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「南京事件」を調査せよ(清水潔)

僕は「歴史の授業」が嫌いだったのだけど、そのことを人に説明する時によく、「南京事件」を引き合いに出すことが多かった。
たかだか100年も経っていない「南京事件」が、起こったのか起こっていないのかの論争が存在しているくらい歴史というのはファジーなものだから好きになれない、というように。

「南京事件」を引き合いに出すことが正しいかどうかはともかくとして、この感覚は常に僕の中にある。
例えば、僕は学校で「鎌倉幕府の成立は1192年」と習ったが、確かこれはもう否定されているはずだ(今何年と教わっているのかは知らない)。教わったことがどんどん変わっていく。しかしそれは、理系の知識も同じだ。新しい発見があれば、どんどん教科書の記述は変わっていく。
それは、まあ仕方ないことだと思う。

僕がどうにも受け入れられないのは、例えば歴史的事件の背景にある動機や理由などについてだ。
確か織田信長だか豊臣秀吉だかが朝鮮出兵をしたような記憶がある。それに対して、こういう動機で彼は朝鮮出兵を決めたのだ、というようなことをきっと学校で教わるのだろう。
しかし、そんなもの正しいかどうかなんてどうやって判断するんだ、と僕は思ってしまう。
何かの本に記述はあるのかもしれない。でも、その記述が正しいかどうかの保証はどうなされるのだろう?客観的事実に関する描写なら、複数の記述を突き合わせればその真偽は判断できる可能性が高い。しかし、内面の事柄に関しては、ほとんど検証など出来ないのではないか、と僕は感じてしまう。

僕にとっての「歴史」というものの認識の根幹には、そういう考え方がある。基本的に、「これが正しい」とされていることの正しさは怪しいな、と思っている。
そして、そういうことを一言で表すために僕は、「南京事件」を引き合いに出すことが多かったのである。

『「南京事件」取材の最大の障害は年月の経過だった。
終戦は70年目を迎えることになるが、「南京事件」は更に遡る77年前だ』

77年前の出来事。ギリギリ関係者が存命であるかもしれないというタイミング。そんなタイミングで著者は、「南京事件」の調査報道に携わることになった。

本書のベースとなっているのは、NNNドキュメント「南京事件 兵士たちの遺言」という番組である。著者である清水潔氏が手がけた番組だ。この番組は、「平和・協同ジャーナリスト基金賞『奨励賞』」「ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞」「メディア・アンビシャス賞」「放送人の会・準グランプリ」など様々な賞を受賞したドキュメンタリーであり、『大手メディアのほとんどがなぜかこの事件から目を逸らす』と言われている「南京事件」を真正面から扱ったものとして大いに話題になったようだ。

『番組はSNSなど、ネット上でも相当な話題となっていた。
書き込みにはこんなものもあった。
<南京事件って本当にあったんだ。中国の捏造ではなかったのか!>
そう信じていた人が多いことを改めて確認した。』

著者自身についても先に書いておこう。
著者は、「桶川ストーカー殺人事件」で、警察よりも先に犯人に辿り着くという執念の取材により、調査報道の新境地を拓く。「足利事件」の冤罪を証明し、それを足がかりとし「北関東連続幼女誘拐事件」の存在を明らかにした「殺人犯はそこにいる」も、調査報道のバイブルと評される。常に事実を追い求め、細かく細かく「正しいこと」を積み上げることによって誰にも到達出来ない地平に達する著者の取材のあり方には、恐らく誰もが驚愕させられることだろう。

『「事実」に一歩でも近づくことが最大の目標だ』

『資料取材の基本は「原典に当たれ」だ』

今回の南京事件の取材においても、過去の調査報道のスタイルを踏襲し、細かく事実を積み上げていくことで、否応なしに南京事件の発生の有無に決着が着くような形で取材を進めていく。「一次資料に当たること」「たった一つの一次資料を信用せず、複数の方向からその真偽を確認すること」「解釈や説明ではなく、事実を積み上げること」など、取材のイロハではあるのかもしれないが、そのイロハに忠実に徹底的に従うことで、未だに議論の尽きない南京事件というものを炙りだしていこうとする。

今回の取材のキーマンとなったのは、小野賢二という人物だ。小野氏の存在がなければ、著者の取材は、著者がこれまでやってきたスタイルではとても実現できなかっただろう。

小野氏は化学メーカーを勤めあげ、定年後ある活動を始めた。それは、地元福島県から徴兵された元兵士を探しだして、南京での出来事を聞き取り続けているのだ。

そんな小野氏は、貴重な資料を手にしていた。それが、元兵士から手に入れた日記と、取材の様子を記録した映像やテープだ。
著者の取材は、小野氏と出会ったことでようやくスタートラインに着くことが出来た。

『捕虜の虐殺。これが事実ならば「加害者の告白」ではないか。
殺人事件でいうなら自供調書ということになる。
しかもだ。これが大事なのだが掲載されていた日記は一人のものではなく、合計19名分もあった。そしてその多くが何らかの形で捕虜の虐殺に触れていたのだ。』

著者は、日記の原典や取材テープに当たり、そこで描写されていることが事実であるのか否か徹底的に調べることにした。南京事件についての記述だけにとどまらない。いつどこに上陸したのか、なんという船で向かったのか、日記に書かれているような場所が本当に中国に存在するのか…などなど、日記の記述全体から、現在でも検証可能な情報を抜き出しては、その真偽を確定していく。日記や取材テープにはすでに、元兵士による虐殺の証言が存在している。だから日記や取材テープの信ぴょう性を高めることで、南京事件の存在を証明できると考えたのだ。

そうやって、僅かな記述も無視せずに、複数の情報を突き合わせることが可能なものを徹底的に洗い出すことによって著者は、南京事件と呼ばれるものがどういうものであり、そこで一体何が起こったのかを、大部分を何らかの裏付けによって支えられながら描写することが可能になった。死亡者数などははっきりとしないものの、南京における日本兵によるかなり大規模な虐殺は存在した、と著者は結論付ける。

しかし、本書においてこの結論は、著者の目的の半分である。

『そしてまた、放送後には私の中に別の疑問が残ったのである。
なぜ、この事件は強く否定され続け、闇へと封じ込まれようとするのか。真相を求める人々が多いにもかかわらず、大手メディアのほとんどがなぜこの事件から目を逸らすのか。そして現代に生きる人たちは、本当に戦争と無関係なのか、そもそも私自身はどうなのか…。そんなことについて書き残したくなったのだ。
これが本書を世に放つ理由だ。よってテレビで放送した「南京事件」の枠組みとは大きく異なっている』

著者の関心は、南京事件を取り巻く様々な言説や動きにも向けられていく。

著者は、南京事件の取材の過程で、南京事件以外の虐殺についても調べている。南京以外の外国の地で日本軍が行ったもの、日本国内で行われたもの、逆に日本人が虐殺に遭ったもの…。調べれば調べるほど戦争には虐殺がつきものなのだということが分かってくる。

しかしその中においても、南京事件というのは特異な存在感を持つ。

『しかし別れ際に小野さんはこんな言葉を口にしたのである。
「取材協力はしますけど、本当に放送なんてできるんですかね。これまでもNHKなどは、東京や福島の放送局から何度も来ましたけど、みな一度きりでしたよ。これを報じようとして新聞社で飛ばされた記者も知っています。難しいですよ南京事件は…」』

『テレビ番組で「南京事件」を報じることについて意見を聞く。またご本人の取材や出演は可能かと打診した。すると実にあっさりとこう言われてしまった。
「お止めになった方がよろしいと思いますよ。何しろ“両方”から矢が飛んできますからね。出演もご遠慮させて頂きたいですね」』

南京事件だけがなぜこうも特殊な論争が存在するのか。著者はそこに結論を見出すことはないが、南京事件という歴史的事件の特異さから、中国という国への違和感、戦争における被害者と加害者の立場など様々な方向に思考を広げていく。

そしてその一つに、現在の政治の動きがある。

『不思議なのはなぜ、わざわざ「なかった」と言い出すのかである。
産経新聞の連載もそうだ。
本来、報道とは何らかの事象が「起きた」ことを伝えるのが基本である。
事件や事故が起きる。状況を伝える、そのために目撃者が登場する…。
ところが連載記事では「見なかった」という人を取材し、「なかった」という結論に転化していた。実に不思議な報道である。』

南京事件は一つの要素に過ぎないだろうが、著者は、安保法案の成立や、政府によるマスコミへの介入などの「きな臭い動き」を作中に絡めながら、過去の歴史が、現在の政治の動きに影響を与えているのではないか、という空気を切り取っていく。報道ステーションのコメンテーターだった古賀茂明氏の降板、国際的な「報道の自由度ランキング」の低下などに触れながら、日本における「言論の自由」が揺らぎ始めている様を描写し、そこに安保法案の成立を推し進め、日本が再び戦争に突入する状況を生み出しつつある現政権の動きを見る。戦争に突入することでまた南京事件のような虐殺が起こりうるであろうこと、そして起こってしまった南京事件という出来事を否定したり矮小化したりすることで政治的な立場を有利にしようとすること。それらは、南京事件という一つの出来事とだけ直結する問題ではないが、南京事件を含む歴史という大きな枠組みが、現代を生きる僕らの生活に実は直結しているのだ、という現実を改めて認識させる。

『極論を言ってしまえば、虐殺があろうとなかろうと私には無関係である』

取材を開始する前、著者はこんな風に思っていたという。興味は事実か否かだけにあり、虐殺があったにせよなかったにせよ、それが事実であれば自分にとってはそれでいい、というのが著者のスタンスだ。

しかし、南京事件を含む周辺の様々な取材を通じて、著者の考えは変わっていく。

『虐殺があろうとなかろうと私には無関係…。
取材を始めた頃の私はそう思っていた。
だが…、なんということだ。
122年を遡った先で私の到来を待っていた「事実」は、愚かな思考を完膚なきまでに叩き潰してくれたのだ―。
「おまえは本当に戦争と無縁だったと言い切れるのか?」
大陸の寒風が、私の頬をピタピタと打つ。
けれど、それでも私はそれをなかったことにしてしまおうとは思わない。
「事実」に一歩でも近づくことこそが、私の仕事だからだ。
歴史にはおぞましいものもある。だからといって事実を修正できるはずなどないのだ。』

日本の政治が、戦争に向き始めている。そういう雰囲気はそこここで感じ取れる。実際に日本が戦争に突入するかどうか、それは誰にも分からない。しかし、南京事件を深く掘り下げていくことで著者は、戦争というものが何を生み出しうるのか、戦争というものが人間をどう変えうるのかを描写していく。戦争を経験した世代が年々減り続けている今、日本人にとって戦争はリアルなものではなくなってしまった。戦争のリアルを体験した人の言葉を、僕らはもっと知るべきなのではないかと感じた。

『黒い革張りの日記を遺した上等兵は、戦後にこんな一文も記している。
<日本も自衛隊を作り、年々国費を増やして増強を図っておりますが、いつかは再び戦争を予想していることと思う。もっとも自衛力を少しも持たずにいることは安心出来ないが、戦争までやるようなことは絶対に無いようにして貰いたい。どれほどの国民が犠牲になって我が故郷の土を踏むことが出来ず、親子に会うこともなく異国の丘に消えて行った何十万の戦友を思えば、自然と涙が流れて来るのであります>』

戦争を経験した上等兵とは違った形で、著者も、今を生きる我々に問いかける。「日本国民」という大きな集団に対してではなく、「わたし」「あなた」という個に対して。

『兵を戦地に送り込むのは国家であろう。しかし戦い、傷つき、家族を失い、苦しむのは、結局は個々の人間だ。国家がその苦しみを救えるはずもない。ならば宿命を背負うか、謝罪するか、最後に決めざるを得ないのは、私達個々ではないか。
それぞれが歴史に学び、事実を知り、憂い、死者に黙祷せずしてどうするのか。
そうして二度と国を破滅の危機に追い込まぬことこそが、本当の意味の愛国心ではないのか。それこそが「国を守る」ということではないのか』

『知ろうとしないことは罪である』という声に突き動かされて様々な取材に携わってきた著者。もちろん、どんなこともすべて何もかも知る、なんていうことは出来ない。世の中、知らないことだらけだ。しかし著者が言いたいことは、「常に知ろうとする意識を持て」ということだろう。今の知識量で満足するな。今の関心の範囲で満足するな。そういうことだ。

「知る」にも様々なレベルがあるだろうが、本書を読んだだけで知った気になる、というのもまた怖いことだろうと感じる。もちろん、一般人のレベルで出来ることは限られている。しかし、常に「知る」ための「行動」を伴うこと。そういう意識は持っておきたいと強く思わされた。


『「なかった」と言うのは、本当は、あったことを知っているから言っているのだと思います。知っていて、それでも「なかったことにしたい人」が言っているんじゃないかと思います』

ある海軍兵士の言葉だ。すべてに当てはまるわけではないだろうが、本書を読むと、なるほどと思わされる一言である。

清水潔「「南京事件」を調査せよ」

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