黒夜行

左脇のプロフィールにある「サイト全体の索引」から読みたい記事を探して下さい。

ウエストサイドソウル 西方之魂(花村萬月)

内容に入ろうと思います。
不登校を続けている高校生・光一(ピカイチ 本名)は、ずっと何もしないで生きてきた。博打にハマったせいで妻に逃げられ、それから心を入れ替えて板前になった父との二人暮らしで、趣味らしい趣味もなく、父親から適当にもらう千円札でケンチキを食べに行くだけの、くすんだ生活をしていた。
ある日、以前なんとなく足を運んだ近くの古本屋で見つけた詩集に書かれていた<闇討ち>という詩に強烈なものを感じ、それを思い出してまた古本屋に足を運んだ。
するとそこに、学校一の秀才である日向がいた。
なんだかよく分からない内に、流されるようにして日向と飯を食ったり話したりして、そしてなんだか日向の家に行くことになった。
それで、流れで、なんだかいい感じになって、付き合うようになった。
そしてピカイチは、日向と出会ったことで、もう一つ、とてつもないものと出会った。
音楽だ。
日向はドラムを叩き、日向の兄の幸太がベースを弾いていた。ピカイチもかつてほんの少しだけギターを弾いていたことがあったけど、まったく駄目で、自分には音楽的な素養がないと思っている。だから、幸太から無理やりギターをやれと言われた時も、絶対に無理だと思った。
ピカイチは、異常な集中力を発揮して、一日20時間もギターを抱いていた。
日向との相性は抜群で、二人で沖縄にもいった。お互いがお互いの存在を必要としていて、言葉を介さなくても伝わるものがたくさんある。
ピカイチのギターは、周囲が驚愕するほどの上達を見せている。血なのだ。しかし、ピカイチ自身は、自分がまだギターを初めて数ヶ月の初心者で、恥ずかしくてたまらないと思っている。
ピカイチという、可能性の塊のような存在が無限に開放されたことで巻き起こる、青春の嵐のような物語。
なかなか面白い物語でした。花村萬月って、グロかったりハードだったりする作品を書く作家っていうイメージがあって、実際かつて一作だけ読んだことがある花村萬月作品はそういう感じだったんですけど、本書はグロくもないしハードでもないし、青春小説という範疇に入る作品で、花村萬月ってこういう作品も書くんだ、と思いました。
本書は、帯の文句が秀逸ですね。ハッとするような文章、というようなわけではなく、内容を実に端的に表現しているなと思います。

「セックスが好きだ。
音楽も好きだ。
いや教えてくれた君が一番だ。
ありがとう。」

まさに、こういう作品です。ピカイチからすれば、日向に出会わず、ブルースに出会わなければ、ほとんど死んでているような人生だった。ピカイチにとって、日向との、ブルースとの出会いは、まさに人生そのものを救うようなものだった。ピカイチは時々、「自分は平べったい」とか「ギターに出会うまでは透明人間だった」みたいなことを言う。日向やブルースと出会う前のピカイチについてはほとんど描かれていないけど、学校にもいかず、父親と向き合うでもなく、社会と対峙するでもなく、ただのっぺりとした生き方をしていたわけです。
そういう感じが自分と似ているようなところがあって、だから僕は、ピカイチがとても羨ましくて仕方がない。
僕は、未だに透明人間みたいに生きているかもしれない。周りからどんな風に見えているのかはよく分からないけど、自分自身の実感としてはそうだ。何もせず、何も望まず、何とも向き合わずに、ただダラダラと生きているだけ。そういう自分をなるべく肯定してあげようと思うんだけど、そう簡単にはいかない。
きっとピカイチもそうだっただろう。まだ高校生(学校には行っていなかったとは言え)だから、僕よりは可能性は大きく開けているとはいえ、ピカイチにも、やりたいことも没頭してしまうことも何もなかった。その理由を、ピカイチ自身が説明している場面があって、それはちょっと分かると思った。

『自分でもわかってきたんやけどな、手ぇ抜けへんねん。なにをやっても手ぇ抜けへんねん。そやからな、ギターいじくるまでな、逆にな、なーんもせえへんかったわけや』

僕は、自分が手抜きできてしまう人間であることを知っているから、ピカイチとまったく同じなわけではないんだけど、ピカイチの言いたいことはよく分かる。僕の場合、「ちゃんとやらなきゃ」という感覚が強い。だから、何かする際に躊躇してしまう。それで結局、何にも手を出さない。頭では、とりあえずやり始めて、失敗しながらちょっとずつ修正していけばいいんだろうな、と思ってはいる。けど、実際そうすることは出来ないんだよなぁ。面倒だなと自分でも思う。
そんなピカイチは、ギターという、どハマりできるものと出会った。
それは、ホントに羨ましいなと思う。
僕には、そういうものはほとんどない。時間を忘れて没頭してしまうもの、他のことを考えられなくなるほど止められないもの、そこから離れると不安になるもの。そういうものが、僕にはない。何をしてても、「まあこれは暇つぶしだからね」という感覚がある。そういう、のめり込むことが出来るものを、意識的に持たないようにしてきた、という部分もないではないのだけど、元々の好奇心の問題もあるだろう。ピカイチにとってのギターのような何かと出会うことが出来たらいいだろうなと思うんだけど、普通はピカイチのようにただ待ってるだけではやってこないだろうな、とも思う。ピカイチは、ただ流れされるようにしていただけでそれに出会ったわけで、それも羨ましいんだよなぁ。
ピカイチにとっての日向という存在も、ちょっと羨ましい。いや、僕の場合、実際に日向みたいな人が近くにいたら逃げたくなってしまうかもしれないけど(恐いわけではなく、まあ、ちょっと巧く説明できないけど)、でも、日向のように、適度な力であっちこっちに引っ張りだしてくれる存在、という意味ではとても羨ましい。僕はピカイチと同じで、主体性も自発性も自主性も何もない人間で、あまり自分の意見というものがない。だから、そんなフラフラと流れている人間を、適当な方向に押し出したり、適切に引き戻したりしてくれる人ってのはいいなぁ、と。ピカイチは日向に、「オレは日向に依存している」というようなことを言う。まさしく、ピカイチはそうだろう。僕は、そこまでは行きたくないなと思うけど、自分を適当な場所に連れ出してくれる存在がいるというのは、とても羨ましい。
日向にとっても、ピカイチはなくてはならない存在だ。本書は、ピカイチと日向が、いかに互いを必要としているか、という部分が強く描かれていく。ストーリーの中心にあるのは<音楽><ブルース>と言ったものだけど、物語の中心にあるのは、ピカイチと日向の揺るぎない関係性、という感じだ。
そう、揺るぎない関係性なのだ。本書は決して、恋愛小説ではない。ピカイチと日向の関係性が、物語的な展開によってフラフラと影響される、というようなことはほとんどない。ピカイチと日向は、最初から最後まで、あまり危うげなく深い信頼関係で結ばれている。
こういう関係性を物語に落とし込めるというのは凄いなと思う。
いやだって、現実の世界で、ピカイチと日向のようなカップルがいたら、物語にはなりそうにないと思う。常にイチャイチャしてて、お互いに相手を褒め称える言葉を交わして、始終セックスをしていて、喧嘩になるでもなく、起伏があるでもなく、ずっと穏やかに、その信頼関係がますます深くなっていくような、そんな関係性は、なかなか物語にはならないだろう。
でも本書では、そんな二人が物語の中心にいる。これは凄いと思う。二人の、言ってしまえば甘ったるいような関係性が、作品を退屈にするどころか、面白くしている。何がどうしてそんなことになっているのか、イマイチよく分からないのだけど、二人がただダラダラ喋っているだけの場面でも、なんだか面白いのだ。まあそれは、ピカイチと日向というかなり特異な人格(特にピカイチの方がね)に依るところが大きいんだろうとは思うんだけど、ゆるゆるとした関西弁の雰囲気とか、読者に聞かせているわけではない、ピカイチと日向が本当に会話をしているような雰囲気とか、そういう作者のいくつかの計算がうまくハマっているのかもな、という感じもしまいした。
音楽に関しては、正直さっぱりわかりません。本書で書かれている内容が、ギターをちょっとやったことがある人なら理解出来るようなものなのか、あるいは音楽をかなりやってたり学んでたりしないと理解できないようなことなのか、そういう判断も僕には出来ません。結構レベルの高い描写がなされているんじゃないかな、っていう気はします。でも、もちろん全然理解は出来ないんだけど、そういう場面を難解だなと感じるようなこともありませんでした。適度に読み飛ばしていたんだろうけど(どのみち、僕に理解できるわけがない)、音楽について語っているピカイチの熱みたいなものは、内容が理解できなくても読者には届きます。言ってることは全然分かんないけど、凄い熱心に話してるのは伝わるな、みたいな。
とにかく、<音楽>という水を得たピカイチという魚は、縦横無尽に泳ぎまくる。楽しくて楽しくてたまらない、という感じであちこち飛び跳ねている。新しいことを知ることが楽しいし、出来ない自分を発見することも楽しいし、音楽のことを話しているだけで楽しい、というような、ピカイチのワクワク感が、読者にもビンビン伝わってくる。ピカイチは、自身の凄さをまったく自覚出来ていないから、ピカイチの描写だけ読んでいると、音楽に素養のない僕のような人間はやっぱりピカイチの凄さを実感するのは難しいんだけど、ピカイチの周囲にいる人間が、あらゆる場面でピカイチを褒め倒すので、なるほどやっぱりピカイチって凄いんだなと、素人でも分かるようになっています。
日向と出会い、ブルースと出会ったピカイチは、初めの頃とはまるで違った人間になっている。本書のラストは、彼らのバンド<西方之魂>のデビューライブの描写なんだけど、そこに至るまでのピカイチの人間的成長が見事だ。それまでただ流されるように生きてきたピカイチが、音楽を、ブルースを、ギターを究めるという明確な目標を得たことで、あらゆる決断を自分でし、あらゆることを自ら引き受けるようになっていく。ピカイチには、そんな意識はきっとないだろうけど、覚悟を決めた、という感じなのだろう。今まで逃げてきた社会と向き合うぞ、今まで手放してきた多くのものを後悔しないぞ、という覚悟だ。そのピカイチの有り様が、輝きが、熱量が、読者を浮遊させる、そんな小説ではないかと思います。

『そんな光一も、なんとなく理解していることがある。
幸せについてだ。
常時、幸せな人なんて、誰もいない。どこにもいない。
ところが常時不幸な人は、掃いて棄てるほどいる。
ほとんどの人が斑紋を抱え、それを意識の彼方に押しやって日常をやり過ごす努力を重ねているのだ。
人間が生きるということは、不幸がデフォルトである。なんせ、生きることの行き着く先が死であるのだから。
だからこそ幸福な瞬間が輝き、燦く。
幸せとは、瞬間的なものなのだ。
持続と無縁にあるのが、幸福だ。
幸福は、常に節なにしか姿をあらわさぬ。』

音楽小説というとこぼれ落ちるものが多すぎるし、青春小説というほど青春なわけでもないだろう。ピカイチという、今まで自分も周りも「ただの石」だと思っていた人間が、音楽と出会うことで、自身も周囲も「原石」だと感じられるようになり、周囲に良い影響をまき散らしていく。そんな成長を切り取った作品です。是非読んでみて下さい。

花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂」


関連記事
スポンサーサイト

Comment

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

Trackback

http://blacknightgo.blog.fc2.com/tb.php/2620-4f808dda

 | ホーム | 

プロフィール

通りすがり

Author:通りすがり
災害エバノ(災害時に役立ちそうな情報をまとめたサイト)

サイト全体の索引
--------------------------
著者名で記事を分けています

あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行~わ行

乃木坂46関係の記事をまとめました
(「Nogizaka Journal」様に記事を掲載させていただいています)

本の感想以外の文章の索引(映画の感想もここにあります)

この本は、こんな人に読んで欲しい!!part1
この本は、こんな人に読んで欲しい!!part2

BL作品の感想をまとめました

管理人自身が選ぶ良記事リスト

アクセス数ランキングトップ50

TOEICの勉強を一切せずに、7ヶ月で485点から710点に上げた勉強法

一年間の勉強で、宅建・簿記2級を含む8つの資格に合格する勉強法

国語の授業が嫌いで仕方なかった僕が考える、「本の読み方・本屋の使い方」

2014の短歌まとめ



------------------------

本をたくさん読みます。
映画もたまに見ます。
短歌をやってた時期もあります。
資格を取りまくったこともあります。
英語を勉強してます。













下のバナーをクリックしていただけると、ブログのランキングが上がるっぽいです。気が向いた方、ご協力お願いします。
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

アフィリエイトです

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
本・雑誌
17位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
和書
11位
アクセスランキングを見る>>

アフィリエイトです

サイト内検索 作家名・作品名等を入れてみてくださいな

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

カウンター

2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
17位 長澤樹「消失グラデーション
18位 飛鳥井千砂「アシンメトリー
19位 松崎有理「あがり
20位 大沼紀子「てのひらの父

新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
3位 「街場のメディア論
4位 「デフレの正体
5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
8位 「ゲーテの警告
9位 「メディア・バイアス
10位 「量子力学の哲学

小説以外
1位 「死のテレビ実験
2位 「ピンポンさん
3位 「数学ガール 乱択アルゴリズム
4位 「消された一家
5位 「マネーボール
6位 「バタス 刑務所の掟
7位 「ぐろぐろ
8位 「自閉症裁判
9位 「孤独と不安のレッスン
10位 「月3万円ビジネス
番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)