黒夜行

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齋藤飛鳥の次に気になる橋本奈々未について

乃木坂46を好きになった時は、箱推し(この単語を知ったのも最近だ)だったのだけど、それから齋藤飛鳥のことが圧倒的に好きになった。
さて、それ以外に気になるメンバーを挙げるとすれば、橋本奈々未と西野七瀬と北野日奈子かな。橋本奈々未は考え方に、西野七瀬は内面に、北野日奈子は外見に興味がある。

BUBUKAの最新号の冒頭が橋本奈々未のインタビューだったので、橋本奈々未について書いてみる。

橋本奈々未の魅力は、思考力の高さにある。それは、インタビューでの言葉の断片からでも充分に感じられる。

思考力というか、恐らく内側に、真っ直ぐな芯があるのだろう。常に自分の中で、あらゆる物事を、その芯からの距離感で捉えているような印象がある。だから、どんな事柄に対しても自分なりの意見を言える。

以前読んだ「乃木坂46×プレイボーイ2015」の中に、「乃木坂工事中」の構成作家三人の座談会が載っていた。そこで一人の放送作家が橋本奈々未に対してこんなことを言っている。

『橋本さんはすべらないなと思ってます。スタジオでコメントを急にふられても、必ず何かしらの“橋本っぽいこと”をちゃんと言う。恥ずかしいことになってるのを見たことがない』

自分の芯からの距離感で物事を捉えることが出来るのに加えて、恐らく、常に何かを考えているのだろうと思う。どんなことを考えているのか、それは分からないのだけど、日常的に思考を続けていないと、それだけの瞬発力はなかなか身につかない。

「考えること」と「悩むこと」は、全然違う。世の中の多くの人は、考えているつもりでただ悩んでいるだけ、ということも多いはずだ。悩むというのは、「どうしよう」と繰り返すことだ。それは思考になっていない。考えるというのは、そこにどんな問題があり、どんな展開が想像出来、どんな解決策がありうるのかなど、対象となる物事を分解して具体的に捉えていくことだ。恐らくだけど、意識的なのか無意識的なのかそれは分からないけど、橋本奈々未は「考えること」が習慣になっているのだろうと思う。

思考の基準となるまっすぐな芯がちゃんとあるということは、自立や独立も促す。何かの価値観や特定の誰かに依存することなく自分を保つことが出来る。

これは現代ではなかなか得がたい性質だと僕は思っているのだ。

現代では、自分のプライバシーなどをネット上で晒し続けることで、自分の存在の一部をある種他人に預けてしまうような、そんなあり方が当たり前になっている。自分の存在の一部を誰かに委ね、同時に誰かの存在の一部を自分に取り込んで、「一個の人格」を超えた複雑な依存関係によって人々の存在が成り立っている、という印象を僕は持っている。

それは、自分の存在の一部を預けられる他人の存在なしに、自分を存続させられない、ということでもある。

橋本奈々未からは、そういう雰囲気を感じない。自分のあり方を誰かに合わせすぎることもないし、自分が周囲からどう見られるかにも過剰には反応しない。自分の内側にある真っ直ぐな芯を揺らがせずに、真っ直ぐ立っている。しかしそれは柔軟性に欠けるという意味ではなく、受け入れるべきものはきちんと受け入れる。そんな印象がある。乃木坂46の中では年上メンバーであるとは言え、まだ23歳。その若さにしては実に落ち着いていると思う。

『―なるほど。では橋本さんがアイドルになって手に入れたものって何ですか?普通に生きていたら手に入れられなかったものも手にしたと思うんですよ。
橋本 得たものは、良いものを見る機会が多くなったので、「なにが良いもの」で「なにが不十分なもの」なのかを見極める力を養わせてもらっていることですね』

BUBUKAのインタビューからの抜粋だが、こういうことをさらっと言えるのは凄いなと思う。目の前の仕事をただこなしているだけでは、こういう発想は出てこない。橋本奈々未にとって、目の前に現れるすべてのものが、何かを学べる可能性のあるものとして映っているのかもしれない。

観察力の高さ、これはある種思考力と関係するものではあるが、それも橋本奈々未の魅力の一つだろう。観察力というのは、観察対象に対して仮説を立てた上で観察することによって身につくものだと思うので、思考力が必要だと僕は感じている。思考力の高い橋本奈々未が高い観察力を持つのも当然だろう。

BUBUKAのインタビューでメンバー評をしているが、捉え方が面白い。特に、インタビュアーも驚いていたが、西野七瀬評は非常に面白かった。思考力や観察力の高さだけではなく、それをアウトプットする言葉や表現力にも長けているのだろう。

僕は、誰かと関わる時に、「価値観が合うかどうか」は重視しない。割とどうでもいい。それよりは、価値観が合おうが合わなかろうが、色んな事柄に対してお互いの考えていることを言い合って、お互いの言葉でより深いところまで掘り下げられることに魅力を感じる。そういう意味で、橋本奈々未とは、色んなことについて話してみたいなと感じる。共感できる事柄でも、反発する事柄でも、楽しい会話が出来るような気がする。そう思わせてくれる知性に、魅力を感じる。

「齋藤飛鳥の次に気になる橋本奈々未について」
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2013年の個人的ベストです。

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5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
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小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
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11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
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20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

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2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
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5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
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9位 山本弘「詩羽のいる街
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新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
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2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
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13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
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18位 飛鳥井千砂「アシンメトリー
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新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
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番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)