黒夜行

左脇のプロフィールにある「サイト全体の索引」から読みたい記事を探して下さい。

サル化する世界(内田樹)

相変わらず、内田樹は抜群に面白い。

本書のタイトルは、「朝三暮四」のモデルとなったサルのことを指しているのだそう。「朝3粒 夕方4粒」だろうが「朝4粒 夕方3粒」だろうが総和は変わらない。しかし後者の方を喜ぶのは、未来の自分が抱え込むことになる負債やリスクは「他人事」だと思っている、ということだ。それは、「今の自分」と「未来の自分」の自己同一性が失われている、ということだが、同じことは「自分」と「他人」でも言える。つまり、自分さえ良ければそれでいい、と考えるということだ。

【自己同一性が病的に萎縮して、「今さえよければ、自分さえよければ、それでいい」と思い込む人たちが多数派を占め、政治経済や学術メディアでそういう連中が大きな顔をしている歴史的趨勢のことを私は「サル化」と呼ぶ】

確かに、大雑把には、本書全体をこの「サル化」という括りに入れられるかもしれない。しかし本書は、内田樹らしく、様々な方向に話題の枝が伸びていく。縦横無尽だ。政治・歴史・教育・労働・社会など多岐に渡るが、やはり教育の話は非常に面白い。

著者が、日本における英語教育について語る章がある。内田樹の批判はシンプルで、「外国語を学ぶ理由は、目標文化へアクセスすることのはずだが、今の日本の英語教育には目標文化がない(あるいはそれは日本である)」ということだ。

例えば内田樹が子供の頃は、アメリカの文化に触れたくて英語を学んだ。中学に入って英語を学べるとなってワクワクしたという。英語を学ぶことは、アメリカ文化という「目標文化」へアクセスするための手段。これが、内田樹による外国語学習の簡易な定義です。

しかし、文科省の『「英語が使える日本人」の育成のための行動計画の策定について』にはこう書いてあるという。

【今日においては、経済、社会の様々な麺でグローバル化が急速に進展し、人の流れ、物の流れのみならず、情報、資本などの国境を越えた移動が活発となり、国際的な相互依存関係が深まっています。それとともに、国際的な経済競争は激化し、メガコンペティションと呼ばれる状態が到来する中、これに対する果敢な挑戦が求められています。(中略)
現状では、日本人の多くが、英語力が十分ではないために、外国人との交流において制限を受けたり、適切な評価が得られないといった事態も生じています】

内田樹はこの文章について様々に考察しますが、それらをシンプルに、「外国語なんか別に学ぶ必要はないのだが、英語ができないとビジネスができないから、バカにされるから、だから英語をやるんだ」と意訳しています。

そしてその結果、英語力は劇的に低下している。それは当然のことで、教育に利益誘導を持ち込んでしまっているからです。「学べばこんないいことがある」と伝えると、学習意欲は明らかに減退するという。その理由は、

【努力した先に得られるものが決まっていたら、子どもたちは最少の学習努力でそれを獲得しようとするに決まっているからです】

ということになる。これを著者は、わかりやすくこう説明する。書店に「3ヶ月でTOEICのスコアが100点上がる」という本の隣に、「1ヶ月で100点上がる」という本があれば、誰だって後者を買う、と。達成目標が決まっているなら、あとはいかに労力を掛けずにそれを得るかを考えるのは合理的だからです。

また、「英語ができないとビジネスができない、バカにされる」と脅して英語を学ばせようとしているということは、「子どもたちが学習したがっていない」ということを前提にしている。内田樹はこの態度に対して、

【学校教育とは、一人一人の子どもたちが持っている個性的で豊かな資質が開花するのを支援するプロセスであるという発想が決定的に欠落しています】

と書いていて、まさにその通りだなと感じる。

そもそも外国語の学習は、そういうものではない。

【外国語を学ぶことの本義は、一言で言えば、「日本人なら誰でもすでに知っていること」の外部について学ぶことです。母語的な価値観の「外部」が存在するということを知ることです。自分たちの母語では記述できない、母語にはその語彙さえ存在しない思念や感情や論理が存在すると知ることです】

【外国語を学ぶことの最大の目標はそれでしょう。母語的な現実、母語的な物の見方から離脱すること。母語的文節とは違う仕方で世界を見ること、母語とは違う言語で自分自身を語ること。それを経験することが外国語を学ぶことの「甲斐」だと思うのです】

これは、明確な達成目標ではない。何故なら、学ぶ以前には何を得られるのか具体的に想像できないからです。文科省の文章では、「外国人とバカにされずに話せるようになること」が達成目標で、これは学習前からイメージが可能だ。しかし、「母語では表現できないことを学ぶこと」が外国語学習の本義なのだから、母語のみの状態では得られるものはイメージしようがない。これであれば、先程の利益誘導のような、最少のコストでリターンを得よう、という発想から切り離すことができる。

またその一方で、本書では、母語の重要性についても触れる。

【母語を豊かなものにするというのは、あらゆる言語集団にとっての悲願です。というのは、すべての知的イノベーションは母語で行われるからです。】

【外国語を習得するというのは「母語の檻」から出て知的なブレークスルーを遂げる貴重な機会なのですけれど、私たちは他の誰にもできないような種類のち的イノベーションを果たすためには、それと同時に母語のうちに深く深く分け入ってゆくことが必要なのです。本当に前代未聞のアイディアというのは母語によってしか着想されないからです】

フィリピン人が英語が上手いのは、フィリピンが植民地で、母語を豊かにする機会を制度的に阻まれたからだ。日本は、明治時代に欧米から入ってきた新しい概念を、「自然」「社会」「個人」「哲学」など漢字二字熟語に置き換えた。日本はこのように、在来の母語の上に欧米由来の概念を漢訳して組み込んだから、短期間で近代化を成し遂げられた。しかし中国は、欧米から入ってくる概念を単に音訳した。欧米からの概念を漢訳してしまえば、「それらの概念がもともと中国には存在しなかった」ということを認めることになり、世界の中心は中国だという「中華思想」に馴染まない。しかし、そういう抵抗があったから近代化が遅れたのだ。

などなど、母語との関わりをベースにして、著者は様々なことを論じる。

これらを踏まえた上で著者は、

【学校教育の場で子どもたちに教えるべきことは、「君たちは君たちの言語の虜囚である」ということです】

と書く。外国語を学ぶことで、母語の外部に出られる。さらに、母語の外部があることを知った上で、さらに母語に深入りする。それによって、新たな知的イノベーションが生み出されるのだ。

という話でした。

また、改訂された学習指導要領に登場した「論理国語」の話題から、「論理的とはどういうことか」について書かれた文章も面白い。

「論理国語」というのは要するに、契約書や例規集がちゃんと読めるようにしましょう、ということを教えるようだ。しかしそれは、「論理」や「論理的」という言葉の意味を間違って捉えている、と著者は指摘する。

「論理」というのは、「飛躍のための助走」だという。著者は、シャーロック・ホームズの推理を例に出す。ホームズは、目の前にある様々な情報から、「こうであればこう」「こうだったらこれしかない」と論理的に考えていく。そしてその論理の行き着いた先が、どれほど非常識であっても、「すべてを説明できる仮説はこれしかない」と確信する。「論理的に考える」というのは、「論理を積み重ねることで、非常識的な結論に達してもそれを受け入れる」ということで、著者はこれを「勇気」と呼ぶ。

【論理的にものを考えるというのは「ある理念がどんな結論をみちびき出すか」については、それがたとえ良識や生活実感と乖離するものであっても、最後まで追い続けて、「この前提からはこう結論せざるを得ない」という命題に身体を張ることです。
ですから、意外に思われるかも知れませんけれど、人間が論理的に思考するために必要なのは実は「勇気」なのです】

そういって著者は、スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式でしたスピーチを引用する。大事なのは「心と直感」ではなく、「心と直感に従う勇気」だといったジョブズの言葉を。

しかし、学習指導要領を作成する官僚は、「勇気」とは真逆の生き方をしてきた、と指摘する。彼らは子どもの頃から現在に至るまで、「恐怖心を持つこと」「怯えること」「上の顔色を窺うこと」に熟達することで地位を築いてきた。だから彼らは、「怯える人間は成功する」と信じている。だからこそ、「勇気を持たせること」にはまったく関心がないのだ、と。

「論理的であること」が「勇気」と結びつくという発想はなかったので、非常に面白い。

政治の話では、「気まずい共存について」という文章が興味深かった。これは、2017年に行われた「大阪について知ろう。市民大集会パート2 大阪問題」というイベントの基調講演で話したことだそうだ。

ここで指摘される、「自分を支持する人間だけしか代表しない人間は、公人ではなく、権力を持った私人」という話は、なるほどと感じた。民主主義では、多数決で物事が決まるが、多数を制して選ばれた人間は多数派の代表ではなく全体の代表だ。つまり、反対派を含む組織全体の代表なのだ。これが「公人」ということだが、今は、多数派の代表、つまり「権力を持った私人」に留まってしまうことが多い。

確かにその状態には不満があるし、モヤモヤする。しかしだからこそ著者は、対立する人間を敵と見做すのではなく、受け入れるしかない、という。

【自分に反対する人間はすべて敵だ、潰す、という政治的立場の人に対する根源的な批判は、「われわれは自分に反対する人間をすべて敵だとは思わない。反対者を含めて、同じ集団に属するすべての人々を代表する用意がある」と意地でも言い切るしかない。】

厳しい要望だけど、でも確かに、論理的にはその通りだなぁ、と思う。「自分に反対する人間はすべて敵だ」と言っている人間に対して、「私はあなたに反対だからあなたは敵だ」と言ってしまえば、相手とまったく同じ土俵に立つことになってしまい、批判足り得ない。そこから脱するためには、「あなたとは意見は違うが敵ではないし、自分が多数を制しても、あなた方を含めた全体を代表する用意がある」と言わなければならない、というのは、確かになぁ、と思う。難しいですけどね。

【何よりも、日本の政治文化をもう少し、大人のものに、成熟したものにしないといけないと思うんです。自由な言論がなされ、多様なアイディアが行き交って、そこで化学反応が起きて、まったく新しいものが生まれる。そういう自由な言論の場を確保しないともうどうにもならない。そのためには、理路整然と舌鋒鋭く政敵を批判するということはもうあまりしなくてもいいんじゃないかと思うんです。そんなことをしても少しも世の中は住みやすくならないから】

具体的に名前は出してませんけど、誰のことを言っているのかなんとなく分かる発言ですよね。

またそんな政治文化になってしまった理由についてもこう書いている。

【日本の政治文化が劣化したというのは、シンプルでわかりやすい解をみんなが求めたせいなんです。正しいか間違っているか、敵か味方か、AかBか、そういうような形で選択を続けていった結果、日本の政治文化はここまで痩せ細ってしまった。】

【今の日本の状況で一番僕が困っていることは、みんながシンプルでわかりやすい単一解を求めているということです。たった一つの「正解」があって、それを「選択」して、そこに全部の資源を「集中」するという「選択と集中」の発想をしたがる。だから、切り口上でまくし立ててくる。「この案に反対なんですか?反対なら、対案を出しなさい。対案なければ黙っていなさい」と。そういう非常にシンプルな問題の設定をしてくる。そのことがわれわれの生き方をとても息苦しいものにしていると思うんです】

この点について、「死刑について」という章にもこんな文章がある。

【世の中には、答えを出して「一件落着」するよりも、「これは答えることの難しい問いである」とアンダーラインを引いて、ペンディングにしておくことの方が人間社会にとって益することが多いことがある。同意してくれる人が少ないが、「答えを求めていつまでも居心地の悪い思いをしている」方が、「答えを得てすっきりする」よりも、知性的にも、感情的にも凄惨敵であるような問いが存在するのである
そういう問いは「喉に刺さった小骨」のように、刺さったままにしておく。そうしているうちに、いつのまにか「小骨」は溶けて、喉を含む身体そのものの滋養となる(ことがある)。】

こういう状況に対して、「気まずい共存」や「ためらう知性」が必要である、という著者の主張は、ゴリゴリに理屈を押し通して議論を展開させながら、意見が異なる人と妥協点を見いだせずに永遠に平行線のままという不毛さよりも、遥かに有益だろうという感じがする。まあ、実践はなかなか難しいのだけど。

他にも書きたいことはたくさんある。マッカーサーは、大統領選挙に打って出るために日本国憲法の起草を急ぎ、そのために「戦争放棄」とバーターで「天皇制の存続」を打ち出したという、加藤典洋『9条入門』の論を借りた議論。日本人が敗戦を否認し続けたことが戦後日本システムの不調だと主張する白井聡『永続敗戦論』をきっかけに、じゃあフランスやイタリアは敗戦をどう総括したのかについて論じる章。相互支援の共同体は、行政の支援からではなく、私人の「もちだし」の総和が「公共」の形を取ることで生まれるのだという話。アヴィシャイ・マルガリート『品位ある社会』をベースに、正義という理想を目指すのではなく、今あるリソースを使ってたどり着ける「品位ある社会」を目指すべきではないか、という話。週刊誌が嫌韓言説を載せたことを謝罪したことについて、「主張するなら腹を括れ」という著者の主張と共に、「処罰されないことが保証された環境下での振る舞いによって人間性が可視化される」という話。などなど、面白い話ばかりだ。しかしそれらについて書くとまだまだ長くなるので、最後に、「仕事はいくらでもある」という話の例として出てきた「鎧の修復」の話を引用して終わろうと思う。

【あと、若い人には仕事は世の中に無数にあるということを伝えたいですね。無数にあるけれど、一つ一つの求人数は少ない。そういう求人情報は若い人たちのもとには届かない。求人と求職をマッチングするシステムがないからです。僕が聴いた話で面白かったのは「鎧の修復」の仕事です。
―鎧の修復者!?それまた随分ニッチな(笑)。
日本の鎧兜って、世界中の博物館、美術館に展覧してあるでしょ。でも、繊維や皮革は必ず経年劣化する。だから、それを定期的にメンテナンスする専門職が要るんです。受注件数はたいして多くないけど、ニーズは安定している。その修復技術の後継者がいないらしいんです。年収2億円ぐらいになるんだけど、誰かやる人いないかなって話を聴きました(笑)。
―そんなに儲かるんですか!
でも、そういう仕事って、「やります」っていう人が3、4人もいたら、それでもうあと何十年かは間に合っちゃうわけですよね。だから、求人広告を出すほどでもない。何かのはずみで聞きつけてきた人がいたら「語円があった」というような話です。刀鍛冶とか能楽師とか、後継者がなくて困っている業種って、いくらでもあります】

面白い話ですね!

内田樹の文章は、仮に主張そのものに共感できないとしても(そういうことはほとんどないけど)、主張に至るまでの論理展開が非常に明快で、それでいて、今まで自分では考えもしたことがなかったような思考展開なので、非常に面白く感じます。平易なのに、なるほどそんな思考の展開のさせ方があったのか、そんな物の見方があったのか、という発見に満ちあふれています。なかなか過激だったり、同意してくれる人が少ない主張もするようですが、仮に共感できる主張が少ないとしても、思考展開に興味を持つことは出来るはずなので、是非読んでみて下さい。

内田樹「サル化する世界」

関連記事

Comment

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

Trackback

http://blacknightgo.blog.fc2.com/tb.php/3922-6dd53f5f

 | ホーム | 

プロフィール

通りすがり

Author:通りすがり
災害エバノ(災害時に役立ちそうな情報をまとめたサイト)

サイト全体の索引
--------------------------
著者名で記事を分けています

あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行~わ行

乃木坂46関係の記事をまとめました
(「Nogizaka Journal」様に記事を掲載させていただいています)

本の感想以外の文章の索引(映画の感想もここにあります)

この本は、こんな人に読んで欲しい!!part1
この本は、こんな人に読んで欲しい!!part2

BL作品の感想をまとめました

管理人自身が選ぶ良記事リスト

アクセス数ランキングトップ50

TOEICの勉強を一切せずに、7ヶ月で485点から710点に上げた勉強法

一年間の勉強で、宅建・簿記2級を含む8つの資格に合格する勉強法

国語の授業が嫌いで仕方なかった僕が考える、「本の読み方・本屋の使い方」

2014の短歌まとめ



------------------------

本をたくさん読みます。
映画もたまに見ます。
短歌をやってた時期もあります。
資格を取りまくったこともあります。
英語を勉強してます。













下のバナーをクリックしていただけると、ブログのランキングが上がるっぽいです。気が向いた方、ご協力お願いします。
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

アフィリエイトです

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
本・雑誌
10位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
和書
7位
アクセスランキングを見る>>

アフィリエイトです

最新記事

サイト内検索 作家名・作品名等を入れてみてくださいな

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

カウンター

2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
17位 長澤樹「消失グラデーション
18位 飛鳥井千砂「アシンメトリー
19位 松崎有理「あがり
20位 大沼紀子「てのひらの父

新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
3位 「街場のメディア論
4位 「デフレの正体
5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
8位 「ゲーテの警告
9位 「メディア・バイアス
10位 「量子力学の哲学

小説以外
1位 「死のテレビ実験
2位 「ピンポンさん
3位 「数学ガール 乱択アルゴリズム
4位 「消された一家
5位 「マネーボール
6位 「バタス 刑務所の掟
7位 「ぐろぐろ
8位 「自閉症裁判
9位 「孤独と不安のレッスン
10位 「月3万円ビジネス
番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)