脳のパフォーマンスを最大まで引き出す神・時間術(樺沢紫苑)
著者は、なかなか凄い時間の使い方をしています。
【・毎日、午前中は執筆時間で年3冊の本を出版
・メルマガ、Youtube、Facebook、ブログを毎日更新
・月6回の病院診療
・月20冊以上の読書と書評を公開
・月2,3回のセミナー、講演活動(いずれもオリジナルで新規の内容)】
【私は毎日7時間以上は必ず寝ています】
【・週4,5回のジム通い。週2本の映画鑑賞
・月15回以上の夜の会食、パーティー、イベント。話題のレストランやバーめぐり
・年100種類以上のウイスキーのテイスティング
・年30日以上の海外旅行】
だそうです。僕も、割と時間の使い方は上手い方だとは思っているんですけど、ちょっとこれは凄いですね。
これをどのように実現しているのか。その方法論を書いている本です。
本書の基本的な発想は、要するに「いかに生産性を上げるか」ということです。今まで2時間掛けていたこと(余暇ではなく、仕事や作業)を、1時間に出来るようになれば、単純に使える時間は増えます。本書によると、日本は先進国では22年連続で最下位だそうで、労働生産性は著しく低い国なんだそうです。それをなんとかしましょう、ということ。
で、そのためには、「やるべきことをやるべきタイミングでやること」と「脳をいかに活性化させるか」という話になります。
例えば、人間の脳は、起きてから2~3時間は疲れておらず、論理的な作業や勉強をするのに最も適した時間なんだそう。この時間に、メールチェックや雑用なんかをしていたらもったいないし、あるいは、テレビやスマホを見て集中力を失うのもマズイ、というわけです。
また、寝る15分前は記憶のゴールデンタイムで、この時間に覚えたことは最も記憶に定着しやすいんだそうです。
こんな風に、脳の仕組みとして、時間帯や自分の状態などによって、今これをやるのに最適である、というものがあるので、それに合わせて自分の仕事や作業を割り振っていきましょう、という感じです。
そしてもう一つは、「脳をいかに活性化させるか」です。脳のゴールデンタイムは朝起きてからの2~3時間ですが、それ以降であっても、様々な工夫をすることで、脳を再び活性化出来るようになります。その方法として、運動や仮眠などが挙げられています。
またその他にも、細かなテクニックや習慣みたいなものが色々と紹介されているので、参考になるものはあると思います。
個人的な感想では、この著者のやり方を真似するのは、基本的には難しいと思います。特にサラリーマンだと、一日の流れの中で、自分ではなかなか決めようがない予定や順序などがどうしても出てくると思うので、やり切ることはまず不可能でしょう。しかし、「どうしても大量の仕事を短期間で終わらせないといけない」とか、「どうしても最短で何かを勉強しなきゃいけない」など、切羽詰まった状況にいる人には即効性がありそうな感じがするし、本書に書かれていることを少しずつ取り入れていけば、少しずつでも成果を実感できるだろうと思います。
本書に書かれていたことで、当たり前なんだけど凄く大事なことを書いておきます。それは、「生産性を上げたことで浮いた時間を仕事に使わないこと」です。浮いた時間は、自己投資に回しましょう。読書でも勉強でもいいです。とにかく、生産性を上げて、それによって作り出した時間を未来の自分のために(あるいは家族のために)使いましょう。
樺沢紫苑「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す神・時間術」
【・毎日、午前中は執筆時間で年3冊の本を出版
・メルマガ、Youtube、Facebook、ブログを毎日更新
・月6回の病院診療
・月20冊以上の読書と書評を公開
・月2,3回のセミナー、講演活動(いずれもオリジナルで新規の内容)】
【私は毎日7時間以上は必ず寝ています】
【・週4,5回のジム通い。週2本の映画鑑賞
・月15回以上の夜の会食、パーティー、イベント。話題のレストランやバーめぐり
・年100種類以上のウイスキーのテイスティング
・年30日以上の海外旅行】
だそうです。僕も、割と時間の使い方は上手い方だとは思っているんですけど、ちょっとこれは凄いですね。
これをどのように実現しているのか。その方法論を書いている本です。
本書の基本的な発想は、要するに「いかに生産性を上げるか」ということです。今まで2時間掛けていたこと(余暇ではなく、仕事や作業)を、1時間に出来るようになれば、単純に使える時間は増えます。本書によると、日本は先進国では22年連続で最下位だそうで、労働生産性は著しく低い国なんだそうです。それをなんとかしましょう、ということ。
で、そのためには、「やるべきことをやるべきタイミングでやること」と「脳をいかに活性化させるか」という話になります。
例えば、人間の脳は、起きてから2~3時間は疲れておらず、論理的な作業や勉強をするのに最も適した時間なんだそう。この時間に、メールチェックや雑用なんかをしていたらもったいないし、あるいは、テレビやスマホを見て集中力を失うのもマズイ、というわけです。
また、寝る15分前は記憶のゴールデンタイムで、この時間に覚えたことは最も記憶に定着しやすいんだそうです。
こんな風に、脳の仕組みとして、時間帯や自分の状態などによって、今これをやるのに最適である、というものがあるので、それに合わせて自分の仕事や作業を割り振っていきましょう、という感じです。
そしてもう一つは、「脳をいかに活性化させるか」です。脳のゴールデンタイムは朝起きてからの2~3時間ですが、それ以降であっても、様々な工夫をすることで、脳を再び活性化出来るようになります。その方法として、運動や仮眠などが挙げられています。
またその他にも、細かなテクニックや習慣みたいなものが色々と紹介されているので、参考になるものはあると思います。
個人的な感想では、この著者のやり方を真似するのは、基本的には難しいと思います。特にサラリーマンだと、一日の流れの中で、自分ではなかなか決めようがない予定や順序などがどうしても出てくると思うので、やり切ることはまず不可能でしょう。しかし、「どうしても大量の仕事を短期間で終わらせないといけない」とか、「どうしても最短で何かを勉強しなきゃいけない」など、切羽詰まった状況にいる人には即効性がありそうな感じがするし、本書に書かれていることを少しずつ取り入れていけば、少しずつでも成果を実感できるだろうと思います。
本書に書かれていたことで、当たり前なんだけど凄く大事なことを書いておきます。それは、「生産性を上げたことで浮いた時間を仕事に使わないこと」です。浮いた時間は、自己投資に回しましょう。読書でも勉強でもいいです。とにかく、生産性を上げて、それによって作り出した時間を未来の自分のために(あるいは家族のために)使いましょう。
樺沢紫苑「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す神・時間術」
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