アイドル、やめました。AKB48のセカンドキャリア(大木亜希子)
【私はずっと、アイドル時代の経験をどのようにして成仏させたらよいのかわからなかった。“元アイドル”という大きな十字架を背負うことが、誇りであると同時に大きなコンプレックスだった。】
著者が冒頭でそう書いている。そう、著者自身が、まさに「AKB48のセカンドキャリア」を経験した人なのだ。
著者は、10代から女優として活動し、その後SDN48の2期生オーディションに合格、2012年に“一斉卒業”という形になるまでアイドルを続けた。
アイドル時代から彼女は、卒業後のことが不安だったという。
【しかし、グループが躍進する一方で、私は「卒業後どのようなキャリアを歩めばいいのか」という不安に常にかられていた。
それには理由があって、まず、ライバルが多すぎる。SDN48は当時、1期生と2期生合わせて37名の女性が在籍していた。この中で、自分が抜きん出た存在になるのは難しいだろうなと予感した。
また、アイドルという職業は、ビジュアルや体型、ステージ上のセンス、華やかさ、どれか1つでも秀でていたら必ず売れる―といった確証など“ない”ことにも気がついていた。正直に言えば、「私のほうが可愛い」と思うようなメンバーに人気を追い越される瞬間も多々あった。】
アイドルとして人気が出れば、その後芸能人として残ることが出来る可能性が高まる。しかし、そうなるのはとても難しい。であれば、卒業した後、何かアイドルや芸能人とは違った道に進まなければならない。
これはアイドルというもののある種の宿命である。
【しかし以前として私は過去の栄光にすがりつき、昼は地下アイドル、そして、夜は「仕事に繋がるかもしれない」という思いから、業界の食事会に顔を出す生活を続けていた。
「君は、どんな仕事をしているの?」
当時、食事の席で初めて会う人からこんな質問をされた時は、
「元48グループのアイドルです」と答えてしまう自分がいた。
それはすでに“過去の職業”であるというのに、今の自分に自信がないからこそ、そう言っていたのである。
元アイドルという呪縛を、自分自身で勝手にかけていたのだ。
誰も悪くないのに、なぜか毎日が非常にしんどかった】
これは、状況としては非常に“怖い”なと思うけど、しかしアイドル(やモデルなどの類の仕事)を経験すれば、こうなってしまうのも仕方ないのだろうな、という感覚もある。
僕は、乃木坂46が好きで、僕なりに追っている。初期から好きだったわけではないから、最初期にはいたけど既に卒業しているメンバー、というのもいる。また、僕が乃木坂46を好きになってから卒業したメンバーもいる。その後の動向については、時々ニュースで見かけることはある。「元乃木坂46のメンバーが~」というような記事だ。それで、なるほど今こういうことをしているのか、と知ることもある。しかし大抵は、何をしているのかよく知らない。乃木坂46という超人気グループの、しかも割と人気絶頂期に辞めていったメンバーであっても、芸能界から去る以上、何らかの仕事をしなければならないだろう。確かにそういう場合、どういう考えで、どんな選択をするのか、というのは興味深いなと思って本書を読んでみた。
ちなみに著者自身は、こういう経験があるという。
【その時期(※アイドル卒業後)、顔を隠すようにして清掃員の単発アルバイトにも勤しんだ。単純に、芸能活動だけでは生活費が足りなかったからである。
奇しくも熱心なSDN48ファンの方と、清掃先のオフィスなどですれ違うこともあったが、清掃員の格好をする私に、向こうはまったく気がついていない。こちらは握手会で何度も会っているため、彼の顔がハッキリとわかるというのに】
なかなかすごい世界だなと思う。こういう経験をしている著者だからこそ、他の元AKB48メンバーからも話を引き出せる、という部分もあるだろう。
本書では、8人の元アイドルが描かれる。AKB・SKE・NMB・SDN・HKT・AKBカフェっ娘と、様々なグループにいた面々に取材をしている。構成としては、生い立ちやアイドルになるきっかけ、アイドル時代の大変だったこと、辞めるに至る決断とその後の進路という、まあオーソドックスなものだ。それぞれの人生に、決して分かりやすい波乱万丈さがあるわけではない。アイドルを目指すという生き方に付きものの大変さや、アイドルを目指しているわけではなかったけどひょんなことからという展開も、まああるよねという感じだった。
何が言いたいかというと、取り上げられている個々人のエピソードの面白さで読む本ではない、ということだ。
僕は、本書で取り上げられている人のことは誰も知らなかったが、それでも本書はなかなか面白く読めた。それはやはり、「同じく元48グループのアイドルだった著者が取材をしている」というそのリアリティ込みで読んでいる部分があるからかなぁ、と思う。8人それぞれがどの程度、「同じ境遇の人だから喋りやすい」と思って取材を受けたのかは分からないけど、恐らくそういう部分は少なからずあるだろうと思う。普通の人が普通に取材に行ってどこまで聞き出せるものなのか分からないし、そもそも本書の8人は著者でなければ取材を受けなかったかもしれない。著者が「元アイドル」だということがどれほどプラスになっていたか分からないけど、少なくとも僕は、「元アイドルが元アイドルに色んな質問をしてこういうことを聞き出しているのだ」という裏側を含めて、本書は面白いと感じた。
とはいえ恐らく、著者が「元アイドル」であることは、マイナスもあるだろう。自分が同じ経験をしているからこそ、「ここまで踏み込んだらマズイ」と思って聞けない部分もあるんじゃないかと思う。本書では、「アイドルから今の仕事になったことに意味はあるか?」というような質問をぶつけているが、それに対する返答を「元アイドル」の人間にする、ということの難しさみたいなものもあるんじゃないかなと思う。そういう部分も含めて、きっとマイナスもある。そして、著者が「元アイドル」であることが取材においてはマイナスにもなりうる、ということも含めて、本書の面白さと捉えてもいいのかな、と思っている。
8人それぞれの個別の話には触れないが、「アイドルという経験」をそれぞれがどう捉えているのかという感覚はなかなか面白いと思う。アイドルの経験の中でやりたいことが見つかった人もいれば、アイドルで身体もメンタルも鍛えられたお陰で今辛い状況でも乗り越えられるという人もいる。元々やりたいことがありながらひょんなことからアイドルになり、しかしやはり元の夢を追うことを決断した、という者もいる。それぞれが、それぞれの形で「アイドル時代の経験」を昇華している。
また、こんなことを言う人もいる。
【思わず私は、仕事への情熱を語る早紀さんに向かって、「アイドルの経験が生きているんですね!」と言ってしまった。その不屈の精神は、アイドル時代に培ったものだと思ったからだ。
だが、彼女はこの質問に微笑みながらも違和感を示した。
「もちろん経験は活かされているとは思いますが、大切なのは、『今』ですから。アイドル時代と無理にリンクさせるのも違うのかなって、最近思い始めました」】(元NMB48 河野早紀)
また、こういう人もいる。
【取材の最後、私は彼女にこんな質問を投げかけてみた。
「バーテンダーになってよかったと思いますか?」
すると、彼女はしばらく考えてからこう言った。
「なんとも言えないです(笑)。やっぱり今はバーテンダーになってよかったなって思いますけど、AKBに入りたかったなって気持ちもあるし、もしも入れていたら全然違った人生を歩んでいたと思うので。今の人生を最高だと思っていますが、もしかしたらほかの道もあったかもなっていうのは、ずっと心のどこかにはありますね」】(元AKBカフェっ娘 小栗絵里加)
本書を読みながら、僕は、「夢を追う」ということについて考えていた。夢は、大きなものであれば叶わないことの方が多いし、「夢が叶った」という状態にも大きな程度差がある。「アイドルになる」という夢は、それぞれのグループに入ることで達成されてはいるが、そこからさらに人気を獲得して生き残らなければならないし、それをやり続けられなければ「アイドルになる」という夢は実現しきれていないことになる。そういう、「実現しきれていない」というものまで含めれば、「夢はなかなか叶わない」ということになるだろう。
しかし本書を読んで感じることは、「夢を追う」という行為そのものが何らかの意味を持つ、ということだ。少なくとも、本書で取り上げられている8人についてはそうだ。もちろん、「元アイドル」で、卒業後のキャリアをうまく築けなかった人もいるだろうし、そういう人は本書のような本でも取り上げられることはないし、仮に声が掛かっても本人は取材に応じないだろう。そういう人の声がなかなか表に出にくい、という意味で、【「夢を追う」という行為そのものが何らかの意味を持つ】という主張にも弱さはある。とはいえ、「どうせ叶わないんだから夢なんか追ってもしょうがない」ではなく、「叶わないかもしれないけど、『夢を追う』という行為そのものが何か意味をもたらす」と思えれば、少しは夢を追う力になるだろう。そしてそれは、「どうせ叶わないんだから夢なんか追ってもしょうがない」と考える人にも、何かグサリと突き刺すものがあるだろう。
文章は、そこまでうまくないなぁ、と感じてしまう部分もあったが、著者も対象者も「元アイドル」である、という本書のスタイル全体も含めて、本書はなかなか面白く読ませる本じゃないかなと思う。
大木亜希子「アイドル、やめました。AKB48のセカンドキャリア」
著者が冒頭でそう書いている。そう、著者自身が、まさに「AKB48のセカンドキャリア」を経験した人なのだ。
著者は、10代から女優として活動し、その後SDN48の2期生オーディションに合格、2012年に“一斉卒業”という形になるまでアイドルを続けた。
アイドル時代から彼女は、卒業後のことが不安だったという。
【しかし、グループが躍進する一方で、私は「卒業後どのようなキャリアを歩めばいいのか」という不安に常にかられていた。
それには理由があって、まず、ライバルが多すぎる。SDN48は当時、1期生と2期生合わせて37名の女性が在籍していた。この中で、自分が抜きん出た存在になるのは難しいだろうなと予感した。
また、アイドルという職業は、ビジュアルや体型、ステージ上のセンス、華やかさ、どれか1つでも秀でていたら必ず売れる―といった確証など“ない”ことにも気がついていた。正直に言えば、「私のほうが可愛い」と思うようなメンバーに人気を追い越される瞬間も多々あった。】
アイドルとして人気が出れば、その後芸能人として残ることが出来る可能性が高まる。しかし、そうなるのはとても難しい。であれば、卒業した後、何かアイドルや芸能人とは違った道に進まなければならない。
これはアイドルというもののある種の宿命である。
【しかし以前として私は過去の栄光にすがりつき、昼は地下アイドル、そして、夜は「仕事に繋がるかもしれない」という思いから、業界の食事会に顔を出す生活を続けていた。
「君は、どんな仕事をしているの?」
当時、食事の席で初めて会う人からこんな質問をされた時は、
「元48グループのアイドルです」と答えてしまう自分がいた。
それはすでに“過去の職業”であるというのに、今の自分に自信がないからこそ、そう言っていたのである。
元アイドルという呪縛を、自分自身で勝手にかけていたのだ。
誰も悪くないのに、なぜか毎日が非常にしんどかった】
これは、状況としては非常に“怖い”なと思うけど、しかしアイドル(やモデルなどの類の仕事)を経験すれば、こうなってしまうのも仕方ないのだろうな、という感覚もある。
僕は、乃木坂46が好きで、僕なりに追っている。初期から好きだったわけではないから、最初期にはいたけど既に卒業しているメンバー、というのもいる。また、僕が乃木坂46を好きになってから卒業したメンバーもいる。その後の動向については、時々ニュースで見かけることはある。「元乃木坂46のメンバーが~」というような記事だ。それで、なるほど今こういうことをしているのか、と知ることもある。しかし大抵は、何をしているのかよく知らない。乃木坂46という超人気グループの、しかも割と人気絶頂期に辞めていったメンバーであっても、芸能界から去る以上、何らかの仕事をしなければならないだろう。確かにそういう場合、どういう考えで、どんな選択をするのか、というのは興味深いなと思って本書を読んでみた。
ちなみに著者自身は、こういう経験があるという。
【その時期(※アイドル卒業後)、顔を隠すようにして清掃員の単発アルバイトにも勤しんだ。単純に、芸能活動だけでは生活費が足りなかったからである。
奇しくも熱心なSDN48ファンの方と、清掃先のオフィスなどですれ違うこともあったが、清掃員の格好をする私に、向こうはまったく気がついていない。こちらは握手会で何度も会っているため、彼の顔がハッキリとわかるというのに】
なかなかすごい世界だなと思う。こういう経験をしている著者だからこそ、他の元AKB48メンバーからも話を引き出せる、という部分もあるだろう。
本書では、8人の元アイドルが描かれる。AKB・SKE・NMB・SDN・HKT・AKBカフェっ娘と、様々なグループにいた面々に取材をしている。構成としては、生い立ちやアイドルになるきっかけ、アイドル時代の大変だったこと、辞めるに至る決断とその後の進路という、まあオーソドックスなものだ。それぞれの人生に、決して分かりやすい波乱万丈さがあるわけではない。アイドルを目指すという生き方に付きものの大変さや、アイドルを目指しているわけではなかったけどひょんなことからという展開も、まああるよねという感じだった。
何が言いたいかというと、取り上げられている個々人のエピソードの面白さで読む本ではない、ということだ。
僕は、本書で取り上げられている人のことは誰も知らなかったが、それでも本書はなかなか面白く読めた。それはやはり、「同じく元48グループのアイドルだった著者が取材をしている」というそのリアリティ込みで読んでいる部分があるからかなぁ、と思う。8人それぞれがどの程度、「同じ境遇の人だから喋りやすい」と思って取材を受けたのかは分からないけど、恐らくそういう部分は少なからずあるだろうと思う。普通の人が普通に取材に行ってどこまで聞き出せるものなのか分からないし、そもそも本書の8人は著者でなければ取材を受けなかったかもしれない。著者が「元アイドル」だということがどれほどプラスになっていたか分からないけど、少なくとも僕は、「元アイドルが元アイドルに色んな質問をしてこういうことを聞き出しているのだ」という裏側を含めて、本書は面白いと感じた。
とはいえ恐らく、著者が「元アイドル」であることは、マイナスもあるだろう。自分が同じ経験をしているからこそ、「ここまで踏み込んだらマズイ」と思って聞けない部分もあるんじゃないかと思う。本書では、「アイドルから今の仕事になったことに意味はあるか?」というような質問をぶつけているが、それに対する返答を「元アイドル」の人間にする、ということの難しさみたいなものもあるんじゃないかなと思う。そういう部分も含めて、きっとマイナスもある。そして、著者が「元アイドル」であることが取材においてはマイナスにもなりうる、ということも含めて、本書の面白さと捉えてもいいのかな、と思っている。
8人それぞれの個別の話には触れないが、「アイドルという経験」をそれぞれがどう捉えているのかという感覚はなかなか面白いと思う。アイドルの経験の中でやりたいことが見つかった人もいれば、アイドルで身体もメンタルも鍛えられたお陰で今辛い状況でも乗り越えられるという人もいる。元々やりたいことがありながらひょんなことからアイドルになり、しかしやはり元の夢を追うことを決断した、という者もいる。それぞれが、それぞれの形で「アイドル時代の経験」を昇華している。
また、こんなことを言う人もいる。
【思わず私は、仕事への情熱を語る早紀さんに向かって、「アイドルの経験が生きているんですね!」と言ってしまった。その不屈の精神は、アイドル時代に培ったものだと思ったからだ。
だが、彼女はこの質問に微笑みながらも違和感を示した。
「もちろん経験は活かされているとは思いますが、大切なのは、『今』ですから。アイドル時代と無理にリンクさせるのも違うのかなって、最近思い始めました」】(元NMB48 河野早紀)
また、こういう人もいる。
【取材の最後、私は彼女にこんな質問を投げかけてみた。
「バーテンダーになってよかったと思いますか?」
すると、彼女はしばらく考えてからこう言った。
「なんとも言えないです(笑)。やっぱり今はバーテンダーになってよかったなって思いますけど、AKBに入りたかったなって気持ちもあるし、もしも入れていたら全然違った人生を歩んでいたと思うので。今の人生を最高だと思っていますが、もしかしたらほかの道もあったかもなっていうのは、ずっと心のどこかにはありますね」】(元AKBカフェっ娘 小栗絵里加)
本書を読みながら、僕は、「夢を追う」ということについて考えていた。夢は、大きなものであれば叶わないことの方が多いし、「夢が叶った」という状態にも大きな程度差がある。「アイドルになる」という夢は、それぞれのグループに入ることで達成されてはいるが、そこからさらに人気を獲得して生き残らなければならないし、それをやり続けられなければ「アイドルになる」という夢は実現しきれていないことになる。そういう、「実現しきれていない」というものまで含めれば、「夢はなかなか叶わない」ということになるだろう。
しかし本書を読んで感じることは、「夢を追う」という行為そのものが何らかの意味を持つ、ということだ。少なくとも、本書で取り上げられている8人についてはそうだ。もちろん、「元アイドル」で、卒業後のキャリアをうまく築けなかった人もいるだろうし、そういう人は本書のような本でも取り上げられることはないし、仮に声が掛かっても本人は取材に応じないだろう。そういう人の声がなかなか表に出にくい、という意味で、【「夢を追う」という行為そのものが何らかの意味を持つ】という主張にも弱さはある。とはいえ、「どうせ叶わないんだから夢なんか追ってもしょうがない」ではなく、「叶わないかもしれないけど、『夢を追う』という行為そのものが何か意味をもたらす」と思えれば、少しは夢を追う力になるだろう。そしてそれは、「どうせ叶わないんだから夢なんか追ってもしょうがない」と考える人にも、何かグサリと突き刺すものがあるだろう。
文章は、そこまでうまくないなぁ、と感じてしまう部分もあったが、著者も対象者も「元アイドル」である、という本書のスタイル全体も含めて、本書はなかなか面白く読ませる本じゃないかなと思う。
大木亜希子「アイドル、やめました。AKB48のセカンドキャリア」
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