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ヒトラーの試写室(松岡圭祐)

あいかわらず、爆裂的に面白い作品を書くな、松岡圭祐は。

この作品では、「映画」が扱われるが、戦時中の「映画」は、現代の「映画」とは、まったく違った意味を持っていた。
それは、より「ニュース」に近いものとして捉えられていたのだ。

『奇術の興行に変わる見世物、それが発明直後の映画だった。すなわち大衆は、映画とはいんちきだと思っていた。ジョルジュ・メリエスの短編から三十年余りが過ぎたいま、世間はニュース映画を通じ国際社会を知る。そこに嘘があれば非難の対象となる。たった三十余年で変わったものだ。映画はいんちきではなく、真実と捉えられている』

この大前提が、この作品を読むに当たって非常に大事になってくる。何故ならば、「映画が真実と捉えられている」ということは、「真実味のある映像を撮って映画として流せば、それが大衆に真実と受け取られる」ということになるからだ。

だからこそナチスドイツには、ゲッペルス宣伝大臣率いる「宣伝省」が存在した。ヒトラーが、宣伝に力を入れていた、という。

『開催中のベルリン・オリンピックの記録映画には、全世界からプリントの貸しだし予約が殺到しています。みな現地での感染の代わりに、映画を鑑賞するのです』

ゲッペルスは、幼少の頃に患った小児麻痺により歩行が不得手となった。それ故軍人になれなかったのだが、宣伝省を任された以上、映画によって武力行使以上の外交の成果を挙げたいという野心を秘めている。

しかし、決してそれだけではない。

『どれだけ戦闘機を量産しようと、全地球は爆撃できない。だが映画は世界の隅々まで浸透し、人の心を操作できる。近代文明においては、宣伝省こそ軍隊をもうわまわる力を発揮する。その事実を証明する好機、歴史の転換点となりうる。
武力衝突では大勢が死ぬ。一方、映画で戦争に決着がつけられるなら、人命は奪われない。いかに文明的な進歩であるか考えるまでもない』

『映画を作ることで、人心を完全に掌握できたのなら、現実の戦禍は避けられた。悲劇を描くことで悲劇を防げた。敵はひれ伏し、民衆は偉大なる総統のご意思に従い、平和と発展があるのみだった』

この認識が、完全に正しいかどうかは判断が分かれるかもしれない。映画という一要素だけで、それだけの成果を生み出すことは難しいのではないか、という気もする。しかし、ゲッペルスの意志は強く感じられる。彼は、武力行使によって秩序がもたらされるよりも、犠牲の少ない方法でそれを達成すべきだと考えていた。

『適正な宣伝により、大衆が自発的に劇場へ足を運んだのなら、おのずから内容を受け入れる。いったん鑑賞が始まれば、暗闇のなか画面のみを凝視するがゆえ、集団意識の誘導操作に格好の環境ができあがる。それとも、映画より有効な方策がほかにあるのか』

こういう感覚はむしろ、現代に近いものがあるのではないかと思う。戦時中の「映画」を、現代の「ネット」に置き換えてみれば、想像しやすいだろう。ネット上では、数多くのデマが蔓延する。その中には、個人を傷つけるもの、世間をあざ笑うもの、企業や政権にダメージを与えうるものなど、様々なものがある。インターネットの登場により、誰でも個人が情報を発信できるようになったが故に、映画よりも遥かに「信憑性」が高まるだろう。映画だけではないが、いわゆる「マスメディア」と呼ばれるものには、何か大きな力が加わって情報が歪む可能性がある。多くの人がその可能性を熟知している。しかしネット上での情報は、自分が知っている人が発信したもの、あるいは、自分が知っている人が拡散したものなど、他者との繋がりの中で情報が生まれ広まっていく。だからこそ、自分の手元に届く情報を、より信じやすくなってしまうのだ。

本書には、特撮映画の父とも呼ぶべき円谷英二が登場する。本書の中で彼の印象的な発言がある。

『きみが描くのは戦争の絵だ。戦艦が沈没するカットを作るとき、きみは乗組員らの死を描いているんだよ』

この発言は、物語の後半で非常に大きな意味を持つ。そして、「本当ではないもの」が「本当」に変わる、その瞬間を目の当たりにすることになるのだ。

円谷英二は、特殊撮影技術を極めたことで、現実にしか見えない映像を次々と生み出した。本書にも登場するエピソードだが、円谷英二が特殊撮影技術によって生み出した真珠湾攻撃の映像は、GHQが本当に真珠湾で撮影したと思い込んだという。

彼は、「本当ではないもの」を「本当」に見せる卓越した技術を次々に生み出したわけだが、それが悪意と結びつくことによって恐ろしいことになる。現代も同じだ。様々な技術が生まれ、それらは普通に使えば僕らの生活を便利に、豊かにするものであるが、悪意と結びつくことで世の中を混乱に陥れたり個人を痛めつけたり出来るようになる。その怖さを、僕らはまだ十全には理解していないだろう。そういう意味で、本書を読むことに大きな価値を見出すことが出来る。「本当ではないもの」を「本当」に見せる技術が、どれだけ人間の生活を豊かにし得るか、そして同時にどれだけ人間の生活を壊し得るか。技術は、人間がどう使うかによってまったく意味が変わってしまうということが、実感できる物語なのだ。

全文を引用することは避けるが、主人公の柴田彰が、『だから本物の◯◯なんか作ってほしくなかった』と語る場面は、非常に印象的だ。主張そのものは、ゲッペルスと方向性は同じだ。それ故に、物悲しい気持ちにもなる。技術を良き方向に使う意志のあった者たちが手を染めることになる、重大な悪事に対して。

内容に入ろうと思います。
父の下で大工見習いとして働いている柴田彰は、映画俳優になりたいと言って父に勘当される。当時の感覚では当然だ。舞台俳優が「河原乞食」と呼ばれていた時代であり、映画俳優はそれより劣ると思われていたのだ。しかし柴田彰は諦めない。親しい仲である敏子に、俳優になるために京都へ行くと告げ、あてもないのに撮影所近辺で糊口をしのぐ生活を始めた。
そんな折、ビッグチャンスが舞い込んできた。こんな張り紙を見かけたのだ。
「日独合作 大作映画製作開始 出演者募集 独逸語に堪能な二十代男子求む」
彰は家が裕福だった時期に、ドイツ語を習わせてもらっていた。来たるベルリン・オリンピックで大工の需要が高まるかもしれない、と父が考えたからだ。これしかない、と意気込んで面接へと向かったが、ほぼ何も出来ないまま終わった。面接の相手役が、後に「日本の恋人」「世界の恋人」と呼ばれるようになる原節子であり、日独合作映画「新しき土」の監督であるファンクが、主役は彼女しかあり得ないと一目惚れし、主役に大抜擢となった。彰はその面接の場で原節子と短いやり取りをし、その後も折りに触れ彼女と関わりを持つことになる。
失意の内に面接場を後にする彰だったが、そこで「新しき土」の特殊技術担当の助手を急募する男に声を掛けられた。仁川というその男は、円谷主任の元で「新しき土」の撮影に関わるのだという。半ば強引に助手にさせられた彰は、円谷英二が生み出す仕掛けとアイデアによって、魔法のような映像が生み出される現場を体験することなった。
一方、ナチスドイツの宣伝省の大臣であるゲッペルスは、映画によって大衆を誘導するために日々模索を続けていた。アメリカで大ヒットとなった「キングコング」を分析したり、誘導に要する時間や、適切な環境・刺激などについても研究させていた。「新しき土」もゲッペルスの承認によって製作がスタートすることとなったが、結局ドイツ国外では売れなかった。明らかに自国の宣伝と見透かされるような映画では、宣伝としての効果は薄いのだ。
そんな折、ゲッペルスは脚本家が持ち込んだある企画を目にした。それは、イギリスの豪華客船「タイタニック」沈没を描くものだった。映画としての娯楽性が必要だと考えていたゲッペルスは、この企画に飛びついた。うまくやれば世界中でヒットを狙える映画になる。ゲッペルスは監督を決め、莫大な予算をつけて映画化に向けて動き出すことになる。
しかし、「タイタニック」の監督に決まったセルピンは、非常に優れた映画を撮るのだが、潤沢にある予算を俳優たちとのどんちゃん騒ぎに使うような狂気の男でもあった。彼は、映画上絶対に必要不可欠な、タイタニック号沈没のシーンを撮影しなければならないが、模型による映像は惨憺たるもので…。
というような話です。

先に書いておかなければならないことがある。本書の冒頭には、「この小説は史実から発想された」とか書かれている。巻末の記述によると、柴田彰には実在のモデルがいるようだ。恐らく、本書の記述については、ほぼ史実をベースにしているのだろう。しかし、巻末に参考文献が載っているわけでもないし、柴田彰のモデルが誰なのかもパッとは分からない以上、どこまでが真実なのか読者は調べようがない。受け取り方として、そこが非常に難しいところではあるのだけど、僕は基本的には、本書の記述(会話などはともかくとして、誰がいつどこで何をしていたのか、というような部分)については、基本的に事実をベースにしているのだ、と受け取ってこの感想を書くことにする。

事実だとするなら、本当に圧倒されるような展開だ。正直、戦時中に映画製作のためにドイツに渡った日本人がいた、なんて全然信じられないけど、しかし信じたくなるようなリアリティを持つ物語でもある。

物語は、最終的には日本とドイツの物語が交わるのだけど、しばらくの間独立した物語として進んでいく。日本では、円谷英二率いるチームが、様々な試行錯誤の末に斬新な映像を次々と生み出していく。それらがどんな創意工夫によって生み出されたのか、そして生み出した映像がどんな波紋を呼ぶことになったのか、などが描かれていく。

一方でドイツでは、ゲッペルス率いる宣伝省が、映画というメディアを最大限に利用して、いかに人心を掌握するか、という奮闘を続ける。正直ナチスドイツの将校たちは、宣伝省を軽視している。ゲッペルス自身もそのことを理解している。しかしゲッペルスは、宣伝によって無駄な犠牲を回避すべきだし、それが出来ると信じている。その一番の挑戦が、タイタニック号沈没を描く映画の製作であり、そのために多大な労力を費やすことになる。

両者はしばらく交わらないのだが、対比として非常に面白い。それは、映画製作の現場の雰囲気の違いだ。

ドイツの撮影現場は、セルピンの独裁みたいなものだ。皆、ナチスドイツに忠誠を誓ってはいるが、それは映画を作るための方便に過ぎない。彼らは、戦地に行かなくて済むように映画業界にしがみついている者たちであり、だから全権を持つ監督に嫌われないよう振る舞う。宣伝省が映画製作に力を入れているから、予算も潤沢だ。そんなわけで、セルピンが強権を発動する、狂乱の現場となっているのだ。

一方、日本の現場は対照的だ。そもそも彰や円谷たちの現場は、日本における映画製作の主流ではない。円谷は、カメラの知識もあるが、変な撮影ばっかりやってるやつにカメラなんか任せられないと、役者がいるような現場でカメラは持たせてもらえない。彼らは日々、予算も潤沢にないために、土や木材や寒天などの材料にまみれながら、こそこそと地道な準備を続けている。

円谷は、満足な環境が与えられなかったからこそ、工夫するしかなかった、という側面もきっとあるだろう。それは、セルピンを見ていてもわかる。予算が潤沢だから、工夫する必要がない。必要なものは何でも手に入るし、セットや衣装なども豪華にし放題だ。ないからこそ考える。円谷は、こんな風に言っている。

『不可能を可能にするのが特殊技術じゃないか。いいか。できるかできないかと問われたら、とりあえずできると答える。それから胃が痛くなるぐらい考えれば、きっと解決策が見つかる』

その教えは、異国の地でたった一人で特殊技術を考え出さなければならない状況に陥った彰にも染み付いたものだった。

円谷たちが撮影した「ハワイ・マレー沖海戦」(後にGHQが本物だと勘違いした映像)がきっかけとなり、日本の物語とドイツの物語が結びつく。そしてそこから、まったく想像もつかなかった展開がやってくるのには驚かされた。

巻末の記述によれば、それも史実に沿っているらしい。もちろん、どこまで脚色があるのかは判断できない。しかし、少なくとも、ベースとなる史実はあるようだ。凄い、と思った。よくもまあ、そんなことを思いつくものだし、さらにそれを物語上の要請に従って、彰と結びつけたと思う。どこまで史実なのか、ということは一旦置いておいて、単純に物語の展開として非常に魅力的だし、実際にこんなことが行われていたとしたら…という想像を喚起させる、見事な展開だった。

そうやって、自ら「嘘つき」の片棒を担がされることとなった彰は、日本の報道さえも信じられなくなっていく。

『世のなかはどうなっているのだろう。すべてが欺瞞で、作りものにすぎないと思えてきた。特殊技術撮影のなかだけにトリックがある、これまではそう信じた。だが現実は異なる。なにもかもが嘘ばかりだ。』

この感覚は、戦争が終結した後まで、彰の中に留まり続けることになる。ある衝撃的な事実を告げられた時、彰は「嘘だ」と感じるのだ。その感覚は、分からないでもない。そして、その衝撃故に、彼は『だから本物の◯◯なんか作ってほしくなかった』と嘆くことになるのだ。

巻末の記述にはこうある。

『柴田彰(仮名)は東京府東京市南葛飾郡(現・東京都葛飾区)生まれ、府立四中卒。戦後、円谷特技プロダクションへの勧誘について辞退し、設立されたばかりの太平住宅に入社。生前はすべての取材を断ってきた。夫人によれば、黄金NSDAP(ナチス)党員バッジを授与された過去を恥じていたとのことである』

語られなければ、それは「歴史」にならない。柴田彰のモデルとなった人物は、語らなかった。彼が語らなくても、周辺の人間が様々な媒体で語っているかもしれない。著者はそれらをかき集めてこの物語を生み出したのかもしれない。しかし、やはり「物語」が限界だ。この物語は、そのまま「歴史」にはならない。なんというか、そのことが少し残念でもあり、同時に、「物語」であるが故にこれほど楽しめたのかもしれないとも思う。しかし、読み終えて思うことは、やはり、きちんと「歴史」として残って欲しいと思わされるものだった。

いや、まだ間に合うかもしれない。僕らがそれを認識し、語り続ければ、いつしか「歴史」になるかもしれない。

松岡圭祐「ヒトラーの試写室」

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