黒夜行

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武曲(藤沢周)

内容に入ろうと思います。
羽田融は、陸上部を辞めて今は帰宅部だ。ラップに目覚め、リリックを紡ぐために、様々な言葉を日々広い集めている。iPodには、百人一首も入っている。
ある日駅で、同じ高校の剣道部の集団を見かける。そこで融は、竹刀を蹴った蹴らないの揉め事に巻き込まれ、盗られたiPodを取り返すために、何故か剣道の試合をさせられることになった。やったことなんてないってのに。
そこで融が見せた竹刀捌きは、剣道を普通にやっている者には、ただ粗雑で乱暴なだけに見えただろう。しかし、ここ鎌倉学院高校の剣道部のコーチをしている矢田部は、融という少年の竹刀捌きに、父の幻影を見るような思いでいた。融は、剣道のルールなどどうでもよくて、ただ相手に致命的なダメージを与えるために竹刀を振りさばいている。もし彼の竹刀が真剣であれば、融と竹刀を交えた部員二人は、間違いなく死んでいるだろう。
それは、殺人剣と呼ばれた父を彷彿とさせるものだった。
剣道界にその名を轟かす父・将造の息子である矢田部は、子供の頃から父の猛特訓を受けていた。相手を殺しにかかるような剣道をすることで畏れられた父との特訓は壮絶なもので、その終結として矢田部はやがて、もう取り戻すことの出来ない父子関係に行き着いてしまうことになる。
アルコール中毒を克服した矢田部は、今は警備員の仕事をしながら剣道部のコーチをしている。来る日も来る日も変わらない日常。父親の存在が常に、矢田部に重くのしかかってくる。
ある日同窓会に顔を出してみるも、いたたまれなさが増すばかりで、矢田部はつい、ずっと我慢していた酒に手を伸ばしてしまう…。
というような話です。
この内容紹介から、どんな風に話が展開するのか、たぶん全然分からないと思うんだけど、色々あって融と矢田部が一種のライバル関係になっていきます。ラップにハマっているだけのただの高校生と、凄腕の剣道家だがアル中という中年男がどうやったらライバルになるんだ、という感じだけど、そこは実に物語の展開の妙がある。否応なしに剣道の世界に引きずり込まれた少年と、父の幻影に囚われた中年男の軌跡が、つかず離れずのいち関係をのまま絶妙に絡み合うのだ。

正直言って、読み始める前のイメージとは全然違う物語だった。
読み始める前、僕は、誉田哲也の「武士道シックスティーン」のシリーズのようなイメージをしていた。「武士道シックスティーン」は、高校生の女子二人が剣道に打ち込む部活を中心とした物語だ。本書は、女子の物語でないことはわかっていたけど、剣道部を中心にした青春小説みたいなものなんだろう、と読む前は思っていた。
そう思った最大の理由は表紙にある。本書の表紙は、イヤホンをつけた少年が剣道の道着を着ているイラストだ。だから、もっとポップで軽快な部活の話だと思ったのだ。

しかし、予想とは裏腹に、本書は、実に濃密で絡みつくような物語だった。表現は純文学的と言っていいような気がする。高校の剣道部というのは舞台の一つではあるのだけど、メインステージというわけではない。僕の理解では、矢田部が長年抱えてきた鬱屈が先にあり、それに様々な形で巻き込まれ刺激された融が剣道に開花していく、という物語だ。つまり、融は本書の主人公ではあるのだけど、実際に物語の重心を担っているのは、アル中の中年男である矢田部の方なのだ。これは非常に予想外だった。

矢田部の物語であるが故に、しばらくの間僕はこの物語に入り込むことが難しかった。本書は、矢田部と融が交互に視点人物となる構成である。融のパートは、高校生らしく軽快でノリがよく読み進めやすい。融は融で、他の高校生とは違った特殊な部分があるのだけど、しかしそれ自体は融や融の物語を理解する障害にはならないし、逆に物語を面白くうねらせる要素にもなっている。

しかし矢田部のパートは、重苦しくねっとりしていて、悔恨と弱さにまみれている。しかも、矢田部のパートはさらにややこしい要素がある。矢田部はアル中を再発してしまうがために、妄想や幻覚が混じるのだ。ただでさえ陰鬱とした後悔や懺悔で溢れている中に、さらに妄想や幻覚が入り混じる。だから、なかなか読み進められない。

そんなわけで、読み始めてからかなり長い間、この物語をうまく捉えきれなかった。

その理由は、まだ他にもある。
本書は、ベースとなる物語が剣道なのだけど、序盤から、特に説明もないまま、かなり高度な剣道のやり合いが展開される。特に剣道特有の用語が説明されないまま使われたりもするので、剣道に馴染みのない僕には正直、何をやっているのかよくわからないことが多かった。ラストの方、融が開眼して一気にレベルを上げてからのわからなさは、まだ受け入れられる。それは、融と矢田部が、剣を交える前から感覚の世界で戦っているからで、現実には想像しにくい表現で描写されるのは、仕方ない。しかし前半の、剣道がなんなのかも分からないままいきなりレベルの高い戦いを見せられるというのは、さすがに少し不親切に感じた。もちろん確かに、初心者向けの描写が入り込む余地のないような、緊張感のある物語ではある。でもなぁ、と思ってしまうのだ。

そんなわけで僕は、途中まで結構ぶつくさ思いながら読んでいた。わかんないなぁと思いながらページをめくっていたし、矢田部は鬱陶しいなぁと思いながら読み進めていた。

けど、ほとんどラストというような箇所に来て、僕の中でようやく物語のテンションが上がった。それまでは、融は矢田部のことを、ただ倒したいだけの敵と見なしていただけだし、矢田部の方は融がどうこう言うよりも自分のことで一杯一杯みたいな感じだった。二人の日常は、様々な形で交錯するのだけど、僕には、二人はお互い相手のことをきちんと見ていないように思えてしまった。

しかし、ラスト付近で突然、二人は正面から向き合うようになったと感じられるようになった。融にとって矢田部はただの敵ではなく、矢田部にとって融は無視出来ない存在になった。そうなってからは、物語が俄然面白くなった。少なくとも僕の中で、ラストまでが長い前フリで、ラスト付近から一気にラストスパートを掛けてきたみたいな印象だった。

だから、最終的な本書に対する印象は、結構良い。ただやはり、冒頭からかなりの間、読み進めるのに苦戦したということは覚えておきたいと思う。

解説で中村文則氏は、本書は父子の物語だと言う。僕は正直、小説を読んだりする時に、あまりそういうことを考えないで読む。ただ確かに、言われてみればその通りだと思う。
矢田部の頭の中のかなりの割合を占めているのが父とのことで、この父子関係が一番強い。さらに、矢田部と師匠的存在である光邑、また矢田部と融、この二組の擬似父子関係が、様々な場面で入り組み捻じれ歪曲していく中で物語が生み出されていく。

特に、矢田部と融の関係性はなかなかに捻れている。二人は基本的には折り合わない。あらゆる場面で争い、こじれていく。憎しみをたぎらせて、殺意を解放することさえある。しかし、剣道の腕前で言っても、年齢で言っても、やはり矢田部が父で融が子になるはずだろう。
しかし、矢田部は同時に、融の姿に父を見ている。殺人剣と呼ばれた父の、暴力的で衝動的な、剣道と呼んでいいのか悩むほどの感情の奔流を見てとる。そこで、彼らの父子関係は瞬間的に逆転してしまうのだ。なかなかに捻れている。アル中でいかれている矢田部は、時に弱さをさらけだし、時にその弱さを隠したり守ったりするために凶暴になる。そういう点でも、矢田部と融の父子関係の逆転を垣間見ることが出来る。

そして、父子関係を描く上で避けて通れないのが、父殺し。本書では、この父殺しというモチーフも、様々な形で登場する。特に、矢田部を憂鬱に追い込むその最たる理由が、この父殺しと関わってくる。矢田部にとって、父の存在とは何であるのか。その問いかけを止められない、矢田部の地獄の流転が、まさに“業”という名前で呼ぶのに相応しいように感じられる。

本書の中で、僕が最も面白いと感じたのは、融の言葉に対する感覚だ。

まず、融のパートは、そもそも言語表現が面白い。言葉に惹かれて百人一首をiPodに入れてしまう融の感覚を著者はうまく掴んだのだろう。一つ一つの身体・内面の表現から、可能な限り自分の体感と一致するように言葉をセレクトしようとしているという気持ちを感じる。

そんな融の価値観を非常に色濃く映し出しているセリフがある。

『本気のラッパーというのは言葉に対して厳密なんだよ。正確でありたいんだよ、自分の気持ちに…』

融が何に悩んでいるのかというと、一級審査で課されるという筆記試験だ。剣道の級位認定に筆記試験があるというのは驚きだった。実際融は、その筆記試験を受けずに済むのだが、しかし受けなくてはならないと思い込んでいた融には、それは非常な難問だったのだ。

それは、剣道をやる者が持つべき理念についての問いだった。

基本的には模範解答が用意されていて、普通はみなその模範解答を疑うことなく書く。書けば級位が認定されるのだから当然だ。しかし、融は、その模範解答に引っかかる。自分の価値観とはあまりにも違う言葉が並んでいるために承服しかねるのだ。その違和感を口に出しても、周りには理解されない。覚えてちょっと変えて書いたらいいんだよ、とつれない。

『白川に限らず、北学の同じクラスの仲間達も、ほとんどが要領のいい奴らばかりだと融は思う。納得しなくても流していれば、その時間は過ぎる。スルーさせておけば、後で好きなことができるじゃん。それくらい我慢できなくてどうすんだよ、という具合に。別にそれを否定するほど自分は熱くはないと思っているが、自身に関わるものについては簡単に素通りさえるわけにはいかない』

『その心理を表す言葉を何度も何度も咀嚼して、体の細胞すべてが納得しないと駄目だ。さらに言葉を突き詰めて、言葉以前の所までいかないと相手には対処できない』

こういう感覚は、僕も凄くわかる。僕も、言葉に対しては几帳面な方だと思う。自分の口から出た言葉が、「正しくない」ならまだ許容出来るが、「嘘」というのは許容できない。みんながどうでもいいと思っているようなところにもこだわって、気になってしまう。その違いがくっきりしたところで実利的に何も得るものはないのに、細部の差を突き詰めたくなってしまう。そういう感覚が、僕の中にもある。そういう面もあって、融のパートには強く惹かれるのかもしれない。

言葉が豊かであるということは、それだけ現実を仔細に観察できるということでもある。それを端的に表現した言葉がある。

『「起こり」という言葉を知らなかったら、「起こり」を見分けることはできない』

これはまさに、ソシュールの言語論のようなものだ。人間は、ただモノに名前をつけているわけではない。区別を必要とするモノに名前をつけている。だから、様々な名前、すなわち様々な概念を知れば知るほど、僕らは物事を見る時の階層がより深くなり、物事の違いに敏感になれる。融が剣道の世界で急激な成長を遂げることが出来たのも、もしかしたら言葉の力があったのかもしれない。

『俺はラップの言葉でほんものの世界を表現する』

そう言っていた、剣道を始める前の融は、最後にはこんな風に言うようになる。

『ラップ命になって、たえず言葉をコレクションしてはリリックを紡いできたつもりだけど、剣道から教わる言葉は、さらにアグレッシブだ。』

融は、言葉によって世界を掴もうとしてきた。言葉を吸い集め、それらの違いを意識し、世界を細分化することで、普通にしていたら見えない細部まで世界を覗き込もうとしてきた。しかし融は、そのやり方では、“ほんものの世界”を掴むことができなかった。やがて、事故みたいにして剣道と出会い、矢田部や光邑との濃密で深淵なやり取りを経ることで、融は“ほんものの世界”に触れるチャンネルを手に入れた。融にとってそれは、言葉ではなく剣道だった。いや、言葉じゃなかったというのは正確ではないかもしれない。言葉を研ぎ澄ましていたことが、剣道を通じて“ほんものの世界”に触れる大きな要素であったかもしれない。ともかく融は、言葉で切り取ろうとするだけでは決して触れられなかったであろう新しい世界に触れた。融にとっては、それが一番大事なことだった。言葉を集めていたのは、それが武器になるからだ。リリックを生み出すための武器。そして、世界と接続するための武器。しかし、あくまでも手段でしかない。融は、新しい手段を手にし、それによって世界の扉をこじ開けた。言葉にこだわっていたら、もしかしたらずっと開かなかったかもしれない扉。その時の融の歓喜を、僕は想像することが出来ない。似たような経験をしたことがないからだ。それが残念でならない。そう感じさせるほど、物語全体から、融の歓喜が伝わってくるのだ。

原罪の如き重しを背負い、ふらつきながら人生を歩む一人の中年男の哀切と、無縁だと思っていた剣道を通じて世界の深遠を覗き込もうとしている少年の興奮を、一つの作品の中に同居させている。二人の関わりは奇妙で、否応なしに絡まり合っていく。いつしかライバルのような関係になっていく二人の、人生を変転させた時間の流れを堪能してください。

藤沢周「武曲」


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小説

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5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
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8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
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13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
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小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
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3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
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11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
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10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
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