黒夜行

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古書カフェすみれ屋と本のソムリエ(里見蘭)

僕自身は、物語に救われた、と感じた経験はない。読んで感銘を受けた物語、泣いた物語、感情が揺さぶられた物語。そういうものはそれぞれにあるが、しかし、物語のお陰で救われたと感じた経験は、たぶんない。

僕はどちらかといえば、物語以外の本に救われたと感じた経験が多いと思う。自分の思考では辿り着けなかった価値観や自分が囚われている壁の存在に気づかせてくれる本が、僕自身の血肉を作り上げてきた。

僕にはどうしても、物語は虚構でしかない、と思ってしまう部分がある。これは別に、物語を否定するものではない。しかし、現実と対比出来るような存在ではない、と思うのだ。現実は現実であり、物語は物語。両者は、比べることが可能な同じ地平線上に存在するのではなく、まったく別のものなのだ、と思っている。

だから僕は、物語の力というのを、そこまで信じていなかったりする。

そういう自分を、もったいないなぁ、と感じる自分もいる。もっと物語に対する感受性、というか、物語を人生の重要な要素として受け取る力とでも言おうか、そういうものが強ければ良かったのに、と思う。

子供の頃、僕は、後に読書好きになるような子供が読むような本をまったく読んでこなかった。児童文学や横溝正史・江戸川乱歩など、およそ本好きであれば誰もが子供の頃に読んでいるだろう作品に、触れる機会がなかった。子供の頃本を読んでいなかったわけではないが、関心の範囲が恐ろしく限られていたのだろう。あるいは、図書室や図書館が嫌い(本を借りて読むというのが苦手)というのもあったかもしれない。本は読んでいたが、借りて読むという行為をほとんどしない子供だったと思う。

大学時代、古典を読んでおけばよかったなぁと今更感じる。元々理系だったので、ただでさえ古典を読むような環境や素地は存在しなかったのだけど、今振り返ると、その時期にしか読めなかっただろう本というのはあったよな、と思う。

ちゃんと自分の読書が始まったな、と感じるのは、大学二年の頃だ。唐突に古本屋に行って大量の本を買い、唐突に濫読し始めた。何がきっかけだったのか、まるで覚えていない。大学二年と言えば、僕の人生の中でもトップクラスに忙しい1年だったはずだ。自分でも不思議だと思う。

物語の感受性みたいなものが子供時代に形成されるとすれば、僕はそれが中途半端なままで止まってしまっているのだろう、と思う。物語に触れなかった分、数学や物理を大いに楽しんだから、まあ別に後悔するようなことではないのだが、タイムマシンがもしあるなら、俺が子供の頃の親に、読ませるべき本リストを渡すだろう。

本を読む人が少なくなっている、と言われている。僕は子供の頃から、周りに本を読む人間がほとんどいなかったから、そのことを実感する機会はない。とはいえ、書店員として本屋で働いていると、本を売ることの難しさを日々実感するのである。

現代において本を読んでいる人は、様々な理由で本を読んでいるのだろうが、その中には、一冊の本に救われた、という経験を持っている人もいるのだろう。救われ方はきっと様々だ。本を読んだことによって、その本を誰かとやりとりすることによって、その本を読めなかったことによって、その本と何度も不思議な出会いをしたことによって…。

僕自身にその経験がないから説得力の欠片もないが、しかし本書を読んで、確かにこれは物語で出来過ぎているけれども、しかし実際に、物語によって救われるということもあるのだろう、と思わされました。

内容に入ろうと思います。
本書は、玉川すみれがオーナーを務める「古書カフェすみれ屋」を舞台にした連作短編集だ。フードメニューを担当するすみれと、もう一人、古書スペースとドリンク担当である紙野頁の二人で切り盛りしている。渋谷から私鉄で数駅、そこから15分ほど歩いた住宅街。二階はすみれの住居だ。
紙野君とは、修行のためにアルバイトをしていたとある新刊書店で出会った。どんな本の問い合わせにも完璧に応える凄い書店員だった。すみれが古書カフェを開くつもりだと離すと、紙野君が突然、その古書部分を自分に任せてくれないか、と言ってきた。「古書カフェすみれ屋」は、カフェ部分と古書部分は独立採算制。紙野君は古書店のお客さんの対応以外の時間はカフェを手伝う。その対価としてすみれは、昼と夜のまかないと1日3杯のコーヒーを提供する。すみれは、人件費を掛けずに人手を確保出来、紙野君は好きな本を売る場所を確保出来る。お互いの条件がぴったり一致した。
飲食店は軌道に乗るまで時間が掛かると言われるが、幸い「古書カフェすみれ屋」は常連客もつき、経営的には比較的早くに安定した。すみれの料理の才ももちろん大きいが、紙野君の本を間に挟んだ接客もまた、お客さんの心を確実に掴んでいる…。

「恋人たちの贈りもの」
常連客の高原君がすみれに相談事をもちかけてきた。三年前、憧れ続けていた美雪さんと付き合い始めた高原君は、その時美雪さんから、「30才までには結婚することに決めている」「結婚したら子供と一緒にいたい」と言われていた。つまり高原君は、美雪さんが30歳になるまでに経済的に安定しなくてはいけないが、高原君の夢はミュージシャン。三年経った今も、目が出る気配はない。どうしたらいいだろう、という相談なのだった。
その話を耳にしていた紙野君が、高原君に一冊の本を売った。その本をきっかけに高原君は決意したようだ。慌てて店を出て行った。
そのすぐあと、なんと美雪さんがやってきた。美雪さんもすみれに、高原君との関係について相談を始めた。それも聞いていた紙野君は美雪さんに、「O・ヘンリ短編集(二)」という新潮文庫を売る。一冊の本が、人生を変えてしまうこともある、と伝えながら…。

「ランチタイムに待ちぼうけ」
すみれは、居心地の良いカフェ作りを心がけていた。客単価と回転率のことは常に考えておかなくてはならないが、しかし最終的にはすみれ自身がルールだ。どんなお客さんにお引き取り願うかを決めるのはすみれ自身。
開店と同時にやってきて、コーヒー一杯で何時間も粘る年配の男性客がいる。待ち合わせだと言うからテーブル席を案内するが、しかし相手は一向に現れない。昼時、その男性客がテーブル席に一人で座っていることから、客同士で揉め事が発生することもあった。しかしすみれは、自分の信念に沿って、その男性客を追い出すようなことはしなかった。
その男性客は、紙野君が行っていたフェアの中から、荒木経惟の写真集「センチメンタルな旅・冬の旅」を手に取った。荒木氏自身の妻を被写体に、新婚旅行と死の間際を撮った作品集だ。この作品について、紙野君と男性客は価値観をぶつけあうやり取りをしていたが…。

「百万円の本」
井上香奈子さんと息子の健太君は週に一度夜外食をし、その後でデザートを食べにすみれの店にやってくる。半年前に香奈子さんは再婚したが、再婚相手であるパン職人と健太君の反りが合わないのだという。良い人だから嫌いにならないでと言う香奈子さんに対し、俺が子供だから馬鹿だと思ってるし信じてないだろ、と突っかかってくる健太君。健太君は、紙野君が行っているフェアの中から、ジュール・ルナールの「にんじん」を手にとった。この作品が大好きだという。親子の会話を聞いていた紙野君は、香奈子さんに、是非読んでくださいと言ってある本を買わせる。もし読んで、僕がその本をオススメした理由が分からなければ、その時は、百万円の本を買ってもらいます、と言って…。

「火曜の夜と水曜の夜」
ある日の夜。本城さんと馬場さんという、共に初来店の二人の男性客が、紙野君が行っていたフェアの中にあった「セックスレスは罪ですか?」という本について話をしている。既婚者である馬場さんと、長く付き合っている彼女がいる本城さん。二人は、食と性をテーマに、パートナーとの相性の問題についてやり取りしている。
その翌日。由貴子さんと愛理さんという、こちらも共に初来店の二人の女性客が、同じく「セックスレスは罪ですか?」の話をしている。まだ若々しさを保っている愛理さんが、由貴子さんに対し、パートナーとのセックスを継続するためのアドバイスをし、また由貴子さんは、料理の腕について相談を始める。
その二組の会話を聞いていたすみれは、この4人の関係性を自分なりに想像するのだが…。

「自由帳の三日月猫」
すみれは店に、お客さんのコメントを書ける自由帳を置き始めた。普段やり取りしない方の意見も知ることが出来てやってよかったと思っているすみれだったが、ある日お客さんからの指摘で奇妙な書き込みがあるのを見つける。
猫の絵と、あと、日本語の意味をなさないひらがなの羅列だ。明らかに暗号みたいだったが、誰も解けそうにない。そんな書き込みが何度か続いた。
その後、あの猫は私が飼っていた猫で、最近死んでしまったのだ、と申し出てきた女性がいた。富永晴香さん。ようやく解読出来た暗号は、当の猫のことを知っていなければ書き得ない内容だったが、晴香さんには心当たりがないという…。

というような話です。

かなり好きな作品でした。思っていた以上に良かったです。

ストーリー展開がまず良い。恐らく、作中の鍵となる本から思い浮かべて物語を構築していったのではないかと思うけど、どの話も、その鍵となる本の使い方が巧い。特に、鍵となる本がある種のミスリードとなっている冒頭の「恋人たちの贈りもの」と、鍵となる本によってある幻想が崩れ、それによって躊躇していた一歩を踏み出せるようになる「火曜の夜と水曜の夜」での本の使われ方は特に巧いなぁと感じました。まさにその状況に合わせて本を差し出す紙野君の存在や、その本が常に在庫されている状況というのは、もちろんある種のファンタジーなわけでリアリティに欠ける部分ではあるのだけど、それが一つの型として作品全編で貫かれているので、物語としての統一感が計られていていいと思いました。

話によっては、鍵となるそのホント出会えなければかなり危険な状況に陥っていた、というものもあって、まさに、『たった一冊の本が、ときには人の一生を変えてしまうこともある』ということなんだよな、と思いました。

また、それらお客さんとのやり取りの合間合間に、紙野君の、本や書店に対する価値観みたいなものが挟み込まれていきます。

『そこが古本屋の面白いとこです。あの雑誌は半年前に出たものだから、まだ情報は腐ってない。でも新刊書店には並んでません。新刊書店は、ちょっと、情報の流れが早過ぎる』

『すみれさんは、書店併設のカフェで働いたことがあるから、ご存じですよね。ふつうの本屋、新刊書店って、自分が好きな本だけを売るわけにはいかないんですよ。自分の感性に合わないものでも売るのが仕事です。品性が下劣だと思えるような本でも、ベストセラーなら必死で仕入れる努力をする。そもそも、自分が注文しない本でも、問屋である取次から毎日たくさんの本が配本されてくる。
仕入れは難しいですが、古本屋は、やろうと思えば自分が好きな本だけを売ることができる。すみれ屋には、俺が好きなものしかありません』

本屋で仕事をしていると、紙野君が言っているようなことをよく考えさせられる。何が正しいという考え方は様々にあっていいのだけど、本屋を商売として成り立たせなければやっていけない、という点は同じだ。どうやって成り立たせるのか、という部分に様々な判断や行動が存在しうるが、紙野君のように、本が好きだからこそ古本屋をやる、という感覚もまた、一つの正解なのだろうと思う。

本書は、すみれさんの描写もとても良い。一応すみれさんの視点による物語なので、すみれさん自身の話はさほど出てこない。しかし、常識がきちんとあって、店を成り立たせるだけの才覚があって、つまりとても有能なのに、一人の女性としてはうまく振る舞えなくなってしまう、そんな姿が浮かんできていいなと思う。この店のルールは私自身だ、なんていう威勢のいいことを言う一方で、紙野君との仲を問われた時にうろたえる可愛さもある。オーナー店主としてのキリッとした部分と、人間の機微みたいなものをうまく捉えきれないうっかりした部分が、一人の人間の中でうまく混在している感じが、僅かな描写の中でうまく描かれていると思う。

さらに本書の凄いのは、カフェで提供される料理の描写だ。本書を手にとった方は、巻末に書かれた参考文献の一覧を見てみて欲しい。すべてレシピ本である。僕は食べることにさほど関心がない人間なので、本書で描写されている料理がどんなもので、美味しそうなのかどうか全然判断できないのだけど(なんなら飛ばし読みしてしまう 笑)、食べることに関心がある人(まあ世の中の大半の人がそうでしょう)は、非常にそそられる描写なのではないかなと思います。「古書カフェすみれ屋」は、基本的にランチメニューが毎日変わる。聞いたこともないような料理が日替わりで出てきて、しかもそれがべらぼうに美味いっていうんだから、近くに「古書カフェすみれ屋」がある人が羨ましくなる人も多いだろう。帯に三浦しをん氏も、『すみれ屋が本のなかにしか存在しないなんて、口惜しくてなりません。私も常連さんになりたいなー!』と書いている。そう感じる人はきっと多いだろう。

リアリティは薄いかもしれないし、ミステリとしては弱いかもしれないけど、人との関わり合いの中で本が繋ぐ優しさや想いみたいなものが伝わってくる良い作品だと思いました。

里見蘭「古書カフェすみれ屋と本のソムリエ」


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2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
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11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
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新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
3位 「街場のメディア論
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5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
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10位 「量子力学の哲学

小説以外
1位 「死のテレビ実験
2位 「ピンポンさん
3位 「数学ガール 乱択アルゴリズム
4位 「消された一家
5位 「マネーボール
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7位 「ぐろぐろ
8位 「自閉症裁判
9位 「孤独と不安のレッスン
10位 「月3万円ビジネス
番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)