黒夜行

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ミリオンセラーガール(里見蘭)

内容に入ろうと思います。
正岡沙智は、アパレルショップに入社してすぐ、他に代わりがいないという理由で店長になり、過酷な日々を過ごしていたが、ある日突然ショップの閉店を言い渡されてしまう。前日に彼氏に振られていた沙智はダブルパンチでショックを受ける。親友に尻を叩かれてどうにか就職先を探そうと動き始める沙智。やはりファッションが好きだから、ファッション雑誌の編集者になれたら、と思い出版社の求人に目を通す。が、四大卒が条件というところがほとんどだ。そんな中、「ULTIMO」という女性誌を出している紙永出版は応募条件に当てはまり、面接を受けた。その面接では、失態を繰り返すことになったが、沙智はなんととんでもない倍率をくぐり抜け採用が決まったのだった。
ただし、販促部員として。編集者になれるものだと信じて疑わなかった沙智は、絶望と言っていいほどのショックを受ける。
出版社の販売促進部が何をするところなのか、沙智にはまるでわかっていなかった。先輩に連れられ、書店を臨店するも、あまりにも本を読んで来なかったためまったく知識もなく、おまけに業界の常識も一切何も知らないという状態のまま、編集者になれなかった絶望と、書店営業の辛さが相まって、沙智はますますやる気がなくなっていく。
そんな中、沙智の面接時に失態の傷口を広げたエロ編集者である玉村から、作家に引きあわせてやるから来いと言われる。沙智はそこで、玉村が今一押しの新人作家・瓜生旬の次作の特命係長を押し付けられることになる。あらゆる手を尽くして、一冊の本を「仕掛ける」ための切り込み隊長というわけだ。
研修として書店で2週間働いたことで、業界全体に関する知識(多くは、どうしてそんな風になってるんだ?と思うような不可思議なものばかりなのだけど)も前よりは深まった沙智。研修先の書店でふと手にとって見た本を読んで以来、睡眠時間を削ってまで本を読むようになった沙智は、瓜生旬の新作に惚れ込み、全力で仕掛けることを決意するが…。
というような話です。
シンプルにストーリーだけ見れば、なかなか面白い作品です。「本って、返品出来るんですか?(書店は、仕入れた本を出版社に返品できる、という仕組みがある)」と聞いてしまうほど書店・出版業界への知識がゼロだった主人公が、やがて本を読むようになり、情熱を込めて本を仕掛けるようになり、販売促進という仕事にのめり込んでいくようになるまでの成長を描いたオシゴト小説で、なかなか面白く読めました。特に最後の最後の展開は、凄くいいなと思いました。
ただ同時に、僕自身が書店員なので、だからこそ面白いと思えるのだろうか、という感覚もあって、なかなか客観的に評価することは難しいなぁと思います。時々お客さんに、「雑誌の付録やコミックのシュリンクは書店でやっているんですよ」と説明する機会がありますけど、そういう時にやっぱり驚かれます。そうだよなー、そんなこと知らないよなー、と思うんですけど、本書ではそういうこと以上に詳しく、本が作られた出版社から売られる書店までどのように届き、そこで働いている人たちが普段どんなことをしているのかということが描かれていきます。果たして、そういう部分を普通のお客さん(書店・出版・取次業界の人ではない方)がどれぐらい面白がってくれるのかというのは、僕にはちょっと判断できないなぁ、と思います。
ただ、この業界に関わらない人たちが読んで面白いかどうかは客観的に判断できないけど、書店で働いている身をしては、本書を読んでもらえると、「書店も結構頑張ってるのね」と思ってもらえるかもしれないなぁ、と期待したいところだったりします。たぶんお客さんには、書店への不満は色々あると思うんですけど、店だけの努力ではどうにもならない、業界全体の悪習みたいなものも色々とあります。だから許して、なんて言うつもりはないのだけど、やっぱり時々、それはウチの店の努力ではどうにも…と思うことがあったりするので、こういう業界の不可思議なところがお客さんに伝わってくれるというのは、書店員としては…うーん、でもやっぱりそれは『恥』と捉えるべきなのかなぁ。
個人的にちと辛いかなと思った点は、説明が多すぎるかな、という点。本書は、出版・書店業界について、かなり詳しいところまで踏み込んで内情を描き出しています。どうして注文した本が届くのにあんなに時間が掛かるのか、話題になっているはずなのにここの本屋にその本がないのはどうしてなのか、発売されたばかりの本なのにここの書店にはどうして1冊も入荷していないのか。そういう、お客さんがよく抱くだろう疑問を解消するような描写もあるし、出版社の販売促進部や販売部や、取次や書店の各担当者がどんな風な思考・価値判断で行動をしているのかみたいなことも描かれていきます。
そういう描写が出てくるのは、本書のようないわゆるオシゴト小説では当然ではあるのだけど、ただ僕は、作中でもそれが「説明」として出てくるのが、あまりスマートではないな、と感じてしまいました。何を描くにしても、「業界についてまったく無知な沙智」に対して「詳しい人が講義する」という流れになります。確かに、説明すべき事柄は多いし、テンポよく物語を展開させていくにはそれが一番ベストなのかもしれないけど、個人的にはそういう説明を、もっとどうにかしてストーリー展開や物語そのもののそのものの中に組み込むことは出来なかったのかなぁ、という気がしてしまいました。
さらにそういう「説明」が、「業界の内情について描き出す」というだけの目的しかないように思えるものが多い印象がありました。業界の内情が「説明」として作中で登場したとしても、それがその後の物語できちんと絡んでくるのであれば良いのかもしれないけど、そういうものは少なかったように思います。そうではなくて、「業界の内情を描き出す」という目的のためだけにこの「説明」が存在するのだなぁ、と感じられてしまう部分が多くて、もったいないと思いました。もちろん、書店員としては、そういう内情について「そうそう!」とか「やっぱりそうだよなぁ」と思いながら読むんですけど、業界に関わらない人には、ただ「説明」で終わってしまうそういう描写を読まされることはあんまり面白くはないんじゃないかな、という気がします。だったら、業界の内情の描写はもう少し抑えめにして、でもその描き出した内情はきっちりとストーリーに絡めていく、という感じにした方がよかったのかな、という気がしました。
物語の部分では、その点が一番気になりました。とはいえ、なかなか楽しい小説です。特に、沙智のあけすけな人物評は、僕は結構好きです。
沙智のキャラクターは非常にわかりやすくて、「同じ家賃なら、風呂がある五反田のアパートより、風呂がない恵比寿のアパートに住む」という感じです。ファッション業界という派手やかな世界にいたというのもあるだろうし、元々の性格もあるんだろうけど、見た目とかイメージとかブランドとか、とにかくそういう価値判断こそが一番大事だと思っているような人間です。
そんな沙智からすると、書店・出版業界に関わる人間への不満や疑問みたいなものが吹き出てきます。ダサいし地味だし面白くない。沙智が書店員を「腹黒い」と評する場面もあるし、沙智ではない他の販売促進部員が、「書店員にはおたくとか変わり者が多い」なんて言う場面もあります。「腹黒い」っていうのは、沙智の間違ったイライラ込みの評価だから置いておくとして(でも実際そういう書店員もいるんだろうなぁ)、「おたくとか変わり者が多い」っていうのは、確かにそうだよなぁ(僕も含めて)と思ったりして、そういう人への印象が率直に描かれているのは面白いですね。
また、アパレルでの常識が身についている沙智には、沙智には「狂気」としか思えない書店・出版業界の慣習にも、素直な嫌悪感を示してしまいます。
沙智は書店で研修する中で、業界の謎めいた常識を様々に教わるのだけど、その店の店長が、それらを総合して、こんな風に言う場面があります。

『本を売るのは書店員だぞ。なんで俺たちの意思が反映されずに、取次の言いなりに仕入れさせられなきゃいけないんだ。こんなおかしな流通システムがまかり通っている業界、他にあるか?』

これは決して書店員の総意ではないし、現在の書店・出版の流通は優れていると評価している人もいるのだけど、でも僕自身も、そういう風に思ってしまうことはあります。なんかおかしいよなぁ、と。
そういう業界の謎めいた悪習を対峙しつつ、沙智は瓜生旬の小説を仕掛けることになるのだけど、これがまあなかなか大変なのだ。何しろ、年間で8万点以上の本が出ているらしい(雑誌を除いてですよ)。1日だと200点だ。どんな書店にも200点すべて入ってくるわけではないけど、それにしても毎日毎日これだけの本が出版されている。だから、良い本を作れば売れるというわけではない。

『俺たちはまちがいなく面白い本を創る。でもな、この時代、いくらいいものを作っても、それだけじゃ売れないのが現実なんだよ。とくに本という商品はな』

そう、昔はそうではなかったのだ。昔のことを知っているわけではないんだけど、販売促進部の部長であり、バブル時代の遺物のような女性を指して、ある部員がこんな風に言う。

『バブル期の成功体験をいまだに引きずってるのが最大の難点だね。そこでの反省も生かせていない。読まれもしない文学全集が、インテリアの一部としてじゃんじゃん買われていた時代だ。実力がなくても、頑張りさえすればものが売れた。そんな時代はもう来ないよ』

そんな中で、それまでまったく本を読まなかった沙智は、色んな本を読むようになり、そして瓜生旬の本を仕掛けたいと思った。それであちこち手を尽くして色んなことをやり始めるのだけど、その中で別々の人物から同じようなこんなことを言われる。

『ようは、その人がどれだけその本をちゃんと読んで面白いと思っているか、それを借り物じゃない自分の言葉で語れるのか、なによりそこに情熱があるのか、ですよね』

『セールスの極意っていうのは、たくみなセールストークでもオシの強さでも、人たらしの能力でも、あるいはセールスマンの朴訥な人柄でもない。売る人が、自分が商う品にどこまで惚れ込めるかがすべてなんだ。恥ずかしくなんかない、そんなふうに思えるなんて、営業をする人間として最高に幸せなことじゃないですか』

これにも、様々な意見があることを僕は知っている。読まなくても売ることが出来る、と言う書店員もいるし、それは一つの意見としてアリだと思うけど、やっぱり僕個人としては、自分でも自分以外の誰かでもいいんだけど、ちゃんと読んで良いと思ったものをより売りたいと思う。そういう気持ちが重なって、本が売れていけばいいなと思う。
とはいえ、難しい問題もないではない。本書の中には、辰巳という名の書店店長(書店・出版業界の人なら、なるほどあの本を仕掛けた人がモデルなのだな、と分かるのだけど)が出てくる。辰巳は、まだPOPというものが販促として効果があるものだと思われていなかった時代にある文庫のPOPを描き、結果的に100万部を超える売り上げにつながるきっかけを作り出した人であり、業界では伝説と言われる人、という設定だ。
ある書店営業が、辰巳の言葉としてこんな風に言う場面がある。

『書店員が版元の販促に巻き込まれるようになったことに、辰巳さんは責任を感じているみたいです』

今では、書店員にゲラやプルーフと呼ばれる発売前の原稿が印刷されたものが送られてくるのが普通になった。僕も時々もらうことがある。有名な書店員であればあるほど、それが大量に届くことになる。恐らく、辰巳がそのPOPを描いた頃には、そんな慣習はなかったのだろう。書店員のコメントやPOPに価値があると思われていなかった時代だ。今は、書店員のコメントやPOPに価値があると思われている。だからこそ、発売前の本を読んでもらい、コメントやPOPを集める。それについても、業界内で色んな意見がある。読んで良かった本は推したい。でも、なんでもかんでも読めるわけではない。とはいっても、ゲラはどんどん送られてくる。そういう大変さと共に仕事をしている書店員もいる。なかなか難しいものだ。
また、販売促進部内の会話として、こんな話も出てくる。

『百万部売れた本ならばだれにとっても絶対に面白いかというと、そんなことはありえない。ベストセラーだけで小説の本当に面白さがわかるかというと、それもちがう。百万部の本が出るよりは、十万部の本が十本出てくれたほうが、わたしはうれしい。五万部が二十本なら、もっとうれしいかな』

『前にあるお笑い芸人が「売れるというのは、馬鹿に見つかること」っていう意味のことを言っていました。さすがに馬鹿はまずいですが、ベストセラーになるというのは、ふだん本を読まないような人にも手にとられるという事。少人数でもあの小説の真価をわかってくれる人に届けば、それでいいのかなって』

これは共に、本好きな地味系少女・小塚さん(沙智は子鹿ちゃんと呼んでいる)の意見だ。
この意見も、また難しい。業界内でも色んな意見があるはずだ。僕はどちらかというと、小塚さんの意見寄りに感じてしまう。五万部が二十本の方が嬉しい。どんな小説だって、ベストセラーになればいいわけじゃないと思いたい(人の好みはそれぞれだから、やっぱりそれを良いと思える人は少ないだろうなぁという作品だって当然ある)。けど一方で、売らなければ書店も出版社も取次もやっていけない。効率的に売ることを考えれば、五万部が二十本より、一本の百万部の方が良い、という判断も当然ある。何が正解かは分からない。それぞれがそれぞれの環境の中で許される境界条件の中で、自分が最も寄り添える選択肢を見つけるしかないのだろう。
前述した辰巳が、こんな風に嘆く場面がある。

『本は好きだ。その気持ちは変わらない。でも、書店員に負担を強いる業界の現状には疑問が増すばかりだった。ひとりの書店員としてはもちろん、部下を預かる店長としても。もう十年近くも店に貢献してくれている蒲田さんさえ社員にしてやれないなんて、どうかしてる。店長の俺も、本部も、この業界もな』

一方で、こんな風に思ってくれる営業もいる。

『書店の売り場をつくっているのは、書店員だけではありまえん。もちろん品ぞろえの基本は取次によるパターン配本ですが、そこに書店員と、そして出版社の書店営業の情熱がくわわって、はじめて読者の心に火をつけることができる。わたしはそう信じています』

そうやって色んな人に話を聞き、色んな経験や失敗をし、少しずつ営業らしく成長していく沙智は、最後の最後、ある場面でこんな風に言う。

『読者に届いて、本ははじめて本になるんですね』

これだよなぁ、と心底思いました。「届く」というのはどういう状態なのか、あるいは「どのように届く」のかなど、色々不確定な文章で、この文章一つ取っても、人によって色んな解釈をするだろうと思うんだけど、でも、解釈が人それぞれだとしても、この部分をみなが共有出来ていれば、まだどうにかやっていけるんじゃないかな、という気はします。楽観的過ぎるかな?
冒頭の文章はちょっとイマイチだなぁと思ったり、沙智がいきなり本を読み出したりどんどん注文が取れるようになるのは都合いいなぁと思ったりしなくもないんだけど、全体的にキャラクターがとてもいいのと(特に僕は小塚さんが好きだなぁ。部長に対して小声で「出来れば◯◯と呼ばないで欲しいです」っていう辺りとか萌える)、ラストの展開が凄く良いのとで、全体的にはなかなか面白い作品に仕上がっていると思います。特にラストの展開は、それまで出てきた個性的な面々のキャラクターや能力が個々に発揮される展開で、巧いなと感じました。オシゴト小説として色んな人に読んでもらえたらいいけど、やっぱり本や書店が好きな人の方が面白がれる作品だろうと思います。是非読んでみてください。

里見蘭「ミリオンセラーガール」


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2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
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3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
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10位 原田マハ「キネマの神様
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新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
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