黒夜行

左脇のプロフィールにある「サイト全体の索引」から読みたい記事を探して下さい。

雲は湧き、光あふれて(須賀しのぶ)



style="display:block"
data-ad-client="ca-pub-6432176788840966"
data-ad-slot="9019976374"
data-ad-format="auto">



甲子園に限らないが、どんなものにも、それを支える人間がいる。
甲子園は、球児たちのものだろう。全力でバットを振り、全力でボールを追いかける球児たちのためにある。しかし、そういう風な立場ではなくても、甲子園と関わる者たちはいる。彼らにしても、彼らの中での甲子園の戦いというのはある。しかし、なかなかそれは表に出ることはない。

甲子園という舞台で迷いなく全力でプレーできる選手以外の人たちを描き出す物語だ。ライト系の小説が出版されるレーベルから出ているのだが、芯のしっかりした、ライト系という括りには収まらない作品だと思う。

内容に入ろうと思います。
本書は、3編の短編が収録された短編集です。

「ピンチランナー」
武蔵高校の須藤は、代走専門で試合に出場する。他の代走選手を差し置いてスタメン入りしてはいるのだが、試合では、今この場面で俺必要か?と思えるような場面で投入される。とはいえ、監督が行けというなら行かないわけにはいかない。
去年まで、武蔵高校は、甲子園に行けるかもしれない、と盛り上がっていた。益岡がいたからだ。エースで四番。その凄さは知れ渡っていた。そんな益岡が、強豪の私立校の誘いを断って公立校の武蔵高校なんかにやってきたのも驚いた。益岡のお陰で、去年の県大会はベスト4まで行った。今年こそは、と誰もが思っていた。
益岡が腰を痛めるまでは。
医者からは、これ以上野球をやったら歩けなくなる、と言われているほどだという。益岡は、もう野球が出来ない。そんな雰囲気の中で、去年のようなテンションを維持することは難しい。
しかし、思いもかけないような展開になった。監督に呼ばれた須藤は、お前は益岡専門の代走(ピンチランナー)にする、と。益岡は、試合で1打席だけ立つ。そこで必ずヒットを打つ。なんとか一塁まではたどり着くから、後は須藤に任せる、ということらしい。しかし、そんな作戦そのものよりも、益岡の態度が気になる須藤は…。

「甲子園への道」
スポーツ専門の蒼天新聞関東局編集部の高校野球班をまとめる松崎キャップから、泉は翌日取材に向かう球場を指示されて驚いた。Aシードの東明学園の初戦が第一試合にあるのだ。注目の木暮投手を始め、戦力に厚みのある、県下で圧倒的な強さを誇る高校だ。そんな試合を任され、泉は気合を入れると共に気鬱にもなった。というのも松崎から、木暮のLINEを聞き出せという、どう考えても不可能なミッションを与えられたからだ。とはいえ、5人いる新人の中で甲子園記者として選ばれるのはただ一人。5人の内で唯一野球経験のない泉は、がむしゃらにやるしかない。
その東明学園の第一試合は、波乱の幕開けとなった。対戦相手は三ツ木高校。毎年初戦敗退を喫する、何の特徴もない弱小公立校だと、同期に成瀬は言っていた。部員は11名、試合前のシートノックも、東明学園と比べなくても明らかにレベルが落ちる。
しかし、そんな三ツ木高校は、東明学園と途中まで互角の戦いを見せたのだ。
その立役者が、二年生投手の月谷悠悟だ。特に球威のあるわけではない彼の球を、東明学園の選手たちは何故か打ち返すことが出来なかった。バッター自身も、首を傾げている。何故打てないのか…。試合が終わってすぐ、泉は東明学園ではなく、三ツ木高校の月谷の取材へと向かった…。

「『雲は湧き、光あふれて』」
日本が第二次世界大戦へと突入していく、そのちょっと前、昭和15年頃のお話。
鈴木雄太は、地元では強いと評判の普川商業の野球部に入部して三年、初めて先発を任された。対戦相手は、同じく名門の佐川中。しかし雄太の調子は上がらない。良いところがないまま、滝山と後退させられた。
雄太は、出来るだけ滝山の投球を見たくない。何故なら、見ると頭の中の「神様」が遠のいてしまうからだ。昭和9年に行われた日米野球、そのマウンドに立った少年がいた。沢村栄治。彼の神様だ。しかし、「沢村みたい」と評される速球を持つ滝山の投球を見ていると、頭の中の沢村栄治が薄れてしまうのだ。
やがて雄太は、キャッチャーに転向させられた。滝山とバッテリーを組むことになるのだが、滝山は雄太のサインなんて一切無視する。どうせ自分の球なんか、どこに投げたって誰も打てない、という傲慢さがそうさせるのであり、事実その通りなので雄太も何も言えないでいる。ピッチャーを辞めてまで野球部に残り続ける意味はあったのか…。バッテリーと呼べないような関係を続けながら雄太は思う。
そうこうしている内に、日本を取り巻く状況はいよいよ怪しくなっていき、次第に適性国のスポーツである野球をやっていられないような雰囲気になっていき…。

というような話です。

結構好きな作品でした。野球にはさほど興味はないし、甲子園にも特別な思い入れはないんだけど、まっすぐに甲子園を目指すみたいな小説ではなくて、甲子園とのちょっと変わった関わり方を描く作品で、その切り取り方が面白いなと思いました。

一番初めの「ピンチランナー」は、よくこんな面白い設定を考えるなぁ、と思いました。普通の野球小説ではまず成立しない「ピンチヒッター」と「ピンチランナー」の関係が、実によく描かれていると思いました。腰を痛めた強打者と、盗塁のセンスだけは抜群の男が、二人で力を合わせることで試合の鍵を握る存在になる、という設定も秀逸なのだけど、その二人の関係が一筋縄ではいかない、という点も面白いと思いました。かたや、怪我をして戦線離脱しながら対戦相手の研究に余念がない、かたや、スタメン入り出来るというのにただ走るだけの自分の存在に違和感を覚えている。どちらも、真っ当な形で野球と向き合うことが出来ないが故の葛藤やぶつかり合いみたいなものを内に抱えていて、そんな二人が自分たちのちからをどう試合で活かしていくのか、という展開は面白いと思いました。

また、お互いの関係性という意味では「『雲は湧き、光あふれて』」も良かったですね。戦争直前という、およそ野球をするのに良いとは言えない環境の中で、それぞれがそれぞれの立場の中で野球をしている。日本を取り巻く状況が厳しくなっているが故に、才能があるだけでは、野球に対する情熱があるだけではどうにもならない現実に直面せざるを得ない中で、傲慢で自分のことしか考えていない豪腕ピッチャー・滝山と、投手志望でありながらキャッチャーに転向させられた雄太の、どちらにもあるやりきれなさみたいなものがうまく描かれていると思いました。

ただ、僕が一番好きな話は、二話目の「甲子園への道」でした。野球の部分の話も実に面白かったですが、この話が一番好きなのは、「伝えること」の難しさを描いている部分です。

強豪校である東明学園と、弱小校である三ツ木高校の対戦は、観客の予想を遥かに裏切る非常に面白いゲームで、さらに、泉が取材に行った三ツ木高校のエース・月谷のキャラクターも実に面白い。泉の質問に、予想の斜め上を行くような回答を返してくる月谷には、多くの人が魅力を感じるのではないだろうか。「

そういう野球の部分も、実に面白い作品だ。しかし、本書で僕が一番面白いと感じたのは、泉がキャップに出した原稿がどうなったのか、という部分だ。なるべく具体的なことを書かずに僕が面白いと思った部分に触れようと思う。キャップは泉の原稿に対して何かをした。その何かは、泉を落胆させた。その記事は、泉が初めて書名入りで載った記事であり、それ自体は誇らしいことだったが、しかし泉は素直に喜ぶことが出来ない。キャップがしたことを割り切って捉えることが出来なかったのだ。

しかしその後泉は、思いがけない反応に直面することになる。そしてそれは、キャップが手を加えた記事によって生まれた反応だったのだ。そのことの意味を、泉はきちんと捉えようとする。キャップからぶつけられただけの言葉は泉の内側に入り込んでいかなかったが、その反応を知った後、ようやく泉はキャップの言葉を理解できるようになる。

具体的なことを伏せたので非常にぼんやりした言い方になったが、この部分が、「伝えること」の難しさを描いていて、非常に面白いと思いました。

甲子園をテーマに、様々な切り取り方を見せる作品で、野球をあまり詳しく知らない人にも、よくある野球小説には飽きている人にも、どちらにも楽しめる作品だと思います。

須賀しのぶ「雲は湧き、光あふれて」

関連記事

Comment

[7900]

こんばんは。
この時期に、連日この気温って、大丈夫かな?と心配になります(泣)。
私も1か月ほど前に、この作品を読みました。爽やかなスポーツ系という印象で、特別気にも留めませんでした(汗)。

ところが、その印象を180度覆したのが、本屋大賞の候補にもなった「また、桜の国で」でした。この作品は凄かったです。第一次大戦後のポーランドが舞台です。ワルシャワの日本人大使館の書記生という立場の日本人(父はロシア人、母は日本人)の物語です。須賀さんの取材力に脱帽、という感じでした。読み終えた後、一種の虚脱状態になったほどです(笑)。
その後、同じく須賀さんの「革命前夜」という作品も読みました。こちらは東ドイツにピアノの勉強のため留学した日本人学生の話です。ドイツについて描く場合、ナチスを抜きには語れませんが、直接間接にその影響が色濃く漂っていました。私は世界史の知識が乏しいだけではなく、地理についても国の正確な位置さえ分からないという情けない状況ですので、もっといろいろ豊富な知識があれば、さらに深く味わえたかな?と残念な気持ちでした(泣)。でも、そんな私でも、この作品の良さは理解できたと思っています。
通りすがりさんがお読みになった須賀作品は、中国が舞台のようですね。須賀さんって、本当に守備範囲が広い作家だなぁ、と感心しました。機会がありましたら、ぜひ一度お読みくださいね。

それから「月の満ち欠け」も読みましたが、生まれ変わりの話は、なかなかすんなり受け入れがたく、良さが分からないまま読み終えました(汗)。一度死んだら、もうそれで良い、と思っているからかもしれません(笑)。

では、この辺で。
天候不順な日が続きますが、お元気で読書に励んでくださいね。

[7902]

こんにちは。今日も暑くなりそうな…(泣)。

追記です。先月25~26日に青森に行ってきました。三内丸山遺跡、弘前城、岩木山、斜陽館と回り、遂に常田健土蔵のアトリエ美術館も見てきました!
規模は非常に小さい美術館ですが、何となく温かみの溢れた建物で、リンゴ畑の中に建っていました。リンゴの花の時期も終わり、これから熟すのを待つばかりという感じでした。作品は300点以上あるそうですが、月ごとに入れ替えて30点ほど展示されていました。ついでに無理を言って、常田氏の制作現場の土蔵も見せていただきました。描きかけの作品らしきものが立て掛けてあり、ちょっと感動しました。食うや食わずで制作に打ち込んだ画家がいた(いる)中で、氏はかなり運が良い画家と言えるかもしれませんね。世俗と離れた場所で、黙々と描き続けられたことは本当に幸せなことです。また作品も、農夫や子供に対する温かい眼差しが感じられ、心が和みました。収穫の喜びがある反面、出稼ぎや囚人(恐らく農民運動?)を描いた作品もあり、当時の農村の生活が窺えました。この美術館は、月のうち半分くらいしか開館していないことが欠点で、私も開館時期を調べて出かけた次第です。
ということで、簡単なレポートです(笑)。

[7904]

こんばんはでございます~。

須賀しのぶは、ちょっと凄いですよね。そう、僕が読んだのは中国が舞台の作品だったんですけど、読んでちょっとビビりました。スケールがデカイのと、よくこんな話思いつくなぁ、という感じでした。「また、桜の国で」も、凄いという話は聞いてるんですけど、まだ読めてないんですよね。何を書いても凄い作品を書ける作家だと思います。

野球を題材にした本書は、「コバルト」っていうライトノベル系の雑誌で連載されていた作品で、だからかなりライトノベルの読者に合わせた書き方をしているんだと思います。硬軟書き分けられるのもさすがだなという感じです。

「月の満ち欠け」は、うーん、って感じでしたよね。ちょっと僕も、よく分からなかったなぁ、という感じでした。

青森の美術館、行かれたんですね!さすがの行動力です。小説で読んだ舞台が目の前にあるっていうのは、不思議な感覚でしょうね、きっと。リンゴ畑の中にある美術館というのも、想像できるようで想像できないような、ちょっと不思議な感じですね。

作品を読んで、「食うためではなく、描くために描く」というスタイルが凄いなと思いましたけど、やはりそういう感覚を感じられる絵なんだろうなと思いました。描きたいものを描きたいように描けるというのは、やはり幸せですよね。

月の半分しか開館していないというのは厄介ですね(笑)。なんとなく、アクセスも良くないイメージがあるので、ふらっと立ち寄るわけには行かなそうですね。僕も青森に行く機会があれば、立ち寄る検討をしてみようと思います~

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

Trackback

http://blacknightgo.blog.fc2.com/tb.php/3330-3149025f

 | ホーム | 

プロフィール

通りすがり

Author:通りすがり
災害エバノ(災害時に役立ちそうな情報をまとめたサイト)

サイト全体の索引
--------------------------
著者名で記事を分けています

あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行~わ行

乃木坂46関係の記事をまとめました
(「Nogizaka Journal」様に記事を掲載させていただいています)

本の感想以外の文章の索引(映画の感想もここにあります)

この本は、こんな人に読んで欲しい!!part1
この本は、こんな人に読んで欲しい!!part2

BL作品の感想をまとめました

管理人自身が選ぶ良記事リスト

アクセス数ランキングトップ50

TOEICの勉強を一切せずに、7ヶ月で485点から710点に上げた勉強法

一年間の勉強で、宅建・簿記2級を含む8つの資格に合格する勉強法

国語の授業が嫌いで仕方なかった僕が考える、「本の読み方・本屋の使い方」

2014の短歌まとめ



------------------------

本をたくさん読みます。
映画もたまに見ます。
短歌をやってた時期もあります。
資格を取りまくったこともあります。
英語を勉強してます。













下のバナーをクリックしていただけると、ブログのランキングが上がるっぽいです。気が向いた方、ご協力お願いします。
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

アフィリエイトです

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
本・雑誌
7位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
和書
6位
アクセスランキングを見る>>

アフィリエイトです

サイト内検索 作家名・作品名等を入れてみてくださいな

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

カウンター

2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
17位 長澤樹「消失グラデーション
18位 飛鳥井千砂「アシンメトリー
19位 松崎有理「あがり
20位 大沼紀子「てのひらの父

新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
3位 「街場のメディア論
4位 「デフレの正体
5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
8位 「ゲーテの警告
9位 「メディア・バイアス
10位 「量子力学の哲学

小説以外
1位 「死のテレビ実験
2位 「ピンポンさん
3位 「数学ガール 乱択アルゴリズム
4位 「消された一家
5位 「マネーボール
6位 「バタス 刑務所の掟
7位 「ぐろぐろ
8位 「自閉症裁判
9位 「孤独と不安のレッスン
10位 「月3万円ビジネス
番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)