黒夜行

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キネマトグラフィカ(古内一絵)

20代の自分のことは、あまり思い出せない。自分なりには、そこそこ暗黒時代だったなぁ、とは思うのだけど。

凄く漠然とした言い方をすると、「あーこれこれ!」という感覚が、自分の人生に対してなかったな、と思う。他の誰かにこういう話を聞いたことがないから、他の人がどうなのか知らないけど、「あーこれこれ!」を感じられない、というのが、もしかしたら普通なのかもしれない。

いや、そうでもないな。

例えば、本書の登場人物の一人である小林留美は、こんな価値観を持っている。

『結婚も出産も、昔から皆がやってきたことは、やっぱりいいことなんだと思う。私、そこから外れるのは絶対に嫌なの。だから、早く相手を見つけないと』

彼女の場合、この発言をしている時は「あーこれこれ!」という感覚はないかもしれないが、どうなれば「あーこれこれ!」と思えるか(思える可能性があるか)というのは見えている。少なくとも彼女は、「結婚したり出産したりすれば「あーこれこれ!」と感じられるだろう」という感覚を持ちながら生きているはずだ。

僕としてはそういう、「あーこれこれ!」という感覚に至っていなくても、至る道が見えている場合には、同類項で括りたい感じがする。

そういう感覚も、僕にはなかった。自分がどういう風に前へと進んでいけば「あーこれこれ!」と思えるのか、さっぱりわからなかった。

みんなはどうなんだろうなぁ。「あーこれこれ!」という感覚は持てていないけど、そこに至る道が見えていたり、あるいは、こうなったら「あーこれこれ!」と感じられるに違いないとかつて思っていた場所にたどり着いている人というのは、結構いるんじゃないかと思う。思ってたのと違った、ということはあり得るけど、しかしそういう人は、また別の「あーこれこれ!」の可能性を見つけられるだろうし、そこに至る可能性を意識しながら生きていけるのではないかと思う。

20代の僕には、そういう感覚はまったくなかった。「あーこれこれ!」という感覚がなかったのは当然のこと、どうしたらそう感じられるのかもさっぱり分からなかった。結構苦しかったな、と今振り返って思う。「あーこれこれ!」に行き着いたりしないかなと思って色んなことに手を出してみたり、仕事でもあれこれムチャクチャなことをやってみたりしたんだけど、自分の中の感覚はずっと変わらないままだった。外からどう見えていたのか分からないけど、僕は僕なりに暗黒の中を彷徨っていたなと思う。

今は、様々な偶然が積み重なり、「あーこれこれ!」という感覚を持てている。ありがたいことだ。もちろん不満がないとは言わないし、そりゃあ色々あるけど、でも「自分が出来ること・得意なこと」がうまく「仕事」と結びついて、さらにそれが目に見えやすい「成果」に結びついていく、ということが日常の中でよく発生する環境は、非常に刺激的だし面白い。しかも、今僕が得意にしていることは、20代の頃に膨大な時間を掛けてやり続けてきた色んなことが下積みになっているもので、そういう意味で過去の暗黒も今の自分の土壌として役割を果たしている。

人生ってホント分からないなと思う。

今の僕も、外からどう見られているのかよく分からないけど、僕自身は充実していると思っている。色んな意味で超忙しいし、お金的な面で言えば羨ましがられるような要素は微塵もないけど、僕の価値観の中ではそれらは全然マイナスではないし、僕なりのプラスが多い人生を歩めているなと思っている。

ホントに運が良かったなぁ、と思う。ほんのちょっとでも何かが違っていれば、僕は今の場所にはいなかっただろうし、今の場所にいたとしても、タイミングがズレていたらやはり同じようになっていたかは分からない。

『昔を懐かしいって思えるのは、今の自分に納得してるからだよ』

まあ、そうなのかもしれない。昔の自分に戻りたいとは思わないけど、思い返すのも嫌なんてことは全然ないし、確かに懐かしささえある。

自分の人生を大きく左右するものが何であるのか、あらかじめ分かることはほとんどないだろう。『法の後押しで女性総合職になり、“初の女セールス”と、ちやほやされているように見える』人もいるし、『社会に出てから大いに役だった和也の社交性と礼儀正しさは、団地の中で鍛え上げられてきたものだった』という人もいるし、『絶対にかなわない兄への劣等感と正面から向き合うのが怖かった』という人もいる。それらは常に「後から振り返らなければ認識できないもの」なのであり、だからこそ前進している時に意識しようとする行為は無意味なのだ。

『でも、夢をかなえた自分を捨てたくなかった』

そう、「夢」もまたその一つ。何なら「夢」は、前進する時に“しか”意識されないもの、とも言えるだろう。

だから僕は、正直、「夢」なんて持たない方がいいんじゃないかなぁ、なんて思ってしまうのだ。たどり着いた場所が「夢」だった、と思えるような生き方が出来ればいいんじゃないかなぁ、なんて。

内容に入ろうと思います。
北野咲子ら6人は、群馬県桂田市にある、同市最古の劇場(映画館)である桂田オデオンに集まった。この日は桂田オデオンの閉館日であり、それに合わせて久々に再開しようと、現館長に収まった水島の音頭で決まったものだ。
この6人は、老舗の映画会社である「銀都活劇(通称・銀活)」の同期だ。平成元年組と呼ばれ、バブル経済と男女雇用機会均等法を背景に、禄に期待されているわけでもないのに会社が採用してしまった―彼ら自身もそういう感覚を抱いている。
その理由の一つが、ローカルセールスという、入社当初彼らがやらされていた営業職だ。10万にも満たないような売上のために出張するような、意味があるのかないのかさっぱり分からないことをやらされていたのは、やはり期待されていなかったからなのだろう。
当時はまだ映画はフィルムが主流だった。だからこそ、興行の際には実際にフィルムを運び込まなければならない。フィルムには主に35ミリと16ミリとかがあり、秋になると16ミリのフィルムの貸出が増えることを小林留美は内心でうんざりしていた。通常劇場で上映される35ミリのフィルムと違って、16ミリのフィルムは公民館や学校のホールなどで遣われるのだ。学園祭シーズンなどにより、秋は忙しくなる。
「登録表」と呼ばれる、いつどのフィルムを貸し出すのかを記入するファイルの管理が留美の仕事だが、本来であれば35ミリのフィルムの担当もするはずが、それらは営業部の同期に任せることにした。水島栄太郎・仙道和也・葉山学・北野咲子の4人がローカルセールスとして全国を回っていて、仕事だって彼らが取ってくるのだから、管理も自然彼らに任せるような形になったのだ。
その35ミリのフィルムに、ある日大問題が発生する。貸出率ナンバーワンを誇る、日本映画黄金期を支えた早世の大スターである橋口蓮之助(通称・蓮さま)主演の映画が、今若い世代にもまた人気があり、あちこちで上映されているのだ。そのフィルムがダブルブッキングになってしまった。万事適当な葉山学(通称・マナバヌ)の杜撰な管理のせいなのだが、この事態を乗り切る方法が一つだけあった。
ケヌキ―それは、運送業者の配送手段を使わず、セールス自身がフィルムプリントを劇場に持ち込むことを差す業界用語だ。自分たちの手でフィルムをリレーすれば、ギリギリ間に合う。
『これって、なんか「ニュー・シネマ・パラダイス」みたいだね』
群馬の桂田オデオンを皮切りに、順繰りにリレーされていくフィルムと共に、そのフィルムを運ぶ面々の過去や現在の苦悩があぶり出されていく。そしてそのリレーは、同期でありながら縁故入社と抜群の英語力であることでいち早く国際部に配属された小笠原レイにも繋がっていく。営業部ではないため、フィルム自体のリレーには直接加わりはしないが、彼女もまた様々な過去を背負いながら同期たちの思いを託される存在として動き出す…。
というような話です。

やはり古内一絵は良い作品を書くなぁ、と思います。著者自身、かつて映画業界にどっぷりと足を突っ込んでいた方で、その経験が下敷きになっているのでしょう、なかなか馴染みのない映画業界(しかもフィルム時代の)の様子を鮮やかに描き出します。さらに、フィルムのリレーに載せて、同期の面々の普段表に出していない様々な背景を、一連の流れの中で絶妙に切り取っていく様はさすがだなぁ、という感じがしました。

メインの登場人物6人は皆、それぞれに順風満帆に見える。心の病で退職しながら劇場主としてカムバックした水島栄太郎。結婚して子どもを生むことを第一の目的に会社のマドンナであり続ける小林留美。同期のリーダー格として、今も銀活で営業職を続けている仙道和也。軽薄なおべんちゃらだけで楽しく世渡りを続けてきた葉山学。営業から制作へと移り、念願だった映画製作に関われている北野咲子。裕福な家庭に生まれ、欧米のマナーを習得し語学に堪能であるが故に仕事をバリバリこなすことが出来る小笠原レイ。傍から見ているだけなら、彼らは充分幸せそうに見える。もちろん誰にだって、会社や家庭なんかに些細な不満はあるものだろうけど、それでも概ね満足幸せだと言える生活をしているのではないか―そんな風に見える、どこにでもいそうな(というのは、小笠原レイには当てはまらないが)人たちだ。

しかし、彼らの人生をひょいとめくってみると、決して単純なわけではない。傍から見れば羨ましがられるような環境も本人の足かせになっていたり、どうしようもない絶望が生き方を決断させることもあったし、たどり着きたかった場所への仄かな諦めと共に程よい幸せを掴んだ者もいる。皆、ざらっとした引っ掛かりと共に無理矢理前進しているようなところがあって、それらが、映画業界の凋落とフィルムプリントのリレーという舞台の中で丁寧に描かれていく。

中でも一番印象的なのは、やはり北野咲子だろうか。彼女の葛藤は、「女性が社会の中で働くこと」に関するものだ。現在でも是正されているとはいい難いが、彼女が就職した時には今以上に男女の格差は激しかった。そんな中で彼女が“初の女セールス”として数々の苦杯を舐めることになる。敵は男だけではない。女もまた、咲子の前に立ちはだかるのだ。

『男なら仕事に邁進することが推賞されるのに、どうして女の自分がそれを試みようとすると、こんな風に侮られなければならないのだろう。
しかもそれを口にしているのが、本来なら手本を示してくれてもいいはずの、女性総合職の大先輩なのだ』

また、本人の性格も相まって深刻さが薄れてしまうきらいはあるが、葉山学の物語も興味深かった。最初こそ、ただの軽薄な”だけ”の男なのだけど、その軽薄さに彼なりの理屈があるということが分かってから見え方が変わってくる。

『楽して生きていくのなんて、簡単だ。
すべてを建前と冗談で済ませればいい』

と内に秘める葉山の底知れぬ絶望みたいなものが、黒光りしているような話だった。

細かくは書かないが、映画業界についてはかなり詳しく描写されていて、「経験があるから深く描けるのだ」というのは小説家にとっては決して褒め言葉ではないだろうが、しかしやはりそう感じてしまう。特に僕も、斜陽産業と呼ばれる書店で働いていて、映画の凋落に重なる部分も色々と感じるので、彼らが語る苦労みたいなものが他人事ではないように感じられもした。

とはいえ、本書における「映画」というのは、怒涛の変化に身を置かざるを得なかった彼ら6人の人生と重なる背景色みたいなもので、決して「映画」の物語ではない。働きながら人生を必死で生きている者たちの、時代や会社に翻弄されつつ、自らで進むべき道を探り出し続けなければならない困難さみたいなものを描き出していく。それは、「映画」に縁遠い人でも共有することが出来る感覚だろうと思うのだ。

古内一絵「キネマトグラフィカ」

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