黒夜行

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あの日(小保方晴子)

『(検証実験中は)私語は基本的に禁止されていたが、ある立会人の立ち会い最終日、すべての実験が終わった後、「ありがとうございました」と告げると、「あなたがされていることは、公然のいじめと同じ。見ているのが辛かった。どうか体だけはこれ以上壊さないで」と、声をかけてくれた。』

僕自身は、「小保方氏が積極的に不正に関与したか否か」という点にはさほど関心はない。もちろん、著者の小保方氏の最大の関心はそこにあり、本書も、色んな意味を持つ作品ではあるが、基本的には自らの身の潔白(積極的に不正に関与した事実もないし、そもそも自分は巻き込まれた側なのだ)を示そうと様々な事実を記載している。本書に書かれていることがもし真実であるとすれば(小保方氏のその時々の動機や感情などは精査しようはないが、少なくとも、どんな発言をし、どんな行動をしていたのかはやろうと思えば確認できるだろう)、小保方氏は確かに積極的に不正に関与してもいないし、巻き込まれた側なのだろうと思う。

しかし、その証明はもはやほぼ不可能に近い。小保方氏にとっては残念な話だろうが、どんな手段を取ろうとも、小保方氏を「完全に真っ白」だと示してくれるような手段は存在しない。

僕は、このSTAP細胞を巡る騒動を一つの教訓と捉えるべきだと考えている。この問題は、仮に小保方氏が不正をしていたとしても、小保方氏の不正だけで成立するはずのないものだ、というのは、感覚的にみんな分かっていたはずだと思う。様々な力学や大人の都合が入り混じって成立している問題だということは、恐らく多くの人が分かっていたのではないかと思う。

しかしそれでも、結果的に小保方氏一人をスケープゴートにして、この問題は幕を下ろす形になった。

様々な個人や組織を守るため、小保方氏一人を切る以外の決断は存在し得なかった、というのであれば、その決断自体にとやかく言うつもりはない。しかし、実際には小保方氏一人の問題ではないと分かっている人たち(これは研究者やマスコミなど様々な立場の人間を含む)は、この騒動が再度引き起こされないために何をするべきなのか。

僕はそこにこそ、この問題を検証する価値がある、と考えている。

本書は、小保方氏からの視点で書かれた物語であり、もちろん全面的にその記述を信じるわけにはいかない(これは当然、マスコミの報道に対しても同じだ)。しかしそれでは話が進まないので、僕はここでは、「本書の記述はすべて正しい。しかしそれと同時に、小保方氏は積極的に不正に関与していた」という立場を取ることにする。実際僕は、小保方氏が積極的に不正に関与していたとは思っていないのだが、その立場で文章を書くと話が進んでいかないので、先述の立場を取る。「本書の記述はすべて正しい」と「小保方氏は積極的に不正に関与していた」という命題は基本的には矛盾するはずだが、そういう矛盾にはとりあえず目を瞑ろう。

その上で僕は、本書を読んで感じたことが三つある。以下にその三つを挙げる。

1.「報道の正義」とは何なのか?「世間」とは何なのか?
2.科学は政治に成り下がってはいけない
3.科学的真実を追い求められない科学は科学ではない

1から行こう。

僕は本書を読んで強く感じたことがある。それは、「小保方氏が積極的に不正に関与していたとして、だからと言ってあれだけボロクソに叩かれる必然性はあるのだろうか?」ということだ。

積極的に不正に関与していた、と言っても、別に人を殺したわけでもない。不正を働くことで直接的に誰かを傷つけたわけでもない(結果的に、多くの人を間接的に傷つけることにはなっただろうが)。元には戻らないような取り返しのつかない変化をもたらしたわけでも、人々の心を惑わしたり壊したりしようとしたわけでもない。言ってみれば「カンニングをした」みたいなもので、それによって直接的に危害を加えられた人はいない(カンニングを正当化しているわけでは決して無い)。

もちろん、不正に対して適切な罰は与えられるべきだと思う。そしてそれらは、法治国家においては法律で定められている。法律で定められる以上の罰が加えられることがあっても、そこにはある程度の節度があるべきだと思う。

しかし小保方氏は、ボロクソに叩かれた。

『みんなで決めた悪には、どんなひどいことを言ってもやっても許される社会の残酷さ。』

これはまさに現代を象徴する風潮だ。オリンピックのエンブレム然り、ベッキーの不倫然り。「みんなで決めた悪」に対する当たりの激しさは、ちょっと尋常ではない。

僕はそういう世の中は異常だ、と感じる。

僕自身は、そういう風潮に同調することはない。基本的に天邪鬼でいようと思っているので、世間の流れている方向とは逆に行くことに決めている。ベッキーの報道が加熱していた頃、僕の中でベッキーに対する好感度が上がっているのを感じた。エンブレム問題の時はそういう好感度の上昇は感じなかったが、似てる似てないの論争を、正直アホらしいなと思ってみていた。

STAP細胞の騒動の時の自分の感覚をもう覚えてはいないが、記憶に残っているのは「STAP細胞がないのは残念だ」という感情だ。たぶん小保方氏に対しては、特になんとも思っていなかったような気がする(覚えていないが)。覚えているのは、科学的発見の報道だったはずなのに、何故か割烹着姿が取り上げられていて、報道ってのは何をしてるんだ、と感じたことだ。

しかし僕自身も、報道を真に受けて「STAP細胞はないのだ」と納得していたし(本書を読む限り、報道されているのとは違うレベルではあるが、STAP現象と呼べるものは検証実験で確認されたらしい)、日々流れてくる報道を受けて、小保方氏に幻滅するようなこともあっただろう。きっと僕も、そこまで人のことは言えないのだろう。

僕は「報道」や「マスコミ」というものに、基本的に不信感がある。信用ならないな、と感じている。それは、僕が初めてテレビの取材を受けた時の経験が大きい。そうか、マスコミというのは、自分たちが決めたストーリーに合う情報を繋げる仕事なのか、と感じた経験があったのだ。

「ペンは剣よりも強し」という有名な言葉がある。どの時代の誰の言葉なのか僕は知らないが、少なくともこの言葉は、「剣」が強者であり「ペン」が弱者であったはずだ。弱者でもペンの力で強者を倒すことが出来る。そういう意味だったはずだ。

時代が進むに連れて、ペンを持つものが強者へと変わっていった。現代社会ではどの国でも、ペンを持つものは強者だろう。かつて強者を糾弾するための武器だったはずのペンが、今では、強者が「真実」という名の物語を作り出すための兵器に変わってしまっている。

『2015年になってもなお、週刊文春の記者から取材依頼の手紙が届いた。その中には「なぜ私たちが毎週のようにSTAP騒動を取り上げてきたか。理由ははっきりしており、読者の評判が良かったから。嫌らしい言い方をすれば、STAPを書けば部数が伸びました。アンケートも毎週取っていますが票数はずば抜けていい数字」と書かれ、「私は小保方さんをモンスターのような存在として書いてきました」とはっきり書かれていた』

『あとから目にした、お手紙(※小保方氏宛の遺書)の内容を伝える記事には、私に届けられたお手紙には書かれていない、マスコミの創作による文言が加えられていた』

基本的に僕は、マスコミというものを信用していない。

しかしこれは、マスコミだけの問題ではない。結局マスコミによるそういう報道を楽しんで見る「世間」の問題でもある。

実害がないなら黙ってろ、と僕は思ってしまう。

『私には連日、「お前がかわりに死ぬべきだった」「よく生きていられますね」「後追いを期待しています」という内容の匿名のメールや手紙が大量に届いた』

何らかの形で被害を被った人間が、その原因を作った人間に何らかのアクションをすることは、法律は認めないかもしれないが、ある程度は仕方ないことだと僕は感じる。しかし「世間」は違う。直接的にはなんの被害も受けていないのに、ただ面白がって「みんなで決めた悪」を叩きのめす。

時々、学校でのいじめが報道で取り上げられることがある。しかし、その度に僕は、いじめがなくなることはないな、と感じる。何故なら、冒頭で引用した文にあるように、大人が「公然のいじめ」を堂々と行っているからだ。子どもはたぶん、大人の真似をしているだけ。そんな社会で、いじめがなくなることはないだろう。

僕は思う。みんな怖くないのかな、と。
人を殺した人間が、実害を与えたわけではない人間からも糾弾されるのはまだ分かる。何故ならそこには、「そいつを野放しにしておいたら、自分が殺されるかもしれないという恐怖」があるからだ。
しかし小保方氏の場合は違う。そういう恐怖を持っているわけではないまったくの他人が、一斉攻撃を仕掛けてくるのだ。ショーンKの経歴詐称の問題の時に強く感じたが、なんでそんなことぐらいでボロクソに言われないといけないんだろう、と。

みんな怖くないんだろうか。小保方氏の不正、あるいはショーンK氏の経歴詐称。“その程度”のことで人生が閉ざされてしまう可能性がある、そんな世の中で生きている、という事実に対して恐怖を感じることはないのだろうか?

僕は、とても怖いな、と思う。僕は、それがどれほど大きな失敗であろうと、取り返しのつくものであれば、そこまで糾弾されるべきじゃない、と考えている。まして、ちょっとした失敗をいちいち大げさにあげつらわれるなんて最悪だと思う。僕らは、「世間」という大きなものを隠れ蓑にして不満のはけ口を探し続けることで、自分たちの生活する環境を悪化させていることに気がついていない。STAP騒動以降も様々な形で様々な人達が吊るしあげられている現状を見ると、マスコミも世間も、結局何も変わっていないということなのだろう。

2の「科学は政治に成り下がってはいけない」に移る。

STAP騒動は、日本の最先端の研究所である理化学研究所(理研)を舞台にして起こった。まさに日本の科学研究の先頭に立つ、偉大な業績と充実した研究施設を誇る研究所(のはずだ。詳しくは知らない)。

しかし、まさに科学の体現者たる理研が中心地でありながら、科学的な見地からではなく、政治的な見地で様々な判断がなされた、ということが伝わってくるような記述が様々にあり、非常に残念に感じた。もちろん、理研が中心地であるからと言って、騒動に関わったのが理研しかいなかったわけではない。理研自身も様々な事情を抱え、真っ当な対応が取れなかった、という事情もあるだろう。あまりにもマスコミの報道が加熱しすぎていて、普段から科学的業績をマスコミを通じて世間に伝えることの難しさを理研が熟知していたとしたら、マスコミを抑えこむ方向にすべての足並みを揃えるしかなかった、という事情もあるかもしれない。

それでもやはり、科学は政治に成り下がってはいけないと思うのだ。

『このようにして調査は世間を納得させるのが目的で行われるようになり、世間の論調が厳しくなるにつれて、明らかに調査も冷静さを欠いていったように思う。』

『(真実を知るにはこうすべきではないか、と提言すると)「若山先生が作ったキメラと同等のものができないと世間は納得しないよ」と言って受け入れてはもらえなかった』

もはやこれは、科学に携わる人間の姿勢ではない。

もちろん、こういう状況を作り出したのは、やはりマスコミであり世間であると言っていいだろう。本来であれば、マスコミや世間なんかにおもねらなくても研究が出来る環境が存在することが望ましいはずだ。しかし日本は、基礎研究など実用に直接結びつかない研究にも予算を組んでいた昔とは違い、今は、今すぐ大きな問題を解決するような研究、世間に対してインパクトを与えられるような研究ばかりに予算がつくような時代になってしまった。そういう世の中にあって、科学者は、マスコミと世間を敵に回すわけにはいかなくなってしまう。そういう状況も、彼らが科学的立場を貫くことが出来なかった遠因の一つだろうと思う。

僕は科学が好きだ。科学という宗教を信じていると言っていい。だからこそ科学には、常に真実を求める姿勢を貫いて欲しい、と思ってしまう。それが当たり前に出来る環境を生み出せるかどうか。日本のこれからの科学的土壌を考える上でも、このSTAP騒動は重要な意味を持つだろうと思う。

3の「科学的真実を追い求められない科学は科学ではない」に進む。

2と近い話だが、大きな違いがある。2では「科学者の姿勢」を取り上げたが、今回は「科学的真実」の話だ。もっと言えば、STAP細胞は本当に存在しないのか?という話である。

少し前、ドイツの研究チームがSTAP細胞の存在を確認した、というニュースを見かけた。その真偽について僕は判断できるだけの知識はないが、もし事実だとしたら…。
日本のSTAP騒動が、STAP細胞の発見を遅らせたことになる、と言えるだろう。

それは、科学的真実にとって非常に大きな損失だ、と感じる。あのSTAP騒動によって、少なくとも日本人研究者はSTAP細胞の研究に手をつけようとしなかっただろう。それは地雷みたいなものだ。予算だって下りるわけがない。あのSTAP騒動においては、STAP細胞は存在しない、という結論になっていた。本書を読むと、事情は大分違うようだが、事実はどうであれ、あれだけ大々的に「存在しない」と報道されたSTAP細胞の研究に、少なくとも日本人は手をつけるはずがない。

今回、事実だとすれば、ドイツの研究チームが「発見してくれた」わけだが、もしそうやってSTAP細胞の研究を続ける者がいなければ、この科学的真実は葬られたままだったかもしれない。

『僕はね、科学者は神の使徒だと思ってるんだ。科学の神様はね、ときどきしか見せてくれないんだけど、チラッと扉の向こうを見せてくれる瞬間があってね、そこを捉えられる人間は神様に選ばれているんだよ。だから真の科学者は神の使徒なんだ。その美しい神の世界を人間にわかる言葉にするのが科学者の仕事なんだよ。神に仕える身として日々を過ごすんだよ』

もっと直接的な意味での損失もある。

たとえばiPS細胞は、京都大学の山中教授が発見した。日本人が発見した、というだけでは世界の競争を勝ち抜けないだろうが、しかしそれでも先行者利益をある程度は期待できる。STAP細胞にしたって、あの騒動がなければ小保方さんという日本人の発見になり、その後の先行者利益を享受することが出来ていたかもしれない。

あの時、小保方氏一人を吊るしあげて、みんなで晒し者にして楽しんだことで、雑誌社やテレビは潤ったかもしれないが、それによって、将来的な莫大な利益を失っているかもしれないのだ。今後STAP細胞の研究や開発がどんな風に進んでいくのかそれは未知数だが、展開次第では、あのSTAP細胞を絶望的に悔やむ未来が来るかもしれないと思う。

繰り返すが、僕自身は、小保方氏個人にはさほど興味はない。興味はないというか、灰色の状態から抜け出すのは不可能だ、と考えているので、僕が小保方氏に対してどう感じようが、世間が小保方氏をどう見ようが、結果は大差ないから関心の持ちようがない、という言い方が正しいかもしれない。

しかし、STAP騒動の本質をどう捉え、似たようなこと(これは小保方氏の言動だけではなく、理研やマスコミの行動も含む)が再発しないためにどうすべきか考える、という点には強く関心を持っている。これは、色んなレベルの努力によって、結果が大きく変わると考えているからだ。現状のまま、これからも何度でも同じことを繰り返すのか。あるいは、マスコミや世間や科学を政治と捉えている人たちが、構造を変革し、行動を変えるのか。僕らは、様々なグラデーションが存在しうる選択肢を選ぶことが出来るのである。

社会と科学は、もっと成熟することが出来るはずだ。そんな風に信じることが出来なくなっている世の中は辛いな、と感じてしまう。

小保方晴子「あの日」


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