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齋藤飛鳥を繋ぎ留めるもの

1期生の卒業が続いている。衛藤美彩、若月佑美、絶対的エースの一人である西野七瀬、キャプテンの桜井玲香など、乃木坂の顔とも言えるメンバーの卒業によって、乃木坂46は大きな変化を迎えていると言っていいだろう。

そういう中で、残っている1期生は何を考えているのか。

そう考えた時、やはり僕は、齋藤飛鳥のことを頭に浮かべてしまう。見た目はともかく、内面的には、一般的な意味での「アイドル」には明らかに向いていないだろう彼女を見ていると、「繋ぎ留められている」と印象を強く抱く。これは別に「縛られている」という意味ではない。辞めたいのに辞められないという意味ではない。そうではなく、向いていないのに、何らかの未知なる力によってその場に留まっているように見える、ということだ。

こういう感覚を、他のメンバーに対して抱くことはない。元々僕が齋藤飛鳥のことが好きだから、ということはもちろん理由としてあるだろうが、他のメンバーは、自らの意思で残っているように見える。代表的なのは秋元真夏だろう、映画「いつのまにか、ここにいる」で、「アイドルから卒業というシステムが無くなればいいのに」という趣旨の発言をしていた。彼女は、明確に意思を持って残っている。白石麻衣や生田絵梨花がどうなのかはハッキリとは分からないが、しかし、「卒業のタイミングを図っているのだろう」という印象はある。つまり、「少なくとも今ではない」という意思がそこにはあるように感じられる。

しかし、齋藤飛鳥はどうも違う。もちろん、先述したメンバーと年齢差があることも大きいだろうが、しかし、彼女の言動から、「卒業」という雰囲気を感じることがない。彼女自身も、こんな発言をしている。

【―まずは、映画(※「いつのまにか、ここにいる」)全体の感想から聞いてみた。
私はみんなのことをあまり知らないなって思いました。みんな卒業のことに関して結構話したりはするんです。それって我々は必ず通る道だから。だけど、本当のところでどう思っているのかということを私はまったく知りませんでした。乃木坂46って、年齢が上のメンバーのほうがちょっと子供っぽかったり、無邪気だったりすると以前から思っていたけど、映画の中のみんなの話を聞いたら、ちゃんと考えてるんだなっていうか。自分の考えはまだ足りないんだなって気づきました】「BUBKA 2019年9月号」

ファンの視線をどの程度意識して発言をしているのかは分からないが、この発言を素直に受け取るなら、彼女はまだ「卒業」という言葉が明確に形を結んでいない、と言えるだろう。

しかしその一方で、齋藤飛鳥からは、秋元真夏のような「どうしてもアイドルでいたい」という感覚を感じることもない。乃木坂46に居続ける意思も、辞める意思も、どちらも強く感じない。彼女自身よくインタビューなどで、【私自身は、年が変わるたびに「今年はこれを達成しよう」というようなことを考えない人間です。】「日経エンタテインメント!乃木坂46スペシャル2019」ということをよく言っている。目標や夢を定めない、ということをある種のポリシーにしているのだ。

そんな彼女だからこそ、「繋ぎ留められている」という印象が強くなる。彼女は一体、何に繋ぎ留められているのだろうか?

それは、一言で表現するとすれば、やはり「乃木坂46」ということになる。しかし、その話をする前に、齋藤飛鳥の「過去」に対する考え方を見ていこう。

齋藤飛鳥は、TV番組「アナザースカイ」の中で、「過去は切り捨てていきたいタイプ」と発言していた。確かに彼女には、そういうイメージがある。映画「いつのまにか、ここにいる」で、齋藤飛鳥が成人式と同窓会に出るシーンが出てきて驚いたが、その驚きも、彼女が「過去」というものと関わっているなんて、というものだった。

【一人暮らしを始めてから、もう絶対帰らないって決めたんです。その時、『(地元は)もう要らない』と思っちゃって。乃木坂46ってすごくいい環境だから、そっちだけ見ていればいいやと思ったんです。昔のことはいいやって。】「BUBKA 2019年9月号」

過去を切り捨てていく理由を、こんな風に語っている。

【―齋藤飛鳥は過去にすがることなく生きている。過去というものに愛着が見えない。それが彼女を齋藤飛鳥たらしめているように思える。なぜそうやって生きられるのだろう。
それは、私の過去が美しいものではなかったからっていうのが大きいです。でも、最近になって思うのは、あらゆる場面で、『過去』というワードをすごく耳にするんです。それって気持ちのいいことではないですよね。今の乃木坂46に専念するためには、頭の中に余計なものをごちゃつかせたくないので。私の今までの人生は、早めに脱ぎ捨ててもいいんじゃないかと思っています】「BUBKA 2019年9月号」

この発言においては、彼女は、「過去を切り捨てていくこと」をポジティブなものとして語る。それは、ある種「冷たい印象」を与える振る舞いでもあるのだが、齋藤飛鳥を齋藤飛鳥たらしめている要素であるとも感じられる。「何にもこだわらない」という、ある種の怜悧さみたいなものが、彼女の核として認知されているように思う。

しかし、それは努力によるもののようだ。

インタビューアーに、「これからの乃木坂46は、どうしたって過去の乃木坂46との闘いになる」と問われて、こんな風に返している。

【うーん…本当の本当に正直なところではもちろん私だって過去の乃木坂46は好きだし、過去にすがりたくなる気持ちもすごくよくわかるんです。だから過去と比較されることに対してのしんどさや苦しさはものすごく感じているけど、どうにか見て見ぬ振りをするしかないのかなって。】「BUBKA 2019年7月号」

本来的に彼女は、こういう発言はしたくないはずだ。「過去に囚われている」と認めることは、自分のそれまでのスタンスと食い違うはずだからだ。それでも齋藤飛鳥がこういう発言をするのは、それが「乃木坂46」の話だからだ。

【私が頭を働かせることって、たぶん乃木坂46に関わることに関してだけなんですよ(笑)。ほかに頭の中を何かが占めることって20年間なかったし、今後も影響を受けるのは乃木坂46だし、影響を与えたいと思うのも乃木坂46。今後も何か自分が変わる時があるんだとしたら、必ずそこに乃木坂46という存在は入ってくると思います】「『いつのまにか、ここにいる』パンフレット」

「ほかに頭の中を何かが占めることって20年間なかった」という発言は、なかなかのものだ。恐らく、大げさな発言ではないのだろう。彼女を乃木坂46に繋ぎ留めているものは、乃木坂46という存在そのものだ。

しかし、初めからそうだったわけではない。

【―以前の飛鳥さんって、グループに対してちょっと距離を置いていたところもあったんじゃないかと思うんですよ。ところが、センターを経験してからは責任感が芽生えたような気がしていて。
もちろんセンターになる前も乃木坂46の活動は一生懸命やっていたけど、たしかに何が起こっても他人事みたいな顔をして過ごしていたような気はします。】「『いつのまにか、ここにいる』 パンフレット」

確かにそんな印象はある。僕は、乃木坂46を初期から追っていたわけではないが、僕が乃木坂46を好きになった時点では、齋藤飛鳥はまだアンダーの常連だった。そこまで表舞台に出てくる機会がなく、僕の視界に入らなかった、ということもあるかもしれないが、しかし、「積極性」というようなものを感じるような機会はなかったし、グループ内で欠かせない存在だったということもなかっただろうと思う。

センターを経験したことをきっかけに、少しずつ変わっていったというが、最近また変化を促すようなことがあったという。具体的には触れていないが、

【最近の乃木坂での自分の立ち位置だったり、周りからの見られ方だったりを、考えないといけないなって思う機会が最近ちょっとあったから。
―今までそのことを考えてこなかった?
考えてはいましたけど、考えないようにしていた部分も考えるようになったし、考えてそれを言葉と行動に移すようになりました。】「B.L.T. 2019年7月号」

という発言をしている。これは「乃木坂46」に関しての発言だが、そもそも彼女は、「考える」ということへの意識が変わったのだという。それまでも「考える」ことはやっていたが、【自然とやってはいましたけど、意識的にはやっていなかった】「B.L.T. 2019年7月号」という認識だったという。それが、乃木坂46内の様々な変化をトリガーとして、「意識的に考えて行動する」という風に変わった。その一番の変化が、「発言すること」だ。

【例えば、圧倒的に私は言葉が足りないなと感じたんです。メンバーに対してもスタッフさんに対しても自分に対しても、思っていることを無視しちゃう。見なくていいやって胸の内にしまっちゃうから、それをもう少し表に出してあげる作業は必要だなと思いましたね。】「B.L.T. 2019年7月号」

とはいえ、この「言葉の足りなさ」は、敢えてやっていたことでもある。

【前はもっと考えや言葉が子供だったから、『グループのためにこうします』って言うことすらも、恥ずかしくてあまり言いたくなかったし、言わずに勝手に動きたかったんですけど、なんか今は言えるようになったので、そういうところは大人になったのかなと思いますね】「B.L.T. 2019年7月号」

こういう感覚は、分かるなぁ、と思う。僕も、「やります!」と言ってやるのは、苦手だ。そういう人を見ると、「いやいや、別にその宣言要らんから」と思ってしまう。宣言しようがしまいが、やることは変わらないし、やった結果も変わらない。だったら、そんなこと、わざわざ言う必要ある?と思ってしまうのだ。

しかし齋藤飛鳥は、そういう感覚を乗り越えた、という。先の発言は、そういう意味だ。「言葉の足りなさ」は、「やる気のなさ」ではない。「結果で判断してくれ」という意思の現れなのだ。しかし、それではダメだということに気づいた。それが、「最近の乃木坂での自分の立ち位置だったり、周りからの見られ方」に関係してくるのだろう。

今までは、少なくとも自身の認識においては、自分は乃木坂46の隅っこにいる人間で、自分が何をしようが、隅っこでこちょこちょやってるだけなんだから大した影響はない。たぶん彼女は、本当にそう思っていたはずだ。しかし、立ち位置や見られ方を冷静に考えてみると、どうやら自分は隅っこにいるとは思われていないようだ。真ん中かどうかはともかく、真ん中に近いところにいると思われているらしい。自分ではまったくそうは思わないが、そう見られているんだとすれば、それに相応しい振る舞いをするしかない。そうか、つまりそれは、「やります!」と言う人にならなければいけない、ということなのだな。

というような意識改革が、彼女の中で起こったのだろうと思うのだ。

だから彼女は、発言して行動するようになった。

【―そういった話を踏まえると、ブログで「私が(私たちが)どーんと構えていなくては」と書いていたのは自分に言い聞かせていたことでもありメンバーを鼓舞する意図もあったということでしょうか。
そうですね。グループの未来、自分たちの未来にいちばん不安を感じているのはやっぱり当人なわけじゃないですか。でもそれでファンの人たちと一緒になって怖いとか不安だとか言っていたら誰も応援してくれなくなってしまうと思うから。だったらもうこっちは「これがいまの乃木坂46です!」ってどんと構えていないと受け入れてもらえないというか、見てもらえないだろうなという思いはありました。】「BUBKA 2019年7月号」

もちろん、彼女自身が大きく変わったわけではない。単独センターに選ばれた彼女は、相変わらず不安を抱えている。

【―くだんのブログには、不意に与えられたポジションに怖くなった、みたいなことも書かれていました。単独のセンターはこれで3回目になりますが、それでも今回はいままでと別種の怖さがあったと。
うん、ありましたね。『裸足でSummer』のときも相当怖かったですけど、それとは種類がちょっと違っていて。でも怖さで言ったら今回のほうがぜんぜん大きいです。
―それはどういう類いの怖さなんでしょう?
簡単に言うと『裸足でSummer』は知らないことに対する怖さ、未体験のものに対する怖さだったんですけど、今回はいろいろと知ったうえでの怖さだからより濃いんですよ。乗り越えなくてはいけないものが見えているから余計に。】「BUBKA 2019年7月号」

また、【私は全然引っ張れないんで、そういうつもりはないんですけど】「B.L.T. 2019年7月号」とも発言していて、先頭に立ってグイグイ引っ張っていくようなスタンスに変わったというわけでもない。昔から彼女は、「自分が責任を背負わなければならないとは思っていない」「大所帯のグループだから誰がいなくなっても成立する」という趣旨の発言をよくしていて、その辺りのことも変わっていない。彼女自身は、自分の変化を、

【グループにとって邪魔な存在にはなりたくないじゃないですか(笑)。できるだけ、できるだけ、そう思う人がいなくなるように生きていかないとな、努めないといけない】「B.L.T. 2019年7月号」

と、彼女らしい言い方で表現している。

彼女の変化で、彼女自身がインタビューでよく言っていたことが、「メンバーと喋るようになった」ということだ。

【―(『SingOut!』について)この撮影中に「チームであることの良さ」を実感するような瞬間はありましたか?
最近、ちゃんとみんなとしゃべろうって決めたんですよ(笑)。そうすると意外とみんなしゃべってくれてる…しゃべってくれるというか、みんなが「別に飛鳥に話しかけてもいいんだ!」って思ってくれたみたいで(笑)。だから、今回のMVの撮影ぐらいから他愛もない話をしているところに私もすっと入れてくれるみたいな状況になってきたんです。別になにを話すわけでもないんですけど、なんとなくその空間に一緒にいる機会が増えてきて。】「BUBKA 2019年7月号」

結成から7年も経っているというのに、未だにこんな発言が出てくる辺りが、齋藤飛鳥らしさ、乃木坂46らしさと言ったところだが、確かにこれは大きな変化と言えるだろう。実際、喋るようになったことで、仕事においても変化が感じられるようになったという。

【―そうやってメンバーとコミュニケーションをとることによって生まれた変化はありますか?
たぶん私って、自分のことを客観視して正当に評価したいと思っているんです(笑)。もう8年もやっているから、そういうスイッチの切り替えなんて簡単にできるだろうとどこかで思っていて。歌番組の収録やライブがあってもひとりで準備してひとりで気持ちをつくってきたし、ひとりでカメラの前に立っても笑顔をつくって楽しく歌えるし、ちゃんとアイドルになれると思って今までやってきたんです。でもカメラが回り始める前にみんなと楽しくしゃべったり、リハーサルをしているときにみんなとワイワイふざけ合っていたりすると、自然と普通に笑えるし楽しい気持ちで仕事ができるんですよね。その変化は自分のなかで結構大きくて。「ああ、私だって結局そういう人間なんだ」と思って(笑)。別にひとりで平気だと思っていたけど、周りからちゃんと影響を受けられるし、いままで人としゃべることに対して苦手意識があったから話さないほうが集中できると思っていたけど、やっぱりしっかりコミュニケーションをとったほうが自分も相手も気持ちが上がった状態で仕事に臨むことができるんだと思って。そういう気づきはありましたね。】「BUBKA 2019年7月号」

まあ、当たり前と言えば当たり前の話ではあるのだが、しかし、こういうことを、自分の納得と共にちゃんと理解する、ということは大事だ。繰り返すが、彼女は、昔の自分を手放しているわけではない。

【中学生とか高校生の時って、どこか尖っていた時期はあったから、一人でいるのかカッコいいみたいな。そういうところは通ってきたとは思うんですけど、今はそういうこともありません。人の目にどう写っているかとかを気にすることもなく、単純に一人でいる時間が好きだっていうことです】「BUBKA 2019年9月号」

【お互いに知らないことがないくらい歩み寄ることが美しいっていう認識もあるけど、どこかで自分は自分、あなたはあなたっていう、それぞれの世界を持っていたいなと思っているかもしれません】「BUBKA 2019年9月号」

こういう部分はきちんと残しつつ、自分の中で、ちょっと手を入れられる部分を変えていく。そんな意識は、乃木坂46の外の世界にも及んでいるようだ。

【―個人としての活動も増えていますが、心掛けていることは。
私ひとりだとあまりキャピキャピした感じではないから、乃木坂なのにあまりアイドルっぽくないんですねって言われることが多いんです。それが乃木坂の印象につながってしまうと良くないなって思うので、最近はひとりの現場でも意識的に明るくしようって思っていますね】(CM、映画、2度目の単独センター、20歳…齋藤飛鳥が2018年を振り返る https://news.line.me/issue/a48134f23a9b/464fcebba6fc)

メンバーと積極的に話すようになったことで、彼女自身の中に、新たな気づきが生まれたという。

これまで齋藤飛鳥は、「周りの人に期待しない」というスタンスをずっと貫いてきた。インタビューでも、何度も繰り返し発言していた。僕も、そのスタンスは非常によく理解できるので、トップアイドルとしていくらでも周りの人に何か要求出来る環境において、彼女がそういうスタンスをずっと続けられているということに凄さも感じていた。しかしメンバーと話す経験を重ねることで、「期待しない」が「寄りかからない」という感覚に近いことに気づいたようだ。それによって「楽になった」と彼女はいう。

【期待しないと思っていたときは誰かになにかを与えてもらったときの喜びがすごく大きかったんですよ。期待していないからおのずと与えられたときの喜びが大きかったんですけど、そういう時期を経て、寄りかからないことを意識するようになってからは、もっと小さなことで喜びを感じられるようになったというか。与えるとか与えないとか、そういうことじゃないって思い始めたんですよね。人と関係性をつくっていくうえでそこに気づくことができたのはすごく良かったです。】「BUBKA 2019年7月号」

まさに「影響を受けるのは乃木坂46だし、影響を与えたいと思うのも乃木坂46」である。齋藤飛鳥の意識が乃木坂46に影響を与え、乃木坂46の存在が彼女に影響を与える。そういうフィードバックの関係性にあるからこそ、ある意味で彼女は、「乃木坂46」という環境を離れることを怖がってもいるのだろう。少し話は変わるが、彼女は『読書家の-』という形容詞をつけてもらえることに対して、【実際、読書は好きですけど、私にしたら性格の一部なだけ】「B.L.T. 2019年7月号」と言っている。「性格」という表現は、「意識的にやっていることではなく、自然とそうなっているもの」というニュアンスが込められているのだろう。そして、齋藤飛鳥の発言から僕は、「乃木坂46」という存在もまた、彼女にとって「性格」なのではないかと思う。少なくとも、彼女自身、そう感じているのではないか、と。以前彼女は、

【でも、乃木坂に入ってなかったら本当にどうなってたんだろう?きっとヤバいヤツになってたでしょうね】「別冊カドカワ 乃木坂 Vol.2」

と発言していた。「乃木坂46」という存在が、「齋藤飛鳥という人間」の形成に多大なる影響を与えている、と認識しているということだ。自分が慣れ親しんだ「性格」を手放すことへの怖さもまた、彼女を「乃木坂46」に繋ぎ留めるものかもしれない。

星野みなみはもしかしたら、そういう印象を感じ取っているのかもしれない。

【星野 それに周りに一緒に頑張ってきた子がいなくなっても、飛鳥は最後まで乃木坂46にいるのかなって…。】「BUBKA 2019年7月号」

星野が何を考えてこういう発言をしたのか、インタビュー中ではそれ以上掘り下げられなかったから分からない。しかし、秋元真夏に対してこういう感覚を抱くならともかく、齋藤飛鳥にこう思うということは、何か魂レベルでの乃木坂46との繋がりを感じ取っているのではないか、と思ってしまった。

齋藤飛鳥にとって、星野みなみという存在も、繋ぎ留めるものであるようだ。

【星野 仲の良さということでは飛鳥がいなくなっちゃったら私はもうがんばれない。残ったメンバーでそういうつながりを強くしていけたらいいなって
齋藤 いま私が乃木坂46の一員として活動してるのって、別になにか自分のためというよりはみんなと一緒にいるのが心地よいとか、そういう部分が大きくなってきてるから。だから、そう思ってる相手からそんなふうに言ってもらえるのはなかなか光栄なことです(照笑)】「BUBKA 2019年11月号」

星野みなみとの関係については、今回のテーマにはあまりうまく組み込めないので別の機会に譲るが、「BUBKA 2019年7月号」「BUBKA 2019年11月号」において、お互いがお互いへの想いを語っている。不仲説も囁かれた2人だが、お互いがお互いの凄さを理解し、リスペクトし合っている関係なのだということが伝わるものだった。

【―そういえば先日、星野(みなみ)さんを取材した時に「あまり誰かに相談しないで、影で泣いているタイプだから心配になる。最近は飛鳥が1人でいると、ダル絡みしに行ったりしてます」と話していましたよ。
えー…(目を潤ませながら)
―星野さんはとにかく飛鳥さんをひとりにさせたくないという思いが強いみたいなんです。そのことを考えると、星野さん自身ももっとこのグループで頑張ろうと思えるというようなことを話していました。
わー、これは泣いちゃう…。
―飛鳥さんがなんとなく察知していたようにグループ全体で飛鳥さんを盛り立てていこうという意識はきっとあるんだと思います。
みなみちゃん、最近優しいんですよ。】「BUBKA 2019年7月号」

最近は、アイドルでありながら結婚を報告し、そのままアイドルを続ける、というような、それまでにはないアイドル像も許容されるようになってきた。これからもどんどん、アイドルの形は変わっていくことだろう。その過程で、秋元真夏が望むように、アイドルから「卒業」というシステムが無くなる可能性だってある。しかし、その変化はすぐにはやってこないだろうし、恐らく齋藤飛鳥も、いずれ乃木坂46から卒業することだろう。僕は、そうなった時、魂の部分も、上手く「乃木坂46」から独立できればいい、と思う。繋ぎ留められている内はいい。しかしこれが、「囚われている」に変わってしまったら、齋藤飛鳥にとっても乃木坂46にとっても不幸でしかないだろう。齋藤飛鳥が、自らの「性格」である「乃木坂46」からどのように離れていくのか。注目したいと思う。
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感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

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6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
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