黒夜行

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明日の食卓(椰月美智子)



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先日、「母親やめてもいいですか」という本を読んだ。「普通」の家族というものを昔から希求しながら、発達障害のある子どもを授かってしまった母親の経験を元にしたコミックエッセイである。

その感想の中で、「普通の家族」なぞ存在しない、という話を書いた。

「母親やめてもいいですか」の著者は、「娘が発達障害児であった」という点をとって、「普通ではない」と判断していた。その気持ちは、まったく分からないわけではない。確かに、普通か普通でないかで言えば、普通でないかもしれない。

しかし、じゃあどうだったら普通だと言えるのか?と僕は感じてしまう。

「学校でいじめられて自殺するかもしれない。通り魔に殺されるかもしれない。不慮の事故で命を失うかもしれない。誰かを傷つけて警察に捕まるかもしれない。痴漢の冤罪で逮捕されるかもしれないし、若くしてガンになるかもしれない。誰かを助けようとして命を落とすかもしれないし、性同一性障害だと後々分かるかもしれない。会社のお金を横領するかもしれないし、騙されてAVに出演させられるかもしれないし、病院で子どもが取り違えられていたことが発覚するかもしれない。」

「母親やめてもいいですか」の感想で、僕はそんな風に書いた。子どもに何が起こるか、という以外にも色んなことが起こりうる。夫と離婚する、夫がリストラされる、義母が認知症になる、子どもの友達の母親とモメる…。子どもや子育てを取り巻く環境は、いつ何時だって変わり得る。

そういう、悪い影響すべて起こらないことが「普通」なのだろうか?それはむしろ、「普通」ではないのではないか?「普通の家族」というものに囚われすぎた著者(「母親やめてもいいですか」の著者)に対して僕は、そんなことを強く感じてしまった(一応書いておくが、「だから、発達障害を持つその子を受け入れるべきだ」という結論に達したわけではない。その著者が、子どもを愛せないことそのものは、僕は間違ったことではないと思っている)。

「普通の家族」とは、なんだろう?

隣の芝は常に青く見えるものだ。自分のところと比較して、相手の良い部分だけが視界に入ってしまう。しかし、家族の数だけ、親子の数だけ、そこには様々な関係性がある。外からでは窺い知れないような苦労は、どんな家庭にだって存在するはずだ。「幸せそうに見える家族」はたくさんあるだろうし、「幸せな家族」というのも実際にそこそこあるだろうが、「普通の家族」は存在しない、と僕は考えている。みな、普通ではない中で、その中で自分なりの幸せを見つけて行っているのだろうと思っている。その「普通ではないこと」がどんな風に現れてくるか、結局はその差でしかない。

僕の両親も、まさか僕がこんな風になるとは思ってもみなかっただろう。

僕は子どもの頃、良い子を演じていた。それは、僕なりの処世術だった。他人(僕にとって家族も他人に含まれる)と争ったり、喧嘩したり、自分の意見を通したりすることがめんどくさかった僕は、常に譲り、相手を受け入れ、自分の意見を言わない子どもになった。小学生ぐらいの頃から意識的にそうしていたので、親からすれば実に良い子に見えていたことだろう。

僕が反旗を翻したのは、大学二年の頃だ。両親に初めて、ずっと嫌いだったということをぶちまけたのだった。それから10年近くほぼ疎遠となり、最近は、時々連絡したり、たまーに会ったりする。

僕が高校生の頃、両親は僕の将来をどんな風に考えていただろうか。僕は、勉強だけは出来たし、結果的に良い大学に合格したので、両親としても多少の期待はあっただろう。それでも、結局僕は大学を中退し、長いことフラフラとフリーターを続けていた。僕自身は特にそれで困ったことはなかったが、親としては、思っていたのと全然違う、という感じだったかもしれない。

僕自身は、未だに、親に対して「育ててもらった感謝」みたいなものを感じたことがない。基本的に人間としてのまともな感覚が死んでいるので、まあ仕方ないよな、と思っている。

少し前、弟と電話で話をした。弟は既に結婚し、子どもがいる。弟は子どもが生まれた時、「それまで親のことは嫌いだったけど、初めて、育ててもらった感謝みたいなものを持てるようになった」という話をしていた。子どもの頃は“優等生”だった僕と比べなくても酷い奴だったが、今となっては弟の方が立派に優等生である。それを聞いて、子どもが出来るというのはそういうものなんだな、と感じたものだ。

僕自身は結婚願望もないし子どもも欲しくないので、この感覚が変わらなければ、一生“父親”というものを体感することはないのだろう。それでいいと思っている。“家族”というのは、僕にはイマイチよくわからない関係性だが、みな、“家族”というものに、過大な幻想を抱き過ぎなのではないか。子育てや家族の様々な話を見聞きすると、どうしてもそんな風に考えてしまう。


内容に入ろうと思います。
本書では、三つの家族が描かれていく。

専業主婦であるあすみとサラリーマンである太一の一人息子である優。小学三年生。優は優しく勉強熱心だ。募金箱があると募金をし、足し算も引き算も学校で習う前に出来ていた。あすみは習字を習っており、そこで出会ったママ友と情報交換をする。私立中学に入れようと思っているのだ。
優のクラスには、宇野光一君という、発達障害だと思われる子がいる。あすみはその子のことが気になっている。優になんらかの悪影響があるのではないか?子どもを守れるのは、親しかいない。あすみは、そんな気持ちで、優に最良の環境を与えてあげたいと考えている。

留美子は、いつも叫んでいる。長男の悠宇と次男の巧巳。小学三年生と小学一年生のこのコンビは、一人ずつなら大人しいのに、二人揃うと怪獣になる。二倍になるのではなく三乗になるような印象だ。スーパーで走り回る二人に注意をし、リビングを荒らしまくる二人を注意する。毎日これだ。留美子は空いた時間で、毎日の子育てで起こった出来事を面白おかしくブログに書いている。ちょっと息抜きが出来るような気がする。カメラマンの夫・豊は、子育てにはほとんど関わらないが、ライターである自分もカメラマンである夫も不安定な職なので、稼げる時に稼ぎたいと思っているから大きな不満はない。
しかし、その状況が一変するような出来事が起こる…。

加奈はシングルマザーとして、一人息子の勇を育てている。勇は我慢強い。我が家にお金がないことをちゃんと知っていて、欲しいものなど自分から言わない。学校で必要なものはすぐに言ってといっても言わない。無理させてしまっていることは心苦しいが、コンビニと化粧品会社でのライン作業では、どれだけ朝から晩まで働いても、余裕のある生活は出来ない。しかし加奈は、勇のためなら何でも出来る。勇に無理させないように、やりたいことをやらせてあげられるように、頑張って働くだけだ。

三人の「ユウ」の物語である。

子育てを描いた作品を読む度に感じることは、母親(あくまでこれは、メインで子育てをしている方、という意味での母親だ)は凄い、ということだ。小説で読んでも、ノンフィクションで読んでも、誰かの話を実際に聞いていても、凄いなと感じる。

本書の中では、特に留美子が、分かりやすい形で大変だ。

『自分の時間が、ほんのひとときもない生活は、精神的にも肉体的にも苦痛だった』

『食事をさせるのも、風呂に入れるのも、おそろしく体力を消耗した。あの頃、自分の洗髪やら洗顔やらをまともにやっていたのかさえ、留美子は思い出せない。椅子に座ってお茶を飲む時間なんて、どこを探しても見つからなかった。美容院に行く時間さえなく、半年に一度、区のサポートセンターに頼んで、たまった用事を済ませていた』

『反対に、どんなことがあろうとも、絶対に手を上げてはいけないという意見もあった。もちろんその通りだと、留美子も思う。よくわかる。ちゃんとわかっているつもりだ。
けれど、そういう意見の人の子どもは、決して怪獣ではないのだ』

どんな子どもが生まれてくるのか、選ぶことは出来ない。留美子がもしあすみと優の親子と面識があれば、優しくて落ち着きがあって頭のいい優を羨ましく思ったことだろう。自分の二人の息子は、一瞬足りとも落ち着くことがない怪獣だ。大人しく本を読んでくれている優は神様みたいに見えるだろう。

まさに、隣の芝は青く見える、ということなのだが。

本書を読むと、ひと言で「子育ての難しさ」と言っても、そこには様々なグラデーションが存在することを改めて認識させられる。どんな種類の困難さがあって、そしてそれがどの程度なのか。家族ごとに、親子ごとに違う。あすみ・留美子・加奈それぞれが抱える問題は、すべて違う。そして何よりも大変なのは、子どもを生む前にその困難さを予測することが出来ないということだ。

母親になれば自動的に「完璧な母親」になれるわけではない。どの母親にも得意不得意があり、自分の得意とする部分に困難さがある場合ならさほど問題にはならないかもしれない。しかし、自分の不得意とする部分に困難さがある場合は、大きな問題となる。子どもを生んだ後どんな困難さに見舞われるのか分かってるなら、自分が不得意とする部分を予め補う努力をすることも可能かもしれないが、そんなこと不可能に近い。

子どもは可愛いが、母親として上手くやっていくことが出来ない。子どもが持つ困難さと、母親自身の得意不得意の組み合わせ次第では、そういう状況などいくらでも起こりうるだろう。

『ゆったりと音着いて、心地よく理想通りに過ごすなんて、子どもたちがいたら無理だ。けれど、子どもたちがいない生活は考えられない。悠宇と巧巳がいてくれるからこそ、自分はこうして生きているのだと留美子は思う。
子どもを実際に持ったあとでは、子どもがいなかった頃の自分には戻れない。最初からいないのと、存在したものをなくすのとでは、当たり前だがまったく違うのだ。だから、子どもがいなかったら?子どもを生まずにいれば?などの「たられば」はありえない。
子どもがいて、楽しかったことと大変だったこと、これまでどちらが多かっただろうかと留美子は考える。大変だったことのほうが断然多かった。命を預かるというのは、並大抵のことではない。けれども、それでも、悠宇と巧巳がいてくれてよかったと思うのだ。やんちゃで愛おしい二人の子どもたち』

留美子がそう実感する場面がある。凄いな、と思う。僕は、自分が親になることがあったら、こんな風に感じられる自信は微塵もない。僕は、「我が子でも愛せないことがある」というのは当たり前だと思うし、それを大前提として色んな仕組みが出来ればいいと思っている。我が子を愛することは当たり前だ、という価値観や空気は、そうしたくても出来ない母親を追い詰めるだけではないかな、と思う。

少し話は変わって、本書を読んで強く感じたことは、男の無能さである。

先日、「逆襲、にっぽんの明るい奥さま」という本を読んだ。その感想の中で僕は、「男は、家庭というものを共同でつくり上げるには極めて無能である。」と書いた。本書を読んで、ますますその思いを強くした。

加奈の夫は、「好きな人が出来たから離婚してくれ」と言っていなくなったろくでなしだから置いておくとして、あすみの夫である太一も、留美子の夫である豊も、当初はちゃんとしていた。「社会の中で、男がすべきとされている役割」、つまり「働いて金を稼ぐ役割」に従事している分には、男はまだ頑張れるのだ。しかし残念ながら、男はそこでしか頑張れない生き物であるらしい。

『毎日家にいるくせに、なんで子どものこと、ちゃんと見てないんだよ!あんなになっちまって、いったいどうすんだよ!お前のせいだろ!』

『子どもたちを視覚的に「見てる」だけで、特になにをするわけでもないのだ。「見てる」だけなら、五歳児になってできる。「見る」という意味もわからないのだろうか』

『文句があるなら自分でやれば?』

『はんっ。仕事をしてるほうが、家のことやったら、子どもの面倒見たりするより楽だよなあ。いいよなあ』

僕は、自分が結婚して子どもが出来ることがあれば、いつかこういう人間になってしまう、という確信がある。だから、結婚にも子どもにも興味がない。世の中の男の大半は、自分がこんなろくでもない大人になるなんて思わずに、結婚して夫となり、子どもが出来て父親になるのだろう。自分は大丈夫だと思っているから、自分は他の男とは違うと思うから、夫になり父親になるのだろう。

男のこういう姿を見ると、僕は、甘いなー、と思ってしまう。自己認識が甘すぎるのではないか、と思ってしまう。僕みたいに、やる前からすべてを諦めているような生き方もどうかと思うが、夫になった自分、父親になった自分をリアルに想像しないまま結婚に踏み切る男が多いような気がしてならない。

女性の側にもそういう人はいるだろうが、男と比べれば圧倒的に少ないだろう。女性の方が現実的で、さらに変化への対処能力が高い。自分の想定と違っていても、なんとかする力に優れているように僕には感じられる。本書に登場する男は、とにかく、変化に弱すぎる。自分で自分の役割であると思っていること以外の事柄については、あまりにも適応能力が低すぎる。だから本書でも、男はとにかく醜態をさらす。「男は、家庭というものを共同でつくり上げるには極めて無能である。」と、益々実感させられるのである。

昔の方が、「子どもを育てる」ということの意味はシンプルだったはずだ。しかしそれは、家というものを重んじたり、女性の地位が虐げられていたことと関係しているので、良い時代だったなどと言うつもりはない。現代は、家という縛りが薄れ、女性の地位が昔よりは上がってきた。それゆえ「子どもを育てる」ということの意味は拡散し、共通項が見いだせなくなるくらい多様性を持つようになった。そんな時代にあって、家族ごとに、親子ごとに「普通でないもの」に囚われてしまう、現代の家族のあり方を切り取った作品だ。

椰月美智子「明日の食卓」

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Comment

[7735]

黒夜行さんのブログに家族の話が出るたび、もし自分の息子が、優等生で一流大学に入った自慢の息子が、将来を楽しみにしてた息子が、大学中退しちゃったら、どう思うかなー、といつも考える。
実際の自分の子供達三人のうち、二人はそこそこ?を出て、零細企業で働きながらなんとかやってる。あと一人は在学中。
うちは誰も有名大学にいってないし、最初から、「とりあえず自分で稼げる人間になる」目的は達成出来たけど、もしもし、優等生の息子がいたらなー。やっぱり期待してたかな?わからん。
この本は一気に読みました。私は結構、子供に手をあげたので、虐待は他人事ではない。スイッチが入っちゃうと、止まらなくなるのもわかる。
でも「あすみ」も「加奈」も、「留美子」だって私にすれば「とてもいい人」だ。
よく、「子供のためならなんでも出来る」なんていう人いるけど、一回もそう思ったことないなあ。
あ、全然感想になってないですね(笑)

あと、育ててくれたことを親に感謝する必要はないと思います。
勝手に産んだんだから、出来る範囲のことをして育てるのは当たり前、と思うので、私も親には特に感謝はしてないし(別に嫌いではありません)、子供達にもそうして欲しいと思ったことはないです、今のところはね。

[7739]

僕自身も、親が僕のことをどう思ってるのか、ちゃんとしたことは知らないんですよね。
「期待されてるんだろうな」とか「良い子だと思ってるんだろうな」と勝手に思ってただけで、その勝手な思い込みに勝手に苦しんでただけかもしれないんですよね。
どーなんでしょう?(笑)
でも、親のことはともかく、早い段階で脱落しておいて良かったっていう感覚は強くあります。
みたいなことを書くと、子育ての話とはかけ離れますけど(笑)

虐待は他人事ではないですか。
僕は親から叩かれたり怒られた記憶が全然ないんであんまり感覚的に分からないですけど、
親と子供それぞれの性格や価値観なんかに大分左右されるんでしょうね。
「子供のためならなんでも出来る」は、僕も嘘だと思ってます(笑)

「勝手に生んだんだから感謝する必要はない」っていうのは良い感覚だなぁ。
確かに、万が一自分が親になることがあったら、そう思う気がします。

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感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

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1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
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4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
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7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
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9位 速水健朗「ラーメンと愛国
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