黒夜行

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「ぴあ」の時代(掛尾良夫)

内容に入ろうと思います。
本書は、かつて「キネマ旬報」の編集長であり、創業当時の「ぴあ」とも関わりがあった著者による、「ぴあ」という熱気溢れる魅力的な会社が、どういう時代背景の元、どんなやんちゃな連中によって生み出され、彼らが業界をどんな風に変革していったのかを描いたノンフィクションです。
著者は、「ぴあ」の休刊を知った際のことを、こんな風に書く。

『しかし、筆者である私も含めた40代以上の層はもっと複雑だった。それは、廃刊を嘆くとか、悲しむとかいう単純なものではない。「ぴあ」の情報で名画座に通いつめたり、ライブハウスに足繁く通ったこの世代は、ニュースに触れた途端、脳内に冷凍保存されていた記憶が解凍された。そして、「ぴあ」を片手に街中をめぐった日々の記憶が鮮やかに蘇ったに違いない。言い換えるなら、このニュースが読者それぞれの青春を呼び起こしたのだ。繰り返すが、彼らの反応は嘆き悲しむ類のものではなく、「お疲れさま、ご苦労さま」といった感情だったはずである』

これはやはり、あらゆる情報が瞬時に手に入ってしまう時代に生きている僕らにはなかなか共有しがたい感覚なんだろうなぁ、と思う。もちろん僕だって時代的に、まだ子供の頃はインターネットがそこまで広く普及していなかったと思うけど、それでもさらに昔と比べれば格段の差だっただろう。
著者は本書を、「正確なノンフィクションではない」と書く。

『本書は、ぴあという会社の正確なノンフィクションではない。おもに映画関係の分野で特に私が親しく付き合ったぴあの友人を通した、ぴあの一側面である。それゆえ、ぴあという企業の全体像からは欠落している部分も多々あると思うが、それはご理解いただきたい』

そして、本書で著者が描こうとしたのは、「お祭り騒ぎの喧騒を背景にしたサクセス・ストーリー」だ。

『彼らはエンタテインメント情報誌を作っていたが、私には、彼らの毎日の生活自体がエンタテインメントに見えた。私は、そんな彼らの青春を伝えたいと本書の執筆を思い立った』

『私が目撃してきたのは、矢内廣というひとりの若者と彼に魅せられた仲間たちが、70年代、80年代という昭和の最後の20年間を背景に演じた、エンタテインメント・ノンフィクションにほかならない。彼らは、好きなことのために、一途に、体当たりでぶつかり、素晴らしい出会いを経験に、お祭り騒ぎの日々をすごしたその姿は、傍目にも眩しかった。私は彼らが駆け抜けた青春の軌跡を、多くの人に、特に若い人たちに伝えたいと思う。それは、「起業して上場、大金を稼ぐ」などといった、ケチなサクセス・ストーリーでは決してない』

ぴあは、中央大学映画研究会に所属していた矢内廣が、同じ映画研究会、そしてアルバイトをしていたTBSで出会った仲間たちが作り上げた雑誌だ。その頃は、どこでどんな映画が上映しているのか、その映画館にどうやってたどり着けばいいのか、と言った情報を網羅的に収集することは不可能だった。もしそんな雑誌があったら自分たちも嬉しい、だったら作ろう!という意気込みで、安アパートの一室で雑誌づくりが始まることになる。
ぴあは、『メジャーな情報もマイナーな情報も均一に扱い、思想性、批評性は排除する』という、矢内が当初から掲げていた編集方針を元に作られた。そのため、大手映画会社の映画と、自主制作の映画が同列で扱われることになる。『「いつ」「どこで」「誰が」「何を」という客観情報をもれなく掲載する一方、編集部の主張といった主観を一切排除し、情報の取捨選択は読者がする』という編集方針は、当時としても斬新だっただろうし、現在でもこういう形で情報を提示出来ている媒体というのは多くないのではないかと思う。
これは、時代の要請という部分もあったようだ。当時は、マガジンハウスの「平凡パンチ」「anan」「POPEYE」が全盛期だった時代。その姿勢は、『ついて来られない、または来ない者は無視』という排他性が色濃く現れていた。常にオリジンを海外に求める、という情報発信の在り方だった。
しかし次第に、『マガジンハウス文化の外側で日常生活を送る、より多くの若者たちが、自分たちと等身大の仲間から発信あsれる独自の文化やサブカルチャーを求めはじめ』るようになる。

『72年っていう年がね、絶妙なタイミングだったと思う。もうちょっと前の時代、学生運動真っ盛りだったら、「なんだこんな軟弱な雑誌を作りやがって」なんて相当批判されたはず、でもね、72年はそろそろ、別の価値観というか、「人生の地図」を必要とする、人間の気持ちのゆとりみたいなものが出てきていた』

ぴあはまさに、そういう時代の流れに飛び乗る形で生まれ、広まっていったのだった。ピーク時には53万部を発行したというから、凄まじいものがある(参考までに。2010年現在、「週刊文春」は48万2000部)
さてぴあは、元々は雑誌を発行するだけの会社だったが、次第に「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」の主催や、チケットぴあというチケット流通業に乗り出すなど、幅広く関わっていくようになる。その中で矢内は、自社の有り様を規定し直すことになる。

『そのころ、矢内をはじめぴあの社員は全員、「出版社」で働いているという認識を持っていた。しかし、「キャプテンシステム」の実験に参加したことから、矢内は「ぴあは出版社ではない。ぴあは情報伝達業の会社だ」と自己規定しなおした、
この時点の「ぴあ」は、たまたま雑誌という形態で情報を届けているにすぎない。しかし、新しい情報メディアが登場すれば、そのメディアに自分たちの持っている情報を流せばいい。それが情報伝達業なのだ。いつまでも雑誌の形態にこだわっていると、将来を見失うことになりかねない』

本書ではそう書かれているのだけど、本書を最後まで読んだ僕の印象は違う。「ぴあ」は、情報伝達業ではない。「ぴあ」は、【作品の作り手を育て、作品の受け手を育てる会社】だと僕は思う。
ぴあはまず、雑誌を創刊することで、【作品の受け手】を育てた。本書で繰り返し出てくる、「ぴあを片手に街を歩く」という表現は、決して比喩ではないはずだ。実際に多くの人が、ぴあを手に持って街をあちこち歩き回ったことだろう。どこで何をやっているのかわからないから行かないという人を、ぴあがあるから行ってみよう、という気にさせたのだ。実際に、ぴあのお陰で映画館に足を運ぶ人間は増えたようで(それには、ぴあを劇場に持っていくと100円割引、というサービスも大きかったようだ。150円のぴあを買って、2回映画を見れば元が取れる、と創刊当初は言われていたようだ)、【作品の受け手】を育てるという部分への貢献は大きかったはずだ。
さらにぴあは、【作品の作り手】を育てた。
ぴあが現在に到るまで主催している「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」は、海外からの招待作品の上映などもやっていたが、主に自主制作映画を公募し審査するという場であった。そしてこのPFFから、数えきれないほどの映画監督が旅立っていくことになる。

『回を重ねるうちに、プロとして活躍する映画監督の多くがPFFアワード出身者で占められるようになった。映画会社が経営難から人材育成を控えた結果、その役割の多くの部分をぴあが果たすようになってしまったのだ。PFFをはじめたとき、まさかこんな事態の到来は想像すらできなかっただろう』

それまで映画業界では、映画監督の元で助監督として修行をした人間がその後映画監督になる、というような旧弊な世界であった。しかし、ぴあがPFFを盛り立て、自主制作映画の取り上げていくことで、旧弊なスタイルではない形で映画監督になる人間が増えていくことになり、現在ではPFF出身者が多数、という状況になっているようだ。これも凄まじいではないか。以前読んだ、映画監督の園子温の「非道に生きる」の中にもこのPFFアワードの話が出てきた。園子温も、PFFアワードを受賞し、そのスカラシップとして与えられた賞金300万円でまた映画を撮る、というようなことをして映画監督になっていったのだ。
僕は、本を売る人間として、この部分を一番考えさせられた。つまり、ただ漫然と本を売っているだけではダメなのだ。本を売るだけで満足していてはいけない。僕らもどうにかして、【作品の作り手を育て、作品の受け手を育てる】ということをやっていかなくてはいけないはずだ。映画を観る人口はかつてと比べれば激減したらしいが、本も同じだ。本を読む人間はもの凄く減っている。そういう中で、【本を書く人間】そして【本を読む人間】をいかに育てていくことが出来るか。これをもっと考えていかないといけないのだよな、と思う。そこから逃げていてはいけないのだよなぁ、と強く思わされた。一人ひとりが、そういうことを考ええ、実行していくようになれば、少しは変わっていくよなぁ、と。
矢内は、ぴあが次第に成長していく中で、『ぴあという雑誌に、読者との強いつながりがあることを感じてきた』『ダイレクトに読者とのコミュニケーションができた』という実感を持つようになっていく。現代は、つながりの時代と言われている。雑誌からウェブへとその舞台は移っているとはいえ、僕らにもきっと、何が出来ることがあるはずだよなぁ、と思う。
書店員としては、ぴあ創刊時の「販売」に関するエピソードには、グッとくるものが多かった。
ぴあがここまで成長したのには、紀伊國屋書店の創業者である田辺茂一と、日本キリスト教販売専務の中村善治の支援があってこそだ。後にある業界の重鎮はこう言ったという。

『業界広しといえども、こんな話に一肌脱いでくれる人は田辺さんと中村さんしかいない。偶然とはいえ、イッパツでそこに辿りついたのだから、このときの幸運は奇跡だ』

そう、この件に限らず、著者の「出会い系人脈」の凄さには幾度も驚かされることになるのだ。
ぴあは、驚くべきことに、発行部数が10万部に達しても、まだ取次を通さず、自分たちの手で書店に配本していたのだ。
雑誌を取次を通さずに流通させることはなかなか難しい。現在でもそうだろうけど、恐らく当時の方がより難しかったのではないか。矢内らは、雑誌の見本を持ってあらゆる書店を回るが、置いてくれるところなどまったくなかった。
そこで、新聞記事に書かれていた内容に触発されて、矢内はある場所へ電話。そこから、奇跡的な幸運で、田辺と直接話をすることが出来たのだ。そこで田辺は、俺じゃわからんからと言って、すぐに中村を紹介してくれた。
この中村が凄い。一度目の面会で中村は、「どの書店に置いて欲しいのかリストを作れ」と矢内に言う。そしてリストを持っていくと、中村はなんと、その書店すべての紹介状を用意してくれたのだ。その紹介状の威力は甚大で、ようやくぴあは89店舗に置いてもらうことができた。
それからも販路拡大は積極的に行い、展開書店もどんどんと増えていったのだが、まだ取次を通していない。というか、取次に話を持っていったのだが、けんもほろろに断られてしまったのだ。
では、10万部の雑誌をいかにして書店に配本していたのか。
発売日前になると、「ぴあ」の誌面で募集したクルマ持ち込みのアルバイト部隊が集まり、彼らが東京・神奈川・千葉・埼玉と手分けして書店に届けていたのだ。信じられない。10万部の雑誌を都内近郊に配本するために、一体どれぐらいの規模のアルバイト部隊が必要だったのだろうか。
やがてぴあの認知度が上がっていくと、書店から取次に、どうして内に配本してくれないのだ、という苦情が舞い込むことになる。扱っていないと答えると、「なんで扱わないんだ」と怒られたという。
そしてついに、創刊時には扱いを断られた取次から、「ぴあ」を扱わせて欲しいという連絡が入る。
そしてさらに「ぴあ」は、取次を驚かせることになる。
基本的に雑誌の配本数は、出版社ではなく取次が決める。ぴあにもそのように伝えると、矢内はもう反論。類似誌の配本数をベースに決めるという取次に対して、「類似誌は参考にならない。僕らの資料をすべて見せるからそれで決めて欲しい。「ぴあ」の返品率は5%以下ですよ」と言った。
取次の人間は信じなかった。当時の雑誌の返品率がどの程度なのか、本書には書かれていないけど、2010年の雑誌の平均返品率は36%と言われていると本書に書かれている。
そして、ぴあのデータを見た取次は驚愕することになる。本当に、返品ゼロという書店がズラリと並んでいたのだ。
これは、ぴあの配本のやり方がうまかったこともある。たとえば、70冊置いて69冊売って、次号は75冊欲しいと言っても、70冊しか渡さない。で、70冊完売して初めて次号は75冊渡す、というやり方をしていたそうだ。こういうきめ細かな売り方も、ぴあが広まっていく下地となっていたのだろうと思う。
またこんなこともあった。
ぴあはかつて月刊誌だったのだが、キヨスクでは基本的に月刊誌は扱わないのにも関わらず、キヨスク側からぴあを扱わせて欲しい、と言ってきたことがあった。しかし、ぴあはその破格の申し出を断ったという。ぴあは創刊当時、89店の書店が協力してくれたからこそここまでこれた。今ここでキヨスクに置いてしまったら、書店の売り上げが落ちてしまって迷惑を掛ける、という理由だった。
その後、ぴあが隔週刊となり、そのタイミングでキヨスクでの扱いを解禁したらしいけど、その際も、キヨスクでの販売の了解を求め、一軒一軒挨拶しに回ったという。
当時キヨスクには、ウチの雑誌を置いて欲しいという出版社が順番待ちをするほどだった。そんな中で、キヨスク側から置いて欲しいと頼むのは異例中の異例だったという。だから、断られるなんて想像もしていなかった、と当時の担当者は語る。こういう、人と人がきちんと商売をしている、という感じも素敵だと思う。
ぴあという会社を、矢内はこんな風に捉えていた。

『厳しい仕事であっても、それを仲間と楽しめる会社にすることだった。それは、アルバイト仲間と集まって、自分たちで仕事を作ろうといってはじめたときの気持ちが続いているものであり、冗談の通じ合う仲間たちで経営基盤を作り、1円でも利益を追求するということだけにエネルギーを費やすのではない会社にしたい、ということである』

この言葉を象徴するような出来事があった。
ぴあは、チケットぴあなど色んな事業に乗り出し、その過程で証券会社から上場を提案されるようになる。そこで矢内は、「ぴあは、ぴあフィルムフェスティバルという映画祭を行なっているが、これは、利益を生むどころか、持ち出しになることもある。上場してもPFFは続けられるのですか」。すると証券マンたちは口を揃えて、「上場すれば、利益を産まないことに使う金があるなら、株主に配当しなさい、ということになる」と答えたという。「それなら、一生懸命ぴあをやっている意味がない」と答え、矢内は彼らの提案を断ったのだという。後に、また上場を提案された際は、時代の変化によって、PFFのような活動は評価されるようになっており、それならと上場に踏み切ることになるのだが。
僕は「ぴあ」という雑誌を買ったことがない。もし買ったことがあったとしても、本書で描かれているような「ぴあ」の情報がなければどこにもたどり着けない、なんていう時代のことを想像することは無理だろう。だから、郷愁という観点から本書を読むことは出来ない。しかし一方で本書は、時代の空気に身を任せながら、自分たちのやりたいことをその流れの中に乗せ、お金よりも名誉よりも、やりがいや業界全体への奉仕を目指して突き進んできた熱い若者たちの熱気が伝わってくる作品だ。うずうずする何かを内側に書かれている人、好きで好きで仕方ないことがある人、仲間と共に懸命に何かを目指したい人。そういう人の背中をそっと押し、鼓舞してくれる作品だと思いました。是非読んでみてください。

掛尾良夫「「ぴあ」の時代」


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2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
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3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
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9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

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2011年の個人的ベストです
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1位 千早茜「からまる
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