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哲学者とオオカミ 愛・死・幸福についてのレッスン(マーク・ローランズ)

他者と生活を共にするという経験が、自分自身の輪郭をくっきりさせることに繋がる、というのは、わかるような気がする。

僕はそもそも、それが人間であれ動物であれ、他者と生活を共にするというのが恐ろしく苦手なので、実体験としてそれを感じた経験はほとんどない。ただ、「他者と生活を共にすることが苦手なんだ」と気づく前の経験であればある。

子供の頃僕は実家が嫌いで嫌いで、どうにか早く家から出たいと思っていた。その当時は、両親のことが嫌いだと思ってたのだけど、大人になって振り返って考えてみると、誰であれ、誰かと一緒に生活をすることが無理だったんだろうな、と気付かされた。

他者の存在は僕に、「常に見られていること」を意識させられる。これは、他者が僕を常に見ていなくても、なんならすぐ傍にいなくても、僕にはそう感じられてしまう。そして、「常に見られていること」を意識させられると僕は、自分を取り繕うとしてしまうのだ。

取り繕うことそれ自体は、大した問題ではない。重要なことは、取り繕うということは、取り繕う対象である「自分自身」のことも一緒に意識される、ということだ。

一人でいる時、僕は「自分自身」のことを意識しない。けど、他者がいて、「常に見られていること」を意識させられることで、「自分自身」を取り繕う、という動機によって、「自分自身」のことが意識されるのだ。

取り繕うことそのものよりも、その際に「自分自身」が意識されてしまうのが嫌なんだろうな、という気がする。取り繕うことも確かにめんどくさいのだけど、それはまあテクニックでどうにでもなる。自分なりに経験を積んでいるから、その経験値も活かすことが出来る。でも、「自分自身」というのは僕にとって、ちゃんと見たくないものなんだろうと思う。出来るだけ考えないでおきたい、意識しないでおきたい、見ないでおきたい。そういうものなんだろうと思う。

だから、他者の存在が面倒に感じられるし、他者の存在が常に意識される空間はしんどいのだろうな、と思う。

こんな風に、自分自身について文章を書いていることと何が違うんだ、と今ふと思った。でも、やはりそれは違うのだ。こうやって、自分で自分のことを書く時には、自分の見たいものだけ選り分けて見ることが出来る。無意識の内に見たくないと思っているものは、見ないようにすることが出来る。でも、他者の存在が意識させる「自分自身」は、どんな姿が現れるか想像がつかない。自分が見たくないものを見させられるかもしれない。そして僕は、僕自身をまるで信頼していないので、「自分自身」には見たくない部分がたくさんあると信じている。それを、不意打ちみたいな形で意識させられるのは、嫌だなと思う。

著者は、「オオカミ」という他者と生活を共にすることで、自分自身の輪郭を、そしてさらに、人間という存在の輪郭をはっきりさせることが出来た。本書は、その記録である。


著者は、アラバマ大学の准教授だった頃に、「オオカミの子ども売ります」という新聞広告を目にする。彼は、500ドルでそのオオカミの子どもを買い受け、ブレニンという名前をつける。ブレニンは家に着くや大暴れし、部屋中をかき回した。そこから著者の、10年以上に渡るブレニンとの共同生活が始まる。
著者は、犬のしつけと同じようにしてブレニンをしつけ、それにより、外を歩く時も綱に繋ぐことがなかった。ブレニンを一人にすると部屋が荒らされることを知った著者は、どこに行くのにもブレニンを連れて行くことにした。もちろん、大学の講義にも。そして、著者の職場がワールドワイドに変わる度に、ブレニンもワールドワイドに引っ越しをすることになった。アメリカ、アイルランド、イギリス、そしてフランス。色んな過程から新たな仲間も増え、一方著者自身はまるで世捨て人であるかのように人間社会から遠のき、ブレナンとの濃密な時間を過ごしていく。
最後ブレナンが癌で息を引き取るまでを描き出していく。

こう書くと本書は、著者とオオカミの共同生活の記録作品だと思うだろう。確かに、そういう側面はある。しかしそれだけではない。本書は、著者がオオカミと共同生活を続けることで、自分自身、そして人間という種について考察した記録でもあるのだ。

『この本ではまた、人間であるということが何を意味するのかについても語りたい。といっても、生物学的な存在としての人間ではなく、他の生き物にはできないことができる生き物としての人間である。』

著者は哲学の教授として著名で、本も多数出している。本書でなされる議論の中にも、哲学的な要素はかなり含まれている。しかし著者は、本書は哲学の本ではないと言う。

『この本は哲学の本でもない。少なくとも、わたしが訓練を受けてきたような哲学、そして、わたしの同業者たちが評価するであろう狭い意味での哲学の本ではない。ここには議論が登場する。けれども、前提から結論にいたるきちんとした進捗はない。生きるということは、前提や結論をするにはあまりにもつかみどころがないのだ』

この点について、著者は巻末の謝辞にこんなことを書いている。

『本書の出版を最初に依頼してくれたのは、グランタ出版のジョージ・ミラー氏だった。これは、ジョージがわたしに盲目的な信頼を寄せてくれていたからにほかならない。というのも、この本の初期の草稿を読んだ人はみな、何を言いたいのか分からないという点で意見が一致していたからである』

本書を読めばわかるが、著者とブレニンは、ペットと言うにはあまりにもかけ離れた関係性を築いていた。家族でも、ここまでの時間を一緒には過ごさないだろう、というほどの関わり方だ。そんな存在がいなくなってしまった後での思考だ。混乱もあっただろう。しかしそれ以上に著者は、僕らが人間社会に生きているだけでは、そもそも捉えがたい問題、そして見つけにくい解決について書いている、という点も大きいのだろうと思う。

『同様に、わたしがブレニンから学んだレッスンと言うとき、こうしたレッスンは直感的なものであって、基本的には非認識的なものだった。これらのレッスンはブレニンを研究することから学んだのではなく、生活を共にすることから学んだ。そして、レッスンの多くを私がやっと理解したときには、もはやブレニンはいなかった』

本書に書かれていることは、ブレニンと生活している時リアルタイムで思考していたことではないという。後から振り返って、ああそうだったのかと考えるに至った思考を展開させている。ブレニンと一緒に過ごしていた時に直感的に捉えていたことを、言葉で捉え直す作業をしたのだろう。それはある意味で著者にとって、ブレニンとの時間を再構築する時間だっただろう。ある意味で著者は、思考し書くことで、ブレニンの喪失に対処しようとしたのかもしれない。

『ブレニンがいつもそばにいることが、嬉しかったというだけではない(もちろん、嬉しかったが)。自分がどう生きるべきか、どう行動すべきかということの多くは、この十一年間に学んだ。人生とその意義についてわたしが知っていることの多くは、ブレニンから学んだ。人間であるということは何なのか、これをオオカミから学んだのだ。ブレニンは、わたしの人生のあらゆる側面にあまりに包括的に入り込み、わたしたちの生活はあまりに境界なく、お互いにからみあったので、自分自身をブレニンとの関係で理解し、定義すらするようになった』

さて以下では、本書でどんな議論が展開されていくのか書いていきたいところなのだけど、ところどころ難しくて、色んな議論を理解しきれていない。例えば後半で、「人間にとって、死は、死んでいく人間にとってどう重要なのか?」という問いがなされる。残される者にとってではなく、死んでいく者にとってどう重要なのか、だ。これに対して著者は、人間(サル)とオオカミの時間に対する捉え方の違いを分析することで議論を展開していく。大雑把にわかる部分もあったけど、全体的には著者が言っていることは難しくてなかなか捉えきれなかった。

僕が理解できて面白いと感じたのは、著者が言う「内なるサル」の話である。オオカミと生活をすることで著者は、自分が、そして人間という種が、やはり「サル」なのだ、ということを認識するようになる。そして、自分の内側に残っているサル的な部分を「内なるサル」と呼ぶのだ。

そしてサルが、オオカミとは違って、そして他のどんな種とも違って高い知能を獲得した理由はなんだったのだろうか、と問い掛ける。高い知能というのは、人間と他の種とを区別するはっきりとした要素だが、しかしその高い知能はどんな理由で獲得されたのだろうか。

『かつて人間は、知能はたんに自然界とうまくやっていく能力だと考えていた』

そして人間は、群れで生活する種の方が単独行動する種よりも知能が高いことを発見する。人間はこれを、知能が高いから群れで生活できるだけの社会性の高い動物になったのだと考えたがる。しかし実際は、社会的な生活を通じて知能が高くなったと考える方が自然だと言う。

『そして、ここから群れ生活における第一の必要事項が出てくる。仲間のサルよりも高いコストをかけて、仲間よりわずかな利益しか得られなくなってはまずい。だから、群れ生活を営む者は、自分がダマサれているということに気づけるほど、十分に賢くなければならない。その結果、自分は騙されずに、相手を騙さなければならない必要性に駆りたてられて、知能はエスカレートする。サルの進化の途上では、嘘をつく能力と嘘を見抜く能力が手に手をとって発達したのである。必然的に後者は前者よりも優れることになる。』

『手短に言えば、ほかの社会的動物には見られないような知能の発達を類人猿や有尾類が達成できたのは、二重の必要性にかられた結果だ。自分を謀ろうとしている他者よりも、もっと巧みな戦略をする必要性と、自分が欺かれるよりももっとうまく相手をアザmク必要性だ。これらの必要性によって、サルの知能の正確は動かしがたく形づくられている。わたしたちは、自分の仲間の心をより良く理解し、それによって仲間を欺き、自分の目的のために利用できるように(もちろん、まさに同じことを仲間もわたしたちに対してしようとする)、知能を発達させた。これら以外のこと、たとえば自然世界に対するすばらしい理解、知的かつ芸術的な創造力といったものは、これらの帰結としてその後に生じたのである』

サルは、相手を欺き、自分が欺かれないために知能を発達させた、というのが著者の主張である。確かにサルは知能が高いが、それはこういう背景から生み出されているのだ、と。オオカミは、知能は高くないかもしれないが、しかし誰かを欺いたりするために行動することはない。欺くための能力こそが、サル(人間)と他の種を明確に区別する要因なんだと。そのことを著者はこんな風に表現する。

『わたしたちがもつ最高のものは、わたしたちがもつ最悪なものから生じた。これは必ずしも悪いことではないが、この点をわたしたちは肝に銘じなければならない』

さらに、何故オオカミはサルのような進化を選択しなかったのかという問いに対して、暴力とセックスという答えを挙げ、特にサルは、生殖とセックスの関係性を反転させたという話に繋がっていくのだけど、その辺りは割愛しよう。

これはなかなか面白い話だと感じました。確かに、元々知能が高かったから社会性のある動物になったという説明よりも、その逆の方が説得力がある気がするし、欺く力が社会の中での地位を決するのも確かだろうと思いました。

こんな風に著者は、オオカミという他者と、生活のほとんどを共有するような生活を続けることで、「内なるサル」を抱えた人間だけの世界で生きているのでは発見できなかっただろう様々な事柄を見つけ出す。それらが、ブレニンとの生活における様々なエピソードの合間合間に挟み込まれ、展開されていく構成はなかなか面白い。

こういう哲学風の議論はなかなか難しいのだけど、でも、著者とブレニンの様々なエピソードは、微笑ましく読むことが出来る。オオカミではなく大型犬だと偽って飼っている話、しつけは困難だと言われるオオカミをしつけるやり方、ブレニンの破壊行動や犬との敵対行動、ブレニンとの生活によって著者が人間社会から孤立していく過程など、どの話も面白い。それもこれも著者が、ペットを飼っている、という以上の関わり方でもってブレニンとの生活を維持し続けたからだ。大学の講義にまでオオカミを連れてくる教授が、世界中どこにいるだろうか?

著者がブレニンとの生活に慣れ、同時に、人間社会から孤立していくことを実感する過程における文章には、共感してしまうものが多い。

『わずかな例外を除いては、他人と関わっているときにはいつも、自分がしていることは時間つぶしだという感覚、あいまいで物思いに沈んだ状態が、付きまとった』

『落ち度は、わたしが友人と呼んできた人々にあるのではなく、わたし自身にある。わたしには何かが欠けている』

この辺りの感覚は、凄くわかる。もしかしたら僕も、オオカミとうまく暮らしていくことが出来るだろうか?

『両親はわたしのことをとても心配した。両親の元に行くのはますますまれになったが、たまに行くと、父母は決まってこう言った。「そんな生活をして、どうやって幸せになれるの?」』

ここから、人間にとっての幸せの話が展開され、「人間は幸せのジャンキーだ」という話になっていく。人間は幸せを実感することが出来ない動物なのだ、という考察は、半分ぐらいしか理解できていないと思うけど、なるほど確かにそうかもしれないと思わせるものだった。

生きていること、そして人間であるということ。そういう、僕らが普段生活の中で考えない思考を、ブレニンというオオカミとの共同生活という特殊な実践から導き出した、非常に特殊で、一方で普遍性を持ちうる議論だと思いました。

マーク・ローランズ「哲学者とオオカミ 愛・死・幸福についてのレッスン」


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