黒夜行

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電気じかけのクジラは歌う(逸木裕)

まったく、凄い物語を書くもんだなぁ。


昔、本で読んで、なるほどそれは面白い、と思った話がある。AIによる創作についてだ。

AIが生み出した創作物には、著作権が発生しない、というのだ。何故なら、正確な表現は覚えていないが、「著作権」というのは基本的に「人格が生み出したもの」というような定義がなされているようだ。で、当然ながら(少なくとも“今の”常識では)、AIには人格は存在しない。だから、AIが生み出した創作物には著作権は発生しない、というのだ。

もちろん今後、社会の中にAIが組み込まれていく過程で、「AI」というものが法律などによって明確に定義されるだろう。そこにはもしかしたら、「人格」的な要素が含まれるかもしれない。例えば、AIが人間を殺害したとする。その行為が、あらかじめプログラムされたものでない、ということが判明すれば、AIの意思によって殺害を行った、ということになる。その場合、その行為の責任は誰にあるのか?これは、自動運転などにおいても既に議論に上っている話だが、開発者に責任がある、と定められた場合、AIは間違いなく社会に浸透しない(そんなリスクを企業が負うはずがない)。とすれば、AIが社会に組み込まれている、ということは、「AI自体」か「AIの使用者」に責任が及ぶ、としなければならないだろう。「AIの使用者」に責任を負わせても、恐らく社会にAIは広まらないだろうから、そうなると、「AI」に人格を認め、「AI自体」に責任を取らせる、という流れが生まれる可能性もゼロではないだろう。そうなれば、AIによる創作物も、著作権が発生することになるだろう。

AIというのは、人間と共存することを考える時に、激しく問題を引き起こす。

例えばそうでない場合について考えてみる。これも以前本で読んで、なるほどと思った話だ。

世界中で真剣に、地球外生命体の探索というものが行われている。確か「SETI」とかいうプロジェクト名だったと思うのだけど、それは、宇宙のある方向に向かって、知性のある生命体であれば読み解けるに違いないメッセージを送り、返信を待つ、というものだ。どの方向にメッセージを送信しているのかといえば、それは「ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)」のある方向だ。それがどんな生命体であれ、こういう条件下でなければ存在し得ない、という要素が様々挙げられており、それらを満たす領域を「ハビタブルゾーン」と呼んでいる。そして、その「ハビタブルゾーン」であれば知的生命体が存在する可能性があるだろう、ということで、その方向に向けてメッセージを送っているのだ。

しかし、人工知能の本に面白いことが書かれていた。進化した生命体であれば、恐らく間違いなくAIを開発しているはずだ。そういう生命体が存在するなら、惑星探査をAIにやらせているだろう。何故ならAIは、電力さえあれば食料や水がなくても活動可能だし、電力は太陽光から永遠に取ることが出来るから、宇宙探査には最適なのだ。知的生命体が、大量のAIを宇宙探査に送り込んでいて、通信可能な領域に、AIだらけの星があってもおかしくない、とその本の著者は主張する。

で、そのAIだらけの星は、「ハビタブルゾーン」に存在する必要はないのだ。だったら、「ハビタブルゾーン」以外の場所にメッセージを送っても返信が返ってくる可能性はあるのではないか、という話だった。

これは、AIと人間が関わらない(関わる前の)話だ。だから、特段問題にならない。しかし、AIと人間が関わると、途端に問題が大きくなる。

AIは今様々な領域で使われているだろうが、将棋の世界ではかなり早くからAIが使われていた。何故なら、AIを進化させるためには、入力データが揃っている必要があるのだが、将棋の世界には「棋譜」といって、棋士たちがどう指したかという記録が、それこそ江戸時代とかのものまで残っていたりする世界だ。ルールが明確に存在し、入力データが揃っているという意味で、AIの実力を試す場として将棋というのは非常にやりやすかったのだ。

そして今、将棋のAIソフトは、プロ棋士を追い抜いたと言われている。プロ棋士たちも実際、AIソフトを練習に取り入れていて(取り入れていない棋士も当然いる)、棋力向上に役立てている。

さて、そんな風にAIと将棋は相性が良かったこともあって、羽生善治がAIの世界と関わる機会も多かった。何かの本で読んだのだけど、羽生善治がこんな風に聞かれた場面がある。

「AIが、将棋のすべてのパターンを解析して、すべての指し手に対して正解/不正解が判定できるようになってしまったら、棋士たちはどうしますか?」

この質問はつまり、将棋というのはルールがはっきりあるんだから、理論的にはすべての駒の動かし方を解析して、どういう場合だったらどっちが勝つということが解明できる。そうなってしまえば、勝ち負けを決するために将棋を指す必要がなくなる(ある程度まで指せば、その後の展開はすべてAIが解析済みだから、勝敗が判明してしまう)。それでも棋士は将棋を指すのか、というような質問だ。

それに対して羽生善治は、非常に面白い回答をしていた。

「大丈夫です。桂馬がちょっと横に飛ぶみたいに、ルールを変えちゃえばいいんです」

なるほどなぁ、と思った。駒の動かし方をちょっと変えるだけで、将棋の指し方は大幅に変わるし、それまでの計算がすべて無意味になる。そうやって、仮にAIにすべて計算されたとしても、ルールをちょっと変えてしまえば予測不能になる。羽生善治はそんな回答をしたのだ。

また、誰の発言だったかも忘れてしまったが、同じように質問されたプロ棋士が、こんなような返答をしていたことも思います。

「将棋の面白さは、人間がミスをする点にある。ミスをしないAI同士の対局を見ていたって何も面白くない。だから、ミスをする人間が将棋を打っている、ということを面白がってもらえている内は、将棋界はやっていける」

これもなるほど、と感じました。一気に話は呼びますが、最近「<レンタルなんもしない人>というサービスを始めます。」という本を読んだ際に、「ミスをする人間」の話が出てきた。<レンタルなんもしない人>というのは、その場にはいるが、簡単な受け答え以外何もしない、という人間を無料でレンタルするというもので、その様々な利用法が面白く、世の中には様々な需要があるのだな、と感じさせられたが、<レンタルなんもしない人>への依頼に、

「朝6時に「体操着」とDMを送ってください」

というものがあったという。これは、現代であればリマインダー的なサービスがあるんだからそれを使えばいいはずだ。しかし、リマインダーはミスをしない。一方、人間はミスをするかもしれない。<レンタルなんもしない人>が朝6時までに起きられないかもしれないし、起きられたとしてもDMを送ることを忘れているかもしれない。しかしそういう「ミスをする人間」が、ミスせずに何かを行う、ということに価値を感じてもらえているのではないか、というような考察があって、なるほどそれは面白い指摘だ、と感じた。ミスをしない、ということがAIの一つの大きな利点ではあるが、しかし、そういう要素が世の中を席巻すればするほど、「ミスをする人間」の、その「ミスをする可能性」みたいなものに逆説的な価値が生み出されるのかもしれない、と思わされた。

こんな風に現代は、「AIが存在するという前提の世の中をどう生きるか」という、かつてない問いにさらされている時代である。僕らが生きている現代においては、まだAIは未熟だ。ルールの決まった単純作業は得意だし、また、ルールを言語化することは出来ないけどある程度の統一感みたいなものがあるものの場合、深層学習という方法によってAIがそのルールを“体感的”に理解し、ある程度のものであればその言語化出来ないはずのルールに則ったものを出力できるようにはなっている。

しかしまだ、「創作」という領域において、AIが人間の能力を上回っている、という事例は存在しないはずだ。

本書は、その「創作」という領域においてAIが人間の能力を遥かに上回ってしまった世界を描いている。

【自分が作る程度の曲は人工知能で簡単に作ることができるいま、自分が曲を作る意味が、あるのだろうか。作る前からそんなことを考えて、作りはじめるところまでも行かない】

僕らは、世の中の様々な創作物に対して「良い/悪い」の判断を下す。そしてその理由は、感覚的なものでしかない。もちろん世の中には評論家と呼ばれる人たちがたくさんいて、そういう人たちが、様々な創作物に対して、「何故良いのか/何故悪いのか」という理由を言語化してはくれる。しかし、いくらそうやって言語化することが出来ても、評論家は良いものを創作することは出来ない。あくまでも、出力されたものを評価することしか出来なくて、「良い」と評する理由がいくら言語化できようとも、それを以って創作に活かすことは難しい。

だからこそ今はまだ、「創作」というのは、人間が勝っている。センスや感覚、経験、そういったものが絶妙に組み合わさることでしか生み出されない、と考えられている。

しかしそれもどんどん変わっていくだろう。実際、確かもう既に、自動作曲するAIは存在するんだったと思う。そのAIが、本書で描かれる「Jing」ほど広まっていないのは、人間がまだ、人間が作った曲の方が良いと判断している、ということだろうが、正直、時間の問題ではあるだろうと思う。

AIが、人間の感性を突き刺す創作物を生み出せるようになったら、どうなってしまうのか。

【客が何を聴きたいのか、俺にはもうよく判らないんだ。(中略)俺は俺のいいと思うものを作れればいいと思っていた。だが、成功している名塚を近くで見ていると、よく判らなくなった。違うものを作ったほうがいいのか?今度はこっちか?やっぱりこうか?そんなことをやっているうちに、自分の音楽が聞こえなくなってきた。無理やり作り続けているうちに、自分は何がいいと思っているのかすら、よく判らなくなった。そうこうしてるうちに、人工知能が曲を作るようになった。もうわけが判らねえよ。いまの世界は、作曲家にとってつらすぎる。こんな世界を相手に何を出していけばいいのか、俺にはもう判らないんだ】

【作曲家って、表現したいものがあるから表現するんですよね?それなのに『Jing』ができない曲をやろうとするなんて、本末転倒じゃないですか】

僕自身は何かを創作するような人間ではないから、この感覚がきちんと理解できるかといえば、理解はできない。僕には「表現したいもの」は特にないし、「自分が作りたいと思うもの」も別にない。しかし、そういう感覚がある人には、相当辛いだろう。

【普通の作曲家が普通に作れる曲は、もう『Jing』で再現することができる。となると、作曲家はふたつの選択肢しかない。『Jing』で再現できることを承知で普通の曲を作るか、それを徹底的に避けるかだ。だがそれをやると、前者は聴かれず、後者は多少聞かれるかもしれないが鍋を叩くような珍曲になってしまう。
その限界を超えられるのは、名塚のような天才だけだ。まだ世界になく、それでいて普遍性も伴った楽曲。ごくごく限られた天才ならば、こんな環境でも作曲家でいられる。】

歴史上、「文字」というのは“必要”から生まれたはずだが、「音楽」というのは“必要”から生まれたわけではないはずだ。無ければないで良かったはずのものだが、しかし有史以来、恐らく「音楽」というものが存在しなかった時代はないのではないか。これは絵なども同じで、そういうプリミティブな芸術全般というのは、ある種「人間」という存在を他の動物から区別するような性質のものであるようにも感じる。あらゆる芸術が“商業”に飲み込まれているとはいえ、やはり何らかの“衝動”からしか生まれ得ないはずの芸術が、AIという技術革新によって、“衝動”という最も本質的だったはずのものを抜きにして生み出される時代が、まだ到来してはいないが恐らく近いうちにやってくるだろう。そうなった時、“衝動”抜きで再現された芸術作品にどんな価値を見出すことが出来るだろうか。

【天才以外は生き残れない戦場にいたら、殺されるだけだ】

内容に入ろうと思います。

都心では自動運転が整備され、無人のコンビニが急増している、そんなAIが社会の中に着実に組み込まれている近未来が舞台。この世界には、『Jing』と呼ばれる作曲アプリが存在する。自分が気に入った曲を数曲入力すると、それらの構造を解析して複数曲作曲してくれ、それらからさらに自分のお気に入りの曲を選ぶことで、さらに精度を上げることができる。今は、ユーザー一人一人が、自分が気に入る自分のための曲を『Jing』に作ってもらう世の中であり、作曲家と呼ばれる人種はほぼ絶滅した。
学生時代から作曲にのめり込み、天才・名塚楽と『心を彩るもの』という特殊なバンドを組んでいた元作曲家・岡部数人は、今「検査員」という仕事についている。『Jing』を開発したクレイドル社から外注のような形で雇われている。「検査員」というのは、ただ音楽を聴く仕事だ。これまでも自動作曲のソフトは存在したが、「人間がどういう曲を良いと感じるのか」というデータを入力することが非常に困難だった。しかし『Jing』はその点を乗り越えてトップランナーとなった。『Jing』には、岡部のような「検査員」と呼ばれる人に様々な音楽を聞かせた時の脳波などのデータを入力している。様々な「検査員」のデータを入力することで、こういう曲であれば人間はこういう反応をする、というデータが蓄積されることになり、それが『Jing』の作曲の根幹を支えているのだ。
ある日岡部は、衝撃的なニュースに触れる。盟友である名塚が自殺した、というのだ。『心を彩るもの』を解散してからほとんど会っていなかったが、状況を知ろうと家へと向かう。そこには、「カイバ」と呼ばれているシール状の記録媒体に保存される形で、名塚の最後の曲が残されていた。様々な状況から、名塚らしくない部分を感じた岡部は、名塚の死を調べ始めるが、その直後驚くべきことが起こる。なんと名塚から、自分の指をかたどったオブジェが送られてきたのだ。
名塚の秘書だった渡辺絵美子、名塚の従妹でワケありのピアニストである綾瀬梨紗、『心を彩るもの』のメンバーだった益子孝明、『Jing』の開発者で伝説的な存在である霜野鯨…。名塚の死を契機に、それまで関わりのなかった者、関わりが薄くなっていた者たちと接するようになった岡部。名塚の死の真相は謎のまま、名塚が遺した曲の続きが発表されたり、梨紗との関係が進んだり、決別状態だった益子と関わるようになったりと、岡部の身辺は慌ただしい。
『Jing』が席巻する世の中においても、ある種のプレミアとして称賛を浴びていた名塚の死は一体何を意味するのか。そして『Jing』は、「音楽の創作」を殺したのか?「創作の衝動」は人間に何をもたらすのか。近い将来、確実にやってくる未来をリアルに描き出す一冊。

メチャクチャ面白かったなぁ。僕自身は、音楽に詳しくないし、音楽活動に携わったこともないのだけど、「AI」と「創作」という領域への関心は凄くあるし、その中で「人間であるとはどういうことか」という哲学的な展開も見せる本書は、非常に読ませる一冊だと感じました。

「AI」と「創作」ということについて、森博嗣が著作(小説ではなく新書)の中で書いていたこんな趣旨の文章が記憶にある。

「いずれ人工知能が小説を書く時代がやってくるだろうけど、恐らくそうなっても、人間が書いたと発表するだろう」

これは非常に示唆的だなと思う。そしてこの点に関して、世の中の多数派がどう判断するかで、世の中の動きは変わってくる、と思う。

『Jing』は明らかに「AIが作った」ということが受け手側に伝わるものだ。そしてその「メタ情報」は、受け手にどんな影響を与えるのか。

例えば、「AIが寿司を握る」ということについて考えてみる。AIがお客さんの目の前で握った寿司を提供する場合、「寿司を食べる」ということへのある種の“感動”は減るのではないかと思うのだ。そして恐らくそのことは、味覚にも影響する。人間は、舌でも食べるが、脳でも食べているからだ。

しかし、AIはお客さんの前におらず、舞台裏で握り、そしてそれを「人間が握った」として提供する場合、ある種の幻想みたいなものが保たれ、それは味覚にも影響するように思うのだ。

そしてこの理屈が、音楽や他の芸術に当てはまるのかどうか、ということが問題だと僕は感じる。

音楽が、「脳への刺激」という要素しかないのであれば、誰が作った曲であろうが受け取り方は同じだろう。しかし実際には、「歌っているのが誰なのか」や「作り手のプロフィール(亡き母のために作った、など)」によって受け取り方が変わる。

その最たる例が、佐村河内守事件だろう。耳が聞こえない作曲家として一世を風靡したが、ゴーストライターがいたと指摘され評判は一気に落ちた。あの時、不思議に思ったものだ。提供されている歌は、佐村河内守が嘘つきだと判断される前も後も同じだ。しかしその前後で、曲の受け取り方は大きく変わったはずだ。であれば、曲そのものではない要素も、曲の受け取り方に大きな影響を与えることになる。

AI同士による将棋の対局があまり面白くないのは、人間同士の対局にある「人間にここまでの思考が出来るのか!」という驚きがないからだと思う。同じように考えれば、作曲も、「人間にここまでのことが出来るのか!」という要素こそが、「創作」と呼ばれるものの最後の砦なのではないかと思う。というか、思いたい。そして、そう感じる人間がどのぐらいいるかによって、「AI」と「創作」の未来は決するだろう、と本書を読んでて感じた。

本書では、「AIが作曲する世の中」を舞台に、様々な葛藤が描かれていく。ある人は、人間が作曲することに意味などあるのかと悩む。ある人は、AIが作った曲を弾くだけの仕事(「弾き師」と呼ばれる、『Jing』で作った曲を実際に演奏してくれる仕事のこと)に価値はあるのかと煩悶する。ある人は、曲を生み出すことに価値があるのか、曲を届けることに価値があるのかと懊悩する。そしてある人は、どうやっても消せない欲望をどう実現すべきかに頭を悩ませている。

創作をする人たちは元々、「創作の悩み」を誰もが抱えているだろうと思う。何もないところから何か新しいものを生み出していくことは悩みの連続だろう。しかし、それがあるからこその創作であり、そこに障害がないとするならば、創作というものに価値などないといえるかもしれない。

しかし本書で描かれている悩みは、その「創作の悩み」以前の問題だ。「創作」という領域に足を踏み入れるべきか、留まるべきか、という点での悩みなのだ。しかも、「創作の悩み」という共通項はあるが、本書で描かれるそれぞれの悩みはやはり個別的なものであり、共闘できるものではない。しかし、それらの、ある意味でバラバラの悩みが、全体の大きな物語の中で見事に収斂していく。霜野鯨という“狂人”にすべてのベクトルが集まっていく展開は見事だし、主人公の岡部を中心とした様々な人間関係が、メチャクチャに翻弄されていく過程は面白い。

詳しく書かないが、本書に【伴奏者】という単語が出てくる箇所がある。これはある意味で、本書で投げかけた大きな問いに対する答えだと思う。AIが作曲する世界で、人間が作曲することにどんな価値があるのか、という問いの答えとして著者が導き出した【伴奏者】という答えは、これからの世の中の大きな流れを予言するものでもあるだろうなと思う。

【人間は何かをしなければいけないという確信があれば、どんなことでもする。文字通り、どんなことでもだ。死ぬことくらいなんでもない】

具体的には書かないが、ある場面で登場するこのセリフに共感できる人は、たぶんそう多くないんじゃないかと思う。しかし、これを薄めて薄めて薄めた感情は、きっと誰もが持っている。AI時代は、僕らが薄く持っているに過ぎなかったこういう感覚を増幅させてしまうということなのだろうか?そうだとしたら、AIが組み込まれていく社会において、誰が「豊かさ」を享受出来ることになるのか、という新しい問題も浮かび上がるなぁ、と思う。

逸木裕「電気じかけのクジラは歌う」

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