黒夜行

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男の絆 明治の学生からボーイズ・ラブまで(前川直哉)

僕は昔から、男と喋るのが凄く苦手だった。
男同士の盛り上がりの輪に入るのが難しかったり、男同士の会話についていけなかったりすることがとても多い。これは、今でも状況としてはそう大して変わりはない。今でも、男の方が多い場だと、どう振る舞うのが正解なのか、イマイチよくわからない。
本書の言葉を使うと、「男の絆の中には入れないなぁ」という感覚が、僕の中にはずっとあった。どうも僕にはその、「男の絆」と呼ばれるものは、居心地があまりよろしくないのだ。どうしてなのかは、よくわからない。わからないのだけど、実感としては、ずっとそんな感じだった。
というようなことを、昔からちゃんと認識できていたわけではない。昔は、「自分は人付き合いが苦手な人間なんだな」と思っていただけだ。
学生時代は、共学だったけど、やっぱりなんだかんだ言って性別でグループは分かれる。それなりに男と一緒にいる機会が多かっただろう。でも僕には、その中にうまく身を置くことが出来なかったのですよね。いや、外から見ている分には普通に見えたかもしれないけど、自分の内心としては、どうもうまく人と関われないなぁ、と思っていました。
大人になっていく中で、徐々に、「なるほど、女性の中にいる方が俺は楽なのか」ということに気づき始めるんですね。そして、その段階でようやく、「なるほど、俺は男の絆の中に入れなかっただけなのか」というような認識に至るようになりました。今でも、男ばっかりの中にいる自分は、違和感がある。昔ある飲み会で男ばっかりのテーブルにいたら、しばらくして女子テーブルに呼ばれて、「◯◯君、あっちで浮いてたからこっちに呼んでみた」みたいな風に言われたこともあるもんなぁ。
まあそんなわけで、僕には「男の絆」というのはよくわからんのですよね、という話から始めてみました。
本書ではタイトルの通り、「男の絆」が扱われていきます。要するに、「男同士って、なんだかよくわかんないけど女子にはわかんない特別な友情があるよね」というような感じです。何故か男であるのにその「男の絆」に入り込めなかった僕にも、そういう感覚があったりしますけど。
しかし本書を、ただ「男の絆」の本だと思うと、関心を持つ人は少なくなってしまうでしょう。だから先に、そうではないという話をします。
本書は、今のような「男の絆」がどのように成立したのかを主軸とする作品ですが、その過程で、「日本人の恋愛観/結婚観はいかにして生み出されたのか」という話がかなり重要な要素として出てきて、かなりページを割いて描写がされます。
これが本当に面白い。

『現代社会では当たり前に見えることでも、その歴史をたどり直すことで、実はそれが「普通」でも「当たり前」でもないと気づくケースは数多くあります。歴史的な流れを丹念に追うことで、現在におけるある事象が、なぜこのような形になったのか、その背景を解き明かしていくことも可能です』

本書は、同性同士、あるいは異性同士の関係が、時代ごとにいかに変化していったのかということを丹念に追っていきます。現代の日本社会では、「恋愛の延長線上に結婚がある」とか、「男は外で仕事、女は家庭を守る」というような、未だに根強く残り続けているような考え方があります。そして多くの人がこれを、「日本古来の伝統的な考え方なのだ」と思っていることだろうと思います。しかし本書を読むと、そのイメージは一変することでしょう。これら、現代まで残る恋愛観や結婚観の多くは、たかだか100年程度の歴史しかない、比較的新しい考え方なのです。そして本書では、その新しい恋愛観や結婚観によって、「男同士の関係性(「男色」や「同性愛」など、時代によって呼ばれ方は様々)」がどう影響を受け、どうマイノリティに追いやられて行ったのかという過程を明らかにしていくことになります。
つまりこういうことです。「男同士の関係性」をマイノリティに貶める考え方は、たった100年程前に日本に根づいた考え方なのであり、そしてその歴史を詳らかにすることで、僕たちが無意識の内に「前提」として捉えている考え方を掘り下げていこうではないか、ということです。本書は、そういう点を主眼にしていると言っていいでしょう。
著者は、「男の絆」には「特別な輝き」があるとされてきた、と書きながら、一方でそこには、不文律が存在すると指摘します。

『ところが、この「男の絆」には、いくつか不思議な不文律があります。たとえば仲の良い女性同士が、手をつないで歩いたり腕を組んだりする光景は「ほほえましい」とされるのに対し、男性の友人同士が手をつないで街を歩くと、とたんに特別な視線を浴びることになるのです』

『このように男同士の友情には「しても良いこと」と「してはいけないこと」が、暗黙のルールとして定められています。では、「してはいけないこと」とはなにか?一言で言えばそれは「同性愛」を連想させるふるまいです。男性同士の「絆」や「友情」は、ほかのどんな関係よりも深くて特別なものであるとされながらも、「同性愛」をイメージさせる要素はあらかじめ徹底的に取り除かれています』

著者はこれに対して疑問を持ち、明治時代の学生を起点として、歴史を紐解いていこうとします。
「昔の日本は同性愛に寛容だった」というのは、よく言われる話のようですが、著者はそうではない、と書きます。例えば明治時代には、お互いに合意の上であっても、男性同士がセックスを罰する法律が存在していたことを指摘します。当時の知識人たちも、男同士のセックスは禁じるべきという強い価値観を持っていたようです。
しかしその一方で、旧制高校など若きエリート男子学生の間で、「男色」は肯定的に捉えられ、高く評価されていきます。それは何故か。

『お互い文武を励ましあい、双方の成長や国家への貢献が期待できる関係としての「男色」イメージは、こうして男子学生たちの心をとらえていきました。この頃、旧制中学や旧制高校に進学できたのは男性の中でもほんの一握りでしたから、こうした男色のイメージは、当時の男子学生のエリート意識にもぴったり合っていたことでしょう』

つまり当時「男色」は、「男らしさ」の一環として扱われていたのでした。これは、精神的な繋がりだけを指すのではなくて、実際に肉体的な接触もあったようです。しかしともかく、当時の彼らにとって「男色」というのは、「文武を励ましあい」「成長や国家への貢献」など、硬派なものと捉えられていたようです。
しかし1900年前後、新聞や雑誌などで「男色」をバッシングする記事が増えていきます。

『こうした特徴をもつ「学生風紀問題」報道によって、学生男色のイメージは多大な影響をこうむりことになりました。端的に言えば、学生男色を「二人の関係」ではなく、「年下側である堕落学生の欲求にもとづく、一方的で非道な行為」ととらえる見方が広まることになったのです』

『このように男色を「二人の関係ではなく「一方的な行為」であるという見方に立つ記事が書かれることで、読者の間にもそうしたイメージが共有されていきます。鶏姦来ていが廃止された後も、男色を「行為」と見なし、取り締まるべき代償であるとするジャーナリズムの姿勢は、時に法律を援用しながら、「一方的な行為」としての新たな男色イメージの形成をうながしたのです』

さてその頃日本では、福沢諭吉と巌本善治が「男女交際論」を発表します。これらが、現在に至る恋愛観の基盤になったようですが、その主張は、「情交/肉交」という「二分法」にあります。要は、精神的な繋がりか、肉体的な繋がりか、ということです。そしてこの二分法を推し進めるためには、「情交でなければ肉交」「肉交でなければ情交」という形が望ましく、それはすなわち、現在に至るまで残る「やったかやらないか」という考え方に繋がっていきます。

『「肉交/情交」の二分法は、男色を「性行為」に封じ込める法律の存在とともに、学生男色のイメージを大きく変えていきました。「二人の男性同士の親密な関係」を結ぼうとしたとき、そこに肉体的な接触があるのか否かが、非常に大きな意味を持つようになってきたのです。あえて単純に図式化するなら、この時期の学生男色は、次のようにとらえられていたと言えるでしょう。すなわち、親密な二人の関係は、肉体的な接触がない場合にかぎって「関係」として維持され、肉体的な接触が生じた場合は「行為」として認識されるようになる』

さらにある存在の登場で、男同士の関係の認識はさらに変化していくことになります。

『男子学生同士の親密な関係から、肉体的な接触が注意深く取り除かれた後も、一つの大きな問題が残っていました。それは二人の男子学生の親密な関係を「恋」と呼ぶか「友情」と呼ぶか、という問題です。そしてこの問題に大きな影響を与えたのは、次章でも見るとおり、1900年代にその数を急増させた女学生の存在でした』

1870年~90年の男子学生は、「互いの成長が期待できる」という理由で「学生男色」を評価していました。その理由にはもう一つ、当時はまだ女性に教育を与える場がほとんどなく、「女学生」という存在がいなかった、というものもありました。しかし1900年になって徐々に「女学生」の数が増え始め、それによって男子学生には、新たな選択肢が増えたのです。

『男女交際の利点を認める立場に立てば、こうした女学生の登場に伴う男女交際の出現は、男子学生にとってようやく「真の男女交際」への道が開かれるという、歓迎すべき事態でもあったのです』

そして、『男女学生交際というテーマは、当事者である中学生たちの愛読誌にまで波紋を広げていきます』とあるように、このテーマは、社会全体を巻き込む大きな議論へと発展していきます。そして社会全体を巻き込む議論の中から、次第に、「恋愛」と「結婚」が接続されていきます。
というのも当時「恋愛」という単語は、もっともっと強いイメージを持っていたからです。

『しかし、「恋愛」と「結婚」は、はじめから直結していたわけではありません。「恋愛」という翻訳後がはじめて日本に登場したころ、この言葉はおそろしく情熱的なものであり、「結婚」のような日常世界には閉じ込められない、危険なエネルギーを秘めたもの(そして、だから尊いもの)として考えられていました』

『ですから透谷以降の言論人たちは、同じ「恋愛」という言葉をつかいながらも、徐々にその「恋愛」の毒抜きをしていきました。爆発するような強烈なエネルギーをもつ非日常的な「恋愛」に対して、「結婚」はあくまでも日常のいち波です。長く一緒にいれば飽きもくるし、覚めてもきます。「恋愛」における熱を冷まし、「結婚」という落ち着いた世界に上手に軟着陸させる。こうして欧米でも日本でも「恋愛」という概念が多くの人の手を渡るにつれ、この言葉は徐々に現実世界に取りこまれていきました。結婚へとスムーズにつながる、無害なものになっていったのです』

また、現在の結婚観も、この時期の議論から生み出されていくようになります。

『すでに巌本は1888年(明治21年)の「女学雑誌」で、家族内の団らんこそが「幸福な家族」に必要不可欠なものであるとくり返し強調していました。巌本は「もし家族が相思相愛の情を欠き、人びとが和楽団らんして互いに歓喜歓楽することを得ないのであれば、これはまるでしょっぱくない塩のようなものだ。いったい何の効力があるというのか」と語り、「愛情」や「団らん」こそが、家族で最も求められるべきものだと主張しています』

『恋愛結婚であれ見合い結婚であれ、今では当人同士が好意を抱いて結婚するというのはごく当たり前のことです。「お二人はめでたくゴールイン」という言い回しが表すとおり、まず交際期間があり、それから結婚というゴールがあると考えられています。しかし、こうした感覚が「当たり前」になったのは、ごく最近のことです』

『このゆに桂月の性別観は、生殖や子どもの教育、さらには家庭におけえる活動全般を女性の役割とし、男性は社会における活動を本文とすべきという価値観に基いています。こうした価値観を、歴史学や社会学では「近代的性別役割分業観」と呼びます
この価値観は、現代日本においてもかなりしぶとく残っています。「役割分担」と称して、性別によって「男は仕事、女は家庭」と、その役割を固定化する発想です。時には「それが日本の伝統なのだ」と、まるで何百年も昔から続いてきたかのように語る人も珍しくありません。しかし、これは決して「日本の伝統」などではありません。「近代的な性別役割分業観」と述べたとおり、こうした価値観は近代になって生み出されたものなのです』

そして、「女学生」の登場や、あるいは理想的な家庭や結婚に関する議論が広まっていくことで、男子学生の意識にも変化が訪れます。

『とはいえ、男子学生にとって女学生の登場は、やはり大きな意義がありました。それまで絵空事でしかなかった「恋愛結婚して、幸せな家庭を作る」という夢が、はじめてリアリティをもって感じられるようになったのです。
そしてこのことが、男子学生たちの「男同士の関係」にも、大きな転機をもたらすことになります』

『「結婚」を後ろ盾とする異性間の「恋愛」が、同性間の「恋愛」にない正当性を獲得していくこのプロセスは言わばヘテロセクシズム(異性愛主義)の制度化とも言うべき現象です。このようにヘテロセクシズムが制度がされることによって、同性間の恋愛は「まがい物」とされて、周縁へと追いやられていくことになります』

『女性の活動の場として割り当てられた「家庭」は、愛に満ちた空間であるとされ、これに対し男性に割り当てられた「社会」で結ばれる男性同士の絆は、「愛」ではなく「友」という語で表されることになりました。「男は力、女は愛」という桂月お気に入りのフレーズに従えば、「愛」という言葉は家庭という領域で用いられるものであり、社会で出会う男性同士の関係に使われるはずはないものだったのです』

このような流れによって、現在に至る「男の絆」は生み出されていきました。
この流れは、非常に面白いと感じました。「女学生」の不在と、「お互いの成長」という要素によって、エリート層に受け容れられた「男色」は、女学生が登場し、また「恋愛」が「結婚」と接続されるものだという認識が生み出されることで、概念自体が変容していき、「男色」は忌避されるようになっていきます。また同時に、「男は外、女は内」という「理想の家族像」が広まっていくことで、社会の構成要素として男は「絆」を独占するに到った、と著者は書きます。こんな感じで歴史を紐解き、様々な時代における価値観を解き明かしていく過程は、本当に面白かったです。
巻末の方では、自身もバイセクシャルであるという著者自身による、社会全体へと向けられた叫びのような文章がういくつか出てきます。

『BLを愛読する女性は「腐女子」と呼ばれることもありますが、「なぜ腐女子は男同士の恋愛に魅かれるのか」という問いを立てることもしません。なぜならそれは、「同性愛者はなぜ、同性に性的な欲望を感じるのか」という問いと同じ、誤った問いだからです。本来問われるべきは、「男同士の恋愛を描いた作品を愛読するだけで、なぜ「腐女子」などという蔑称で呼ばれなければならないのか」です。』

『むろん表に載っている国にも、同性愛に関する差別や偏見は、根強く残っています。国民全員が同性結婚に賛成しているわけでもありません。しかし、多くの人が同性愛に対する差別を問題視し、同性愛というテーマはゴシップや笑いのネタではなく、真剣に討議すべき社会問題の一つだと考えています。それは人権にかかわる問題であり、みんなで議論しなければならない問題だととらえられているのです』

『同性愛やセクシャリティの問題が現代のテーマであることをわきまえ、セクシャリティの問題で苦しむ人びとが今この瞬間にもたくさん存在することを踏まえた上で、その苦しみを少しでも軽くするための努力を、歴史研究という形で行うべきです』

著者の問題意識はともかく(これは、そんな風に堅苦しく読む必要はないですよ、という意味で、著者の問題意識を軽視する発言ではありませんよ)、本書は読み物として凄く面白いと思いました。タイトルだけ見ると、「腐女子」に特化しているテーマに見えるし、女性全般を対象にするようにも見えるけど、恋愛観や結婚観の変遷という観点から見た場合、男こっそ読むべき作品なのではないか、とも思いました。今僕らが「当たり前」だと感じていることは、決して「大昔からの常識」なのではない。特に人間の意識や価値観に関する部分は、時代時代によって大きく変化していくのだ。そういう一端を理解するという意味でも、本書は実に面白い作品ではないかなと思います。是非読んでみて下さい。

前川直哉「男の絆 明治の学生からボーイズ・ラブまで」


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6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
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8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
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小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
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11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
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コミック

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2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
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2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
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4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
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9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
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18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
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1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

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4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
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14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
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