黒夜行

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否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる闘い(デボラ・E・リップシュタット)

本書を読むまで、知らなかった。
ナチス・ドイツが強制収容所でユダヤ人を殺害した、いわゆる「ホロコースト」が、実際に起こったのか否かがイギリスの裁判所で争われたことがあるらしい。




僕はどうも「歴史」というものに懐疑的な目を向けてしまう。
それは、「歴史」は必然的に、厳密性に欠ける学問だ、と感じてしまうからだ。

歴史の正しさというのは、一体どのように判定されるのだろうか。僕には、イマイチよく分からない。
不思議なのは、本書で扱われるホロコーストや、あるいは南京事件など、比較的最近の出来事についても、そもそもそんなことが起こったのかどうかという根本的なレベルから議論が起こる、ということだ。

僕は、ホロコーストも南京事件も、起こったのだろうと思っている。思っているが、それはそう教わったり、そういう状況を本で読んだりしたからだ。本当に起こったと言えるのか?と問い詰められれば、分からないと答えるしかないだろう。

ここが、歴史の限界だと僕には感じられる。

もちろん、様々な証拠が存在する。本書では、ホロコーストに関して、それが起こった出来事であることを示すために、様々な形で証拠が提示される。僕はホロコーストが起こらなかったなどと主張したいわけではないが、それでも、歴史学者に出来ることは、様々な証拠を「いかに解釈するか」でしかない、と僕には感じられるのだ。

もちろん、それが無意味だとは言わない。しかし、歴史は解釈に過ぎないと思っている僕としては、解釈の正しさを闘わせることに、本質的な意味はない、と感じられてしまう。

いや、こんな風に書くと、僕の言いたいことが伝わらないなぁ。結局僕が言いたいことは、映像や写真があればほぼ確実だと言えるが、そうではない場合、歴史は様々な証拠を解釈するだけになる。もちろん、「経験した」という人もいるだろう。ただ、僕はこんな風に考えてしまう。例えば今僕の目の前に、「9.11のテロの際、ツインタワーの中にいたんだ」と喋りだす男がいて、自身の経験を滔々と語るとしよう。僕はその人の証言を、「正しい」と判断できるだろうか?9.11は、誰もが「起こったことだ」と知っているからいいが、例えば目の前に、「太平洋に浮かぶ小さな島で生物兵器が使われ島民のほとんどが死んだ」と主張する人がいたとして、その人のことを信じられるだろうか?

みたいなことを考えてしまう。

だからこそ、本書の裁判を担当したリーガルチームが、「ホロコーストが起こったかどうか」ではなく、「原告が嘘つきかどうか」を争点にしたことは正しいことだと思う。起こったかどうかは、究極的には解釈の問題だ、という感覚を、僕は捨てられないからだ。

「科学」という学問は、ちょっとタイプが違う。

科学のことが好きなのは、科学には厳密さがあるからだ。

科学であるためには、最低限クリアしなければならない2つの条件がある。一つは「再現可能性」。これは、ある人が行った成果を、別の人がやっても同じ状況を再現できる、ということだ。つまり、透視やハンドパワーなど、別の人が再現できない状況は、科学では扱わない。そしてもう一つが、「反証可能性」だ。これは、「ある理論が、どうだったら間違いだと言えるか」というものだ。そう、科学というのは常に、「もしこうだったらこの理論は誤りである」と示せなければならないのだ。だから、「Aさんは透視が出来るが、この部屋の中にAさんの透視能力を疑う者がいればその能力は発揮されない」などと主張する場合、それは科学ではない。こう主張しておけば、透視が成功しなくても「この部屋に透視能力を疑う者がいたのだ」と主張すれば間違いにはならない。どう転んでも誤りであると示せないので、科学ではない。

歴史には、こういう厳密さがないように感じられる。もちろん、歴史学者は皆厳密に研究をしているのだろうが、しかし客観的に見て、歴史が科学と同程度の厳密さを獲得できる可能性は低いだろう。

そんな風に考えてしまうから、歴史というものをどうにも苦手だと感じてしまうのだ。

内容に入ろうと思います。
2000年1月、驚くべき裁判がイギリスで行われた。なんと、ホロコーストが起こったか否かが焦点となる裁判が開かれたのだ。
経緯はこうだ。アメリカで歴史研究を続けていた、さほど名を知られていたわけではない女性歴史家であるリップシュタット(本書の著者)の元に、1995年のある日速達が届いた。差出人は、彼女が執筆した「ホロコーストの真実 大量虐殺否定者たちの嘘ともくろみ」のイギリスの版元であるペンギン・ブックス。そこには、歴史家デイヴィッド・アーヴィングが、「ホロコーストの真実」の記載は名誉毀損だと訴えを起こすつもりだ、と記されていた。リップシュタットはその本の中で、「アーヴィングはホロコースト否定者だ」と書いた。アーヴィング自身、自らそう主張しているので名誉毀損に当たるはずがないと思い、当初リップシュタットはこの知らせを大したことではないと放っておいたが、アーヴィングが本当に訴えを起こすと分かって、厄介なことに巻き込まれたと感じた。
というのも、アメリカの法律であれば、訴えた側に立証責任があるのに対し、イギリスの法律では訴えられた側に立証責任があるからだ。つまり、イギリスの法律の元で名誉毀損で訴えられたリップシュタットは、自分の主張、つまりアーヴィングがホロコースト否定者であり、それがユダヤ人差別主義から生み出されている考えだということを証明しなければならなくなったのだ。
リップシュタットは、最高のリーガルチームの協力を得られることになった。また、150万ドルにも上る裁判費用は、ユダヤ人コミュニティが様々な形で援助してくれることになった。リーガルチームは、アーヴィングのこれまでの著作や書簡など膨大な量の資料を精査し、一流の歴史学者などの協力も得ながら、アーヴィングがいかに証拠を歪曲し、自説に都合のいいように捻じ曲げていたのかを、様々な形で暴き立てることとなった。
そして2000年1月、ついに世界中が注目する裁判が始まった…。
というような話です。

なんだか小説みたいな展開ですが、実話です。しかし、ホントに凄いことが起こるものですね。まさか法廷で、歴史論争が行われるとは、という感じです。

ただ、この裁判に臨むリップシュタットとアーヴィングの思惑は、それぞれにちょっと違います。

リップシュタット側は、先程も少し触れたように、「ホロコーストが起こったか否か」を焦点にしません。そうではなく、「アーヴィングがいかに資料を歪曲し捏造するか、そしてそれが極度のユダヤ人差別主義から生まれているか」ということを立証しようとします。一方でアーヴィング側は(というか、アーヴィングは弁護士を立てずに自己弁護しているので、「アーヴィングは」、ですが)、「捏造や歪曲などはしていない」と主張ももちろんしつつ、この裁判の場で「ホロコーストなど起こらなかった」と主張するのに労力を費やします。

また、リップシュタット自身もなかなか難しい立場にいます。リップシュタットは、アーヴィングが裁判の場で、間違った歴史認識や事実誤認を開陳し続けることに我慢がなりません。しかし彼女はリーガルチームから、「喋るな」と言われてしまいます。この法廷の趣旨は、ホロコーストが起こったかどうかという歴史論争にはない。リップシュタットに口を開かせてしまえば、アーヴィングの挑発に乗って歴史論争に引きずり込まれてしまう可能性がある。だからリップシュタットは、どれだけ言いたいことがあっても自分の口では言えず、法廷弁護士に任せるしかないのです。

こういう、かなり複雑な状況の中で、しかも「ホロコースト」という歴史上の出来事がメインとなる裁判が行われる、というのは相当異例でしょう。実際に、裁判が始まった時や判決が出た時などは、多くの報道陣に囲まれることになります。

本書を読むと、嘘つきの凄まじさみたいなものを感じます。

身近にもいるので、実感として分かりますが、極度の嘘つきというのは、自分が嘘をついているという自覚がありません。誰がどう聞いても理屈に合わない意見でも平然と口に出来てしまうし、自分にとって都合の良いように現実を捻じ曲げる能力には凄まじいものがあります。

本書で描かれるアーヴィングも、ちょっと凄まじいものがあります。短い引用で、その傲岸さが伝わる箇所をいくつか抜き出してみます。

『ランプトンはアーヴィングに、ヒムラーが<狼の巣>に呼び出されたという記述の裏付けとなる証拠を示すよう求めた。アーヴィングは即座に、「それに関するわたしのすぐれた専門的意見がその証拠です」と答えた。手元の書類を見ていたランプトンが驚いて顔を上げた。「えっ?」アーヴィングはもう一度言った。「それに関するわたしのすぐれた専門的意見がその証拠なのです。詳しい説明をお望みですか?」グレイ裁判官もアーヴィングの返事にいささか困惑の様子で、意味がよくわからないので詳しく説明してもらえないかと言った。』

『ランプトンは“あの女はとんでもない嘘つきだ”と、ビドル裁判官(※ニュルンベルクの国際軍事法廷で裁判官を務めたアメリカ人)が実際に言ったのかどうかを訪ねた。アーヴィングは彼自身の“脚色”であることを認めたが、ビドル裁判官はあの女の“荒唐無稽な”証言に“呆れはてて”いたのだからこれは正当な脚色だ、と主張した。』

『ランプトンはアーヴィングに、ゲーリングがその場にいたとか、目を丸くしていたとか、どうしてわかるのか、と訪ねた。アーヴィングは「著者の特権です」ときっぱり言った。「作り事だというのですか…フィクションだと?」アーヴィングはランプトンに講義をするような口調で言った。「人に読んでもらう本を書くときは…読みやすくするために工夫するものです…」』

『ランプトンは疑問を呈した。「司法制度を捻じ曲げたこの言語道断なやり方に、アーヴィング氏が著書のなかでひと言も触れていないのはなぜでしょう?」アーヴィングはそれに答えて、その件をとりあげれば“八ページ分のごみを本に加えることになる”と主張した。ランプトンの意見は違っていた。「真実を書くスペースが見つからないなら、執筆そのものをやめるべきです」自分の解釈こそが真実だ、とアーヴィングが抗議を続けたが、ランプトンは次の項目へ移った』

短い引用で伝わりやすい部分を選んだので、内容的には瑣末なものが多いが(本書を通して読むと、アーヴィングが著作やスピーチの中でしてきた歪曲や捏造の凄まじい程度が理解できる)、それでも十分理解不能というか、歴史家を名乗るべきではないと感じるレベルだと伝わるのではないか、という感じがします。

ある主張の根拠が「自分のすぐれた専門的意見」だと言ってみたり、執筆した歴史書の中の記述について脚色であることを認めたり、自分の主張にとって都合の悪い(しかし状況判断に非常に重要な)事実を“ごみ”と断言して著作に含めないとか、やっていることはメチャクチャなのだ。

しかし、アーヴィングの存在の危険さは、捏造したり歪曲したりしている、という点だけにはない。そういう歴史家は恐らく他にも多く存在するだろうが、アーヴィングは、この裁判の前までは、歴史家として一定以上の評価を受けているのだ。

「学者としてのアーヴィングの不撓不屈の努力はいくら褒めても褒め足りない」
「リサーチの巨人」
「アーヴィングが不当に無視されてきた」
「『ヒトラーの戦争(※アーヴィング著)』は第二次世界大戦について書かれた本の中で一、二を争うすぐれた著作である」

これらは、様々な歴史家によるアーヴィングへの評価だ。もちろん悪い評価も多々あるのだが、良い評価をする者もいる。アーヴィングはただのホロコースト否定者ではなく、一定以上の評価を受けた歴史家でもあり、だからこそアーヴィングの捏造や歪曲による主張は危険なのだ。

それ故に、リップシュタットが受けて立ったこの裁判が非常に注目され、大きな影響を与えたのだ。

『わたしは自分を守るために、表現の自由を信じる心を保つために、そして、歴史に関して嘘をつき、ユダヤ人やその他の少数民族に対するひどい軽蔑を口にした男を打ち負かすために戦ったのだ』

リップシュタットは本書で、この裁判の本質がきちんと理解されていないこともある、と嘆いているが、イギリスやユダヤ人社会を中心に、リップシュタットの奮闘は正しく評価され、一方アーヴィングを始めとするホロコースト否定者は非常に苦しくなった。ホロコーストに限らず、歴史認識に対する誠実さや、表現の自由の大事だ、正義を貫く勇気などを与えたこの裁判は、「ホロコーストの実在を証明した」という以上の大きな成果を生み出したのだと思う。

しかし本書を読んで、情報を取り込む際にはより注意しなければならないなと感じるようになった。

例えば僕は、元々理系の人間で、科学や数学が好きなので、そういう方面の情報であれば、ある程度は胡散臭い話かどうかの匂いは分かると思う(とはいえ、STAP細胞の情報が出始めた時、本当の話であって欲しいと無意識に思ってしまったので、あまりアテにはならないけど)。ただ、自分が関心のある分野以外の情報については、そういう匂いはきっと分からない。経済・政治・歴史・国際情勢・文化・社会問題…などなど、そういう事柄に関して、アーヴィングのように悪意を持って嘘を垂れ流そうという意志で情報を拡散しようとする人間がいる場合、その情報を素直に受け取ってしまいそうな自分がいて怖い。

本に書いてあるから、というだけの理由で信じるというような愚かなことはしないが、自分が触れている情報は常に誤りである可能性があるのだ、ということを意識しながら、これからも様々な情報を取り入れたいと思う。

デボラ・E・リップシュタット「否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる闘い」

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