黒夜行

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「乃木坂工事中 #54 160501「恋愛ゲームアプリ『乃木恋』リリース記念!理想の彼氏に求める条件ベスト5をメンバーが大発表!」」を見て

「乃木恋」という恋愛ゲームアプリがリリースされた記念で、乃木坂46のメンバーが理想の彼氏に求める条件を5つ挙げる、という企画です。

まず見てて思ったのは、ホントに人間の好みってのは多種多様で面白いな、ということ。見た目や考え方や趣味趣向など、そんなところを見るんだ、と思わせるような条件がいっぱいありました。

もちろん、すべての条件を満たすような人間はいない(万が一いても出会えるかはわからない)。だから人は、その条件すべてが満たされていなければダメ、という判断はしない。ある程度の理想条件を満たした人を好きになって、その人の様々な面を後から受け入れていくことになるわけで、その条件がすべてではないのは分かる。けど、その特定の誰かというのがいない段階での理想条件の幅広さには、やっぱり驚かされるなぁ、と思います。

こういう話、日常的にする人はするんだろうけど、僕はあんまり聞いたり自分でしたりなんていうことをしないので、改めて複数の人たちが自分の理想条件を挙げているのを見て、ほぉーと思ったのでした。

さて、僕は齋藤飛鳥が好きなので、齋藤飛鳥が挙げた5つの条件を書いてみます。

◯うすっぺらい体(ガリガリは嫌だけど、筋肉質はちょっと苦手)
◯ボソボソ喋る人
◯さりげない人
◯家計の管理が出来るひと
◯大人なのにスキップ

この中で、「さりげない人」の話の中で出てきた、「サプライズが好きじゃない」という話が僕は一番いいなと思いました。

この「サプライズが好きじゃない」という意見、別の人が発言していたことがあります。新垣結衣です。

確か「情熱大陸」だったはずだけど、その番組の中でガッキーが、「サプライズが好きじゃない」という話をしていて、その瞬間、ガッキーっていいな、と思いました。「サプライズが好きじゃない」理由は、「うまく驚ける自信がないから」。すげー分かるなぁ、と思いました。

僕もサプライズが得意じゃありません。理由は、ガッキーとまったく同じ理由です。
サプライズって、仕掛ける側が「相手はこれぐらい驚いて、喜んでくれるだろう」という想定をして色々準備をしてくれているはずです。でも僕は、間違いなく、その想定に達しないぐらいの反応しか返せません。人生の中でそんなにサプライズをしてもらったことがない気がするから、実際に反応が返せなかった、という経験がたくさんあるわけじゃないけど、自分が、まあこれぐらいの反応はした方がいいよな、と自分でさえ思うレベルの反応をしているイメージが出来ません。

また、なんというのか、自分なんかにそんなことしてもらうのは悪いなぁ、という気持ちもあります。この「自分なんかに」というのには、「うまく反応を返せないのに」という理由もありますが、それだけじゃなく、「別に大した存在でもないのに」「別に何かしたわけでもないのに」みたいな感じがあります。基本的に自己評価が低いので、他者からの評価が過剰に感じられてしまうことが多いです。いや、そんなことしてもらうのには値しない人間っす、みたいな思いがどうしても湧き出てしまうんですよね。

齋藤飛鳥がどんな理由で「サプライズが好きじゃない」のかは語られなかったから不明ですが、恐らく似たような理由ではないかと思います。同じく「さりげない人」の話の中で語っていた、「記念日とかじゃない時に、買い物に行ってなんか良いのあったから買ってきた」みたいなさりげない感じでモノを渡して欲しい、みたいに言ってたのも、わかるわー、という感じでした。

あと齋藤飛鳥については、「食べ物とかモノをくれるとチョロいので」って言ってたのが面白かったです。確かに以前、乃木坂工事中で「しくじり先生」風の企画をやってた時に、齋藤飛鳥は、「初期のころ、いちごミルクをくれるとすぐ懐く」というキャラで行こうと思ってたという話をしてたから、「モノをもらうと嬉しい」という感覚はあるんだろうと思います。でもたぶん、この「モノ」っていうのが曲者なんだろうと思っています。たぶん、何でもいいわけじゃないと思うんですよね。自分のストライクゾーンに入ってくる「モノ」をくれたらチョロい、っていう話だと思うんで、実際にはたぶん、全然チョロくないんだろうな、という気がしました。

他に面白かったのは、高山一実です。「バカか天才」っていう条件を挙げていました。とにかく普通は嫌で、動物園に行ったら、「あれってゴリラなの?サルなの?」というレベルのバカか、あるいは、「あのサルは今日本に何頭ぐらいいてね…」って何でも説明してくれる天才かがいいらしいです。僕も普通は嫌なので、感覚的には分かるんですけど、でもやっぱり「ゴリラなの?サルなの?」っていうバカはちょっと嫌だなぁ、と思いました。

橋本奈々未の「冷たそうな目」っていうのも分かるなと思いました。「鋭く情熱的な感じで見られること」が苦手だそうで、「何を考えているんだか分からないような目」がいいと言っていました。その方が自分も、相手のことにずっと興味を持っていられるだろうから、と。

そう、この理由の部分の方に僕は共感したのでした。僕は、他人への興味があんまり持続しない人間だという自覚があります。だから、いくら喋っても底が見えない、相手の価値観がイマイチ掴めない、何を考えているのか分からないような人だといいなと思います。僕は、人との関係において、相手を理解しきりたい、という気持ちは薄いです。相手のことは理解したいけど、でも永遠に理解しきれないままでいたい、という感覚がとても強い。そうじゃないと、その人に興味を持ち続けられないからです。そう思うからこそ、僕自身も、なるべく他人から理解されきらないように振る舞おう、という意識があったりします。

橋本奈々未が同じことを言っているのか、はっきりとは分からないけど、僕はそう受け取ったし、共感できるポイントでした。

やっぱり僕はこう、メンバーの価値観が浮き彫りになるようなこういう企画は面白いな、と思います。

「乃木坂工事中 #54 160501「恋愛ゲームアプリ『乃木恋』リリース記念!理想の彼氏に求める条件ベスト5をメンバーが大発表!」」を見て

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2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
17位 長澤樹「消失グラデーション
18位 飛鳥井千砂「アシンメトリー
19位 松崎有理「あがり
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新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
3位 「街場のメディア論
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5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
8位 「ゲーテの警告
9位 「メディア・バイアス
10位 「量子力学の哲学

小説以外
1位 「死のテレビ実験
2位 「ピンポンさん
3位 「数学ガール 乱択アルゴリズム
4位 「消された一家
5位 「マネーボール
6位 「バタス 刑務所の掟
7位 「ぐろぐろ
8位 「自閉症裁判
9位 「孤独と不安のレッスン
10位 「月3万円ビジネス
番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)