黒夜行

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「蜜蜂と遠雷」を観に行ってきました

【悔しいけど、俺にもわからないよ。あっち側の世界は】

天才になりたい、とずっと思っている。
そう思っている時点で、天才でもないし、天才にもなれない。
そんなことは十分分かっている。
それでも、天才になりたい、という思いは、自分の中にずっとある。

天才にしか辿り着けない地平がある。
天才にしか見えない景色がある。
僕は、それを知りたいと思う。
天才であることの、天才であり続けることのデメリットをすべて引き受けてでも、
それを知ってみたい、と思ってしまう。

だから、「悔しい」という気持ちが、僕の中にも少しだけある。
少しだけ。
映画を見ながら、「悔しい」と感じる場面がちょこちょこあった。

冒頭の引用のシーンもそうだ。
楽器店店主で、父親でもあるコンクール挑戦者が、天才たちの戯れを目にして言ったセリフだ。

同じコンクールに出場する。
そんなレベルにいる者であっても絶望的な差を感じさせるもの。
それはどれほどの経験だろう。
僕には恐らく、一生経験出来ないんだと思う。
それを経験するためには、圧倒的を通り越した絶対的な努力が必要だからだ。
努力して努力して努力して、それでもなお掴めない、辿り着けない、という絶望。
その絶望さえ感じることが出来ない「悔しさ」も、僕の中にはある。

「天才」をどう定義するかは難しいが、
僕は印象として
「いつ何時でも楽しめる人」
「いつでも戦える人」
という印象を持っている。
どちらかであれば、僕は「天才」だと感じる。

【野原にピアノが置いてあれば、世界中に僕一人しかいなくたって、僕はきっとピアノを弾くよ】

楽しめる人は、強い。何故なら、努力を努力と思っていないからだ。他人から見れば圧倒的な絶対的な努力に見えることが、本人には努力でもなんでもない。むしろ、悦びであり、ギフトなのだ。

そういう人間には、勝てない。勝とうと思って勝てる相手じゃない。そういう天才に、僕はどうしても憧れみたいなものを感じてしまうけど、絶対にそうはなれないことは十分に理解しているから、まあしょうがない。

でも、「いつでも戦える人」にはなれるんじゃないか、とちょっと思っている。「天才」ではないが、「いつでも戦える人」にはなれるんじゃないか、と。僕はしばらくの間、そういう方向性を目指している。

高校時代、天才的に頭が良いやつがいた。進学校だったが、学校中の誰よりもずば抜けて頭が良かった。しかも、勉強している気配がない、という男だ。僕は、必死で勉強をして学力を維持していた人間だから、そういう努力を怠れば、戦いの場に出られない人間に落ちていってしまう。しかしそいつは、たとえ勉強からしばらく遠ざかっていたって、ほんの僅かな準備で戦いの場に出られるだろう。本当に、あいつは天才だったなと思う。

ただ、努力を維持し続ければ、いつでも戦いの場に出られる人で居続けることは出来る。

それは確かに、凄く大変なことだ。とはいえ、世の「天才」たちだって、本人がそれを努力だと思っているかどうかはともかくとして、努力を怠ればきっと戦えない人になってしまうだろう。だったら、天才にはなれないかもしれないけど、努力を継続することで、「いつでも戦える人」でありつづける。

今はそんな風に考えている。

【我々が試されているのだ】

本当に、そう言われるような存在に、なってみたいものだ。

内容に入ろうと思います。
10回目を数える芳ヶ江国際ピアノコンクール。国際的にも評価が高まり、若手の登竜門として注目されているコンクールに成長したが、今年はさらに大きな意味合いを持つコンクールとなった。
音楽会の至宝であるホフマンが亡くなった年なのだ。ホフマンを敬愛するものたちが関わるコンクールでは、今年のコンクールに重々しいものを感じている。
それに呼応するかのように、コンクールの応募者のレベルは例年以上であり、近年まれにみるハイレベルな争いとなった。去年の優勝者でも、今年の最終審査には残れなかったんじゃないか、という程のレベルである。
メインで描かれるのは4人。
栄伝亜夜は、幼い頃から天才少女と呼ばれ、中学生の頃には既に自身のコンサートを行っていたが、7年前、母の死を境にピアノが弾けなくなり、コンサートをドタキャン。以後7年間表舞台に出てくることはなかった。今回のコンクールを最後のチャンスと考えており、優勝できなければピアノから離れる覚悟だ。
マサル・カルロス・レヴィ・アナトールは、ジュリアード音楽院期待の星で、ルックスの良さも相まって、既に多くのファンを獲得している。彼は子供の頃、亜夜の近くに住んでいて、亜夜の母親からピアノを教わった。亜夜の背中を追いかけるようにピアノの練習を続けたという彼は、亜夜との久々の再会を喜んでいる。
高島明石は、岩手県の楽器店で働きながらこのコンクールを目指していた。28歳という年齢制限ギリギリでの挑戦ということで、最後のチャンスと捉えている。「生活者の音楽」というものを考え続けていて、ピアノに詳しくない者や子供でも楽しめるピアノを弾けることを目標にしている。音楽だけを生業にしている人間には出せない、地に足のついた人間にしか出せない音を目指して、家族の協力の元、日々の忙しい仕事の合間を縫って練習に励んできた。
そして、風間塵。映画では詳しく描かれていないが、原作を読んだ知識を合わせて紹介する。彼は4歳で養蜂家である父親の都合でヨーロッパに渡り、あちこちを転々とすることになる。そしてホフマンと出会い、彼からもらった無音鍵盤を使って日々ピアノの練習をしている。コンクールで優勝したら父親がピアノを買ってくれる、というのがコンクール出場の理由の一つであり、音楽を学んできた者たちからすればあまりに異端な道のりを歩んできている。彼はホフマンの秘蔵っ子であり、今回の芳ヶ江国際ピアノコンクールに出場するまで、公式にはピアノを弾いた経験がゼロである。予選で彼のピアノを聞いた審査員の意見は真っ二つに割れ、「あんな弾き方、冒涜だ」と言う者もいれば、「とんでもない才能の持ち主だ」という者もいる。議論は紛糾するが、しかし審査員の元に、ホフマンからの直筆の推薦状が届いていることが判明し、現代の評価軸では収まらない彼も、本線へと駒を進めることになる。
ライバルでありながら、それぞれの人生が緩やかに折り重なってく物語の中で、ピアノというものと様々な形で向き合ってきた者たちの苦悩や悦びが描かれていく。コンクールという、勝敗が明確に決する場が描かれる中にあって、仲間や協調と言った物語が織り込まれていく。
というような話です。

原作も良かったけど、映画も良かったです。ただ、どちらが良かったかと言われれば、やっぱり原作の方が良かったかな。
先にその辺りの話をしましょう。

その理由は、大きく分けて2つあります。

1つ目は、僕の個人的な理由で、「僕が音楽の良し悪しがちゃんと分かる人間ではない」ということ。これは、「羊と鋼の森」の映画を見た時にも、同じ理由で難しさを感じた部分でした。

小説の中では、すべてを言葉で説明してくれるので、登場人物たちが弾いている曲を自分で受け取る必要がなくて、著者の描写を受け入れればいい。けど映画の場合、実際そこに音楽を載せることが出来るわけだから、作り方としては当然、言葉による描写・評価は減ります。それは、音楽に素養のある人間にとっては良いことでしょうけど、音楽に素養のない僕には、逆に難しくなってしまう要因となります。

今回の映画でも、2次審査で、宮沢賢治の「春と修羅」をモチーフにした課題曲が与えられますが、その中で、カデンツァという、奏者自身が作曲するパートが存在します。そこでどういうオリジナリティを出していくのか、ということが審査のポイントになるわけですが、やはり音楽ド素人の僕には、「みんな凄いな~」みたいなふわっとした感想しか持てずに、それぞれの違いみたいなものを、言語化出来るレベルで捉えられないな、と感じました。

あと、同じような話ですけど、原作を読んでいる僕は、「風間塵の音楽は、聴衆に衝撃を与える斬新さだ」ということを、知識として知っています。しかし、やはり音楽になってしまうと、自分の感覚としてはそこに辿り着けないんですね。風間塵が、どう斬新なのか、僕自身では受け取れない。これも、言葉で説明してくれれば、「なるほど、風間塵は斬新なんだ!」と分かりますが、実際の音楽だと自分でそれを受け取らなければいけないんで大変だな、と。

音楽が主軸となる映画の場合、この難しさが僕には常につきまといます。

2つ目は、やはり分量の問題があります。原作の小説は、文庫で上下巻に分かれるくらいのかなりの分量があります。それを2時間に収めようとすれば、やはりかなり大きく削っていかなくてはいけません。この映画の場合、演奏シーンは非常に重要なので、ある程度のボリュームを維持せざるを得ません。となると削られるのは、登場人物たちのエピソードの部分、ということになります。

原作を読んでいる身としては特に、風間塵の背景が描かれなさすぎる、と感じました。というか映画では、栄伝亜夜が主人公、というような形で物語が進んでいく感じがあります。それは別にいいんですけど、ただやっぱり原作を読んで、「風間塵」という異形の存在感が物語の重要な核としてあったと感じたので、その部分はあまり描かれていないことは、正直不満に感じました。もう少し、映画が長くなってもいいから、風間塵という人物を深く描き出すような描写があればよかったなぁ、という感じはします。

とまあ、あれこれ書きましたけど、とはいえ凄く良い映画でした。冒頭で少し書きましたけど、やはり「悔しい」と感じる場面がちょくちょくあって、それと関係するのか、別に泣けるようなシーンでもないのに、ちょっとウルッとしている自分がいました。ここまで真剣に、圧倒的に、そして真っ当に全力でいられることって、いいよなぁ、なんて思ったりしました。

観ていて感じたのは、「好き」からは逃れられないよなぁ、ということ。やっぱり、「好き」というのが何よりも強いな、と思わされました。僕自身は、「好き」と感じる対象がほとんどなくて、昔からそこまで強い感情を持てたことがないんで、「好き」と強く思えること、言葉に出して言えることがそもそも羨ましいな、と思ってしまうのだけど、そういうものと出会えている、ということは、もちろん様々な困難との出会いでもあるのだけど、基本的には、凄く羨ましいことだな、と感じます。

物語とは関係ない部分で感じたことも書いておきます。

この映画は、演技にそこまで詳しくない僕の意見でしかありませんが、「演技してるっぽさ」が凄く少ない、と感じました。というか、役者がみんな「自然体」のままカメラの前にいるような、そんな錯覚を抱かせる映画でした。

僕がそう感じたのは、松岡茉優が好きだから、というのもあるかもしれません。僕は結構、松岡茉優が出ている映画とか見るんですけど、この映画の中の松岡茉優は、「松岡茉優のまんま」という感じがしたんです。もちろん、松岡茉優と知り合いでもなんでもないし、だから「松岡茉優のまんま」をそもそも知ってるわけではないんですけど、僕のイメージの中の「松岡茉優」と、この映画の中の「栄伝亜夜」は、ほぼ同じという感じがしました。

で、そういう視点で映画を見始めたからか、他の役者たちも、なんだか演技をしてる感じに見えないっていうか、役者=登場人物みたいな感じがするなぁ、と思えるようになってきました。

さらにその印象を強めたのが、風間塵を演じた鈴鹿央士です。

テレビで見て知りましたけど、この鈴鹿央士というのは、広瀬アリスがスカウトし、この映画で初主演(というか、たぶん役者が初めて)という人物です。そしてその設定が、「蜜蜂と遠雷」の中の「風間塵」という役柄に、非常に重なるんですね。それまで公式にピアノを弾いたことがない、誰にも知られていなかった男が、突然コンクールに出てきて驚くような演奏をする、というのと、これまで演技の経験もなく、大抜擢された鈴鹿央士、というのがダブるんですね。

で、鈴鹿央士の演技がうまいのかどうなのか、僕にはわかりませんけど、でもなんとなく、「すっごい素の感じっぽいなぁ」って思ったんです。松岡茉優と鈴鹿央士の2人から、「演技してないっぽい感じ」を強く感じたので、それもあって、他の役者たちにも同じような印象を受けたのかもしれません。

「栄伝亜夜という名前だけど、松岡茉優がそこにいる」という感覚、そして「登場人物の設定同様、来歴不明の存在として現れ、登場人物同様、肩の力を抜いて楽しげに演技をする鈴鹿央士」という2人の存在が僕の中では凄く際立っていたので、まるでドキュメンタリーでも見ているような感覚でした。もちろん、カット割りなんかが明らかにドキュメンタリータッチではないんで、ドキュメンタリーと錯覚したなんてわけではないんだけど、役者たちの有り様を見ていると、あれ、ドキュメンタリーなのかなこれ、と感じてしまうような瞬間は何度かありました。なんとなく、「物語に触れている感覚」が凄く薄くて、原作を読んでいるから、明らかに物語だと分かっているのに、僕の中でも不思議な感覚でした。

ドキュメンタリーっぽい、という感覚は、恐らく僕の個人的なものだと思いますけど、そういうものを抜きにしても、物語や人間同士のやり取りなどに非常に打たれる作品だと思います。

「蜜蜂と遠雷」を観に行ってきました

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Comment

[9678]

こんばんは。ご無沙汰になってしまいました(^_^;)
相変わらず、通りすがりの読書量(映画も含む)には圧倒されます❗️ この映画は、私も先週見に行きました。実は2週間前にも、、、。同じ映画を2回見るということは、私にとっては珍しいです。ついでながら、原作も再読しました。
時間的な制約があるので難しいでしょうが、通りすがりさんがお書きのように 、それぞれの登場人物のドラマの部分が物足りなかった気がします。でも、原作に忠実に映画化されたなぁとは感じました。音楽のことはサッパリ(汗)でしたが、ピアノにかける想いの強さは、しっかり伝わりました。私は老後の楽しみとして、2年前からピアノ教室に通っています。息子が使っていたピアノがずっと放置されていて「勿体無いなぁ」と思ったのがキッカケですが、この映画を見た日は、珍しく熱心にピアノを練習しました(笑)。同じようにピアノを始めた友達も、そう言っていました。ピアノは難しい楽器ですが、魅力もありますので、面白いです。調律の方が来てくれて、調律が終わった後で、ちょっとした曲を試しに弾いて下さいますが、このピアノがこんな素敵な音を出すなんて…と毎回感心しています。登場人物の中では、松坂桃李さんが演じた高島明石が好きです。アマチュアのピアニストという感じで、本人もそれで良し❗️と思っている点が素敵でした。しかも作曲部門の菱沼賞を受賞しましたよね。恩田さんの「粋な計らい」と思いました。原作のボリュームからすると、それぞれの登場人物についてそれぞれ映画が1本できるくらいでしたね。見る立場からすると、やや辟易かも、、、ですが(^_^;)
そういえば、書店員さんに言うのも憚れますが、この作品のコミック版が出ていますね。それからサイドストーリーの「祝祭と予感」も。こちらは、昨日購入して読みましたが、あれっこれだけ⁉️という感じで、ちょっとガッカリでした。では、ダラダラ長くなりましたので、この辺で。お元気で読書の秋をお過ごしくださいね。

[9741]

お久しぶりです~。コメントありがとうございます!

お、2回観に行ったんですね!良い映画でしたよね。そう、やっぱり、原作をかなり削ってるなぁ、とは思いましたけど、忠実に描いていて良かったな、と。

ピアノは、難しいですよねぇ。今日、学園祭に行った時、駅に誰が弾いてもいいピアノが置いてあって、少年が華麗な音を出してました。ついでにその学園祭の場所にもピアノがあって、初めて調律をしている姿を見ました。おぉ、こんな風にやるんだなぁと、しばらく見入ってしまいました。

高島明石はいいですよね。超絶天才たちによる、常軌を逸した(笑)世界が描かれる中で、彼の存在は非常に身近で良かったですよね。

小説もですけど、コミックも「音」を表現するのが難しそうですね。ただコミックの方が、風間塵の描写をもっと上手くやれそうな気もしますね!

ドラさんもピアノと読書に励んで下さい~

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2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
17位 長澤樹「消失グラデーション
18位 飛鳥井千砂「アシンメトリー
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20位 大沼紀子「てのひらの父

新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
3位 「街場のメディア論
4位 「デフレの正体
5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
8位 「ゲーテの警告
9位 「メディア・バイアス
10位 「量子力学の哲学

小説以外
1位 「死のテレビ実験
2位 「ピンポンさん
3位 「数学ガール 乱択アルゴリズム
4位 「消された一家
5位 「マネーボール
6位 「バタス 刑務所の掟
7位 「ぐろぐろ
8位 「自閉症裁判
9位 「孤独と不安のレッスン
10位 「月3万円ビジネス
番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)