黒夜行

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展覧会いまだ準備中(山本幸久)

子供の頃、何になりたかったか、全然覚えていない。
覚えているのは、「何にもなりたくない」と思い始めてからのことばっかりだ。

僕は、いつの頃からだっただろう、何にもなりたくない、と思うようになった。
もっと具体的に言えば、社会に出たくないなぁ、とずっと思っていた。
今でも社会は怖いけど、でも子供の頃はもっと怖かった。社会に出る自分、というものが全然想像出来なかった。中学生の頃に、サラリーマンは絶対に無理だ、と思った。どうしてそう思ったのか記憶はないが、その思いは今も継続して抱いている。サラリーマン以外で社会に出るイメージは出来なかった。スポーツや歌に秀でていたわけではないし、何か芸が出来るわけでも、英語が喋れるわけでもなかった。自分が、何らかの能力を使って社会を渡り歩いているイメージが出来なかった。

周りにいる大人を見ても、「こんな大人になりたい!」と思えるような人はいなかった。別に、ロクでもない大人ばっかりだった、なんて言うつもりはない。けど、尊敬できるような、こんな生き方を真似してみたいと思えるような、そんな大人には出会うことがなかった。

だから僕には、自分が社会に出て何かやっている想像が、一切出来なかった。

まあ、大抵の人はそうなのかもしれない。大学生になって、就活が始まる頃に、そうか何か考えないといけないんだな、と思ってようやく将来のことを考え始める人だっていることだろう。子供の頃、自分が社会に出ているイメージが出来なくても、それは大したことではなかったかもしれない。

僕に何か、やりたいこと、のめり込んでいることがあれば、それでも良かったかもしれない。マンガでもゲームでも、盆栽でも剣道でも、虫の観察でも女装でも、まあ別に何だっていい。とにかく、これをやっている時は楽しい、生きている実感が溢れる、どれだけ止めようと思っても気持ちがそっちに移ってしまう。そういうものがあれば良かったかもしれない。実現可能性はともかく、その対象の延長線上に自分の未来があると、ぼんやりと妄想することが出来たかもしれないから。

でも、そういうものもなかった。特別やりたいことは何もなかった。「ギターにはさほど興味ないけど、ギターが弾けたらモテるから始めた」みたいな動機も僕にはなかった。正直、何もしたくなかった。

僕は本当に、勉強ばかりしていた。結果的に、勉強は楽しかった。けど、勉強をずっと続けていたのは、ただの逃避でしかない。やりたくてやりたくて仕方なかったことではない。日常を埋めるために、やりたいことが別に何もない退屈な日常をどうにか埋めるために、勉強をし続けていたに過ぎない。

大学に入って、大学を辞めて、バイトをいくつかバックれて、社会と断絶して、そうやって紆余曲折を経ながら、どうにか今もなんとか社会の中で生きている。昔ほどしんどさを感じなくはなったけど、やりたいことがない、なりたいものがない、という状況は、今もさほど変わらない。

夢や希望を持つことは、ある意味では苦しいことでもある。誰もが夢や希望を叶えられるわけではないし、夢や希望を叶えた人だって、望んだ通りの生き方が出来るとも限らない。僕は僕なりに、夢も希望も持たずに、目の前の状況に適応しながらフラフラと生きてきた自分の人生を、割と肯定している。自分が望んだ未来がやってくる、あるいは掴みとることよりも、目の前に立ち現われた現実の中でどう楽しむかを考える方が性に合っていたのだろう。

しかし、叶うかどうかはともかくとして、夢や希望を持ち続けられる人が羨ましく思えることもある。大人になってからは特に。
子供の頃は、ある程度無邪気に夢は希望を持つことが出来る。でも大人になれば、ある程度現実を受け入れていくしかない。その現実に抗しきれずに、夢や希望を手放してしまう人もいるだろう。
しかしそれでも、自分のやりたいことをきっちりと見定めて、叶うかどうか、いやそもそも、追いかけられるかどうかさえ分からないまま、自分の内側に夢や希望を持ち続けることが出来るというのは、ある意味でそれは一つの才能ではないかと僕は感じる。

よく言われることだが、夢が終わるのは、その夢を諦めた瞬間だ。諦めなければ叶うわけではないが、しかし諦めたら絶対に叶わない。叶うかどうか、追えるかどうかに関わらず、夢を手放さないこと。そんな風に生きていけたらいいな、と思う自分も、どこかにはいる。

内容に入ろうと思います。
大学時代応援部に所属しており、今は野猿美術館という小規模な美術館の新米学芸員である今田弾吉。美術館の学芸員という、とても狭き門を潜り抜け、ある意味で「夢を叶えた」弾吉だが、しかし現実は思うようにはいかない。新米だから仕方ないとはいえ、学芸員になって3年、弾吉は未だに雑用のような仕事をやっている。美術館の運営のためにそれらの仕事が大事なこともわかっているし、応援部時代の辛さを考えれば屁でもないが、しかし、出しても出しても通らない企画書のことを考えると、ため息をつきたくもなる。

美術館には、市役所から来ている名ばかりの館長であるジャクチュー、美術館を実質的に取り仕切っている窪内、窪内と常にバトっている筧、企画展の準備に熱中するあまりぶっ倒れてしまう八木橋など、なかなか個性的な面々が揃っている。
八木橋が企画したとある企画でバトルが勃発したり、それを弾吉がおさめたり、美術専門の運送会社の19歳の美人・サクラと弾吉がいい感じだったり、とある少年の情熱に弾吉が怖気づいたりと色んなことが日々起こるが、弾吉にとって一つ転機になるような出会いもある。
それは、応援部の先輩である韮山が持ちかけてきた話だ。

祖母の遺品を整理していたら絵が出てきたから見てくれないか、という。羊の絵で、とぼけたような雰囲気が見るものを思わず笑顔にさせてしまう力がある。乾福助という人物の手によるものだと判明するのだが、この絵と出会ったことで弾吉の人生は、緩やかに動き始めていく…。

というような話です。

山本幸久はやっぱりいい話を書くなぁ、という感じです。テーマが斬新とか、驚くような展開がある、みたいな分かりやすいアピールポイントがない作風なので、どうしても今ひとつ飛び抜けない印象があるのだけど、どの作品も、読めばみんな、じんわりしたりほこりしたりやる気が出たりするような、とにかく良い話を書くんです。

この作品も、美術館の学芸員という、なかなか馴染みのない舞台を描きながら、「夢を追うとはどういうことなのか」というのを様々に描き出す内容になっていて、非常に面白い。

作中には、様々な形で夢と関わる人物が出てくる。

応援部時代の先輩である白柳は、なりたいものがなんなのか、やりたいことがなんなのか分からないまま、大人になったという理由で会社で働き始め、今に至っている。

『おまえはいいよなぁ。てめえのなりたい職業に就いて、てめえのやりたいことやって、しかもお金もらっているじゃねぇかよぉ』

夢がないまま大人になったという意味で、僕は白柳に近い。白柳が抱えているだろう空白については、なんとなく分かる気がする。

一方で、そう言われた弾吉も、心の中でこう思う。

『たしかになりたい職業には就いた。しかしやりたいことをやってはいない。毎日、雑多な仕事をひたすらこなしているだけで精一杯だ。これまでに展示会の企画書を百はだしているが、どれもボツをくらっている。』

先程も書いたが、学芸員というのは狭き門だ。だから、その狭き門をくぐり抜けた、というだけで、ある意味で一つ夢を叶えていると言える。しかし、そこからさらに先がある。学芸員になれたからといって、自分が理想とする働き方が出来るわけじゃない。この点について、作中のある人物が非常に的確な表現をしていた。

『夢が叶った、好きな仕事に就けた、やりたいことができた。それ自体、素晴らしいことだ。でも問題はそこから先だったんだ。やりたいことをやりつづけて生きていけるかどうか』

東大に入るために受験勉強をし続けてきて、いざ東大に合格したが、東大に入ってから何をしたいのかという目標が何もなかった、というようなのに近いだろう。夢も東大も同じだ。その門を潜っただけでは意味がない。そこが、スタート地点なのだ。

『いまは長い道のりのスタート地点に立ったばかりだ。成果を挙げることができるかどうか怪しいし、評価されることもないかもしれない。でもそれを言ったら世の中の大半はそんなものだ。報われない努力を積み重ねつづけたところで、だれも褒めてくれないどころか、ときには非難されてしまうことだってある。だけどやるんだよ。やらなくちゃ駄目なんだ』

サクラは、とても美人なのに、ボクシングをやっている。実際に試合に出て、顔にドデカイ絆創膏を貼るようなこともある。なんでそんなことを?と問われてサクラはこう返す。

『でもあたし、ボクシングをやってるときだけ、あたし、生きてるって実感があるんです』

羊の絵の所有者である韮山氏の息子であるマサヒコは、周りの同級生とまるで価値観が合わなくても、自分の内側から湧き上がる欲求を追い続けるし、それを実に楽しそうに語る。そんなマサヒコを見て弾吉はこんな風に感じる。

『そんな彼を見ていて、さきほどとおなじにおもしろがることが弾吉にはできなくなっていた。それどころか、苛立ちさえ感じる。
好きなものを好きだと言え、そんな自らを疑うことなく、それについて熱心に語れるマサヒコに対してか。あるいはマサヒコをこれほど熱中させる展示会とその作り手達にか。
きっと、どちらにもだ。そのどちらにも、俺はなれないんだとあきらめている自分にも苛立っているのだ。情けない』

彼らは、何故自分がそれに囚われるのか、説明しない。説明する必要を感じないのだ。彼らにとってそれは、自分を引きずり込んで当然のものとしてそこにある。他人に対して、何故それにハマっているのかわざわざ説明する必要もないし、それにのめり込んでいる自分を客観視する必要もない。

それは、将来に向かった夢や希望とは直接的には繋がっていないかもしれない。特にサクラからはそう感じる。サクラはボクシングの延長線上に自分の未来を見ていないように感じる。
それでも、自分を捉えて離さないものの存在は、いつか見つかるかもしれない夢や希望との接続を容易にするだろうし、自分の思いも寄らない形で夢や希望と関係してくるかもしれない。

他にも、新天地へと向かうことを決めた者、成り行き任せで生きる者を窘める者、夢を追う者を応援する者など、同時並行で進んでいく様々なエピソードが、「夢」というキーワードでまとめられていく。これから社会に出て行くことを迷っている者は、社会の中でもがいている者に、押し付けがましくない形で何らかの示唆を与えるような物語ではないかと思う。

弾吉の、応援部だった、という設定が、作中の様々な場面で登場するのも面白い。宴会の余興程度のことから、物語を大きく動かすような原動力としてまで、弾吉の応援は様々な形で描かれる。
とある人物から弾吉が言われた言葉が、なかなか面白い。

『きみは大学四年間、散々、ひとにがんばれがんばれって、応援してきたくせして、自分自身がここイチバンってとき、がんばらないんだから。しっかりしてよ。』

確かに弾吉は、そう言いたくなるようなキャラではある。『言われたことはなんでもこなそうとは思うが、さすがに天気ばかりはどうにもならない』と思っているような、ガチガチの体育会系で、先輩からの命令は絶対だという生き方をしているのだけど、それ故なのか、自分の意志が表に出ることが少ない。割と何でも器用にこなすのに、ちょっとばかり情熱に掛ける。弾吉が色んな場面で悩み、立ち止まる姿は、ちょっと自分を見ているようだった。まあ、僕は応援部ではなかったし、体育会系のあの感じはちょっと無理なんだけど。

登場人物もなかなかに個性的で、魅力的だ。芸術系の仕事に就いている人がみんなそうということはないだろうけど、『人生ブキッチョなひとばっかなんだから』というように、芸術で生きていこうという人は、ちょっと変わった人が多いイメージがある。こういう言い方は正しくないかもしれないが、社会から外れるぐらいの意志がないと、芸術と関わって生きていこうなんていう考えは出来ないかもしれない。

マンガに出てくるような、具体的にどうズレているのかがはっきり指摘できるようなキャラクターではなく、だからこそリアルな感じもする。みんなちょっとずつおかしいんだけど、みんなおかしいからそのおかしさが目立たなくなっている、という可能性もある。とにかく、一緒に仕事をする相手としてどうかはちょっとなんとも言えないけど(悪いとは思わないけど)、一緒にいて楽しい人たちだろうということは伝わってくる。

物語が実に中途半端なところで終わっている、と指摘している人がいて、確かにそれは分からないではない。僕も、ここで終わりなんだ、と思った。けど、まあそこまで気にはしなかった。なんでそう思ったんだろうと考えてみるんだけど、たぶん、物語の筋よりも、作品の雰囲気が好きだったからかな、という気がする。物語も面白いと思うんだけど、全体の雰囲気が心地よい感じで、小説はここで終わるけど、この作品の世界はこれからも続いていくんだな、そうだったらいいな、という風に思えたのかもしれない。まあとはいえ、そう思えない人がいるというのもまた理解できる終わり方ではあった。

手軽に読むのに良い作品だと思います。

山本幸久「展覧会いまだ準備中」


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8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
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15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
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1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
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小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
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3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
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16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
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16位 朝井リョウ「何者
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18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
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1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
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10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
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12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
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1位 千早茜「からまる
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番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)