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寄生虫なき病(モイセズ・ベラスケス=マノフ)

本書は、花粉症やアトピー性皮膚炎や多発性硬化症といった自己免疫性疾患だけでなく、自閉症やがん、うつ病、肥満、心臓疾患など、様々な病気を治すことが出来るかもしれない可能性について書かれている。

しかし、僕の感想と、そして本書を読む前に、注意して置かなければならないことがある。それは、「本書では、なんの結論も出していない」ということだ。

よくある健康本では、「◯◯をすれば××が治る」というようなことが書かれているが、個人的にはそういう本は胡散臭く感じられる。それが科学であればあるほど、断言を避ける傾向にあるからだ。「科学に絶対はない」というのが、科学に関わる人間の恐らく共通した意識だ。

本書では、古今東西さまざまな研究者が行ってきた実験が描かれる。ラットなどでの動物実験の結果や、あるいは観察を中心とした人間を対象とした調査など、本書で描かれるとある主張が「おそらく正しいだろう」というような結果が出ている。あるいは、医学的にはまだ効果が実証されていないある治療法がアンダーグラウンドで広がっており、その治療法によって、治療法が存在しないと思われていた病気が寛解した事例も様々に載せられている。しかし、本書の立場はこうだ。『ヒトに関する決定的な証拠はまだない』。アンダーグラウンドで広まっている治療法にしても、効果が出る人がいる一方で、効果の出ない人もいる。

本書は、「様々な事実が羅列されている本だ」と捉えるべきだ。古今東西さまざまな実験結果は本書に載っている。それらの実験によって、「◯◯が××になった」という事実は明確に存在する。しかし、「何故◯◯が××になったのか」という説明の部分は、まだまだ研究途上だと言っていい。だから、本書には、明確なアドバイスもほとんどない。

『だが、私(注:著者自身)が最も憂慮しているのは、アリエッティ(彼は完全に善意の人だと思われるが)や彼のような人の行動を助長することになるのではという点である。彼らの提供する治療法はすでにある程度の注目を得ているが、それが今以上に注目されるべきなのかどうか、私には確信がない。』

『本職の科学者たちとしては、なかなか結果の見えない実験を続けるしかない。寄生虫治療が本当に効くかどうか知るためには、そうするしかない。行政当局としては、危険かもしれない未証明の薬の販売を禁止するしかない。そうしなければ、社会が混乱してしまう。そして、治療法の分からない病気に苦しむ人たちとしては、助けを求めるしかない。たとえそれが、問題のある業者から手に入れた寄生虫であっても。三者とも、まっとうに自分の利益を追究しているのだが、そうすることで否応なく軋轢が生まれてしまう』

本書は、未来の希望を見せてくれる作品だ。しかし、現時点では、確実なものではない。あらかじめそのことを頭に入れて読むべきである。


さて本書は、次のような疑問に答える作品である。

【なぜ自己免疫性疾患やアトピーなどの病気は、発展途上国ではほとんど見られず、先進国でここ最近急増しているのか?】
【なぜ兄弟がいる子は、長男よりも喘息やアトピーになりにくいのか?】
【花粉症にかかる人間はなぜ、先進国の富裕層の人間からだったのか?】
【これまでもアメリカ人はコーラや肉を摂取してきたのに、肥満が最近になって問題になってきたのは何故か?】
【人類がアフリカで誕生して以来、結核菌は常に人類と共に存在していたのに、何故19世紀に突如結核が大流行したのか?】
【世界の人口の1/3の人間が未だに寄生虫に感染しているのに、症状が出ることはほとんどない。寄生虫は一体人間の体内で何をしているのか?】
【抗生物質を使いはじめるようになってから免疫関連疾患が増大したのは何故か?】

これらすべてを包括的に説明する、従来の学説とは矛盾するある考え方が、ここ最近真面目に研究され始めているのだそうです。それをざっくりと要約すると以下のようになります。

《人間は、寄生虫や腸内微生物を失ったがために、免疫関連疾患に冒されるようになった》

本書は、この仮説を裏付ける様々な実験を紹介しながら、何故寄生虫や微生物が様々な病気の発現を防ぐのか、人類とそれら「腸内細菌叢」との関わり方はどんな感じなのかについて深く考察している。

まず、様々な現状を確認しておこう。

『近年、自己免疫性疾患もアレルギー疾患も、科学者たちが「これは明らかに異常事態だ」と感じるレベルにまで有病率が上昇している。特に喘息の有病率の上昇を表現するのに、科学者たちは「流行病(エピデミック)」という語を多用している』

『アメリカ国立衛生研究所の推定によれば、一千四百七十万~二千三百五十万のアメリカ人(アメリカ国民の五~八%)が自己免疫性疾患を抱えているという。アメリカ自己免疫関連疾患境界の見積もりでは、患者数はその二倍以上の五千万人に上っている。アメリカでは、自己免疫性疾患は女性の死因トップ点にランクインしている。』

『二十一世紀初頭の現在、このような数字は他の先進諸国にも当てはまる。しかし、免疫関連疾患はいつの時代にも流行していたわけではない。免疫関連疾患の症例は十九世紀末からわずかに見られるものの、アレルギー疾患や喘息の流行が始まったのは一九六〇年代のことである。その後、この流れは一九八〇年代に加速し、二〇〇〇年代前半までにピークに達して以来そのままの状態が続いている。先進国の喘息・アレルギー患者数は、(統計や国によってまちまちではあるが)この四十年間に二~三倍に増加している』

『気がかりなのは、七十年前にカナーが初めて症例を報告して以来、自閉症の症例が急激に増加していることである。一九七〇年代には、自閉症と診断される子どもは一万人に三人だった。二〇〇〇年代初めまでに、その割合は百五十人に一人になった。そして二〇〇九年前半現在、その数字は再び改められ、八十八人に一人となった。』

様々な統計や調査が、ここ最近様々な病気の有病率が増加していることを示している。そしてそこには、ある奇妙な相関関係が存在する。

『バックがこのように明確に示して見せた関係―感染症が減少するにつれて、免疫関連疾患が増加する―は、同時期の国別・地域別の比較でも歴然としている』

感染症というのは主に、寄生虫や微生物への感染によって引き起こされる。人類は、1817年に世界中を震撼させたコレラの大流行をきっかけに、衛生改革に乗り出すことになる。たとえば19世紀のロンドンは、『常に、自らの排泄物に浸かっていた』と評されるような状態だったが、公衆衛生を改善し、飲水を綺麗にし、寄生虫の撲滅に奔走し、そうやって人類は、人類史上かつてないほど「綺麗な」環境で生活することになった。この衛生改革によって、人類は感染症の脅威からかなりの程度逃れることが出来るようになったのだ。

しかし、感染症から逃れられるようになった人類は、何故か免疫関連疾患に悩まされることになる。

『文明社会との接触がないアマゾン先住民にアレルギー疾患や他の現代病が見られないことは、他の研究者らによる調査からも明らかになっている。アマゾン先住民にはこうした病気に対する免疫が遺伝的に備わっているのだろうか。その可能性は否定できないが、おそらくそうではないだろう。これと同様の現象は、ヨーロッパやアフリカやアジアでも繰り返し観察されてきた。それは、不潔な環境で生活している人たちのほうがアレルギー疾患や自己免疫性疾患のリスクが低いという現象である。』

こういう現象をマスコミは、「現代の生活は清潔すぎてかえって健康を損なっている」として「衛生仮説」と名づけている。

さて、どうしてこのような、清潔さと免疫関連疾患が関係性を持つようなことになっているのだろうか?本書の中でそれは繰り返しこう説明されている。

『つまり、チマネ族は微生物や寄生虫がうようよいる環境で暮らしている。だからどうなんだって?数々の証拠がこうした環境が自己免疫性疾患やアレルギー疾患を防ぐことを示唆している。理由は簡単である。免疫系は本来こうした環境に立ち向かうために進化してきたのだからである。そして、本来立ち向かうはずだった、刺激に満ちた環境に出会えないと、免疫系は混乱してしまうのである』

『つまり、我々の免疫系は、まさに寄生生物という問題を処理するために発達したのである。寄生生物こそが、人類が発達した環境のおもな特徴だったのである』

『つまり、外部からの刺激によって免疫系は寛容を学習するということである。外部からの刺激がないと、免疫系は異常を起こしてしまう』

当初、免疫関連疾患は、何らかの原因となる物質が存在すると考えられていた。しかし今は違う。

『免疫異常を引き起こすためには、人体に新しい物質が入ってくる必要はない。実際には、免疫系からある重要な構成要素を取り除くだけで充分なのである』

これは納得しやすい説明である。人間の体内には元々、寄生虫や微生物がうようよいて、それらに対処するために人間の免疫系は発達した。しかし現代は、人類史上初めてのことが起こっている。

『イギリスとアメリカのこうした集団の中で、生物学的に前例のない事態が起こっていた。人体からある種の微生物と寄生虫がいなくなるという、おそらくは人類進化史上初の出来事が起きたのである。人体がそれまでと同じやり方で機能することが不可能になってしまったのだ。』

『二十一世紀の困った状況がここに要約されている。つまり、アレルゲンは豊富なままだが、アレルギーを防いでくれていた微生物がいなくなってしまったのである』

このことによって、免疫に異常を来たす疾患が急増した。非常に納得しやすい説明である。

先ほど引用した『我々の免疫系は、まさに寄生生物という問題を処理するために発達した』という表現は、寄生生物と戦うために進化した、というような印象を与えるかもしれない。しかし実際は、寄生生物とはまるで違う関わり方をしているかもしれないという。

『腸内細菌叢にはかなりの可塑性がある。食生活や微生物への暴露、個人の体質や年齢によって、腸内細菌叢は変化する。この可塑性こそ、「そもそもいったいなぜ腸内細菌叢が存在するのか」という問いに対する答えの一つかもしれない。微生物の生態系は、固定的なヒトのゲノムよりも素早く進化・変化することができる。この可変性のおかげで、我々は、自分のゲノムだけに依存するよりも柔軟性(たとえば、より広い範囲のものを食べて消化することができるようになるための)を獲得することができる』

これは非常に面白い。生物は常に、外的な環境の変化にさらされる。それまで食べていた食べ物が突然食べられなくなり、今まで食べたことのなかった食物を食べなければならなくなるかもしれない。そうなった時、腸内細菌叢がいなければ、人類は自らのゲノムを改変してその新しい食物を受け入れられるようにしなければならないかもしれない。しかしそれには、もの凄く長い時間がかかり、その新しい食物に適応する前に絶滅してしまうかもしれない。しかし、可変性のある腸内細菌叢を取り込むことで、外的な変化を、腸内細菌叢の変化によって対応できるようになるかもしれない。

『つまり、我々の免疫系は特定の共生細菌に特定の機能を割り当てているらしい、ということである』

僕たちは、それが“盾”と“鉾”であることに気づかないまま、戦うための武具を捨ててしまったのかもしれない。寄生虫や微生物を“害悪”と勘違いして、駆逐してしまったのかもしれない。

であれば、意図的に寄生虫に感染して病気を治そう、とする人々が現れるのも当然である。本書の著者はまさにそれを考えた一人だ。重篤な免疫関連疾患を抱え、治る見込みのない著者は、アンダーグラウンドで行われている寄生虫治療に手を出すことにする。本書は、そんな冒頭から始まる作品だ。結果は後半に書かれている。本書を読む限り、安全で確実な手法は未だに確立されていないが、寄生虫や微生物を取り込むことで腸内細菌叢を改善させる。そのことによって、これまで治療法がほとんど存在しなかった疾患に対しても、「寛解」まで持っていく(この状態に辿り着けるのは、ほとんどの人にとって奇跡的なことである)ことが可能であるように思える。しかし、まだ必須となる情報や機能の解明が足りないように思う。科学が徐々に、それを明らかにしていくことだろう。

冒頭で数字を上げた現状は、アメリカやイギリスのものだった。日本の現状がどうなのか、詳しいことは知らないが、もし日本でまだそこまで免疫関連疾患が広まっていなくても、油断はしてはいけない。何故なら本書にこういう記述があるからだ。

『注目すべきは、日本や韓国で寄生虫駆除がおこなわれるようになったのはアメリカよりも数十年遅いということである(日本では第二次世界大戦後、韓国では朝鮮戦争後)。』

だから、日本は今後、アメリカやイギリスのような状況に見舞われるかもしれない。現状からだけで判断してはいけない。

寄生虫駆除が行われる、あるいは社会が都市化し「綺麗に」なる【以前の人々】と【以後の人々】では、腸内細菌叢はまるで違う、と思った方がいい。そのことを踏まえた上で、本書ではこんな指摘がなされている。

『さらに恐ろしいのは、お粗末な教育しか受けていない免疫系を持ち、子どもの頃から明らかに免疫制御異常傾向のある次世代は現在の長寿者のようには長生きできないだろうということである。この懸念には正当な理由がある。アメリカでは、肥満(炎症疾患の一つ)の蔓延ぶりから、「現世代の平均寿命は、十九世紀の衛生改革以来初めて、親の世代のそれを下回ることになるかもしれない」と憂慮されている』

寄生虫や微生物に感染している子どもは、乳幼児期に死亡する可能性が高まるが、そこを抜け出せば長生きする傾向にある、という調査結果があるようだ。現代は、その真逆である。寄生虫や微生物に触れる機会がない現代人は、乳幼児期に感染症で死亡する確率は大分減らすことが出来た。しかしその代償として、免疫関連疾患のために長生きできなくなるのではないか…。

さて、ではどうすればいいのか、についても少し触れておこう。
まず最も重要なポイントを引用しておく。次の引用は、本書の中で、表現を変えながら、うるさいぐらい登場する。

『つまり、多様性そのものに予防効果があることが分かったのである』

この寄生虫がいれば、この微生物がいれば安心、というわけではない。そうではなく、多様性が確保された腸内細菌叢を体内に保持することが最も重要なのだ。そのためにどうすればいいのか、という具体的な方法はまだ分かっていない。きっと科学が今後解明してくれるだろう。しかし、特定の寄生虫・微生物にこだわるのではなく、腸内細菌叢全体の多様性を追い求めるべきだということははっきりしている。

その他、本書の中で“有効”だとされている事柄をいくつか引用しておこう。

『二〇〇〇年、アリゾナ大学のマルティネスの研究グループは、「幼年期に保育所に通うことがアレルギー疾患の予防につながる」ことを明確に示す調査結果を発表した』

『人類学者のトマス・マクデードとクリストファー・クザワは、さまざまな集団を比較した結果、乳幼児期に微生物に曝露することが生涯にわたって利益をもたらすことを証明した』

『農業に従事すること、殺菌されていない牛乳を飲むこと、保育所に通うことには、アトピー性皮膚炎を予防する効果がある』

『母親が妊娠中に世話をした家畜の数が多いほど、子どもがアトピー性皮膚炎を発症するリスクは低くなる』

『現時点で確実にお勧めできる唯一のことは、食生活の改善である。(有用最近の餌となる)果実や野菜、抗炎症作用のあるオメガ3脂肪酸の摂取を増やし、ジャンクフードや加工食品の摂取を避けるべきである。このような食生活は、害にならない(特に妊娠中は、これは大事なことである)ことは確実だし、多分有益だろう。しかし、誤解してはいけない。すでに喘息を発症している人が地中海式ダイエットを実行しても、おそらくそれだけで喘息が治ることはないだろう』

人類は、かつてない状態に陥っている。目にはなかなか見えないが、過去数万年の歴史の中で、人類が経験したことのない状態が、体内を襲っているのである。そして、様々な疾患が、そのことを原因として起こっている。この現実は、頭に入れておいた方がいいかもしれない。僕らは、得たものと引き換えに何を失ったのか。果たしてそれは、“幸せな選択”だったと言えるのか。非常に考えさせられる一冊だ。

モイセズ・ベラスケス=マノフ「寄生虫なき病」


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