黒夜行

左脇のプロフィールにある「サイト全体の索引」から読みたい記事を探して下さい。

ふたつのしるし(宮下奈都)

やっぱり宮下奈都はいいなぁ。
素晴らしい。

昔の僕は、きちんと生きているように見える人のことを、羨ましいとずっと思っていた。みんなに好かれ、何事も努力し、分け隔てなく人と接する。そこまで聖人君子みたいな人でなくても、あぁきちんと生きてるなぁ、と感じられる人というのはどこにでもいて、そういう人を見ると、なんで自分はあんな風にいられないんだろう、なんて思っていた。

でも、大人になるに連れて、そういう人も色んなものを抱えているんだなぁ、ということが分かってくるようになる。きちんと生きているように見えても、それは水面上の白鳥の姿のようなもので、水面下では足をばたつかせながら生きているんだ、みたいなことが分かるようになってきた。

そういうことを、もっと子どもの頃に気づけていたら、色んなことがもっと楽だったんだろうなぁ、という感じはする。

『ぜんぜんちがう。思っていた中学生活とぜんぜんちがう。もっとほんとうのことに近づいてもいいんだと思っていた。うれしいことにも、悲しいことにも、いっぱい揺さぶられながら生きていくんだと思っていた。できるだけ揺さぶられないように、揺さぶられてもそれを気取られないように、縮こまって縮こまって息をしている。
誰がこの空気をつくっているの?誰がこの空気を打ち破ってくれるの?誰が私をここから掬い上げてくれるの?
遥名は口に出さずにそう思った。学校にいると息苦しい。卒業するまでこんな日々がずっと続くんだろうか』

僕も、学生時代はずっと息苦しかった。周りに合わせなきゃ、とずっと思っていて、でも何に合わせたらいいんだか全然掴めなかった。歌人の穂村弘も、エッセイの中で同じことを書いていた。自分には分からないルールが、他の人には当然のものとして理解されているようだ、というような違和感をどこでも覚えてしまうらしい。わかる。僕も、その通りだ。そうやって、その場のルールを違和感なく察知出来る人間が、日常を動かしていくんだなぁ、という感じだ。

『遥名も型が欲しい。今必要なものがどの型か、ひと目でわかればどんなに助かるだろう』

結局、色んなことがよく分からないまんま生きていくしかない。そして、大事なことは、実はほとんどの人がそういう苦しさみたいなものを感じている、ということなんだろうと思うのだ。その場のルールが分かっているように思える人であっても、その大半はよく分からないまま振る舞っているのではないか。僕は、そんな風に感じるようになった。ごくごく一部の、その場のルールを支配している人間がいるだけで、後の人は何がなんだかよく分かっていないのではないかと。

今の僕から考えると、昔の僕がそういうなんだかよく分からないものに振り回されていたのは、馬鹿らしく思える。もし、今の脳みそのまま小学生に戻ることが出来たら、僕はハルに近い振る舞いが出来るのではないかと思う。

『ハルの心は常にそのへんを漂っていて、たまにカチッとピントが合ったときにだけ身体に返ってくる』

ハルの振る舞いは、今の僕には凄く羨ましく感じられる。ハルにとっては、自分の周りの世界や、その世界に根ざしているルールなどどうでもいい。そこに関わらなければならない、という理解がない。自分を動かす衝動が、自分自身の内側からしか湧いてこない、という生き方は、周囲との怖ろしいまでの摩擦を生む。しかし、とても自由だ。

自分の行動を自由にするために自分の心に制約を加えるか、自分の心を自由にするために自分の行動に制約を加えるか。まったく対象的な生き方をしてきた二人を対比的に描き出しながら、立ち止まりながら生きていくことの大事さを描き出す筆力はさすがだ。

内容に入ろうと思います。
柏木温之(ハル)は、幼稚園から「来ないで欲しい」と言われるぐらい、協調性の欠片もない不器用な子どもだった。自分がその場にいること、そしてその場の様々な暗黙の了解に従わなければならないことが理解できなかった。自分に向けられた言葉も、自分に向けられた視線も、ハルにとっては何の意味も持たないものだった。だからずっと、自分が何故怒鳴られたり怒られたりするのか、理解出来ないでいた。
学校には通った。でも、自分が学校にいる意味はよく分からなかった。勉強は、全然出来なかった。ハルの振る舞いに凄みを感じた同級生の健太がハルの宿題を勝手にやってあげたら、そのせいでハルが怒られたこともあった。健太は、自分がこれほどに高く評価しているハルが怒られているのを見るのが苦痛だった。
母親の死をきっかけにして、ハルは家を出た。目的はなかった。どうするつもりもなかった。地図が好きだったから、行けるところまで行こうと考えていた。ふとした出会いから、ハルは錨を見つけたかのようにそこに人生の根を下ろすようになる。
大野遥名は人生をそつなくこなしてきた。頭は良かったが、学校では馬鹿っぽく振る舞った。当たり障りのない反応を返し、その場の雰囲気を瞬時に察して自分の行動を決めた。息苦しさを感じていたけど、そうやって生きていく以外、自分に選択肢はないと思っていた。
地方から勢いをつけて東京の大学に出てきたつもりだった。東京に出さえすれば、翼でも生えるのではないかと思っていた。そんなことはなかった。結局、どこにいても、自分がうまく馴染めないでいることを確認するような毎日でしかなかった。
出会いもあるにはあった。心はときめくが、ときめくばかりもいられない出会いだ。そういう経験を積み重ねた果てに、
二人はあの日を迎える。
というような話です。

やっぱり宮下奈都は上手いと思う。とにかく、人間の輪郭をとても丁寧に描き出していく。よく宮下奈都の小説を読むと、「ストーリーらしいストーリーはないのに読まされてしまう」と感じる。本作も同じだった。確かに、ハルや遥名の人生には、ところどころ大きな出来事が起こりはする。しかし、物語の大半は、自分の半径5メートルぐらいの間の範囲内で、普通に起こってもおかしくはないような、そういう平凡な日常で組み立てられている。それなのに、味わい深く読ませる。いつも思うが、これは宮下奈都のマジックだなと思う。

ハルも遥名も、いちいち色んなことに引っかかりながら生きている。世の中にはたぶん、そんな引っ掛かりを感じずに生きていける人もいるのだろうとは思う。周囲の振る舞いへの違和感だとか、自分の存在への納得できない感じとか、そういうことをまったく感じないままいられる人もいるのだろう。

けれども、多くの人はたぶんそうじゃない。何らかの違和感を覚えてしまう。しかし、それを言語化出来る人もそう多くはないのだ。自分が何らかの違和感を持っていることは気付いているが、それが何なのかをはっきり説明するには、高度な言語化力が必要だ。それは、ある種の才能である。

ハルも遥名も、その言語化力を持っている。というか、宮下奈都の小説の主人公は大体そういう言語化力を持っている。そして、そういう言語化力があるからこそ悩むのだ。

『かわいいとか、すごいとか、素敵だとか、そのひとことで済ませてしまうのは思考停止だと遥名は思う』

凄く共感できる一文だが、でも、正直なところ、こんなこと考えなければもう少し楽にいられるのだ。別に誰かから、「かわいい、なんて使うの、考えてない証拠だよ」なんて言われるわけでもない。ただ自分でそう律しているだけなのだ。でも、そういう言語化力のある人間には、そういう思考を止めることが難しい。宮下奈都の小説に出てくる人物は、こういう思考にぐるぐると絡め取られながら、日常の中で踏ん張っていきている印象がある。

ハルと遥名の人生は、ほとんどすれ違うことがない。まったく別の人生を歩んでいるのだ。しかしある日、唐突に交わる。恐らく、普通なら交わることのなかった線が、あり得ない瞬間に交わった。遥名は学生の頃、「矢がどこへ飛んでいくかは、弓から放たれた瞬間に決まってしまっている」と言われた。あるいは、こうなることは、あらかじめ決まっていたのかもしれない。

後半、どんな風に物語が展開するのかあまり触れたくないので、ぼやぼやっと書くのだけど、最終章が実に良い。タイトルの意味も、最終章でより開けていく感じがするし、親友について語る健太の眼差しがとてもいい。まさか、物語の初めで出てきたあの話が最後に繋がるとは思っていなかったし、最後の「生い立ちの記」の文章も書き手の才気も素晴らしい。

本当に、良い物語を読んだなぁ、という気分に浸れる小説なのだ。

宮下奈都「ふたつのしるし」

関連記事
スポンサーサイト

Comment

[7910]

こんばんは。
今日は真夏日、明日からはまた雨がちな天気らしいです。こんなに気温の差が大きいと、身体にもストレスが…(泣)。
でも、通りすがりさんは相変わらずお元気で、読書に励んでいらっしゃいますよね。

昨日、近くの書店でこの本がド~ンと積んであって、オヤ?と思いましたら、文庫になったのですね。私が読んだのは確か3年前ですので、殆ど記憶がありませんが、宮下作品に流れる空気はちょっと違いますよね。学生時代は、自分の立ち位置のようなものをあれこれ考えなくてはならないので、今思うとかなり窮屈でした(泣)。オバサンになってしまうと、常に「自分ファースト」ですので、やりたいようにやってしまえ!という開き直りができますが(笑)。
自分だけ周りと違っているという違和感は、大なり小なりあるのでしょうね。でも、この作品のように自分を丸ごと受け入れてくれる相手が、世の中にいることが分かってくれば、きっと楽になれます。宮下作品は一般的に言って、激しさとは縁がない作品ですが、その分安心して読めます。読書メモを取り出すのが億劫なので、いい加減な記憶のまま書いてしまい、申し訳ありません(汗)。
私が最近買った「もしも ネイティブが中学英語を教えたら」という本がとっても面白く、目から鱗の連続です。なるほど!と思ったり、ゲラゲラ笑いながら読み返しています。もうマーカーでカラフルになってしまいました(笑)。私が昔々学んだ英語の授業って、一体どうなっているの?と浦島太郎気分です。文庫本で680円(税抜き)という値段も、なかなかリーズナブルです!

では、この辺で。お体を大切にお過ごしくださいね。

[7925]

こんばんはです~。徐々に暑くなってきましたよね。梅雨なんだかなんなんだかよく分かりませんけど、気温の変化は厳しいですよね。お身体にはお気をつけください~。

ホントに、学生時代は窮屈でした。大人になって分かるのは、学生時代自由に生きているように見えた人でも、実はもしかしたら窮屈さを抱えていたのかもなぁ、ということですね。もちろん、全然ストレスなく楽しくいられた人もいるんだろうけど。でも、学生時代にそういう窮屈さを抱えていたことは、結果的に今良い風に働いているような気もするので、悪いことばっかりじゃなかったかなとは思いますけどね。

僕も今では、自分のやりたいようにやっちゃえ、と思えるようになったので、大分楽に生きられるようになりました。そうなってくると、「周りと違う」という部分がプラスに働いてくるので面白いなぁと思います。

宮下作品は確かに激しさとは無縁ですよね。丁寧に人間を描く作家さんですよね。確かに安心して読めます。

「もしも ネイティブが中学英語を教えたら」は、デイビッド・セインですね。英語の本では、著書も多くて、日本では相当売れてる人ですね。でも、そんなゲラゲラ笑うほど面白いとは思いませんでした!僕も英語の勉強はやりたいなぁ、と思うんですけど、なかなか…。頑張ってくださいね~

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

Trackback

http://blacknightgo.blog.fc2.com/tb.php/3341-c757a3ef

 | ホーム | 

プロフィール

通りすがり

Author:通りすがり
災害エバノ(災害時に役立ちそうな情報をまとめたサイト)

サイト全体の索引
--------------------------
著者名で記事を分けています

あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行~わ行

乃木坂46関係の記事をまとめました
(「Nogizaka Journal」様に記事を掲載させていただいています)

本の感想以外の文章の索引(映画の感想もここにあります)

この本は、こんな人に読んで欲しい!!part1
この本は、こんな人に読んで欲しい!!part2

BL作品の感想をまとめました

管理人自身が選ぶ良記事リスト

アクセス数ランキングトップ50

TOEICの勉強を一切せずに、7ヶ月で485点から710点に上げた勉強法

一年間の勉強で、宅建・簿記2級を含む8つの資格に合格する勉強法

国語の授業が嫌いで仕方なかった僕が考える、「本の読み方・本屋の使い方」

2014の短歌まとめ



------------------------

本をたくさん読みます。
映画もたまに見ます。
短歌をやってた時期もあります。
資格を取りまくったこともあります。
英語を勉強してます。













下のバナーをクリックしていただけると、ブログのランキングが上がるっぽいです。気が向いた方、ご協力お願いします。
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

アフィリエイトです

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
本・雑誌
7位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
和書
5位
アクセスランキングを見る>>

アフィリエイトです

サイト内検索 作家名・作品名等を入れてみてくださいな

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

カウンター

2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
17位 長澤樹「消失グラデーション
18位 飛鳥井千砂「アシンメトリー
19位 松崎有理「あがり
20位 大沼紀子「てのひらの父

新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
3位 「街場のメディア論
4位 「デフレの正体
5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
8位 「ゲーテの警告
9位 「メディア・バイアス
10位 「量子力学の哲学

小説以外
1位 「死のテレビ実験
2位 「ピンポンさん
3位 「数学ガール 乱択アルゴリズム
4位 「消された一家
5位 「マネーボール
6位 「バタス 刑務所の掟
7位 「ぐろぐろ
8位 「自閉症裁判
9位 「孤独と不安のレッスン
10位 「月3万円ビジネス
番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)