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一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート(上原善広)

本気で何かに向き合う、ということを、人生の中で経験することはほとんどない。
受験勉強を死ぬほど頑張った人、甲子園を目指して猛練習をした人、会社のセールスでとんでもない数字を叩きだした人など、世の中には凄い人間がたくさんいるだろう。結果は伴わないにせよ、自分の精一杯を突き詰めた、と感じた経験がある人もいるのかもしれない。

しかし本書を読むと、そんな感覚は吹き飛ぶだろう。
「本気」というのはこういうことなのか、と打ちのめされるような思いだ。

『懸垂のMAXとは「できる限り回数をやる」ことになる。例えば懸垂を十五回できるのなら、それをできなくなるまで何セットでもやり続ける。間に休憩を入れても良いが、五分以上、休むことはあまりない。初めは反動なしでの懸垂だ。
この懸垂ができなくなった初めて、反動を使っても良い。それでもできなくなったら、足を地面に着けて斜め懸垂をやる。
ここまでくると指先に力が入らなくなり、鉄棒を握ることすらできなくなっている。ベンチをやっている時から、シャフトを強く握っているからだ。
しかしここで止めては、100%とはいえない。
そこで今度は、紐で手を鉄棒に括りつけて、さらに懸垂をおこなう。さすがに学生ったいは本当に泣いていたが、ここまでやらないと、外国人のパワーと対等には闘えないのだから、無理は承知の上だ。』

一事が万事、こんな感じである。通常は日本のトップ選手の5倍のウェイトを行い、大会後や調整時期などには「軽め」ということで日本のトップ選手の3倍ぐらいのウェイトをやっていた。一日二十四時間練習していた、というのが大げさではないくらいの練習量である。

その圧倒的な練習量にも驚かされる。彼の本気を感じる部分ではある。
しかし、ただ量が凄いだけではない。彼は、質においても究極を目指した。

『精神と身体は不可分であり、そのため両方の素質が必要となる。
精神面の才能とは、やる気があるとか、そんな基本的な話ではない。スポーツ選手にも、考える感性やセンスといったものが必要になる。それは簡単にいえば、「自分で考える力」があるかどうか、その考える方向は合っているのか、ということだ。』

彼の「自分で考える力」は、圧倒的だ。

『私に信条というものがあるとしたら、「世の中の常識を徹底的に疑え」に尽きるだろう』

『世の常識というのは、ただの非常識だと思った方が良い』

著者のこの価値観は、本書を読めば分かるが、実に説得力がある。何故なら、誰もがやらなかった技術を編み出し、そしてそれがその後その競技の世界において広まっているからだ。

『とにかく、考えられることは何でも試して、自分のものにしてくのだ。さすがに日本人はもとより、外国人でもここまで考えて徹底している者はいなかったが、後々、私の真似をすることで彼らの記録も伸びていくことになる』

どんなものがあるのか、いくつか挙げてみる。

『現在、やり投げ選手の多くは、この左右の長さが違うスパイクを履いているが、これは私が世界で初めて使ってから広まった。海外でこの左右非対称のミズノ製スパイクは「ミゾグチ」と呼ばれている』

『早く走ろうと思うのなら、上半身は猫背のように前かがみ気味になって、腿を体の前の方で回す感じにするといい。こうすれば、誰でも早く走れる。
私は何でも女装練習していて、この猫背の姿勢で腿を前で回転させれば、早く走れることを知った。というより、速く走ろうとすれば、それしか方法がないのだ。
これは1990年代に入るまで、世界の舞台でもほとんど見られなかった。短距離界でもまだ気づいていなかった記述だ。現在では多くの選手がスタートしてから前半は前かがみになって走っているが、私はこれに1989年の段階ですでに気づいていた。なぜ短距離選手がこの動きをしないのか、不思議でならなかった』

『このクロスのフォームは、助走のときの猫背より驚かれた。
なにしろクロスのときに跳ばない選手は、今まで世界で誰もいなかったからだ。ガニ股だったのも、面白かったのだろう。「まるでロボットだ」とも言われた。まあ、言いたい奴には言わせておけばいい』

彼は、常識を疑い、自ら仮説を立て、自ら実験することで、正しい答えを導き出していった。それはまさに、「自ら考える力」なしには不可能だっただろう。

また、彼の練習はウェイト中心だったようだが、ウェイトというものそのものに対しても、こんな考え方を持っていた。

『私にとってウェイトは、繊細にして最大の注意を払うべきトレーニングだ。ここでウェイトの話をすることは、私自身を説明することに他ならない。
ウェイトこそ、私の哲学の実践だといっても過言ではない。
ウェイトをすると「身体が硬くなる」、または「重くなる」という人がいる。
しかし、私から言わせると、それはウェイトを「単に筋肉を付ける」という目的でやっているからだ。短距離なら「速く走るたんのウェイト」をしなくてはならない。これをしていないから、体が重く感じるのだ。

では、その種目に合ったウェイトとは一体、どういうことなのか。
一言で言えば、ウェイトは筋肉を付けると同時に、神経回路の開発トレーニングでなければならない。筋肉を動かすのは、筋肉ではない。脳からつながっている神経が動かすのだ。
この神経がつながっていないとせっかく付けた筋肉が使えない。結果、体が重く感じてしまう。物理的にも重くなっているのだからそう感じて当然だ。』

彼はこのとんでもない「本気」を貫くことで、世界記録まであと一歩という驚異的な記録を叩きだした。
いや、実際にはその記録は、世界記録と呼ばれるべきものだったのだ。

『冷静に考えると、いくら安物のメジャーを引っ張ったとして、それで8cmも縮むわけがない。おそらく芝生にいた計測員が、再計測のとき、故意に着地点をわずか手前にずらしたのだ』

生まれ持っての身体能力に頼らず、たゆまぬ努力と自ら見出した理論によって強靭な肉体を作り上げる。さらに、常識を疑い、自ら考え続けることによって、誰も見出したことがない新たな技術を次々と開発する。その連続によって彼は、体格では圧倒的に欧米人に劣りながらも、世界と匹敵するほどの結果を残すに至ったのだ。

これこそ、まさに「本気」である。

彼の本気は、相次ぐ故障や怪我によって、もはや自己ベストを出すことは不可能だと分かった後も続く。

『致命的な故障で体が動かなくなって初めて、私は一般の選手のことがわかるようになっていた。
一般選手に教えていても、全くできないことがある。それがなぜかわからなかったのだが、「ああ、こういうことなのか」と納得できたのだ。
では、これまでの自分は才能だけでやってきたのか、それとも努力でやってきたのだろうか。
相変わらず1日10時間以上のトレーニングを続けながら、私はその点を確認、実験することにした。
90mを目指したために、ここまで破壊され動かなくなった体が、一般選手と同じ状態にあたる。この体で、果たして努力だけで80mが投げられるものかどうか。
そのためにもう一度、初めからトレーニングを見直すことにした。私は、自分が何を積み上げてきたのかを明らかにしたかったのだ。』

『最近の競技スポーツはみな、三歳頃からの英才教育で伸びると思われている。しかしこの試合で私は、ある程度の身体的・精神的素質があれば、誰でも努力次第で80mは投げられるという結論に至ることができた』

ここまでの努力が出来る人間を、人は「天才」と呼ぶのだろう。
そういう意味で彼は、圧倒的な「天才」である。


溝口和洋は、伝説の多いスポーツ選手だ。

『中学時代は特活の将棋部。高校のインターハイにはアフロパーマで出場。いつもタバコをふかし、酒も毎晩ボトル一本は軽い。朝方まで女を抱いた後、日本選手権に出て優勝。幻の世界新を投げたことがある。陸上投擲界で初めて、全国テレビCMに出演。根っからのマスコミ嫌いで、気に入らない新聞記者をグラウンドで見つけると追い回して袋叩きにしたことがある…。
それらの噂の真偽は、取材当時はわからなかったが、溝口和洋が日本陸上界で誰もが認めるスターだったのは間違いない』

本書は、そんな溝口和洋の評伝である。マスコミ嫌いであり、『知り合いの記者からは「絶対にインタビューなんかできませんよ」と忠告されていた』著者は、しかしその後18年にわたり溝口和洋から話を聞き、そして溝口和洋のアスリートとしての生涯を一冊にまとめあげた。

一人称ノンフィクションという、異例の形態によって。

本書は、上原善広が書いたノンフィクションでありながら、溝口和洋の一人称視点で進んでいく。「自伝風」とでも言うのだろうか。僕はそれなりにノンフィクションを読んできているが、このような一人称ノンフィクションというのはなかなかない(もちろん、「自伝」として出版されていても、実は別にちゃんと作家がいる、という場合もあるだろう。そういう作品も「一人称ノンフィクション」と呼ぶべきなのかもしれないが)。読んでいると、溝口和洋という人物のパーソナリティなどまるで知らないのに、溝口和洋本人が本当に語っているかのように感じる。読んでいると、ふとした瞬間に、そうだそうだこの本の著者は溝口和洋ではなかった、と思う。上原善広という作家が、まさに溝口和洋というアスリートに乗り移ったかのような作品は、臨場感に溢れていて、「自伝」ともまた違った読み味を感じさせる。

本書の中には、「アスリートとして自らの能力を高めるために真摯に練習に向き合う内向きの溝口和洋」と、「常識や組織を毛嫌いし無頼を通し続けた外向きの溝口和洋」の二人の溝口和洋がいる。前者については冒頭で書いた。ここからは後者について書いてみよう。

彼は、日本人選手同士仲良くやっていこうというような風潮、特に何もしてくれないのに賞金だけ奪っていくJAAF、トレーニングの苦労も知らないで好き勝手書いては、他人の話でメシを食うマスコミなど、自分を取り巻く様々なものを嫌悪していた。その気持ちは、分かるような気がする。

何故なら、彼のベースを作っていたものは、彼自身による「考える力」なのであり、根性や気合と言ったような曖昧なものではなかったからだ。

『私は学生のとき以来、やり投げをやめるまでは恋愛も結婚もしないと決めていたので、特定の女がいても、決して感情移入しないように気をつけていた。』

『タバコを吸うと持久力が落ちるというが、タバコは体を酸欠状態にするので、体にはトレーニングしているような負荷がかかるから事実は逆だ。タバコを吸うと階段が苦しくなるというのは、単にトレーニングしていない体を酸欠状態にしているからだ。』

彼の中には常に、どんな些細なことであっても、それがやり投げにとってどう役立つか、という思考があった。『私はやり投げを始めたときから、正確には大学生になってやり投げのために生きることを決意したときから、日常生活も含め、全てをやり投げに結び付けてきた。箸の上げ下ろしから歩き方まで、極端にいえばセックスをしている最中でも、この動きをやり投げに応用できないかと考え続けてきた』とも書いている。

そんな著者からすれば、周りが言っていることは、「考える力のない無能ども」による戯れ言でしかなかっただろう。そこに、彼にとって価値ある何かをもたらすようなものは何もない。誰ら彼は、他人の言うことを聞かず、スポーツマンらしくない振る舞いをしただけだ。そこに、やり投げを改良するための何かがあると思えば、彼はそれを取り入れたはずだ。彼以上にやり投げについて考えていた者がいなかった以上、彼が自分の判断で様々なことを決め行動するのは当然だと僕には感じられる。彼は傍若無人に映ったかもしれないが、溝口和洋というアスリートは、やり投げに不利になることは一切せず、やり投げに有利になることは何でもやる男なのだから、彼の努力が結果に結びついている以上、彼の記録だけではなく、彼の生き様ごと丸々受け入れなければ嘘ではないか、という気分になった。

『しかしいま、私の手元には、やり投げに関するものが何もない。
トロフィーも表彰状も、何もない』

『何年の何月何日、どの試合の、何投目が何m何cmで何位だったのか、今でも瞬時にそれを思いだすことができる。
それ以上の勲章があるだろうか。』

圧倒的な努力をし続けることが出来る溝口和洋は、今トルコキキョウという栽培の難しい花を育てる農家である。独自のやり方で、トルコキキョウを安定的に市場に出荷できる仕組みを作り上げた。

『農業には農業の難しさがあるが、しかしやり投げに比べたら楽なものだ。私は幼い頃から農業を手伝ってきたので勘もいい。やり投げで87mを投げることに比べたら楽なものだ。』

圧倒的な努力をし続けることが出来る人はいるかもしれない。しかし、どんな努力をすればいいかまで自ら考え、自ら軌道修正を加えながら正しい道を突き進み続けられる人はそうそういないだろう。どんな世界であっても、世界トップレベルにいられる人にはどこかしら常人を超えた部分があるのだろうが、溝口和洋というアスリートのそれは規格外であり、こんな男がいたのかと驚かされた。

上原善広「一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート」

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3位 浅野いにお「うみべの女の子
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感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

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6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
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