黒夜行

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ハルさん(藤野恵美)

内容に入ろうと思います。
本書は、父親であるハルさん(春日部晴彦)と、その娘・ふうちゃん(春日部風里)の物語です。
ふうちゃんを産んですぐに亡くなってしまった、ハルさんの奥さん・瑠璃子さん。ハルさんは、瑠璃子さん亡き後、男手一つで娘を育てていかなくてはいけなくなってしまった。
ハルさんは、人形作家だ。
元々は会社で働いていたのだけど、人形作りへの情熱を絶やすことはできず、瑠璃子さんに背中を押してもらって、ハルさんは人形作家として独立したのだ。ハルさんが作る人形に惚れ込んだ道楽者(気が向いた時に店を開ける人形店「浪漫堂」の店主であり、屋号そのまま浪漫堂と呼ばれている)の後ろ盾で、どうにか家族二人、倹しいながらも生活していくことができている。
しかし、そんな父親だから、ふうちゃんには色々苦労をかけた。お金がないことを悟ってあまり我儘も言わなかったし、人形作りに没頭すると周りが見えなくなってしまうハルさんが何度約束を違えても受け入れてくれた。自分には過ぎた子どもだ。
そんなふうちゃんが、結婚するのだ。
式場に向かいながら、ハルちゃんの旧友に挨拶しながら、ハルさんはふうちゃんとの思い出を回想する。特に思い出深かった、5つの事件が頭に浮かぶ…。

「消えた卵焼き事件」

幼稚園生だったふうちゃんは、ある日迎えにきたハルさんに、探偵の衣装を作って!とプリプリしながら言う。仲良しの隆君と何かあったらしいけど、とにかく衣装を作らないと教えてくれないらしい。ハルさんは、人形の衣装を作ることも仕事の内で、裁縫はお手のものだ。
ふうちゃんが言うには、隆君がお昼ごはんのお弁当の中でもの凄く楽しみにしてた卵焼きが、お昼の時間になったらお弁当箱から消えてしまった、というのだ。そして、卵焼きを羨ましがっていたふうちゃんが疑われて、それで今喧嘩中なのだとか。
ハルさんは、ふうちゃんの無実を信じている。でも、瑠璃子さんと違って料理が得意ではないハルさんは、いつも卵焼きをうまく作れなくてお弁当に入れられないでいる。もしかしたらそれで…。いやいや、どうにかふうちゃんの無実を示さないと。

「夏休みの失踪」

小学四年生になったふうちゃんは夏休みに入る直前、学校からゴーヤを持って帰ってきた。学校の授業で色々植えているようで、毎年何かしら持って帰ってくる。植物図鑑を欲しがったり、毎日真っ黒けになりながら外を駆け回っているのを見ると、植物や自然に関心を持つ子に育ったようだ。
学校からの案内には、お子さんの安全を守るために、というようなプリントが。子どもを取り巻く環境は危険が多いので気をつけてくださいという話だ。ハルさんもふうちゃんに、出かける前に誰とどこに行っていつ帰ってくるのかちゃんと聞くことにしようと決める。
ある日ふうちゃんはハルさんに、「自分に合わない場所にいるのは、大変?」と聞いてきた。ハルさんが昔サラリーマンだった頃の話をしていて、その流れでだ。ハルさんは、自分らしくいられる場所があるならそっちの方がいい、と答える。
それからしばらくして、ふうちゃんは突然いなくなってしまった。

「涙の理由」
中学生になったふうちゃんは、ちかちゃんという女の子をよく家に連れてくるようになった。ふうちゃんの親友だと思ってきちんと挨拶するハルさんだったが、最近ふうちゃんの態度が冷たいような気がする。これが反抗期ってやつなんだろうか?
三者面談の場で、ふうちゃんの絵がコンクールで入賞し、商店街に飾られていることを知ったハルさんは、勇んで見に行くことにした。
その絵は、ぐしゃっとなって地面に落ちていた。
まさか、とハルさんは思う。最近テレビで見たのだ。学校で子どもがイジメに遭っている時の兆候の話を。思い当たるフシは他にもある。
ふうちゃん、もしかしてイジメられているのかい?もし本当にそうなんだとしたら、どうしたらいいんだろう?

「サンタが指輪を持ってくる」

高校三年生になったふうちゃんは、受験生だというのに花屋でアルバイトをすることに決めていた。どうしてもお金を稼いでみたかったという。ふうちゃんは勉強が出来るし、本人がやりたいようにさせてあげればいいと思っているハルさんは、もちろんOKだ。
初日が12月23日で、アルバイト二日目がクリスマスイブ。普段ふうちゃんは友達とクリスマスパーティをしているらしいのだけど、今年はみんな受験生だからそういう趣向は難しい。だから今年のクリスマスイブは、家でハルさんと一緒にご飯を食べるという。それならと、そう得意ではない料理をどうにか頑張ろうと決意するハルさんなのだった。
しかし凶報が届く。なんと、アルバイト中にふうちゃんが足の骨を折ってしまったという。大事ではないとはいえ、一ヶ月ほど入院しなくてはいけない。本人はケロッとしていたけども。
そんなことよりもふうちゃんが気にしていたのが、ある忘れものだ。その忘れものを渡そうと思って怪我をしてしまったらしいのだけど、明らかにそれはクリスマスプレゼントで、これを落とした人は絶対に困っているはずだ、という。「大きなツリーの間で待つ」という謎の言葉を元に本人を探しだそうとするが…。

「人形の家」

大学生になり、寮暮らしをしているふうちゃんが、一年ぶりぐらいに帰ってきた。一週間ほどいるらしいけど、友達との予定もいろいろあるようで、一日ぐらいしかちゃんと一緒にはいられそうもない。その日は、二人で瑠璃子さんのお墓参りに行くつもりだったのだけど、そうはいかなくなってしまった。
ハルさんが作った人形が盗まれた、というのだ。
そもそもハルさんは、その世界でも有名な人形作家となり、浪漫堂の仲介を経て、今では待ち人がたくさんいるほど有名な存在になった。そのハルさんが、12体の天使として同じ型を使って作った人形がある。その内の一体を所有するペンションのオーナーから、なんだか要領の得ない話が来たと浪漫堂が言いに来た。
その婦人に話を聞いてみると、人形は確かにここにあるのだけど、でもこの人形は自分が買ったのとは違う、すり替えられているのだ、春日部先生ならきっとわかるはず…と主張しているのだった。

というような話です。
これはなかなか素敵な作品でした。いわゆる<日常の謎>系のミステリという分類になるんだけど、謎そのものがメインというよりはやはり、ハルさんとふうちゃんの素敵な親子関係がメインという感じです。ふうちゃんが幼稚園から大学生と結構幅広い年代が描かれていること、そして父娘の二人暮らしというところが大きく違うとはいえ、僕は本書を読んで、【「東京バンドワゴン」×「よつばと!」】という印象を受けました(とはいえ、「よつばと!」は読んだことないんですけどね)
<日常の謎>系のミステリで巧いなと感じる作品って、やっぱり『謎そのもの』に重きを置いていないように思います。それよりは、その『謎』を描くことで、それに関わった人たちの人間関係であるとか、あるいはその謎が起こった場の雰囲気であるとかを切り取っていく、というようなものが、やっぱり<日常の謎>系のミステリではいいなと感じることが多い気がします。
本書も、謎そのものはそこまで特筆すべきものがあるわけではないと思います。なにしろ、普段ミステリを読んでてもさーっぱり分からない僕ですけど、「サンタが指輪を持ってくる」は、読み始めでピンと来ました。まあ、僕でもひらめけちゃうぐらいの難易度(なんて言ったら失礼かなぁ。そんなつもりはないんだけど)という感じで、謎そのものの難しさであるとか、論理性であるとか、そういう部分では勝負していない作品です。
本書では、その謎が明かされることで、誰かの優しさだったり、誰かの決意だったりが透けて見える、そういう部分に焦点が当てられているなと感じます。
だからこそ、ハルさんとふうちゃんの親子関係が作中でどんな風に描写されるのかという点が、作品全体の非常に重要な骨格になっていくと思うのだけど、この親子関係が結構いいです。人付き合いが苦手で、出来るだけ家の中にこもっていたくて、ふうちゃんへの愛情は人一倍のハルさんと、誰とでも喋れて、どんどん外へ外へ向かっていって、お金や父親の仕事なんかも含めて丸ごと受け入れてくれているふうちゃん。心配性なハルさんが過剰にオロオロしたり、行動力も決断力もありすぎるふうちゃんの言動が時に突飛もなかったりと、すれ違ってしまうこともあるんだけど(そして、そのすれ違いが謎そのものだたりすることもあるのだけど)、基本的にお互いがお互いを思いやって、尊重しあって、支えあいながら生きている感じがとてもいいし、時にはホロリとさせられてしまいます。全体的には、とてもほっこりさせてくれる作品だと思います。
ハルさんはふうちゃんのことを、あまり子ども扱いしない。幼稚園の頃から、守らなければならない存在であるという認識の一方で、一人の個人としてその有り様を尊重する、という姿勢で子育てをしている。僕自身は、子どもってものにまーったく関心がないんだけど、でも万が一父親になるようなことがあったら、ハルさんみたいな子どもとの接し方が、僕の中でのある種の理想形だったりします。型に押し込めもせず、価値観を否定することもなく、自然な放任の中で、本人が意識もしないまま伸ばしていった部分をより伸ばせてあげられるように手助けする。なんとなく僕の中では、子育ての理想形というのはそういう感じがあって、ハルさんのようなあり方は素敵だなと思います。まあもちろん、既に子育てを経験された方にしてみたら、いやいや子育てがこんなうまく行くわけないやん、とか、ハルさんみたいなことやってたら子どもはどんどん緩み切っちゃうって、みたいな、まあそれぞれの子育て観に応じた様々な反応があるんだろうなぁ、という感じはするんだけど、まあ、その辺は、小説ですからね。
さて、本書では、個々の謎を解くのは、実はハルさんではない。のぼーっとした感じのハルさん(失礼!)には、謎解きというのは荷が勝ちすぎているのだ。
では誰が謎を解くのか。それは、亡くなった奥さん・瑠璃子さんである。
ハルさんが、ふうちゃん絡みの謎解きで参ってしまっている時、瑠璃子さんはスーッとハルさんの意識にやってきて、ハルさんと対話しながら謎を解決に導いていく。そんな設定も、なんとなく「東京バンドワゴン」を連想させるなぁ、という感じがします。
瑠璃子さんは、単に謎解きをするだけではありません。子育てに悩みながらどうにか現実と闘っているハルさんを励ましたり元気づけたりもします。
謎の多くは、ハルさんを悩ませます。貧しさがふうちゃんに悪い影響を与えているだろうか、家が嫌になって出て行ってしまったのではないか、いじめられているのではないか…などなど。瑠璃子さんは、その謎を明快に解決することで、ハルさんの背中の重しを取り除いてあげる、そんな役目も果たしているのです。
本書は構成も非常に巧いです。「ふうちゃんの結婚式」という絶対を貫く一本の軸を用意して、その結婚式の展開と実にうまくリンクして、過去の5つの出来事が回想されるような展開になっていきます。
最後の最後、ふうちゃんがあるセリフをハルさんに言うんだけど、この場面は全体の締めくくりとしてなかなか秀逸だったなと思います。それと関わる伏線めいた描写が作中にあって、なるほどあの出来事があってのこのセリフなんだろうなぁ、と想像させてくれます。<日常の謎>系のミステリではありますが、謎そのものがメインなのではなく、あくまでもハルさんとふうちゃんの父娘の関係がメインで描かれています。気持ちの優しい人たちが織りなすささやかな物語は、心の片隅にマッチを擦ったようなほのかな暖かさを与えてくれます。きっと、こんな父娘関係は羨ましいなぁ、と世のお父さん方は感じることでしょう。

藤野恵美「ハルさん」


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[日々の冒険]ハルさん&瑠璃子さん&ふうちゃん

  ハルさん (創元推理文庫)   ハルさんは47歳の人形作家。  一人娘のふうちゃんが産まれてすぐに奥さんの瑠璃子さんを亡くし、男やもめでふうちゃんを育ててきた。  今日はふうちゃんの結婚式の日。  瑠璃子さんの墓参りをし、タクシーで結婚式場に向かいながら、今

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2013年の個人的ベストです。

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4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
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18位 中脇初枝「わたしを見つけて
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新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
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5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
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8位 更科功「化石の分子生物学
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10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
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3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
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10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
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13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
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2011年の個人的ベストです
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1位 千早茜「からまる
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番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)