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不死細胞ヒーラ ヘンリエッタ・ラックスの永遠なる人生(レベッカ・スクルート)

【「母さんは寒いんだね」。デボラはそう言うと、手を丸めて、バイアルに息を吹きかけた。】

この場面ではホント、泣きそうになった。いや、実際ちょっと泣いた。ヘンリエッタ・ラックスという女性の娘であるデボラが、冷凍庫に入れられた母親の「細胞」に向かった言った言葉だ。

ヘンリエッタ・ラックスの細胞は、その姓名の頭文字を繋げて「ヒーラ細胞」と呼ばれている。本書の“主人公”であり、科学の歴史を一変させたと言っても言い過ぎではない、重要な細胞だ。

「ヒーラ細胞」について本書ではこんな風に書かれている。

【ヒト細胞が無重力空間でどうなるかを調べるために初期の宇宙ロケットに積み込まれたこと、あるいはポリオのワクチン、化学療法、クローン作製、遺伝子マッピング、体外受精をはじめとする医学の重要な進歩にどれほど貢献したか】

【今日どれだけ多くのヘンリエッタの細胞が生きつづけているかは、正確には知りようがない。ある科学者は、今までに培養されたヒーラ細胞をすべて秤に載せたら、五千万トンを超えるだろうと言う。個々の細胞の重さが限りなくゼロに近いことを考えると、これは想像を絶する量だ。今までに培養されてきたヒーラ細胞をすべてつなげると一億六千六十万メートルを超え、少なくとも地球を三周はすると見積もる科学者もいる】

【彼女の細胞は、癌を引き起こす遺伝子と癌を抑制する遺伝子の研究に使われた。ヘルペス、白血病、インフルエンザ、血友病、パーキンソン病の治療薬の開発にも貢献した。さらには、乳糖の消化から、性感染症、虫垂炎、ヒトの寿命、蚊の交尾、下水道内の作業が細胞におよぼす悪影響といった広範な研究にも使われた。この細胞の染色体とたんぱく質は微に入り細を穿って研究され、今や科学者たちは、そのどんな癖にも通じている。モルモットやマウスと同じように、ヘンリエッタの細胞も、研究室の定番実験材料になったのだった】

【ヒーラ細胞は、過去百年間に医学界に生じたもっとも重要な出来事のひとつだ(著者の学生時代の生物学の教師の言葉)】

【本書が2009年に印刷に回った時点では、ヒーラ細胞に関する研究論文の数は六万編を超え、毎月三百編の割合で、今でも増えつづけている】

何故それほどまでに「ヒーラ細胞」は重要なのか。それはこんな記述からわかるだろう。

【(ヘンリエッタから「ヒーラ細胞」の元となる細胞が取られる以前の)それまでの数十年間、科学者たちはヒト細胞を培養下で生きつづけさせようと奮闘してきたが、一度として成功したためしはなかった。が、ヘンリエッタの細胞は違っていたのだ。その細胞は二十四時間ごとに自らの完全な複製を生み出し、しかも、とどまることがなかった。こうして彼女の細胞は、世界で初めて研究室内で培養された、不死のヒト細胞になったのである】

【今は不死化細胞は、細胞をある特定のウイルスや化学物質にさらせば作り出すことができる。それでも、ヘンリエッタの細胞のように、自力で不死化する細胞はほとんどない】

ちなみに、何故「ヒーラ細胞」が自力で不死化するのかについては、未だに解明されていないという。

僕はこの「ヒーラ細胞」のことをまるで知らなかった。僕は比較的理系の情報に関心があるし、ごく一般的な人と比べればアンテナを高く張っている方だと思う。確かに僕の関心は、物理や数学に向いているので、生物系の情報は他と比べて入ってきにくいが、しかし生物学に関する本だって結構読んでいる。以前は、ヒトゲノムをすべて解読したクレイグ・ペンター(みたいな名前だったはず)の自伝も読んだことがある。でもその本にもたぶん、「ヒーラ細胞」については触れられていなかったと思う。

だから本書を読んで驚愕した。こんなとんでもない話を、自分が知らなかったことにも驚いた。そしてさらに、「ヒーラ細胞」にまつわる物語があまりにも激動すぎて驚かされた。

本書は、確かに「ヒーラ細胞」が“主人公”ではあるのだけど、科学の本というよりは、<科学と個人>の歴史の本、という表現が正しいだろう。「ヒーラ細胞」がどのように生まれ、どのような変遷を経て現在に至っているのか、そしてその歴史が、ラックス一家の歴史とどう絡んでくるのか、そしてそれらの歴史を掘り起こした著者がどれほど混沌とした状況に巻き込まれていたのか。それらが描かれる物語だ。

「ヒーラ細胞」は、子宮頸癌を患っていた黒人女性ヘンリエッタ・ラックスから“無断で”採取されたものだ。さてこの事実に触れたところで、本書の巻末で著者がまとめている、この問題に関する現状のレポートから引用しよう。

【他人にヘンリエッタ・ラックスやその細胞の話をすると、たいていは、まずこんな質問が返ってくる。
「ヘンリエッタの細胞を医師が断りなく採取したのは、法律違反だったんじゃないの?患者の細胞を研究に使用する場合、医師は患者にそのことを伝えなければならないんじゃないの?」
答えは「ノー」だ―1951年の時点でもそうだったし、本書の原稿が印刷所に送られた2009年の時点でも、その答えは変わっていない】

そう、ヘンリエッタ・ラックスやその子孫たちが巻き込まれた問題は、実は現代の僕らにも起こりうるものなのだ。このことをきちんと認識した方がいいと思う。ラックス一家は、「ヒーラ細胞」のせいで本当にとんでもない目にあった。確かに「ヒーラ細胞」は、過去に類例のないぐらい特殊で貴重な細胞であり、だからこそラックス一家が大変な騒動に巻き込まれることになったのだが、しかし同じことが誰の身にも起こりうるという事実は変わらない。しかも現代は、遺伝子の特許が取れるような時代なのだ。そんな時代だからこそ、ヘンリエッタの時よりも遥かに大きな問題となり得るだろう。本書で描かれていることは、過去こんなことがあった、という記録としてだけではなく、今後起こりうることへの対処という読み方が出来るのだ。

ヘンリエッタの細胞が“無断で”採取された理由については様々な背景がある。当時の科学界の認識、ヘンリエッタが黒人であったこと、ヘンリエッタが通っていた病院が貧しいものに無料で診療するところだったなど、色んな要因が絡まり合っている。とにかくそんな風に採取された細胞は、長い人生の中で数千の癌の症例を目にしてきた医師が【あの腫瘍は忘れようと思っても忘れられないさ。私が目にしてきたどんなものとも違っていたからね】というほど特異だった。そして、「不死化されたヒト細胞」を作り出そうとし、様々な病院などから様々な細胞を集めていたガイという研究者の元へと送られたのだ。

ガイのところの研究員は、またどうせ失敗するだろう、と思いながら培養を続けたが、ヘンリエッタの細胞は培養下でも異様な増殖を見せ、やがて「ヒーラ細胞」として世界中の研究機関に送られることになる。「ヒーラ細胞」を使えば、生きた人間には出来ない実験を行うことが出来る、という意味で画期的だった。しかも「ヒーラ細胞」を元に様々な技法が開発され、例えば凍結することで増殖を一時停止し、解凍することで再度細胞が活性化するという手法は、生物の研究に大きな進展をもたらした。

しかしその一方で、「ヒーラ細胞」は大きな問題を抱えていた。当初科学者たちは、そのことに気付かなかった。ある科学者がその可能性を指摘しても、否定した。それは、「ヒーラ細胞によって他の細胞が汚染されている」というものだ。

「ヒーラ細胞」はあまりにも増殖力が強く、そのため、厳重に管理した環境で行わなければ、「ヒーラ細胞」は何らかの形で他の細胞と接触してしまい、その細胞を飲み込んでしまうのだ。「ヒーラ細胞」の登場以降、様々なタイプの実験用のヒト細胞が生み出されたが、しかしある科学者の指摘により、その多くが「ヒーラ細胞」に汚染されている可能性を指摘したのだ。

【ガートラーは今、実質的に次のようなことを伝えていたのだった。この長い年月のあいだ、ヒト組織のライブラリーを築いてきたと思ってきた研究者たちは、おそらく単にヒーラ細胞を繰り返し増殖してきただけだったと。】

そしてこの事実が、「ヒーラ細胞」とラックス一家を結びつけることになるのだ。

実はラックス一家は、ヘンリエッタ・ラックスの細胞が実験室で“生きている”ということをずっと知らないでいた。ラックス一家がその事実を知ったのは、ヘンリエッタが死亡してから25年ほど経ってからのことだ。

何故彼らはその事実を知るに至ったのか。そこに「ヒーラ細胞」の汚染問題が関係してくる。科学者たちは「ヒーラ細胞」による汚染の問題に対処するために、その細胞が「ヒーラ細胞」に汚染されているかどうかの検査を開発しようとしていた。そのためには、「これがヒーラ細胞である」というマーカーを発見しなければならなかったのだけど、それを発見するためには、ヘンリエッタ・ラックスの家族の遺伝子を手に入れ比較しなければならないのだ。

ここでようやく研究者たちは、「ヒーラ細胞」の持ち主だった女性に関心を持つようになる。実は彼女は、提供者の匿名性を守るために「ヘレン・レイン」という偽名で広く知られていたのだ。だから「ヒーラ細胞」を使っているほとんどの研究者たちは、「ヘンリエッタ・ラックス」という名前を知らないままだった。しかし、汚染問題に対応するために「ヒーラ細胞」の持ち主の家族と接触しなければならないことになり、それによってラックス一家はこの事実を知ることになるのだ。

ラックス一家の反応は様々だったが、本書では、著者が長い年月を掛け親友のような関係性を築くに至った、ヘンリエッタ・ラックスの娘・デボラがメインで描かれていく。

デボラの怒りは、主に2点に集約される。それは、「母の名前が間違って知られており、母の功績が正しく伝わっていないこと」「誰も母のことについて私に教えてくれない」というものだ。ラックス一家の中には、「母親の細胞が科学に大いに貢献したというんなら、何で自分たちは健康保険がないんだ」と思い、どこかを訴えて金を取る計画について始終話をする者もいた(僕もそうだし、本書に登場する研究者もそうだし、著者もそう書いているが、ラックス一家には、「ヒーラ細胞」による利益の一部が入るべきだと思う。現状、そうはなっていない)。しかしデボラの関心はそこにはなかった。彼女は、上記2点のために、身体をボロボロにしながら奮闘することになる。

そして著者は、本当にいくつもの偶然もありながら、最終的にラックス一家のありとあらゆる事柄を知ることが出来るようになった。そもそも著者が「ヘンリエッタ・ラックス」に関心を抱くきっかけになったのが、学生時代の教師の授業だった。教師は「ヒーラ細胞」の持ち主の名前を正しく「ヘンリエッタ・ラックス」と伝えたのだ。しかしある意味でそれは奇妙なことでもある。何故なら、本書が登場する以前は、多くの人が「ヘレン・レイン」という偽名で認識していたのだから。この点についてデボラは、「母親が著者を導いたのだ」と解釈していたという。

他にも様々な“導き”があり、著者は10年以上の歳月を掛け、頻繁に情緒不安定に陥るデボラとの忍耐強い関係性を築き上げながら、著者は本書を書き上げた。本書を読めばわかるが、本当にその道筋は苦労の連続である。本書は、半分は科学の歴史の本だが、半分はラックス一家の歴史の本だ。著者自身が彼らとどう関わってきたのか、という部分も合わせて、非常に興味深い。

母親の貢献を広く認めて欲しい、と感じていたデボラには、実はそういう機会が何度か訪れようとしていた。例えば、ヘンリエッタ・ラックスから細胞を“無断で”採取した病院が、公式にではないがヘンリエッタ・ラックスの貢献を称える計画を立てていたらしいが、しかしそれは、コーフィールドなる人物が突如登場しておじゃんになってしまう。彼は、あちこちで相手にもされない訴訟を仕掛けては何度か逮捕されている詐欺師であり、彼がラックス一家を引っ掻き回したことが尾を引いて、計画は立ち消えとなった。

また別の時には、大きな学会がヘンリエッタ・ラックスに賛辞を送る、という話になっていて、デボラはその学会でスピーチをする予定だった。しかしその学会の数日前に9.11のテロが発生し、学会がなくなってしまう。

そんな風に、なかなかヘンリエッタ・ラックスの功績が一般に知られることにならなかったが、ようやく本書で日の目を見たと言えるだろう。何せ本書は出版されるや、「ニューヨークタイムズ」や「ピープル」など60以上のメディアから2010年のベスト作品に選出され、また翻訳版が25ヶ国で出版されているという。さらに著者は、「ヘンリエッタ・ラックス財団」を本書の出版前に立ち上げている。これはヘンリエッタ・ラックスの子孫のための奨学基金であり、本書の収益の一部が寄付されるのだという。ラックス一家からは、これまでの歴史の中で初めて大学院に進学した者もおり、そういう意味ではヘンリエッタ・ラックスは、長い年月が掛かりはしたが、科学界のみならず、ラックス一家の子孫にも恩恵を与えることが出来た、と言えるだろう。

科学に関心がない人でも読んでみるべき、壮大な歴史を辿る物語です。

レベッカ・スクルート「不死細胞ヒーラ ヘンリエッタ・ラックスの永遠なる人生」

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