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おしょりん(藤岡陽子)



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内容に入ろうと思います。
物語は、明治33年4月、福井県足羽郡の木田村一帯が大火事に見舞われたことから始まる。その火事は、麻生津の生野村の名士・増永家の五左衛門を打ちのめした。
五左衛門が興した羽二重工場。その取引先である織物業者が木田村に集中していた。その火事で木田村の織物業者は壊滅、それによって五左衛門の事業も頓挫を余儀なくされたのだった。
増永家のことだけ考えれば、興す必要のない事業だった。しかし村会議員に担ぎだされ、生野村の将来まで考えるようになった五左衛門は、羽二重の事業に乗り出すことにしたのだった。しかし、それももうおしまい。五左衛門は事業を畳む決断をする。
それから四年経ったある日。五左衛門の弟で、早くに家を出ていた幸八が実家に戻ってきた。五左衛門の妻・むめは、五左衛門と幸八のやり合う声を聞いてしまう。
幸八は五左衛門に、新たな事業の提案にやってきたのだった。
元々羽二重の事業を提案したのも幸八だった。あの火事によって増永家は、そして生野村は大きな打撃を受け、五左衛門は二度と事業は興すまいと決断していた。
幸八が持ってきたのは、めがね作りの話である。正確に言えば、めがねの枠を作る話である。
大阪を拠点に様々な仕事を転々とした幸八は、めがねの需要が伸びるはずだと力説する。この生野の地を、めがねの産地にしようと、兄・五左衛門を説得しようとする。しかし五左衛門は、めがねを掛けて歩いている人間など見たこともないし、そんなものが売れるとも思えない。第一、先の事業の失敗で、自分には経営能力がないことを思い知った。だから話はこれでおしまいだ。五左衛門はにべもない。
しかし、やがて五左衛門は重い腰を上げる。抜群の腕を持つ宮大工・末吉を職人として引きずりこみ、その他職人になってくれそうなものをどうにか探しだす。素人の彼らに技術を教える職人を高給で呼び寄せ指導を受ける。すぐに製品になるわけもなく、給金や材料・道具代などは出て行く一方。生野の村にいると、めがねの需要が高まっていくような予感も伺えない。
しかしそれでも彼らは、福井県の片田舎の村から東京へと続く一本の道を作り出そうとする。めがね作りに打ち込むことで、片田舎が大都会と繋がる道筋を作り出そうとする。
田んぼも畑も農道もすべて雪で覆われ、その雪が硬く凍りつき、決して割れない状態を、この地では「おしょりん」と呼ぶ。おしょりんの日は、どこに行くにも真っすぐ歩くことが出来る。彼らは、生野から東京までのおしょりんを生み出そうと奮闘する。
というような話です。

なかなか素敵な物語でした。
本書は、いくつかの視点で読むことができる。キーワードで括ると、「事業」「家族」「近代化」となるだろうか。

本書はまず、「大都市ではない場所にめがね産業を根付かせる」という「事業」の物語だ。純粋に、プロジェクトX的な視点で読んで十分に面白い作品だ。

『もちろんいまのところ食料には不自由していません。でも他の村では農家の娘があたりまえのように都市の工場へ出稼ぎにいってるんや。二十年ほど前から始まった北海道の屯田兵の募集でも、福井県からの移民は他県と比べても相当な数やったという話です。村に貨幣を稼ぐ力がなくなれば村を出るしかない』

若くして村を出た幸八には、故郷に対する強い思い入れがある。東京や大阪など都会での生活から、幸八は日本の激動を感じ取る。このままでは、故郷の生野はこの激動の波に呑み込まれてしまうだろう。ただ食うだけなら、農業を続けていれば食っていける。しかし、それだけではどうにもならない時代が必ずやってくる。
幸八はそんな想いを胸に、五左衛門にめがね作りを持ちかける。

しかし、生野から出ることのない五左衛門には、幸八の感覚は理解できない。幸八には先を読む力や人あしらいの巧さはあるが金はない。五左衛門には、先を読む力や人あしらいの巧さは欠片もないが、金はある。この二人がタッグを組まないとめがね事業は進まないが、まずその段階からして一苦労だ。

しかし、そこからも前途多難である。

『「めがね作りをしないか」と声をかける自分たちに対して、「そんなもんで食ってはいかれんざ」と初めのうちはほとんど話を聞いてもらえなかった。増永の兄弟が、またとんでもないことに手を染めようとしている。こんどはめがねだそうだ。なにを考えているのか、今度ばかりは関わってはいけない。そんな噂がこの村だけではなく主計郷七村に広まっていることを、五左衛門はシマから聞かされて知ったのだ』

一度事業を潰し、村に打撃を与えた五左衛門に対する当たりは決して優しくはない。ここも乗り越えねばならぬ関門だが、しかしもう一つ大きな関門があった。それは、まだ幸八に対して反対していた五左衛門自身が口にしている。

『めがねなんてもんを世の中の人が欲しがるとはわしはとても思えんのや』

都会にいる幸八には、めがねの需要が高まることが理解できている。しかし、都会を見ていない五左衛門には、そこが分からない。当然、他の村の連中も分からない。これは、人を集める際に予想以上に障害となっていく。

しかし、この点は、あることをきっかけにして、特に五左衛門の中で考え方が変わっていく。その経験を五左衛門は、こんな風に表現するのだ。

『めがねなんて売れんで―そんなふうに言われたとしても、自分はめがねひとつで人生が変わった瞬間を、この両目で見届けたことがあるのだ』

この経験があるお陰で、五左衛門は何度も奮い立つことが出来る。どれだけ酷い扱いを受けようとも、自分のやっていることが正しいと思える。非常に印象的な場面だった。
同じ瞬間のことを、宮大工だった末吉はこんな風に語っている。

『めがねはただの道具やないんや。めがねは人生を変えるかけがえのないもんやったんやわ。』

自分たちが作っているものが、誰かの人生を変えるものになる。そういう気概は職人の間に伝染し、彼らは辛い修行にも耐え、技術を凄まじい勢いで習得していくのである。

彼らのめがねに対する情熱は、遠く離れた大阪にいる人間さえも動かしていく。

『山上りや。あんたら見てたら、高い高い山を上ろうとしているように思えるわ。無謀ていう名の山や。夢いう名の山かもしれん。はじめは幸八やった。幸八がわたしのところに来て、自分の故郷でめがね作りをやりたい言い出しよった。なかばおもしろがって力貸すて言うたら、ほんまに五左衛門さん連れてきて、工場準備して―。損得、利益、金勘定。そういうもんを越えてなにかを目指そうという人間を応援しとうなるんは、これはやっぱり自分が根っからの証人やからなんやろうかなぁ』

誰もが無謀で無理だと思った、生野でのめがね作り。彼らは、様々な障害を一つずつ取り除き、時には博打のようなやり方で乗り越え、妥協せず前進し続けたことで、不可能が可能に変わった。もちろんこの事業は、金を出した五左衛門の名で知られることになるだろうが、五左衛門自身は、弟の幸八を高く評価する。

『「おまえはなんでいつもそんなふうなんや」
幸八の顔に見惚れている自分がいた。まだ暗闇にある未来を、手を伸ばせば届くことのように語れる男を、自分は弟以外に知らない。「おまえいう男は、なんでもかんでもに手を伸ばしてぎゅっと掴むんや。掴んだら離さん。必死で引っ張って自分の元に手繰り寄せる。なんでそんなふうに行きられるんかのう」』

大胆だが金はない弟。慎重だが金はある兄。この二人が両輪となって突き進んだからこそ、めがね事業は軌道に乗った。その過程を描く部分はなかなか読ませる。

本書は「家族」の物語でもある。

本書の中では、五左衛門・むめ・幸八の三人がちょっと変わった三角関係の様相を呈している。
そのきっかけは、むねが増永家に嫁ぐことに決まったことにある。

まだ夫となる人の顔を知らなかった日。増永家の者が家にやってきた。婚礼に際して渡すものを持ってきたというその男のことを、むめは夫になる人なのだと思った。むめは、その人に惹かれ、自分がなんて幸せな縁談に導かれているのかと嬉しくなった。
しかし初顔合わせの日。目の前にいたのは、あの日の彼ではなかった。むめの結婚相手は無愛想な五左衛門であり、あの日むめの家にやってきたのは、五左衛門の弟の幸八だったのだ。

むめは結婚後も長いこと幸八への想いを抱き続けてきた。幸八も、むめへの気持ちがある。そしてむめと幸八がお互いにそんな風に思っていることを、五左衛門はなんとなく察している。

『家同士が決めた結婚など、断ったらええざ。自分の好きな相手と添い遂げればええんや』

教育の重要性を語る場面で出た発言だが、これは、むめと幸八のことに気付いている五左衛門の本心だろう。『むめを思う時あいつも、その困惑顔が頭の中に浮かびあがるのだ』という五左衛門は、むめとの距離感をどうしたものなのか分からないでいる。

むめの方もそれは同じだ。

『だがどうしてだろう。五左衛門がそばにいない時のほうが心が軽い』

二人は、結婚はしたが、夫婦という形になりきれないでいた。五左衛門は地元の名士、そして事業の大将として、むめの方は娘たちの母親としてきちんと役割はまっとうしていたが、夫と妻という関係にはうまくなれないまま、ずっと一緒に暮らしてきた。

この二人の関係が、五左衛門が始めためがね事業の様々な変転と共に変わっていく。幸八を含めた三人の関係性が、劇的な出来事を経ることなく、自然に落ち着き着地していくその過程は、人同士の関係の難しさと温もりとを同時に見せてくれる感じがして良いと思う。

そして本書は、「教育」の物語でもある。

『だが五左衛門は自分が教団に立っていた間、教育こそが運命を切り拓く唯一の手段だと確信していた。ひと通りの学問を修めていれば、教養がないというだけで人から見下されることはなくなる』

明治時代と言えば、「ザンギリ頭を叩いてみれば文明開化の音がする」の文明開化がまさに進んでいた頃だろうが、しかしその中心地はやはり大都会だろう。地方までその波はまだ押し寄せていなかった。小学校が義務教育になっても、その状況はさほど変わらない。特に、手に職があれば教育なんて要らない、と考える大人がまだまだたくさんいた時代だった。

そんな時代にあって五左衛門は、教育の重要性をきっちりと自覚している男だった。

『学問を身につければ、自身の能力を形にする方法を見つけられる。そうすれば、力のある者にただ従うだけの生き方をしないですむはずだった』

『なんのためにわしがおまえらに学問させてるか、わかってんのか。言葉で伝え合うためやろ。学問やって、多くの知識が身についたら、いろんなことが理解できるんや。そのいろんなことの中には人も入ってるんや。人のことを理解するんが学問なんやざ』

教育というのは、いつの世も「やらされるもの」として扱われることが多い。しかし本来は、教育というのは権利なのだ。

そして、教育はまさに、めがねと関わってくるのだ。五左衛門の内側には、生野をなんとかしたいという気持ちがあり、それは、経済的になんとかやっていけるようにしたい、という想いと、めがねによって学問を受けられる者を増やしたいという二つの気持ちがあるだろうと思う。福井県は現在、教育レベルの高い県だ、という話をどこかで耳にした記憶があるが、もしかしたらめがね作りに情熱を注いだ男たちの熱が残り続けているということなのかもしれない。

様々な角度から読むことが出来る、読み応えのある作品だと感じました。

藤岡陽子「おしょりん」


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感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

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6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
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18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
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7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
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17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
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