黒夜行

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【今日考えたこと】~本売る関連②~(2015年4月~)

2015/5/21

【今日考えたこと】 売り場作りを通じてどうやったら、停止状態の「内側のスイッチ」を機能させられるか考えてる。「外側のスイッチ」は様々な刺激にさらされて、ちょっとやそっとでは動かなくなってるけど、ずっと止まってた「内側のスイッチ」なら、ちょっとのきっかけで大きく動かせるんじゃないか



2015/5/16

【今日考えたこと】 電子書籍がどうなっていくのか分からないけど、個人的には、「フルパッケージ(書籍版とまったく同じ内容)の電子書籍」が書籍を越える(金額にせよ冊数にせよ)というイメージはなかなか出来ない。これは、紙の本の力が、とかそういうことではなくて、マネタイズの観点。

【今日考えたこと】 天才が現れて、電子書籍を、作家も出版社も流通者もまともに収益が得られるようなビジネスに変えられるなら話は別なんだけど、なんとなくそれは難しそうな気はしている。僕が電子書籍に期待している役割は、「もっと分量の薄い本の流通」という点

【今日考えたこと】 新書を読んでて、「これ内容的に、半分の分量でいいな」と思うことがある。新書は200Pぐらいであることが多いけど、そこまでの分量を必要としないテーマに対して、無理やり分量を増しているような印象を抱かせる作品というのは少なくないと思う。

【今日考えたこと】 だったら、そのテーマにあった分量で出せる、そしてそれに見合った金額を設定する、ということが電子書籍なら可能なのではないかと。とりあえず、コアなアイデアの部分だけ出してみる。そしてそれを読んだ人が意見やデータを出せる場を用意する。

【今日考えたこと】 書籍化の前にあらかじめ「コアな読者とディスカッションする」「著者一人では探しきれないデータを補完する」というような手順を経ることが出来れば、著者にも読者にもメリットがあるのではないか(出版社のメリットはちょっと分かんないけど)

【今日考えたこと】 電子書籍ならそれが出来そうな気がするんだよなぁ。でももしかしたらこれは、「編集」という機能を出版社から奪い去る、みたいな可能性も秘めてたりするかもだから、やっぱり実現しないかもな。

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【今日考えたこと】 入荷する本を見てると、「ベストな場所に置いてもらえることを前提にしてる本」が結構ある気がする。気持ちはわかるけど、でも正直色んな要因から、入ってくるすべての本を「理想の場所」には置き続けられないわけで、「理想の場所じゃなくても売れる」ように作る方がいい気がする

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【今日考えたこと】 「これは他の店が売らないんじゃないか?」という本の方が売りやすいし売り伸ばせる可能性が高い、といつも思ってしまう。わざわざ競争率の高いところで「勝負」するこたぁない

【今日考えたこと】 「この本が売れないのは、俺が『売れない』と思っているせいなんじゃないか?」という視点は、常に忘れないようにしているつもり。



2015/5/21

【今日考えたこと】 「内側から自分で押すスイッチ」と「外側から誰かに押されるスイッチ」を誰もが持ってて、でもたぶん最近、「外側のスイッチ」ばかりが機能して、「内側のスイッチ」が機能していない印象がある。外側からの入力が多すぎて、「内側のスイッチ」を使う機会が少ないのだ。

【今日考えたこと】 売り場作りを通じてどうやったら、停止状態の「内側のスイッチ」を機能させられるか考えてる。「外側のスイッチ」は様々な刺激にさらされて、ちょっとやそっとでは動かなくなってるけど、ずっと止まってた「内側のスイッチ」なら、ちょっとのきっかけで大きく動かせるんじゃないか



2015/4/17

【今日考えたこと】 営業さんが、「(ウチの特殊な棚を見て)こういう棚が神保町とかにあればいいのにね」的なことを言ってくれたけど、即座に「そこを目指してるんじゃない」と反論。たぶんウチの棚は、目利きの人が見たらツッコミどころ満載だろうと思う。その分け方・並びはおかしい、みたいな。

【今日考えたこと】 でも、僕としてはその部分はどうでもよくて、僕が重視してるのは、「普段本を読まない人、あるいは、自分が普段読まない本の選び方が分からない人」に「大雑把な絞り込みをすること」。さらにそれを「特別な知識がなくても、ルーティンで維持できる仕組み」の中でやりたいわけです

【今日考えたこと】 本好きに「凄いね!」って言われる棚も、まあそりゃあ憧れるけど、でもそれよりもっと、「本を近寄りがたく感じている人」に、「ここから選べばいいのね」と思ってもらえることを重視してる。本好きは、最終的には、売り場を回ってなんだかんだで目的を達成してくれるだろう、と

【今日考えたこと】 「本好きに評価されなくてもいいか」という感覚は、たぶん、僕自身が特に本好きではないからだろうな、という気はします。そして、「本好きではない」って感覚、実は結構大事だし、売り場づくりについて気づきを与えてくれる気もします。



2015/4/16

【今日考えたこと】 夏の100冊とかで、「この本の帯or全帯orカバーのデザイン募集」「デザインは、その著者が見て大賞を決めます」とかやって、最終的に大賞に選ばれたやつを実際に帯とかカバーにして流通させる、みたいなのはどうかしらん。

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【今日考えたこと】 「本屋に来店するお客さん」の内、「特定の本を探している人」が「マジョリティ(全体の半数以上を占める)」である、というようなデータって、どっかにあるのかしらん?


2015/4/11

【今日考えたこと】 最近は、「理由はまったく分からないけど、売り場で何故か動きが出始めた本」に注力するやり方をしている。POPも何もなく棚前に置いてるだけで何故か売れ続ける本というのがあって、そういうものをより売り伸ばしていく。

【今日考えたこと】 棚前から売る力が衰えると、このやり方が機能しなくなっていくので、出来るだけ、棚前で1面でPOPなしでも売れる「可能性」が残せるような、そんな売り場を意識してはいる。
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2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
17位 長澤樹「消失グラデーション
18位 飛鳥井千砂「アシンメトリー
19位 松崎有理「あがり
20位 大沼紀子「てのひらの父

新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
3位 「街場のメディア論
4位 「デフレの正体
5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
8位 「ゲーテの警告
9位 「メディア・バイアス
10位 「量子力学の哲学

小説以外
1位 「死のテレビ実験
2位 「ピンポンさん
3位 「数学ガール 乱択アルゴリズム
4位 「消された一家
5位 「マネーボール
6位 「バタス 刑務所の掟
7位 「ぐろぐろ
8位 「自閉症裁判
9位 「孤独と不安のレッスン
10位 「月3万円ビジネス
番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)