黒夜行

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幸福な日々があります(朝倉かすみ)

『一緒にいたくなくなっただけだ』
ただそれだけの理由で、10年連れ添った夫との離婚を思い立ち、別居という行動を取ってしまった女性の物語だ。
大抵の人には、「は?」というような感じだろうと思う。『一緒にいたくなくなっただけだ』と感じることはあるかもしれないけど、それ以外離婚の理由がまったくない状態で、別居にまで踏み切ろうとする人は、さほど多くはないだろう。
僕はこの主人公に恐ろしいぐらい共感してしまった。『一緒にいたくなくなっただけだ』から、実際に別れる行動を取るのは、まさに僕とまったく同じパターンである。
僕は、それほどたくさんの人と付き合ったことはないけど、過去付き合ったすべての女性との別れは、同じパターンだ。最初は僕の方から好きになって、僕が行動を起こして付き合うことになる。けど、半年ぐらいすると、否応なしに一緒にいたくなくなるのだ。別に、人間として嫌いになったわけじゃない。ただ、その人の彼氏であることを止めたくなるのだ。
そうなると、もう僕は無理だ。だから、別れを切り出す。けど、当然相手は納得しない。そりゃあそうだ。僕の言っていることは、相手からすれば意味不明だからだ。僕は本当に、別に好きな人が出来たとか、相手に凄い嫌な部分があるとか、そういう理由で別れたいと思うのではない。ただ単純に、一緒にいたくなくなってしまうのだ。人間としては嫌いではないから、別れた後も結局会う機会はある。そこでは、(相手はどう思ってるか知らないけど)楽しく過ごすことが出来る。本当にただ、一緒にいたくなくなる、彼氏を止めたくなる、ということだけが理由なのだ。
これが、一般的には理解されない、ということは自覚している。だからこそ僕は、この小説を読んで驚いた。主人公の女性が、まさに僕と同じような思考で行動しているのだ。
この主人公には、他にも共感できる部分がある。

『わたしは好きなひとができると、ついそのひとの快さのつぼを探しだし、押してあげたくなるところがある。もともとそんなにやりたくないことでも、喜んでやる。でも、やっぱり少しずつ疲れて、おざなりになって、結局、関係がだめになった。』

僕も似たようなところがある。僕は、自分自身に「やりたいこと」がないので、基本的になんでも相手に合わせてしまう。相手がやりたいと思うことを、それがどれだけハチャメチャなことでも、なんでも楽しめる。廃墟に行ったり、山に登ったり、メイド喫茶に行ったりと、自分一人だったら絶対にやらないようなことでも、なんでも楽しめる。
でも、やっぱり少しずつ疲れるのだ。一回一回は楽しんでいるんだけど、「ずっとこういう自分でいるのかなぁ」と思うと嫌になってくる。廃墟に行くのも、山に登るのも、メイド喫茶に行くのも楽しいのだけど、でも、僕が楽しんでいるからという理由でまた廃墟に行ったり、山に登ったり、メイド喫茶に行ったりするのはなんか違うなぁ、と思ってしまうのだ。自分でも、おかしな話だと思うんだけど。

『とにかく、モーちゃんが生理的に気持よくなるように心がけた。わたしを手放したくなくなるようにした。でも、すごく尽くしてます、って感じにならないようにした。耳かきやある種の性技なんかの「オプション」は、三度に一度は頃割った。ささいなことだが、「相手の望むこと全部」をしてあげるのは危険なのだ。わたしのほうがもたなくなる』

僕には、これが出来ないんだよなぁ。一度OKしてしまったものを、次NOと言うのが苦手なのだ。最初の方は何をしてても楽しいから何でもOKしてしまうのだけど、やがて自分的になんとなくしんどくなる。でも、そこで僕はNOが言えないんだよなぁ。だから、微妙な違和感が自分の中に積み重なっていく。それが、やがて無視できない大きさになってしまって、自分から関係を壊したくなってしまうのだ。

『わたしには、とにかく、ひとりで、思い通りに、思い切り、気のすむまで、なにかをやりたいという欲がある。たぶん、ものすごく我が強いんだと思う。
ところがその「我」は、だれかとなにかをするときには、なりをひそめる。ひとりで思い通りに、思い切り、気のすむまでできないと分かれば、自然と諦めてしまうのだ。
「自然」だからストレスは感じない。だれかとなにかをするときに、だれかの指示に従ったり合わせたりするのはちっとも苦にならないし、意見もとくに出てこない。』

これも物凄くよく分かる。僕は別に、一人でいる時にだってやりたいことが強くあるわけじゃないんだけど、でも一人でいる時には、こうやってああやって、こんな手順でこれをやろう、みたいなことは結構考えてて、それ通りに物事が進むと嬉しい。でも、だれかと何かをする時は、そういう、自分が思った通りに物事が動いて欲しい、という欲求はまったく陰に隠れてしまう。どうでもよくなる。分かるなぁ、という感じが強くしました。

『わたしの理想は、夫婦それぞれの目で物事を見て、それぞれの頭で考えた意見が、期せずして一致する、という状態だ』

これも、本当にその通りだなぁ、と思います。僕は、様々なことについて自分で考えたい人間で、誰かに価値観を押し付けられたりするのは好きではない。同時に、誰かが自分の意見なり価値観なりを、躊躇なく丸ごと受け入れようとするのも苦手だ。相手が、自分の頭で何も考えてないような気がする。だから、相手が相手なりの価値観で自分の頭を使って考えた結論が、たまたま、僕のそれと一致する、という状態は確かに望ましいと思う。凄くよく分かる。
著者自身が本書の主人公のような性格なのか、あるいは誰か別にモデルがいるのか。ともかく、単なる想像で生み出したキャラクターが、ここまで僕の思考回路と似ているとはちょっと考えられません。それぐらい僕は、本書の主人公にとても近いものを感じました。小説を読んでいると時々、自分と恐ろしく似ているなと感じる人物に出会うことがあるけど、本当に久しぶりにそんな風に感じました。
自分と同じような思考をする人に出会うと、それがたとえ小説の中だとしても、やっぱり嬉しいものだなと思います。

内容に入ろうと思います。
本書は、守田森子が、夫の「モーちゃん」と結婚し一緒に暮らし始めた2001年と、その10年後、その年の元旦に森子が夫に唐突に別れを切り出してからの日々を描く2010年を行き来して描かれる。
モーちゃんと結婚した森子は、実に幸せだった。モーちゃんは大学教授で、真面目で習慣を大事にする人だ。考え方は合わないことはあるけど、森子には教養がないし、夫は学者なのだから知識や考え方は適うはずがないと思って折れることが多い。森子は、モーちゃんが家の中で快適にいられるように気を配り、また二人で、大きな子供みたいにして、生活の中でだらしなくいちゃいちゃしている。とても40代とは思えない振る舞いである。しかしそれは家の中でのこと。二人は、二人の時間を思いっきり緩んだ感じで過ごしていた。森子も、そして恐らくモーちゃんも、とても幸福だった。
10年後の元旦。何の前触れもなく、森子は唐突にモーちゃんに、別れたいと切り出した。夫は、森子が一時の気の迷いからそんなことを言い出したのだと、あるいは、何か夫婦以外のところに原因があってそんなことを言い出したのだと思いたがった。森子は、するっと口をついて出た言葉の癖に割と本気で、住む場所と仕事を見つけて家を出てしまった。形の上では、しばらく別居ということにして、一ヶ月に一度は話し合いをしよう、ということになったのだけど…。
というような話です。

冒頭で書いたように、僕はこの主人公に恐ろしいほどに共感できる人間です。かなり驚きました。自分と近い価値観を持つ人間がいるんだなぁ、と思ったものです。森子が女性からどれだけ共感してもらえるキャラクターなのかはよく分からないけど、もしかしたら、訳がわからない、と捉えられるかもしれません。どうなんだろう?女性の場合、こういう、『一緒にいたくなくなっただけ』という理由から別居に踏み切るというような価値観を結構持ってるものなんだろうか?その辺は僕では判断できないんですけど。
僕は主人公に共感できてしまうので、森子がどうなっていくのか、あるいは、森子が様々な場面でどんな価値観を持っているのか、という興味が最後までずっと持続したし、キャラクターとしてとても気になる存在でした。そういう意味でこの作品は、かなり面白い作品でした。
でも、森子を「ちょっとよく分からないキャラクターだなぁ」と捉えてしまう人の場合、この作品はどう捉えられるんだろう、とも思います。客観的に考えて、本書にはストーリーらしいストーリーはありません。物語の山場は、実は冒頭で終わってしまっていて、つまり「何の脈絡もなく森子が離婚を切り出す」という場面が最大の山場と言っていいでしょう。それ以降は、森子がどんな風に一人暮らしをしているのか、モーちゃんがどんなアプローチをしてくるのかなどが描かれますが、だらだら日常が描かれていくという感じです。2001年の結婚したての描写の方も、基本的には毎日この夫婦がどんな風に生活をしているのかを描いているだけで、随所で森子が思考する独特の価値観はなかなか面白いものの、ストーリーとして楽しめるのかはちょっと僕には判断できません。

読んでいて感じたことは、「一緒にいたくなくなった理由」は積み重なったものなのではないか、ということです。2010年、モーちゃんに別れを切り出した森子は、「一緒にいたくなくなった理由」をきちんと説明できません。ただ、一緒にいたくなくなっただけなんだと繰り返すばかりです。当然、モーちゃんには理解できません。
しかし、読者は、2001年の夫婦の様子も、森子側の視点で読むことが出来ます。
モーちゃんは、概ね良い人間として描かれています。それは当然で、モーちゃんのことが好きである森子視点でモーちゃんを描いているからです。しかし、読んでいくと、モーちゃんは案外に難しい存在であるぞということに気づいていくようになります。
モーちゃんと森子は、家の中では子供のようにふざけていて、そういう時モーちゃんは、大学教授でありながら森子との阿吽の呼吸でばかばかしい感じを一緒にやる。しかしそれは、モーちゃんにとってどうでもいいことだからこそモーちゃんは森子の価値観に乗ることが出来るわけで、モーちゃんにとって大事な事柄については、森子の意見を基本的に聞き入れない。どこに旅行に行くのか、何のDVDを借りるのか、結婚記念日に何を食べるのか。そういう、モーちゃんにとって大事な事柄については、森子がやんわりと自分の希望を述べても、モーちゃんは当たりの良い、しかし議論の余地のないような雰囲気で森子の意見を却下する。一つ一つは大した話ではないけど、それが積み重なっていけば大きな違和感に変わっていきもするだろう。森子は無意識の内に、いつの間にか積み重なっていたその違和感に気づいてしまったのではないだろうか。しかしそれは、一つ一つはあまりにも小さなものであるために、別れる理由としてはうまく機能しない。だから森子は、『一緒にいたくなくなっただけ』という、説明してるんだかどうか分からないような説明をするしかなかったのではないか、という感じがする。
森子は、自分がそういう違和感を内側に貯め続けてきたことを意識出来ないし、モーちゃんの方にしても自分が原因でそんな違和感が積み重なっているとは気づけない。根本的な原因をお互いに認識できていないから、いつまで経っても二人の行動は平行線のまま。明確に、モーちゃんの些細な振る舞いが森子の決断の後押しをした、なんていう記述があるわけじゃないんだけど、僕はそんな風に感じた。

もう一つ感じることは、森子とモーちゃんの夫婦関係は、イマイチ本気度が伺えない部分がある、ということだ。
先ほどから、二人の夫婦関係は大きな子供が遊んでいるようなものだ、みたいなことを書いているけど、これは森子がそう評しているのだ。大きな熊のぬいぐるみが二体じゃれている、みたいな表現もする。とても40代とは思えないような感じで、二人のやりとりは続いていく。出掛ける時にモーちゃんが掛け声を上げて玄関に向かい、旗を振り歌を歌って先導する振りを妻がする、といった風で、そんなやりとりを家にいる間中ずっと続けている。

本人同士が楽しければとやかく言う話ではないのだけど、ただやはり、そういうあり方は、夫婦というものの現実からお互いに目を背けていたという事実を表しているのではないかという気がする。本来であればどこかの段階でで「夫婦」という現実に目を向けなければならなかったのを、二人ともそれを怠った。怠ったまま40代後半を迎えてしまった。ずっと続けてきたことを今更止めるのも変。でも、このままそういう感じをずっと続けていくのもまた変。森子に、そういう気持ちが唐突に芽生えてきたのだとしても、それは不思議な話ではないかもしれないと思う。

森子の行動は、一見デタラメに見える。何をハチャメチャなことをと思うかもしれない。僕は、そのハチャメチャな状態のままで森子に共感できるのだけど、そういう人でなくても、森子とモーちゃんの関係性を知れば知るほど、この夫婦には無理があったのではないか、と感じられるのではないかと思う。夫婦の生活のどうでもいいような部分を丁寧に切り取ることによって、些細な違和感の源泉が実はたくさんあったのだということに気づかせるような物語運びは、個人的にはなかなか良く出来ているのではないかな、と感じました。

朝倉かすみ「幸福な日々があります」


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[7670]

こんばんは。ご無沙汰しました。

最近、新しい作品がどんどんアップされるようになって、黒夜行のファンとしては大変うれしいです。またよろしくお願いします。
こちらは秋の気配が濃厚ですが、東北ではさらに一段と、という感じでしょうね。これから寒くなってきますよね。

今日、この本を読みました。充分歳のいったオバサンとしては、現実離れしたお話という受け止め方をしましたが、通りすがりさんは森子さんの感覚に近いそうなので、私としましては何とも…(汗)。
10年間のギャップが交互に登場し、読みやすかったです。このふにゃふにゃ感(笑)は読んでいて面白かったですし、モーちゃんと森子さんの会話も可笑しかったです。森子さんの感覚は分からなくはないですが、現実的に考えるとちょっとどうかな?と思いました。まぁフィクションですので、楽しめば良いのですが、森子さんの言い分はやはり離婚の理由にはならないでしょうね。
森子さんはモーちゃんに好かれたくて、無理を重ねてしまったのでしょうね。そう考えると、モーちゃんも森子さんも痛ましいです。モーちゃんとしても精一杯森子さんに尽くしていましたので。自分に対する違和感が森子さんの中で溜まって、自立という道に進ませたのかもしれません。世間的に考えれば、人も羨むポジションなのに。長年夫婦をやっていると、ここは仕方ないと自分をごまかすことがあります(笑)が、森子さんはそれができない潔癖症(自分では自覚しないまま)でしょう。
オバサンの立場で考えると、二人ともしっかりした自分を持っていないまま一緒になってしまったと思いますよ。じゃれているだけではなく、もっと根っこの部分で向き合わないと無理だと思います。肝心な部分は見ないふりで過ごしてしまった感じです。ただ森子さんが家を出た段階で、自立に目覚めたわけですので必ずしも不幸とも言えません。モーちゃんからお花が届いたことで、森子さんはモーちゃんの元に戻るのかな、と期待して読みましたが、そうはならず淡々と終わってしまいましたね。

通りすがりさんの恋愛観も読ませていただきましたが、難しいことは抜きにして
この人とずっと一緒にいたい!という方に巡り合えば、それだけでOKですよ。必要なのは勢いです(笑)。良き出会いを陰ながら祈っています。

[7672]

お久しぶりです。最近はもう、売り場で何を売るか決めるために本を読んでるんで、仕事ですね(笑)昔のように感想が書けないんで、まだ助走って感じですけどね。

森子さんの言い分はもちろん通らないんですけど(笑)、でもあれを突き通せる感じっていいなぁって思います。まあ正直、森子さんの言ってることを理解できる人って多数派ではないような気がするから、ドラさんは正常だと思いますよ。

僕も森子さんと同じように相手に合わせるように無理してしまうところがあるんで、わかるなぁと思ってしまいました。でもそんな僕も、モーちゃんと森子さんの結婚生活の感じは、ちょっと幼すぎるなって思っちゃいました。40を過ぎてもああいう感じって、ちょっとなぁ、と。二人共、引き返すタイミングを逸してしまったんだろうなぁ、と思いました。

肝心な部分は見ないまま結婚する人って、若い世代に多くなってる気がします。離婚も増えてるっていうし、そういうことなのかなぁ、と。実際に行動に移すかどうかはともかくとして、森子さんに共感する女性はいるのかもしれません。

基本的に人と一緒にいたくない僕としては(笑)、一緒にいたいと思える人を見つけるのは難しいですね。僕が結婚することはないだろうなぁ。

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