「マーゴット」と「マーゴットのお城」(桜咲ゆかこ)
内容に入ろうと思います。
僕は両親を喪い、町を出ざるを得なくなってしまう。一緒にいてくれたのは、マーゴット。祖父が作ったという人形だ。両親が亡くなった日、突然動き、喋り始めたマーゴットと一緒に、幼い頃から人前で弾いていたバイオリンで日銭を稼ぎながら、どうにか放浪の旅を続けていた。
町から町へと渡り歩いていた二人は、ある町で心惹かれる教会と出会った。それまでも教会にはよく泊まりに来ていたが、こんな雰囲気の教会は初めてだ。アオノさんという建築家が作ったのだと聞き、僕は弟子入りを志願することにした。ありがたいことに、すぐに聞き入れてもらえ、それから修行の日々が始まった。
二人の生活は初めて穏やかなものとなったが、それも、マーゴットが突然恐ろしいことを口にするまでだった…。
というような話です。
そもそもファンタジーとか児童文学とかが得意ではないので、趣味ではない、というだけかもしれないのだけど、読んでいて、物語が真っ直ぐ進みすぎてしまうところが残念でした。もちろん、物語的な展開はあるのだけど、なんというかな、「悪人が出てこない」とでも言うのか。もう少し何か起こってくれないと、ちょっと平坦すぎるなぁ、という印象でした。
小学生ぐらいが読んだら、また違うのかなぁ。
桜咲ゆかこ「「マーゴット」と「マーゴットのお城」」
僕は両親を喪い、町を出ざるを得なくなってしまう。一緒にいてくれたのは、マーゴット。祖父が作ったという人形だ。両親が亡くなった日、突然動き、喋り始めたマーゴットと一緒に、幼い頃から人前で弾いていたバイオリンで日銭を稼ぎながら、どうにか放浪の旅を続けていた。
町から町へと渡り歩いていた二人は、ある町で心惹かれる教会と出会った。それまでも教会にはよく泊まりに来ていたが、こんな雰囲気の教会は初めてだ。アオノさんという建築家が作ったのだと聞き、僕は弟子入りを志願することにした。ありがたいことに、すぐに聞き入れてもらえ、それから修行の日々が始まった。
二人の生活は初めて穏やかなものとなったが、それも、マーゴットが突然恐ろしいことを口にするまでだった…。
というような話です。
そもそもファンタジーとか児童文学とかが得意ではないので、趣味ではない、というだけかもしれないのだけど、読んでいて、物語が真っ直ぐ進みすぎてしまうところが残念でした。もちろん、物語的な展開はあるのだけど、なんというかな、「悪人が出てこない」とでも言うのか。もう少し何か起こってくれないと、ちょっと平坦すぎるなぁ、という印象でした。
小学生ぐらいが読んだら、また違うのかなぁ。
桜咲ゆかこ「「マーゴット」と「マーゴットのお城」」
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