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乃木坂工事中「14thシングル選抜メンバー大発表」を見て思ったこと

「乃木坂工事中」が放送されない地域に引っ越してしまったのと、ネット環境が貧弱なのとで、ネットでちまちま「乃木坂工事中」を見ているのだけど、やっと「14thシングル選抜メンバー大発表」を見た。それを見て思ったことを書いてみようと思う。

まず齋藤飛鳥から。
【前から選抜にいる人とか、お姉さんメンバーが色んな活動で頑張っているのに、私は何も出来ていない】
そう言って齋藤飛鳥は泣く。

乃木坂46メンバーの中で、2015年最も飛躍したのは齋藤飛鳥だ、という記述はよく見かける。主にモデルとして、女性誌やファッションブランドの専属として、齋藤飛鳥の露出は爆発的に増えたと言っていいだろう。「次世代を担う」という表現もよくされる。

しかし齋藤飛鳥は、そんな自分自身を「何も出来ていない」と語る。

自己評価が低い人間というのはいる。僕自身もそうだ。齋藤飛鳥も、きっとそうだろう。何があったのかは知らないが、小学生のある時から性格が一気に暗くなったらしく、人生に期待しない生き方が身についたという。

齋藤飛鳥は、「どうして自分が?」と思っているのだろう。
以前の職場にいた、とても可愛く、仕事もちゃんと出来る女の子が、「自分が良いと思っていない部分を褒められても嬉しくない」と言っていたことを思い出す。齋藤飛鳥は、もの凄く可愛い容姿を持っていると思うのだけど、恐らく本人はそう思っていないのだろう。自分の容姿が嫌いなのか、それはよく分からないけど、少なくとも、周囲から評価されるほどのものではないと思っているのだろう。それは自分の感じ方だから、他人がとやかく言うことでもない。「自分が良いと思っていない部分」を褒められている感覚なのだろう。

それは結構怖いと思うのだ。

自己評価の低さは、評価されることへの怖さに繋がる。齋藤飛鳥が、自分の容姿に自信を持てないと感じているとすれば、容姿で評価されることへの怖さは常に付きまとうだろう。自信があれば、それを磨くことにも躊躇がなくなるし、内面の意識が外面にも影響を与えるかもしれない。でも、その自信がなければ、周囲からの評価は刃のようなものだろう。

齋藤飛鳥にも、これで評価されたいというものがあるだろう。今は、モデルとして、つまり容姿が評価されている。それで表に出られていることには感謝しているだろう。しかしそれは、自分自身では納得の出来ない評価のされ方なのだろう。しかし、そうやって表に出続ければ、いずれ、自分が評価されたいと思うフィールドで評価されるようになるだろう。頑張って欲しいものだなと思う。


次は、齋藤飛鳥と同じく「次世代を担う」と言われる星野みなみ。
【私には、他のメンバーのように強みがないのに、どうして選ばれてるんだろうっていつも思います】

詳しくは知らないけど、確かに星野みなみは、乃木坂46全体としての活動以外に、あまりこれと言った露出はないように思う。そういう意味で、自身を「強みがない」と評するのは、きっとそう間違ってはいないのだろう。

司会のバナナマンは、「かわいい、でいいんじゃない?」とフォローするが、「もう18歳ですよ」と、かわいいだけではやっていけないという自覚があるようだ。

僕は、「強み」というのは、意識して作るものではないような気がしている。もちろん、戦略的に自ら「強み」を生み出して打って出ることが出来る人もいるだろう。しかし、それが出来るのは一部の天才的な人だけだ。「強み」とは僕は、他者から見つけてもらうものだという風に思っている。自分が「強み」だと思っていないことが評価されることもあるだろう。

そういう意味で、「強みがないのに選んでもらえている」というのも、一つの強みだろう。もちろん、どうして選ばれているのか分からないという不安はつきまとうが、「強み」というのが他者から認められるものである以上、そこは受け入れるしかないだろう。

星野みなみは、握手会などでファンから、「ずっと選抜に選んでもらってラッキーだね」みたいなことを言われることがあると言う。それに対してバナナマンは、「そんなことを言ってる人間はクソだから気にすることはない」と返す。確かに、僕もそう思う。


次は、生田絵梨花。
【私は、強くプレッシャーを感じたり、考え過ぎたりするとダメになって何も出来なくなるから、感じすぎないようにのびのびやりたい】

バナナマンも驚いていたが、僕も生田絵梨花にはそんなイメージはなかったので驚いた。生田絵梨花は、どんな場面でもプレッシャーを感じず、自信満々で振る舞えるものだと思っていた。

生田絵梨花は、意識的に「感じないバリア」を作って、自分をコントロールしているようだ。なんとなく、一気に生田絵梨花に親近感が湧いた。なんでも出来てしまう天才だと思っていたのだけど、自分をコントロールする術に長けていたのだと知って、なんだか安心した気分だ。

しかし、こんな風にきちんと自分のことを自分の言葉で表現できるのはやっぱり素晴らしい。まだ二十歳前だということを考えると、凄いことだなと思う。


次は西野七瀬。
【しばらくずっと1列目に選んでもらっているけど、未だになんで自分が選ばれるのかと悩むこともある。でも、そんな自分を見て、頑張れます、勇気が出ますと言ってくれる人が増えたので嬉しい】

西野七瀬も、悩みながらアイドルをやっているという感じのする女の子だ。人見知りで積極的になれない自分を隠すことなくそのまま出して、そのままの形で受け入れられている。アイドルとしてはなかなか稀有なキャラクターだと思う。西野七瀬のような人間がアイドルとしてやれているということが、乃木坂46というグループの懐の深さみたいなものを発露しているように思えて面白いと思う。


最後は、初めてセンターに選ばれた深川麻衣。
【どういう理由で選んでもらったにしろ、みんなの足を引っ張らないように頑張りたいと思います】

深川麻衣は、この14枚目のシングルをもって乃木坂46の卒業を表明している。「どういう理由で選んでもらったにしろ」というのは、そのことを指している。

僕は、「卒業だからセンターに選んでもらった」と表現しなかったのは良かったなと思う。「どういう理由で選んでもらったにしろ」というのは、「卒業だからセンターに選んでもらった」ということを表現しているものなのだけど、それを直接的に言わなかったのは、「その責任を引き受ける」という表明だと思う。言い訳はしない、という決意なのだろう。センターに選んでもらったのは嬉しいけど、今は怖いという気持ちが強いです。深川麻衣はそう言葉を紡ぐ。バナナマンはそれに対し、これだけのメンバーが後ろに控えてるんだから、心強いでしょうと語る。

全体的に、「個人の力を乃木坂に返す」と主張するメンバーが多いことと、バナナマンの対応力が高かったことが印象的だった。2016年、乃木坂46はどんな活躍を見せてくれるだろうか。

乃木坂工事中「14thシングル選抜メンバー大発表」を見て思ったこと
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3位 浅野いにお「うみべの女の子
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5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

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6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
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10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
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1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
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6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

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4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
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14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
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