黒夜行

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「きみはいい子」を観てきました

中脇初枝「きみはいい子(僕の感想はこちら)」を原作とした作品。

桜ヶ丘という町を舞台にした物語。新米教師の岡野(高良健吾)は、小学校の教師という仕事に苦労の連続だ。言うことを聞かない生徒、思い通りに意志の疎通が出来ない生徒、文句ばかり言ってくる親、どうにも納得出来ないことを言ってくる他の教師。岡野は、声を張り上げ、高圧的に言いくるめたりすることを時々やりながら、どうにか子どもたちと接していく。どうしていいのか分からないし、全員の要望を聞いていたらあちこちで矛盾が起こる、そんな毎日の中にいる。
岡野には一人、気になる生徒がいる。下校時間になってもいつも鉄棒の辺りにいて、家に帰らない生徒だ。
雅美(尾野真千子)は、娘を持つ母親だ。夫はタイに単身赴任中であり、子育ての負担はすべて雅美に掛かる。
雅美は、娘とどう接していいのか、うまく掴めないでいる。悪いことをすれば過剰に怒鳴り叩き、何か言ってきても優しく相手をすることが出来ない。他の家の子供には優しく出来るのに、自分の子供にだけはキツく当たってしまう。「恥かかせるんじゃないわよ」。雅美はそんな風に、娘に当たり散らしてしまう。
同じママ友達で、同じマンションに住んでいる母親は、子供たちとうまく距離を取れているような気がする。私はどうしてあんな風に自分の子供と関わることが出来ないんだろう。時々、そんな視線でその母親のことを見ている自分を自覚している。
発達障害を持つ子供、痴呆症気味のお婆さん、クラスでお漏らししてしまう子供、ママ友達を仕切ろうとする母親…。日常のそこここで生きている、ごくごく普通の人達が、同じ町の中で生きている。それぞれが、ほんの少しずつ関係を持ちながら、「町」という鉢植えの中で少しずつ育つ準備を始める「種」を描き出していく。その「種」の多くは、淀んだ環境の中にいる。しかし、いつか「桜」のような綺麗な花として咲き誇るようになるかもしれない。そんな希望を、ささやかな希望を、作品の様々な隙間に忍ばせた映画です。

非常に「物語らしくない映画」だと感じました。「物語的なお約束」みたいなものをすべて取っ払っているような感じがします。観ていて、「ノンフィクション」みたいな映画だなと思いました。実際に、どこかの町に取材班が情熱大陸のように密着を続けて、そうやって得られた素材を編集して作った、そんな映画に見えました。ノンフィクションだから、予期せぬ展開にもなるし、フィクションのように物語はうまく展開していかない。この映画は、フィクションでありながら、そんなノンフィクション性をまとっているように感じられて、僕はそこに強い「リアル」を感じました。
だから、と繋げるのはちょっとおかしいのだけど、この映画には「メインとなる物語」はない。高良健吾演じる新米教師も、尾野真千子演じる母親も、確かに物語の中で描かれる分量は多いのだけど、しかしメインかと言われると違う気がする。高良健吾や尾野真千子と言った主役級の役柄でさえ、この映画の中では「その他大勢」のような立ち位置になる。「その他大勢」は言い過ぎだが、印象としてはそうだ。
では、何がこの映画の「主人公」であると言えるだろうか?
これは、少し変な捉え方かもしれないけど、ある意味でそれは「観客」と言っていいかもしれない、とも思うのだ。
この映画は、物語性が非常に薄いと僕には感じられると先ほども書いた。それは、例えば岡野が付き合っている彼女との話であるとか、雅美が関わりを持っていたママ友との関係であるとか、場面としては登場するのだけど割とほったらかしにされる要素が結構あると感じるからだ。「物語性」を持たせるつもりであるなら、そういう要素に対しても後から何か回収するような要素を加えるなり、あるいは初めからそんな場面を入れないとか、そういう風になるような気がする。しかしこの映画の場合は、そういう、結果的に宙ぶらりんに見えるようなシーンも結構描かれていく。
それは何故だろうか?
僕はそれを、「僕ら観客が物語の中に自分自身を置くための余白」だと感じた。
勝手なイメージだが、物語性の強い作品の場合、「登場人物の誰かに共感する」という形で物語に自分自身を置くことが多くなるような気がする。しかし、物語性が低い場合は、「作品の中に、まるのままの自分自身を置く」という形で物語にコミット出来るようになるのではないかと思う。
この映画は、物語性が薄い。全体を貫く核となる物語を置かず、また、全体的にどことも繋がらないような余白のようなノイズがある。そうすることで、僕たちも、「名も無き参加者の一人」として、この作品の内側に自分自身を置くことが出来るのではないか、と僕は感じたのだ。
僕は元々、何かに対して共感力が強い方ではないのだけど、この映画を見ている間、たぶん誰かに対して共感している自分というのは存在しなかったと思う。そして、自分の意識をほぐしてみると、なんとなく、自分もその町の住人の一人として、なんとなくその町に住んでいる一人として、この映画を観ていたような気がする。
そういう意味で、主人公は観客自身である、とも言えなくはないと思う。高良健吾・尾野真千子は、存在感のある役者だと思うが、この作品の中では気配を消しているかのように町に馴染んでいたし(教室でたどたどしく生徒たちに話す高良健吾の演技は、本当に新米教師を傍から撮っているような感じで、その役者としての個性の殺し方みたいな部分は凄いと思った)(あと、文章を書いてる途中で思い出しましたけど、池脇千鶴も出てました。しかしこの池脇千鶴も凄くて、観ていて「池脇千鶴」であることは認識できるんですけど、しばらくすると「池脇千鶴」であることを忘れるんです。普通の、子育てをしてる陽気な母親にしか見えなくなるんです。この個性の消し方は、高良健吾・尾野真千子以上に凄いと思いました)、他の役者はそこまで名の知れた人ではなかったと思う(僕が知らないだけかもしれないけど)。後で書くつもりだけど、理由があって、生徒役の中には素人(本職の子役ではない人)も混じっていたという事実を知ってもいたので、そういうことも相まって、全体的に本当に「役者一人ひとりの個性が絶妙に隠されていた」と思う。だからこそ、「何でもない観客」が「名も無き住人」として映画の中に入り込む余地があったとも言える。
子供たちの演技も、実に印象的だった。巧い下手のことは僕には分からないけど、僕には、「子供たちが全然演技をしていない」ように見えた。特に、岡野がある宿題を出した翌日、その宿題に対してどう感じたのかと生徒に聞いて回るシーンでは、これは演技ではなくて、本当に、素の子供たちの本当の本音を引き出しているんじゃないかと思った。実際に生徒役の子たちにその宿題をやらせて、それでどう感じたのかを、子供たち自身の言葉で喋らせたのではないかと思った。台本に書かれていることを発しているのではない、なんというか、妙なリアリティを僕は感じた。あれがすべて台本通りで、子どもたちの演技で作られているんだとすれば、僕はちょっと驚く。
映画の中に、様々な枝葉があって、それらが時に繋がり、時に途中で止まりしつつ、作品全体を成していく。結論の出ない現実がそのままそっと置かれ、終着点のない展開が周囲を漂っていく。安易な解決はなく、器用な立ち回りもなく、うまくいかないものはうまくいかないまま、変わらないものは変わらないまま進んでいく。その中で、時々、未来への予感を感じさせるような繋がりや展開があり、そこに些かの救いを感じられるようになっている。
尾野真千子氏は、「脚本を読ませてもらった時、ラストシーンを読んで、この映画を引き受けたいと思った」と語った。「最後なのに、始まりなんです」と。まさにその通りのラストであると感じた。終わりなのに、始まり。どうにもならない現実を前に、右往左往するしかない、そんな身も蓋もない現実を無理くり否定するような、ある意味で力強いラスト。最後の最後で、様々な枝葉が一瞬で展開し、そして僕たちはその中からどれを選びとるのか問われる。そして、君にも同じことが出来るはずなのだという、押し付けがましくないメッセージも感じられる。
人間、一人で出来ることなど多くはない。僕の知らないところで、圧倒的な理不尽と、絶望的な現実に戦っている人はたくさんいて、そういう人達を前に、自分に何が出来るのかと悩んでしまうこともあるだろう。自分の無力さを突きつけられたようで、自分が見たものを見なかったことにしたくなることもあるだろう。差し伸べた手が、逆に事態を悪くしてしまうこともあるだろうし、自分の許容量を明らかに越えてしまうために普段できることさえ出来なくなってしまうこともあるだろう。
僕は観ながらずっと、「逃げろ」と思ってしまった。これは当然、圧倒的な現実と戦っている人達に向けてでもあるのだけど、同時に、彼らに手を差し伸べよううとする人達に対しても感じた。一人では、その圧倒的な現実とは戦えない。物語の中のヒーローのようなことは、普通の人には出来ない。現実は手強い。見ないフリをするのではなく、「自分にはお手上げだ」という意思表示をすることで距離を置くことは、許されることではないだろうかと僕は思った。
圧倒的な現実の中にいる人間に対しては、本当に、「逃げろ」と思った。どうにか逃げろ。逃げ場を確保しろ。逃げて逃げて逃げ続ければ、どこかに君の居場所はあると思う。あるはずだ。そう信じなければ、辛すぎるだろう。大人は、「戦い方」を教えるのも結構だけど、同時に「逃げ方」も教えてあげた方がいいのではないか。観ながら、本当にずっと、ずっと、そう感じ続けていた。

映画を観ながらいつも、セリフなんかをメモってるんだけど、今回は感想を書くのにそれらを全然使わなかったな。というわけで、メモったことを活かす話を少し。
今回僕は、人生で初めて「舞台挨拶」というものを見ました。自分が行こうと思ってた日の、自分が行こうと思ってた映画館でたまたま舞台挨拶が行われるようだったので、初体験となりました。高良健吾・尾野真千子・監督の呉美保の三氏が登壇したのだけど、彼らが語っていたことを少し書いてみようと思う。

まずこの映画は、公開の直前に開かれていた「第37回モスクワ映画祭」において、「最優秀アジア映画賞」を受賞したとのことです。まず司会者は、この受賞に関して三氏に聞きます。

呉美保氏:「昨日までロシアにいた。ロシア人はシャイな印象があるのだけど、そんなロシア人が顔を紅潮させて、目をキラキラさせながら、これは世界中の人に観てもらいたい作品だと言ってもらえたのが印象的でした」

高良健吾氏:「僕はその受賞の知らせを、何故か母から聞きました。すぐマネージャーに確認したけどマネージャーも知らなくて、母親は何者なんだろうと思いました(笑)。言葉も環境も違う人達にも伝わったことが本当に嬉しいと思います」

尾野真千子氏:「本当に色んな人に観てもらいたいと思っているので、今日来てくださった方は、観たあとで宣伝などお願いします。」

それから司会者は、それぞれに、この映画の見所を聞きます。

高良健吾氏:「この映画は、見て見ぬふり出来ない、自分にも突きつけられるような問題が描かれている。そしてこの映画の強さは、その問題に対する人々のあり方に、救いや希望や祈りのようなものがあることだと思います。また、子供たちの演技も見どころです。本職の子役の子たちだけでなく、借りている学校の生徒なんかもいるのだけど、子供だから『撮影早く終わって欲しい~』みたいなことを言うんですよね。で、それでいいと思いました。ちゃんとその場にいるというような、安心感や力強さを感じた。子どもたちの現場での有り様から学ぶことも非常に多かったです。子供たちがのびのびと動物のように芝居をしているところも見てみて下さい」

尾野真千子氏:「今日は横浜でも舞台挨拶をさせてもらったのですけど、そこでは見どころを『叩くところ・痛みを感じるところ』と答えたんですよね。実際に子役の子を叩いたわけではなくて、後ろからのショットの時は自分の手を叩いたり、近いショットの場合は助監督さんの脚を叩いていました。助監督さんの脚を、バシッと叩いてやりましたよ。
今日こちらでは、ラストシーンを見どころに挙げたいと思います。私は、この映画の脚本をいただいた時、このラストシーンを読んでこの役を引き受けたいと感じました。物語の最後であるのに、始まりでもある。物語の閉じ方にも、是非注目してみてください」

呉美保氏:「この本を映画にしませんかとプロデューサーの方からお話をいただいた時、すぐに読みました。普段は、映像化するならこうするかなみたいなことをあれこれ考えながら読むのですけど、この本の場合は映画化をするとか言う事を忘れてすっかりのめり込んで感動してしまいました。身近な社会問題を描いていて、実際にかなり厳しい描写もあるのだけど、一つひとつが大げさじゃない救いを与えてくれる。自分の幸せってなんだろうと考えさせてくれる。映画化のオファーがなかったとしても、一読者として読んでも映画化したいと思った作品だと思いますし、この作品を映画化するのであれば、私が読後感じた感覚を、是非映画を観た方にも感じて欲しいと思って、そういう風にこの映画を作りました。」

「きみはいい子」を観てきました



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2013年の個人的ベストです。

小説

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3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
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小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
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11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
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コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
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18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

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1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
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9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
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4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
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番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)