黒夜行

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金メダルのケーキ(中島久枝)

『何人ものお客さんから「おいしかったよ」という声をかけられた。明日実はうれしいというより、少し居心地が悪かった。「こんなんで、いいんですかあ?」とか、「本当は、私、もっといろいろできるんです」とか思いながら頭を下げていた。でも、お客さんは次から次へと来て、みんなおいしそうに食べている。』

フランス菓子を作りたいと切望しているのに、町のパン屋さんでそこそこの材料を使って作ったフランス菓子とは程遠いお菓子を提供している主人公の少女の内心を表した文章だ。

この感覚は、僕の中にもあった。正確に言えば、未だに少し残ってはいる。「こんなんで、いいんですかあ?」と思ってしまう自分が、どこかにいる。これでいいんだ、と心の底から思い込むことは、なかなか難しい。

僕は今、モノを売る仕事をしていて、自分で売り場の一角を任されて、発注やら売場づくりやらなんやら全部やっている。その中で、「自分が良いと思うモノ」と「お客さんが良いと思うモノ」が食い違っていることに気づくようになる。

もちろん、「お客さんが良いと思うモノ」を提供するのが仕事だ。頭ではそれは理解できる。でもその一方で、「こんなんで、いいんですかあ?」と思ってしまう自分がいる。何も、「自分が良いと思うモノ」だけが買われるべきだ、なんてことを考えているわけではない。人の価値観は人の数だけあって、違うことの方がむしろ当然だ。しかしそれにしても、「僕が良いと思うモノ」と「お客さんが良いと思うモノ」の乖離が激しい。自分の気持ちを「お客さんが良いと思うモノ」に寄せようという努力はしているつもりだ。以前よりはずっと、「お客さんが良いと思うモノ」を売ることが仕事なんだ、と思えるようにはなっている。しかし、自分の中で、完全にスッキリ割り切れているかというと、まだまだ難しい。

『だってお客さんが食べたいっていうんだから、しょうがないじゃない。僕、気がついたんだよね。お客さんが求めているのは、本物のパリの味じゃないの。だって、パリで売っているケーキなんてすごく甘くて、脂肪分も高くてこってりしてて、日本人の口に合わないよ。そうじゃなくてさ、みんなの心の中にある、憧れのパリの味、一口食べるとシャンソンが聞こえてきて、エッフェル塔や凱旋門が目に浮かぶようなケーキをつくるのが僕の仕事』

テレビにも出るような有名パティシエで、みんながその店に行きたいと思うような菓子店のオーナーシェフの言葉だ。彼の店は「東京で一番パリに近い店」と呼ばれているが、しかし彼は、自分が提供しているものが正統なフランス菓子とは程遠いことを知っている。「本物のフランス」を提供するのではなく、「みんなが憧れているフランス」を提供する。まさに「お客さんが良いと思うモノ」を提供するという割り切りに満ちた言葉だ。僕は、やっぱりちょっと、このシェフの言葉に違和感を覚えてしまう感覚が自分の中にある。しかし、「それが僕の仕事」と言い切れるこのシェフが、仕事人としては正しい行動を取っていることも理解できる。

日々仕事をする中で、よく思い出す小説がある。宮下奈都「羊と鋼の森」だ。調律師の成長を描いた作品だが、その中で、こんな葛藤が描かれる。お客さんが望む通りに調律するか、本当に良いと思える音に調律すべきか、という問題だ。

『(お客さんが求めた通りに調律することについての話の後で)だけどそれは。だけど、それは、可能性を潰すことにならないか。ほんとうに素晴らしい音、心が震えるような音と出会う可能性。僕が高校の体育館で出会ったように』

作中で主人公は、そう悩む。この葛藤は、非常によく理解できる。しかし、調律師の先輩の一人は、この問題を、ハーレーと50ccのバイクに喩えて反論する。

『(ハーレ-も練習すれば乗れる、という主人公の反論に)乗るつもりがあるかどうか。少なくとも、今はまだ乗れない。乗る気も見せない。それなら50ccを出来るだけ整備してあげるほうが親切だと僕は思うよ』

確かにピアノを調律すれば、ハーレー並の能力を引き出すことは出来る。しかし、そうしたところでその持ち主はハーレーを乗りこなせない。ものすごく反応よく調整したら、技術のない人にはかえって扱いづらい。だから、50cc並の調律にするのだ、と。
確かに、そう説明されると、その通りだな、と思えてしまう。

求められていることを提供することが「価値」なのか。あるいは、相手がその存在すら知らないでいた地平にたどり着けるようにしてあげることが「価値」なのか。この問いはきっと、僕の中にずっとつきまとうことだろう。きっと永遠に答えが出ないまま悩み続けることだろう。敢えて答えを出す必要はないと思う。どちらかだけが正しい、ということはないはずだ。あらゆることがうまくいけば、この二つが共存する形でモノを提供することだって、できる可能性がある(実にタイムリーなことに、つい最近、そういう形でモノを提供することに成功したと思える企画を実現させた)。悩み続けながら、自分なりの着地点を見出したいと思う。

どちら側に立つにせよ、忘れてはならないことがある。

『菓子はパンや肉とは違って日々の食事にはなりえません。その味は虹のようにはかなく消えて、記憶の中にしまわれます。けれど、菓子は人を幸せにすることができます。もし世の中に菓子がなかったら、世界はどんなに単調でつまらないことでしょう。菓子は美しい音楽や詩や絵画と同じように、人々に感動を与えます』

『そうだ。お菓子は人を喜ばせるものだ。誰にどんな風に食べてもらうかを考えることが大切だ。だから、めずらしい素材を使う必要もないし、背伸びすることもない。まして、人と競争するものでもない。お菓子は勝ち負けじゃない。』

『大切なのは、どういうシーンで誰が食べるのかだよ。そこを突き詰めていくと、自然に形が決まってくる。ケーキって愛だからね。小さな子供の誕生日に、お酒をたっぷり使ったケーキなんてありえないだろう。結婚記念日なら、ロマンチックな方がいい。そうやってケーキを食べる人をイメージしながら考えていくと、心に響くケーキになるんじゃないのかな』

それが誰を幸せにするのか、誰にどんな風に楽しんでもらえるのか。そこがブレなければ、きっといいのだろうと思う。僕も、そこを見失わないように前に進んでいこう。そんな風に思える作品だった。

内容に入ろうと思います。

青山明日実と白川未来は、1964年、東京オリンピックで女子バレーチームがソ連を破って金メダルを獲った夜に菓子職人になることを決めた。明日実の父が菓子職人として働くフレンチ・レストラン「ドビュッシー」に、フランスの有名な女性菓子職人であるソフィがやってくることになり、世紀の試合があるその日、5歳だった明日実は父の働くレストランに連れて行ってもらった。白川未来の父親がオーナーを務めるドビュッシーには、彼の二人の娘である瑠海と未来がいた。二人は、フランスからやってきたソフィにバイオリンを聴かせるが、未来はそこでソフィが作ったお菓子を食べ虜になるのだった。
それから年月を経て、明日実も未来も共に高校生になった。
明日実は、あの日以来真面目に菓子職人を目指し、裕福ではない店に生まれながらも、出来る範囲で菓子職人としての技量を身につけてきた。今は、テレビにも出る有名菓子職人である藤堂茂の「パティスリー・リモージュ」でアルバイトもしている。
一方の未来は、世界的演奏者を目指す瑠海とは道を違えてバイオリンを辞め、今は特に何にも情熱を持てないまま日々を過ごしている。子供の頃菓子職人になりたい、と言ったことさえも忘れたまま。しかし、ひょんなことから明日実と未来が出会うことで、物語が動き始める。菓子職人としての基本は習得しつつあるが、フランス菓子に執着しすぎ、かち自分の作りたい菓子を明確に持てないでる明日実。一方、菓子職人のしての基本はまったく知らないが、既成概念に囚われず、誰かのために菓子を作るというイメージをはっきり持っている未来。二人はコンクールの出場を目指し切磋琢磨するが、考え方の相違やお互いに持っている才能への憧憬から仲違いしてしまい…。
というような話です。

思った以上に良い作品でした。物語の冒頭を1964年の東京オリンピックに据えることで、物語のメインの時代設定を現代から幾分古くし、それをうまく活かして物語をうまく成立させているように思います。現代を舞台にした場合、本書のような比較的純粋な物語はなかなか成立しにくいかもしれませんし、明日実の「フランス菓子への執着」みたいなものも、もしかしたら現代ではそこまで通用しないかもしれません。明日実が頑固にフランス菓子を追い求め、対称的に未来は既成概念に囚われずに菓子を作る、という二つの柱をきちんと描き出すのにうまい時代設定だったように思います。ド素人がコンクールで好成績を残したり、技量はあるけど金がない明日実と技量はないけど金はある未来というコンビなど、そりゃあ挙げれば都合のいい部分は色々出てきますけど、「夢を追うこと」と「それを仕事にすること」の両方の難しさみたいなものをうまく描き出していると感じました。

僕は、明日実と未来どっちのタイプかと言えば、たぶん未来のタイプだと思います。「こうすることになっている」という、「基本」とか「伝統」とか名前がついていることは基本的に嫌いで、でも明日実が未来に対してそうしたように、明確な理由と共に教えてくれれば納得して実行できる。「こうすることになっている」みたいな「常識」も嫌いで、出来るだけ既成概念に囚われないまま物事を見たり行動したりしたいと思っている。

だからだろう。僕には明日実の「フランス菓子に執着する姿」がおかしく見える。これは逆に感じる人もいることだろう。伝統や基本を重んじる人であれば、未来のように、先人が積み上げてきた経験や知識を重んじることなく自由に動きまわる様を見て眉をひそめることだろう。夢を追う形には様々なものがあるが、しかし大体、明日実タイプか未来タイプに大別出来るのではないか。読者は恐らくどちらか一方には共感できるだろうし、その共感できる側が相手を受け入れる過程で、自分の考えも変わっていくかもしれない。

明日実と未来の反りの合わなさをパッと理解できる箇所がある。

『「おいしいからって、何をやってもいいいって訳じゃない」
明日実は何度も未来にそう言ったはずだ。フランス菓子はフランスの土地と歴史と人が育てたものだ。それを学ばずに、上っ面だけをなぞっても本物にはならない。どうして、それを聞き入れてくれなかったのだ。
「ケーキはもっと自由で楽しい物よ。喜んでもらえたんなら、それでいいじゃない。他に何があるっていうの。こうあるべきとか、これが正しいとか、そんなことばっかり言っているから、明日実ちゃんのケーキは窮屈でつまらなくなるのよ」
未来が低い声で言った。
窮屈でつまらない。
明日実は言葉を失った。気を落ち着けようと窓の外を眺めた。
おいしくないと言われるほうがまだましだ。』

こんな二人が、どんな経験を経て前へと突き進んでいくのか。この二人の人生はどこでどんな風に再度交わるのか。物語としての読みどころは多々あるが、ここが一番の核だろう。とても面白いと思う。

明日実と未来の周りには、様々な大人が登場する。大体の人が何らかの形で夢を叶えているか夢を追っている途中だ。明日実も未来も、そういう様々な大人に教えを乞うことで少しずつ成長していく。大人の考え方も様々で、読者は彼ら大人に対しても、自分の考えと合う合わないみたいなものを如実に感じることだろう。

その中でも、僕が一番違和感を覚えてしまうのは、瑠海と未来の母親である遙子だ。

『大事なのはあなたの意志よ。自分の人生なんだから、自分で決断しなさい。
遙子の瞳はそう語っている。白か黒か。一度決めたら迷わない。諦めない。中途半端は許さない。それが遙子だ。
決断しなさいと問うこと自体が、遙子の望む生き方を押し付けているとどうして気づかないのだろう』

『遙子のいう成功は形のあるものだ。有名になったり、お金持ちになったり、ほかの人が見ても成功しているとはっきり分かるものだ。だが、未来が思い描く成功は、自分らしく生きること。誰かに喜ばれること。やりたいことを思いっきりすること。ほかの人からどう見えるかは、関係ない。
けれど、それをうまく言葉で説明できない』

遙子は、瑠海に付きっきりでバイオリンを弾かせる。遙子には、「バイオリンで世界を目指す」か「趣味でバイオリンを弾くか」の二択しかなく、瑠海は前者を選び、壮絶な練習の毎日に途中する。その二択は、未来自身にも突きつけられる。しかし未来がやりたいことは、その二択のどちらにも収まらない。しかし、物事との関わり方はそういう二択しか存在し得ないと頑なに信じている母親は、未来の気持ちを理解しない。

今まさにリオオリンピックの期間中であり、だからこそオリンピック選手たちの子供時代からのエピソードがテレビで流れることもある。トップ選手ともなれば、物心付く前から親によってその競技をやらされていて、本人の意志とは無関係なところで人生がスタートしている。これはスポーツの世界だけではなく、芸術や料理など様々な分野で同じことが言えるのだろう。一流になるためには、氏育ちとは別に、どんな親に生まれるかにもよるのだ。

結果的に親からやらされたことが本人のやりたいことと一致していけばいい。しかし、どんな場合もそうであるとは限らない。親に強要された挙句、特に結果が出るわけでも、自分が打ち込んできたものを好きになれるわけでもなく、諦めてしまった人だって山程いることだろう。僕は、オリンピック選手の子供時代のエピソードを見る度に、そういう、諦めてしまった人たちの存在が頭を過ぎる。

遙子のあり方は、まさにこういう違和感をもたらすものであって、僕としてはちょっと受け入れがたい。

同じように、有名菓子職人である藤堂茂に対しても違和感を覚える。詳しくは書かないが、僕も未来と同じように、藤堂茂が用意した新幹線には乗りたくないな、と思えてしまう。

先程、「夢を追うこと」と「それを仕事にすること」の両方の難しさ、と書いたが、「夢を追うこと」の難しさには、子供を取り巻く大人の存在も大きく影響するわけで、余計に難しい。割と軽いタッチで描かれる物語ではあるが、人間が人生を選択する上での難しさみたいなものがうまく描かれていて、なかなか読み応えがある。

中島久枝「金メダルのケーキ」

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