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痛みの道標(古内一絵)

内容に入ろうと思います。
就職した一流企業が、実はかなりのブラック企業であり、その社内での立ち回りに失敗し、多額の借金と犯罪者としての汚名を背負うことになった達希は、現実のあまりの理不尽さに嫌気が差し、雑居ビルの屋上から飛び降りた…。
はずだった。いや、飛び降りたのだが、何故か達希は公園で目を覚ました。瞬間、自分がどこで何をしていたのか見失う。どこかから聞き覚えのある声が達希の情けなさを詰る。
祖父の声だ。ありえない。祖父は確か、15年前に死んだはずでは…。
達希が理解した状況は、まったく不可解なものだった。祖父・勉は、雑居ビルから飛び降りた達希を救い、今も達希にしか見えない姿で達希にまとわりついている。達希の現状を知るや、隠し財産と交換条件に、人探しをしないかと話を持ちかけられる。
そんな謎めいた事情を抱えて達希は、なんとボルネオを目指すことになる。祖父が探している人物はボルネオにいるらしいのだが、勝手のわからない達希は、外国の地に慣れるだけでも精一杯だ。どんな道中に、何故か祖父の姿を見る事ができる高校生の美少女が加わり、達希らは、戦時中祖父が辿った道をなぞりながら、祖父の知られざる秘密に近づいていく…。
というような物語です。現実に存在し、ボルネオでは今も語り継がれているというとある事件をモチーフに描かれる物語。日本ではほとんど知られることがなく、公的な資料もほとんど存在していない事件なんだそうです。
古内さんの物語はどれもそうだけど、舞台設定が非常にうまい。この物語では、「ブラック企業」と「戦時中の軍」をうまくオーバーラップさせることで、戦争の物語を現代に通じる世界として描き出すことに成功しているように感じる。正直僕には、戦争は遠いものに感じられてしまうし、現代を生きる多くの人にとってもそれは同じではないかと思う。今また、戦争に突入するのではないかという風潮があって、僕は結構その風潮を恐れてはいるのだけど、しかし現実に日本が戦争になると考えている人はほとんどいないのではないか。戦争は遠い存在。そういうものとしか捉えられなくなっている。
しかしそれを、現代のブラック企業と重ねると、実に多くの事柄が当てはまるようにも思う。成果のために他者を犠牲にすることを厭わないところや、他者の成果を平気で奪うところ、下っ端を容赦なく切り捨てるところ。戦時
中の軍隊と現代のブラック企業を同列に比較するのは当然無理があるんだけど、それでも、戦争の物語を少しでも身近なものとして感じられる可能性があるのであれば、この工夫はなかなか良く出来ていると思う。
「祖父の幽霊」という非現実的な設定も、特に高校生の美少女である雪音が物語に加わってからは、物語を駆動させるのに良いエンジンとなっていく。雪音はその特殊能力のせいで多くの人から疎まれ、ボルネオの奥地に身を隠すようにして生きていなければならない存在だ。ブラック企業から逃げてきた達希と共に、人生をうまく渡りきれなかった者たちだ。そして祖父の勉にしても、破天荒で豪放磊落に生きてきたはずだったのだけど、ボルネオの道中で知った祖父の様々な真実を知るにつけ、達希は、『勉はずっと、自分だけの位ジャングルを、己の胸のうちに棲まわせてきたのだろう』と感じるようになる。誰もが、その圧倒的な現実の理不尽さに傷つき、それぞれなりのやり方で戦っている最中なのだ。そんな傷ついた面々が、祖父の依頼から始まった謎めいた道中を突き進むことで、勉だけではなく、達希・雪音の問題も解決していくように見えるという全体の構造が、とてもうまいと思う。

『黙れ!そんなことはこの国の偉い人間たちが、昔からやってきたことだ。つまらん理屈をこねている暇があったら、自分をはめた上司を相手取ることを考えろ。認めるのは自分のやったことだけでいい。それ以外のことを背負い込むな。やったことの責任だけ認めたら、それ以外のことは、きっぱり忘れろ!』

『他人が認めるんじゃない。まずは、自分が認めるんだ』

悲惨な戦場を生き延びた祖父の言葉は重い。実際、祖父からすれば、達希が置かれている状況など何ほどのこともないように見えるだろう。しかし、そういう風に見るのは軽率だと思う。それがどんな時代でも、どんな組織でも、その時代なりの、その組織なりの辛さがある。祖父が達希に伝える言葉は正しいと思うが、正しい言葉が常に誰かを救うわけではない。祖父の言葉は、簡単には達希には届かない。達希にとっては、時間を掛けて、多くの人と出会って、今まで自分が拘っていた世界を自力で出て行くしかなかったのだ。
祖父の場合、それは自力ではなかった。祖父が、祖父の世界から出られたのは、終戦という圧倒的な現実のお陰だ。

『あの頃俺が信じていたものは、ほとんどが嘘ばかりよ。お前は世間が認めなければ、ッジ分の意味はないと言うが、世間なんて、案外いい加減なものだぞ』

祖父は、ある後悔を抱えて、この旅路に達希を付き合わせている。そしてその後悔は、まさにこの点、「信じていたものは嘘ばかりだ」という点にあるのだ。祖父は、その時信じていることが嘘であると、自力で気づけたわけではない。気づくチャンスはあったのだが、祖父自らそれを放棄したのだ。これも、仕方のない話だ。そういう時代だったのだというしかないし、何よりもまず、当時まだ祖父は20歳にさえなっていなかったのだ。
祖父の達希に対する言葉は、時に厳しい。しかし僕にはそれは、祖父自身が、かつての自分にも同時に言っているように感じられるのだ。恐らく達希も、祖父の物語を知る中で、そのことを理解していったのではないかと思う。達希自身、自分の現状を遥かに超えるような、現代では考えられないような現実を知り、自分の問題以上に、そのことに囚われていく。

『終わってない―。
まだなにも、終わっていない。
ふいに、そんな思いが達希の胸の中に湧いた』

物語は、達希がボルネオを訪れ、尋ね人の居所を探しだした後で、戦時中の勉の物語へと移っていく。このパートこそが、勉の後悔の源泉であり、日本人はほとんど知らないがボルネオでは今も語り継がれている史実を元にしている部分だ。
この物語では、「戦争」という言葉からイメージするような情景・描写は、ほとんどないと言っていい。爆撃も戦闘も、ほとんど出てこない。

『自分はなんのためにこの島にやってきたのかと考えた。(略)
けれど、それがこの島の人たちに、果たしてなにを与えただろう。』

勉は、同い年の室田と共に、このボルネオの地で、糧食を担うことになる。つまり、農作業だ。現地人から接収した土地で、現地人を使い、軍のための糧食を用意する。元々ボルネオには、石油確保のために軍は乗り込むのだが、何故だか数合わせに詰め込まれた勉らは、当然石油絡みの仕事をさせられるでもなく、故郷にいたのと大差ない農作業に従事することになる。

『軍隊は、どんな出自の少年をも、一時に「神兵」にしてくれる魔法の機関だった。(略)国のために兵隊に志願することは、力のない少年たちが最も簡潔に存在価値を立証してみせることでもあった』

故郷の親兄弟はみな、勉がボルネオで農作業をしているとはまさか思わないだろう。勉は、やる気のない上官の存在や、農作業に従事するしかない自分自身、家族の期待を裏切っているような気持ちから、投げやりな気分になることもあった。現地人は自分たちの言うことはまるで聞かないし、室田と二人では作業も一向に進まない。勉でなくても、自分たちは一体何をしてるんだろう、と思うことだろう。
しかも勉はそこで、素晴らしいとしか言いようがない人物に出会うことになる。

『根上らが平気で「土民」呼ばわりしている現地人たちには、自分たちの知らない深い歴史と、田舎育ちの己など足元にも及ばない、豊かな教養が息づいている』

上官は勉らに「土民どもには関わるな」と言うが、しかしどう考えても、自分の上官である人たちよりも、農作業を通じて関わる現地の人々の方が素晴らしい。戦争という環境の中にいなければまず会うことのなかった人ではあるが、しかし、恐らく勉は、戦争という環境以外の場で彼らに出会いたいと思ったことだろう。

『「神兵」ともてはやされれば、ちっぽけな自分を忘れることができる。「お国のため」と唱えれば、高揚感に胸が湧きもする。
だが今、アララン草の中でサイチョウのように羽ばたいている人たちが崇めているものが、自分や根上のような上官がいる軍隊の中にあるとは到底思えない』

物語は基本的に、彼らとの交流をメインに描かれていく。彼らについては具体的には書かないけど、読めば読むほど、その素晴らしい人間性に惹かれることだろう。それは、ボルネオに駐在している軍人たちの振る舞いを背景にすることで、よりはっきりと伝わってくる。
時代、と言われればそれまでだが、こういう形でしか出会えなかったことが本当に残念だ。時代は残酷で、多くの人たちに残酷な決断を強いた。正しくはないと分かっている道に進ませていった。失われずに済んだはずの命が失われた。「戦闘」でも「爆撃」でもなく人が死んでいく、理不尽と言えばあまりにも理不尽に過ぎるその現実に、少年兵だった勉は為す術もない。
そして、その理不尽さは、常に僕らの目の前に現れる可能性がある。

『果たして今の自分たちに、それを戦争時代の狂気だと決め付けることが、本当にできるだろうか。
熾烈な環境や競争の中では、人は自分の先行きばかりに血道をあげ、他人の痛みなど、簡単に覚えなくなっていく』

いつの時代にも、「後から考えればどう考えても間違っていたのに、皆がそれに向かって突き進んでいた」時代がある。戦争もそうだし、バブルもそうだ。規模に制限を加えなければ、様々な例を挙げることが出来るだろう。日本人だけなのかと言えば、きっとそういうわけでもないはずだ。日本人には、そうなる傾向が強くあるだろうと思うけど。

『いいか、八重樫。軍隊にとって、一番大切なものは規律だ。規律を失えばもう軍隊ではない。規律を守れない兵隊に、祖国を守ることなどできるものか!』

もちろん、規律は大切だ。しかし、この上官は恐らく、「自分で考えることを放棄し、規律に従え」と言っている。そういう考え方が、僕は怖い。軍隊だけではない。例えば、体育会系の人たちの、先輩には絶対、みたいな考え方が僕は怖いし嫌いだ。あるいは、「原発は安全だ」と言い続けた国の考えが怖いし嫌いだ。規律を失えば軍隊ではないかもしれないが、自分で考えることを放棄すればもはや人間ではないだろう。人間ではないもので構成された軍隊になど、どれだけの力と価値があるというのだろうか?

『なんだ、これは-。
この少年たちは、一体なんのために、わざわざ南洋まで送られてきたのだ。
精糧士?笑わせるな。
あんなに苦労した開梱した土地では、作物を採るどころか、作付さえできなかった。
軍艦も戦車も航空隊も残っていない島に、なぜこんな少年たちを、何百人も送ってよこしたのか。この少年たちは、ひたすら死ぬためだけにやってきたようなものだ。
こんなものが戦争であってたまるものか。
これは戦いじゃない。一方的な殺戮だ』

人間は愚かだ。集団になればなるほど、より愚かになっていく。地位を得れば得るほど、より愚かになっていく。だからこそ、時代の風潮に流されず、守るべきものがありながら戦いを止めなかった人たちの、その高潔な生き様に、胸を打たれる。何を失おうとも正しいことを主張し、曲がったことはしなかった人たち。そして、彼らに対して、どう考えても言い訳のできないことをした日本軍。

『インドネシア人が、今でも日本人に怒りを抱いていると思うなら、それは誤解です。大切なのは、歴史を学び、新たな関係を築いていくことです』

人間としての生き方で言えば、戦時中も、現代も、日本人は一方的に敗北していると言えるだろう。慰霊祭に招かれた達希らは、歓迎を受ける。わだかまりがないわけではないだろうが、それらを乗り越えたところに新しい世界が広がっているのだと、現地の人は示してくれている。
戦争には様々な側面があり、簡単に切り取ることは出来ない。この物語にしても、公的な資料が存在しない出来事をモチーフにしているわけで、何が真実であるかを見極めることは非常に難しいだろう。それでもこの作品は、戦争の一側面を見事に切り取っている。無力で、無謀で、無残であったあの戦争の、情けなく恥ずかしい部分が切り取られていく。この物語は、ただ戦争を背景にしているだけではなく、現代を生きる僕らに、生き様を問うてくる物語だと思う。

『誰かに用意してもらった居場所にしがみつくのでも、無闇にそれを探し回るのでもなく、今いる自分の場所をしっかりと踏みしめて前を向く、本物の脚力をつけるのだ』

僕らにはきっと、それが出来るはずだ。そういう希望を紡いでくれる物語だ。

古内一絵「痛みの道標」


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3位 浅野いにお「うみべの女の子
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5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

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