているのか、家族はどのようにして再会を果たしたのか、などについてドキュメンタリー作家が描く一冊です。著者は、ラモ・ツォを主人公にした『ラモツォの亡命ノート』というドキュメンタリー映画を撮影・公開しましたが、本書はその背景を文章で語るもので、著者の初の著作です。

【この空気感をありのまま表現できたらと、映画では、情報を極力省いて編集した。情報量の少なさから、映画を観た人の中には、蜘蛛の巣のような穴あき映画だと思われた人もいるかもしれない。本書はその真逆、情報を丁寧に書き記し、その穴を埋める作業に徹した】

本書を説明するためには、チベットがどういう状況にあり、その中でドゥンドゥップが何をしたのかを書く必要があるが、まずは著者とラモ・ツォの出会いの話から書こう。

著者は学生時代のチベット訪問から関心を持つようになり、【このとき、チベット人を主人公にしたドキュメンタリー撮影してみたいという思いの種が、私の心に蒔かれた】という。その後、テレビの制作会社に就職した著者は、予定調和的な仕事に辟易し、学生時代に抱いたチベット人のドキュメンタリーの撮影をしようと会社を辞めた。日本のテレビ局では、日中関係への配慮から、チベットを扱った作品を制作することは非常に困難なのだ。

また当然、チベットでの撮影も困難だ。学生時代の旅行で、時々中国の公安が抜き打ちで検問に来るし、著者は中国経由で日本に帰る際、バッグの中に『クンドゥン』という映画のDVD(ダライ・ラマ十四世を描いたもの)が入っているのを忘れていて、それが荷物検査で見つかったことで、危うく重罪で逮捕されるところだったという経験があった。

だから撮影は、インドのダラムサラで行うことにした。ここは、ダラムサラ十四世が亡命した地であり、多数のチベット難民が住む地であり、すべてのチベット人にとっての憧れの地であるからだ。

ラモ・ツォとは、そこで出会った。ラモ・ツォもまた、チベット難民だった。ラモ・ツォは、元々は裕福な家庭で育ったが、チベットの激変により一家の財産が奪われたことで学校に通えなくなってしまう。そのため、チベット語の読み書きもできず、英語もヒンディー語も喋れない。そんな彼女が、異国の地で、家族7人を養っていくために出来る仕事は、パン売りだけだった。彼女は、深夜と言っていい時間からパンを作り始め、それを売ることで生計を立てている。

著者がラモ・ツォに惹かれた理由は、ギャップだ。道端では物怖じせずにパンを売る姿が印象的だった。その初めて会った時点では、まだ「政治犯の妻」だということは知らなかった。それを知ったのは、ダラムサラ在住の日本人からある映像を見せてもらったことによる。『Lhamo Tso Behind the Sea(ラモ・ツォ、悲しみの湖をわたって)』というその映像は、チベット難民の女性の自立支援をする団体「チベット女性協会」が作ったもので、夫・ドゥンドゥップが政治犯として逮捕された後、残された家族にインタビューしたものだ。その中でラモ・ツォは悲しみや憤りを語り、著者には「可哀相な政治犯の妻」に見えた。その姿と、パンを売る時の姿が結びつかず、その違和感を確かめたくて、著者はラモ・ツォを追うことに決めた。

そこから10年近くもの間、断続的にラモ・ツォと関わることになり、ラモ・ツォにとっての転機となるタイミングには常に傍で撮影をしている、という状況になったのだ。2017年12月25日に、サンフランシスコ国際空港で10年ぶりに再開した家族の撮影に至るまでに、様々なことがあった。そしてそれから、これまでラモ・ツォを通してしか存在を知らなかったドゥンドゥップに、世界の誰も出来なかったインタビューが出来ることになったのだ。

では、そんなドゥンドゥップは一体何をしたのか。その説明のためには、少しチベットの歴史を辿る必要がある。

中国共産党が中華人民共和国の建国を宣言してすぐ、「チベットを解放する」という名目で中国人民解放軍が東チベットへ侵攻した。当時、ダライ・ラマ十四世は任命されたばかりで、チベットの政治と宗教の最高指導者となるべく教育を受けている途上だった。十四世は国連に窮状を訴えるが手は差し伸べられず、結果的に、市井の人々の願いを受けて十四世はインドへと亡命する。十四世は、インドのダラムサラへとたどり着き、そこで雑貨店を営んでいたN・N・ネルジー(今では「ダラムサラの父」と呼ばれている)の尽力もあり、ダラムサラは政府からチベット亡命政府の拠点に相応しいとお墨付きをもらった。

一方、チベットはどうなっているのか。中国からの弾圧を受け、チベットでは、ダライ・ラマ十四世の写真を持つことさえ禁じられている。『旅の指さし会話帳65 チベット』には、

【ダライラマの写真を渡すのが外国人にとっても違法であることを知った上で、持っている写真をあげるかどうか決めるのは、ご自身の判断でよいと思います】

と書かれている。また、逮捕される前、歴代ダライ・ラマの言葉やチベットの歴史に関する「発禁本」の出版にも関わっていたドゥンドゥップはこう語る。

【発禁本を出版しようと思ったのは、ラサへ戻ってからさまざまな矛盾に気づいたからでした。テレビでは、ダライ・ラマ十四世が悪魔だと放送していました。新聞には、十四世が多くの嘘をついていると書かれていました。亡命社会は貧しく、人々は物乞いのような生活をしているという報道もありました。「十四世は、外の世界で相手にされておらず、影響力もない。中国へ帰りたいと懇願している」と。当時、十四世はノーベル平和賞を受賞してまもないときだったのに…。ですが、チベットで暮らすほとんどの人は、そんな事実を知りませんでした】

そこで彼は、ある映像を撮影することを計画する。『恐怖を乗り越えて』と題され、2008年の北京オリンピック開催直前に公開されたこの映画は、チベット人に「五輪について、どんな思いを抱いているか?」と問うものだった。この映画によって、「国家分裂煽動罪」で逮捕され、6年という刑期を言い渡されることになる。

この映画でインタビューに答えているのは、市井のチベット人だ。そんな彼らにドゥンドゥップは何よりも、「ダライ・ラマ十四世について、どのように考えているか」を問うことを重視した。

【なぜなら、中国は「チベット人がダライ政権に反対している」と喧伝していたからです。実際はどうでしょう。映画でも明らかなとおり、私たちは世代を越えて、十四世を信仰していました。私がインタビューした人は、チベットで暮らす普通の人です。その人たちは、共通した苦しみを抱え、十四世を慕っていました。物理的にどれだけ支配されようが、心は支配されていない。このことを証明したかった。と同時に、実際に撮影をして、私が最も心を打たれたことでもありました】

この点はまさに、チベット人がこの映画のインタビューを受けた理由にも現れている。この映画が公開されることで、逮捕・拷問される可能性がある、と伝えると、彼らは、「この映像をダライ・ラマ猊下が観てくださるなら、死んでも悔いはない」と言って撮影に応じてくれたという。

この『恐怖を乗り越えて』は皮肉にも、ドゥンドゥップが政治犯として逮捕されたことで注目を集め、世界中で公開された。そして、ドゥンドゥップの解放運動や、中国に対する「フリー・チベット」抗議活動の中核となった。ドゥンドゥップは、獄中にいながら、「国際報道自由賞」を授与され、世界に広く名前が知られたが、しかしそうなったことで、釈放された後も自宅軟禁が続くことになる。

【当時、チベット人自身がカメラを回し、本土に暮らすチベット人の切実な訴えを記録するという行為は、下手をすると命を落とすほど危険なことであり、非常に稀なことだった。道端でカメラを構えているだけで逮捕されるような時世だ。さらに、その映像を国外に持ち出し公開するのは、海外へ自由に出ることのできないチベット人にとって至難の技である。しかしドゥンドゥップは、その二つを、中国当局が最も警戒していた北京五輪開催直前にやってのけたのだ】

ドゥンドゥップがいかに凄まじいことを成し遂げたのか、よく理解できる文章だ。

本書の後半では、逮捕され労働改造所(刑務所より厳しいとされる)に収容されたドゥンドゥップの、獄中での、そして釈放されて以降の体験が語られる。著者自身がカメラを回しインタビューしたが、長年、誰のことも信じられず生活を続けてきたドゥンドゥップの猜疑心は非常に強く、3日間に渡ったインタビュー期間中、毎日、「インタビューは受けたくない」から始まったという。確かに、そういう振る舞いになってしまうのも分かるような、壮絶な体験が語られる。とはいえ彼自身、他の政治犯よりマシな扱いだった、という印象も持っている。それは、外で自分の解放運動をしてくれたお陰だろうとも。

ドゥンドゥップは、裁判中も収容されてからも、「分裂を企んだこと以外は認める」という立場を崩さなかった。行為そのものはすべて自分がやったことだと認めたが、動機は分裂を目的としていたわけではない、ということだ。労働改造所では、この部分の改心を図り、様々なことが行われたが、すべて突っぱねたため、例えば1乗しかない部屋に84日間も閉じ込められることになったりした。著者が、どうしてそんな状況に耐えられたのかと聞くと、こう返す。

【私たちは仏教徒だから、どんなときも心は落ち着いているのさ。カルマ(業)を信じているからね。どんなことだって我が身に起こるべくして起こる必然なのだ、と。もともと仏教では、現世は”苦しみの大海”であるという教えがある。だから、刑務所での生活が”苦しみの大海”のなかにあるのだと考え、やりすごしていたのさ】

僕は、宗教というものにポジティブな印象をあまり持てない人間だが、こういう逆境下における強さみたいなものに惹かれる部分もある。

さて、冒頭で引用した「人々はすぐに忘れる」という文章だが、これは、獄中にいた時よりも釈放されてからの生活の方が苦しかった、という話の流れで出てきたものだ。どこに行くにも公安と連絡を取らなければならない。姉と妹は既に公安の洗脳によって、自分を極悪人だと考えていた。日常生活の中で関わる人にも公安から指導が入るので、人がどんどんと離れていく。また、亡命する際には、共に映画の撮影をした仲間へのこんな思いもあった。

【そのなかには、逮捕された人もいれば、逮捕されなかった人もいますが、一様に当局の監視下にあります。私だけが自由を手に入れることが許されるのか、何度も思い悩みました】

勇気を出して声を上げた人間が、真っ当な人間として生きられる世の中であってほしいと思う。

ラモ・ツォは、2008年に夫の逮捕をダラムサラで聞いてからしばらくの間、夫とはまったく連絡が取れなかった。釈放されてからも、自宅軟禁中だったこともあって、当たり障りのない会話しかできなかった。そういう中でラモ・ツォは、めげることなく、「政治犯の妻」として生きる覚悟を決める。

【ラモ・ツォは、”政治犯の妻”として、また”故郷を追われた亡命者”として、声をあげていく覚悟を決めた。夫が自由の身となり、再び抱きしめてくれるその日まで】

【もし、夫が映画をつくってなかったら…なんて考えない。今は今しかないのだから】

そんな彼女は、自身のことを活動家ではなく「生活者」と語っていたという。夫がやったことに賛同しているし、チベット人に対する思いもある。しかし彼女は、まず生活者として家族を守ることを最優先にする、ということだ。またチベット人の間では「焼身抗議」という、自らの体に火をつけて抗議を示すやり方を続いている。これは誰も傷つけないことから、「非暴力の究極の抵抗」と称賛されることがあるが、ラモ・ツォはそれに与せず、命を大切にする方法を模索すべきだと考えている。チベット人を弾圧する中国人に対しても、「中国人にも色んな人がいる」と、一括にして批判することを良しとしない。こういう、抑制の利いた力強さみたいなものを、ラモ・ツォからは常に感じる。

だからこそ、ラモ・ツォがドゥンドゥップと再会するシーンは、一層胸に迫ってくる。

チベット人を取り巻く環境は、最近また厳しくなっている。チベット難民の聖地だったダラムサラだが、インド政府が政治的な立場を変えたことで「チベット人排斥運動」が起こるまでになっている。またこれは日本も同じ立場だが、強国となった中国に忖度して世界中のメディアが十分な報道をしていないという。最近では、同じく中国での、ウイグル自治区での弾圧も問題になっているが、日本ではあまり報道されない。

知らないことには関心が持てないし、仮に持っても、飽きっぽい僕たちはすぐに忘れてしまう。しかし強者は、そういうことをきちんと理解していて、傍若無人に振る舞う。そういう態度は、好きになれない。だからやっぱり、少しずつでも、多くの人が関心を持たなきゃいけないんだなと改めて感じさせられた。

小川真利枝「パンと牢獄 チベット政治犯ドゥンドゥップと妻の亡命ノート」

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