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メガバンク絶滅戦争(波多野聖)



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友人に誘われて、一度だけ競馬をやったことがある。
全12レース、一つも当たらなかったはずだし、そもそも大した金額を掛けてたわけでもないので、この一回の競馬をもってギャンブルをどうこう言うつもりはないのだけど、でも、僕には、ギャンブルにハマる素質はたぶんないんだろうなぁ、と思った。
たぶんそれは、「運」の要素が大きい、つまり、自分の力で関与できる部分が少ない、という気持ちがしてしまうからだろうと思う。
最近、独自のシステムを開発して競馬でボロ儲けしたが、外れ馬券を損金扱い出来ないことを不服とした裁判が終結するというニュースを見かけた。それは、競馬好き友人からも聞いていた話だったのだが、「システムを使って儲けられる」のであれば、うまく情報を取捨選択すれば、確実さの程度を上げていける、ということなのだろう。だから競馬も、努力すれば実は、実力(と表現していいのかどうかは分からないけど)で勝負出来るものなのかもしれない。
と思うこともあるのだけど、やはり、ギャンブルと呼ばれているものは全般に、それがギャンブルであるからこそ、不確実性に支配されているように思う。もちろん、そこにスリルがあるのだろうけど、僕はどうもそういうものにスリルを感じないようだ。
株投資をギャンブルと同じ括りに入れて良いのかどうか、それはよく分からないのだけど、競馬好きの友人が語ることの延長線上に、本書で描かれるファンドマネージャーの心情があるようにも思えて、相場師と呼ばれる人たちのことを、競馬好きの友人の実像を膨らませることで捉えてみようと思ったのだ。

『相場の神様は存在する』

TEFGという、日本最大のメガバンクでディーラーとして活躍する桂がそう語る場面がある。桂は屈指のディーラーであり、その運用手腕は高く評価されている。しかしそんな桂でさえも、「相場の神」という存在を肯定している。時に人間は、「自分には認知・許容が出来ない、名伏しがたい存在」に「神」と名付けることがあるが、桂のそれは少し違うように思う。桂にとっての「神」も、名伏しがたい存在であることは確かだろうが、なんとなくかつらは、その輪郭は捉えているように感じられるのだ。なんだか分からない存在を、ただ分からないという理由で「神」と名づけているのではなく、はっきりと捉えきれはしないが、ぼんやりと輪郭だけは掴んでいる存在に「神」という名をつけているように思う。
それは、相場という、生物ではないが「生きている存在」である何かと、長いこと触れ続けてきた者だからこそ捉えきれる何かなのだと思う。
僕の日常生活の中では実感はないけど、この相場という存在は、もはや人類の生活と切り離せないものになったのだろう。僕自身は、株式投資をしたこともないし、知識もないので、何がどうなっているのか分からないのだけど、この相場という存在が、あらゆる人種・ルール・社会・価値観を飛び越えて、世界を否が応でも一つにしてしまう存在であるということは分かる。人間が誕生しなければまず間違いなく誕生することのなかった相場に、今や人類は飲み込まれようとしているようにも感じられる。既に、人間の手にはほとんど制御できない存在だろう。僕自身の経験ではその実感はないのだけど、株を扱った小説を何度か読んだ経験から、そういう想像は出来る。
そういう意味で僕は、ギャンブルには興味はないけど、人間が生み出した「相場」という化け物には少しだけ興味がある。それは、宇宙の開闢の歴史を探ろうとする物理学者のような関心の持ち方だ。本書は、自身が実際に大金を動かしてきたファンドマネージャー自身が書いた小説である。「相場を知り尽くした」と言っていい存在だろう。そういった人物が、真正面から「相場」を描くという点に、まず非常に興味がある。
一方、まったく違う原理で動くが、「相場」と同じ程度に複雑な挙動を見せるのが「人間社会」である。

『部長。株式市場は本当に恐いです』

同じくTEFGで、総務部部長代理という肩書の二瓶(ヘイジ)はそう上司に注進する。しかし、上司はその話を一切理解しない。何故か。
それは、その上司が「帝都銀行」出身だからである。
TEFGは合併を繰り返しながらメガバンクとなった銀行だが、その中心は、戦前からの財閥の流れを組む帝都銀行であり、「帝都でなければ人にあらず」という恐ろしいまでの選別がなされていく。
先に挙げた桂もヘイジも、共に帝都銀行出身者ではない。
エリート中のエリートである帝都銀行出身者は、「帝都が潰れるわけがない」という考えを基本として持っている。これまで、危機らしい危機に直面したこともない。ないからこそ、実感も対策もない。しかし、帝都出身というだけで昇進し、威張りくさっている。

『舌先三寸でどんな白でも黒にされる』

同じく帝都銀行出身ではない役員の言葉である。吸収合併された銀行出身であり、かつて役所からさんざん辛酸を嘗めさせられた経験を持っている。また本書の冒頭では、「半沢直樹」のドラマでも有名になっただろう「金融庁」が登場し、その横暴さを見せつける。「立場」が人間を形作るということを、強く思い知らされる。
本書を読むと、「人間の価値」というものを考えさせられる。どんな地位にいるのか、どんな権限を持っているのか、どこ出身なのか。そういう物差ししか存在しない社会。それは、物差しの大きい小さいの差はあれど、様々な社会で起こりうる状態なのだと思う。そんな部分に「人間の価値」などないと思っていたとしても、状況が少し変われば揺れてしまう。

『人間などには自分自身にさえも信頼を置かない。人間は脆く弱いもので信頼に足るものではないとの思いが深い。それが逆に桂の人間への優しさに繋がっていた』

僕自身も、自分を含めた人間をそこまで信頼していないのだけど、そういう割り切りをせざるを得ないような社会や日常というのは歪かもしれないな、と感じることもある。信頼すればいいとも思っていないが、ヘイジのような人間を見ると(自分の友人にも、ヘイジのようだと感じる人間がいる)、こういう形で世界と関わっていきたいなと思う。
相場も人間社会も、あまりにも複雑になりすぎていて、誰もその全貌を把握することは出来ない。しかし、もしその仕組みを完全に把握できるとすれば…。本書では、「相場」と「人間関係」を共に支配しようとする有象無象が集結し、TEFGを舞台に暴れまわっていく。

日本国債が暴落した。すべての始まりはそこにある。
いつかは暴落するだろう、と思われていた日本国債だが、それが現実のものになると誰もがパニックになる。しかし、メガバンクの多くは、日本国債の比率を低く抑えていたし、償還期間も短くするように処理してきた。TEFGにおいては、運用担当のトップである桂自身が、この日のことを見越してすべて準備をしており、損失が出ることがあっても大したことはない。
はずだった。
桂が違和感を覚えたのは、日本国債暴落後のブリーフィングで、何人かの役員の顔が青ざめていたことだ。決定的だったのは、自らが開発を指揮したシステムにログイン出来なくなっていたこと。
何かが起こっている…。
桂に知らされたのは、驚愕の事実だった。桂の知らないところで、TEFG内に、とんでもない時限爆弾が仕掛けられていたのが。最悪の想定をすれば、自己資本の2倍もの損失を出すことになる。桂は現状を打破するために、相場に向き合おうとするが…。
というところから始まる、メガバンクを舞台にあらゆる者が知力を振り絞って勝ち抜けようとする、政治とマネーの戦争物語です。
非常に面白い物語でした。
僕は以前、同じく株式投資を扱った、川端裕人「リスクテイカー」という作品を読んだことがある。全然覚えていないのだけど、当時書いた感想を読み返すと、株式投資を廻る用語や状況説明などがなかなか難しくて、うまく物語を追えなかったようだ。
本書にも難しい描写は多少は出て来る。「大手証券各社に現物の売り注文が出されて、あらゆるビット(買い提示価格)にぶつけられたということです」「償還までの期間がながくなればなるほど債権のリスクは高くなり、特に流動性の無い四十年物などの価格は低くなり損失額はさらに上乗せされる」みたいな文章は、僕にはよくわからない。
ただ、本書の場合、こういう「株を実際にやりとりしている場面」というのはそう多くはない。これは「相場」の話ではあるのだけど、具体的な描写よりもむしろ、相場師である桂の身体感覚などを通じて、読者にも感覚的に「相場」というものが伝わるようにしているように感じられる。先に挙げたような描写が一切なければリアリティ的に難しくなるのだろうから、その辺りは最小限に留めて、「相場」というものを、経済用語や数字などではない形で感覚的に理解させようとしているように思う。
たとえば、そんな描写の一つだなと思うのが、これだ。「相場と対峙する集中力によって消費される膨大なエネルギー。場合によっては一時間で体重が2キロ落ちる。」これなどは、著者自身の経験談なんだろうなと思ってしまう。こういう描写によって、「相場」というものを理解させようとする。そして、もちろん僕みたいな経済に疎い人間にはたぶん輪郭さえ掴めていないのだろうと思うけど、なんとなく掴めたような気にさせてくれる。この著者は元々筆力は高い作家だと思っているのだけど、自身の経験や得意分野を予断なく物語に組み込むのってなんとなく難しい気がしているから、その辺りもうまく出来ているような気がする。
そして本書は、メガバンクが舞台であり、日本国債の暴落に端を発しており、相場を廻る物語ではあるのだけど、やはり最終的には様々な場面で「人間」が鍵を握っていく物語になる。
読めば分かるが、狭い範囲の登場人物たちが、結構色んな形で繋がっている。現実的にはありえないだろうけど、物語的にはなかなか面白い。初めこそ、ドライにカネを追いかけているだけに見える人物たちが、実は様々な物語や過去を内面に抱えていて、時にそれがカネを凌駕する。カネの話だったはずのことが、いつの間にかヒトの問題にすり替わっていることもある。そもそも、この物語の発端の発端が、他者からはどうでもいいとしか思えない、ある人間たちのエゴから始まっている。そんなエゴさえ持たなければこんな問題は起こらなかったが、しかし、そのエゴが何よりも大事に思えてしまう人もいるのだろう。
マネーゲームという舞台で、ヒトという不確実な要素がどのように舞台をかき乱していくのか。ただのマネーゲームとして捉えても十分にスリリングな物語なのだけど、ヒトとの複雑な絡み合いも一つの読みどころです。
また、こういう物語ではある程度お約束ではあるのだけど、弱者もきちんと勝負の俎上に載せられている、というのも良い。本書で言えば、弱者というのは桂やヘイジのことだ。彼らは、ファンドマネージャーでも、投資家でもなく、銀行内でも帝都出身ではない。桂は辣腕を振るうディーラーだが、ヘイジに至っては総務部部長代理である。しかし彼らも、きちんと闘いの舞台に立つことが出来る。
ただ、この点で若干の不満もある。彼らがきちんと闘いの舞台に立てていることはいいのだけど、もう少し弱者の活躍が見たいと思ってしまう気持ちもある。
本書で物語を引っ張っていくのは、政治家や官僚やファンドマネージャーや頭取と言った「なんだか凄い人たち」だ。もちろん、そういう人たちの物語でもいいのだけど、一庶民視点で物語を読むと、やっぱり「弱者が強者に噛み付く」というのがなんだか痛快だし楽しい。もちろん、桂もヘイジも奮闘するんだけど、どうしても物語の中心軸は「なんだか凄い人たち」の方にあるように感じられてしまった。物語上それは仕方ないのだけど、物語の舞台設定も「相場」や「銀行内部」など、庶民にはなかなか馴染みのないものだったりするわけです。もちろん、これまで僕が読んだこの著者の作品も、そういう傾向はありました。しかし、僕がこれまで読んだ作品は、舞台設定が明治・昭和など、現代を舞台にしていなかったので、そもそも自分と引きつけて物語を捉えなくても良かったというのがあります。本書はまさに現代を舞台にした作品であるので、庶民としては、もう少し庶民が活躍出来る感じの物語だと、より入り込めるんだろうな、という感じがしました。
とはいえ、この著者が描く「上流階級の雰囲気」は、どの作品を読んでもさすがだなぁ、という感じがする。別に僕自身は「上流階級の雰囲気」なんて全然知らないから、現実の何かと比較できるわけではないんだけど、(さっきの話と矛盾することを言うけど)「僕には全然手の届かない感」が凄く伝わってきて良いと思う。本書は他視点の物語で、色んな人物の視点を行き来するが、例えばヘイジが出て来る場面と、上流階級の人間が出て来る場面では、その場面の雰囲気が全然違う。描写によって、「まるで手の届かない感じ」を絶妙に醸しだす感じは、やっぱりうまいなぁ、と思うわけです。
また、これもこの著者の作品の感想ではたぶん毎回書いてるけど、教養的な部分がさりげなく物語に組み込まれていく感じが巧いと思う。本書では、方丈記や徒然草、あるいは仏教の用語なのか「只管打坐」というのが出て来る。以前の作品では、西田幾多郎や九鬼周造なんかが出てきたりする。しかも、知識を披瀝するような登場の仕方ではなくて、登場人物の内面を浮き彫りにするような形で使われるので、著者自身がそれらの教養をきちんと内側に取り込んで血肉化してるんだろうなぁ、と思わせます。こういう部分は、物語全体からすれば些細なもので、ストーリーそのものに影響を与えるわけではないけど、しかし作品全体に深みを与えるし、グッと引きしまる感じがあって良いなと思います。
株式の話はやっぱり難しいし、「なんだか凄いたち」が織りなす物語であるので身近に感じにくい物語ではあるのだけど、しかしこれまでの作品同様、非常に面白く読ませる作品だと思います。そして僕は、やっぱりこういう世界には近づかないでおこう、と思ったのでありました(笑)。カネを前にしたヒトの有り様を様々に実感できる作品ではないかなと思います。是非読んでみてください。

波多野聖「メガバンク絶滅戦争」


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3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

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1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
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4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
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7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

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17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
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