黒夜行

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黄色い水着の謎 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活2(奥泉光)

内容に入ろうと思います。
本書は、桑潟幸一(通称「クワコー」)という大学教授が活躍する(いや、活躍はしないのか)シリーズです。第一弾は、敷島学園麗華女子短期大学(通称「レータン」)の助教授時代を描いた「モーダルな事象」、第二弾が、大学制度の変更によって助教授から准教授へと名前を変え、所属する大学もたらちね国際大学と変わった後の話を描いた「桑潟幸一准教授のスタイリシュな生活」です。本書は、「桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活2」と、第二弾的な表記になっていますけど、これはたらちね国際大学に移り、准教授へと名前が変化してから二作目という意味で、クワコーのシリーズという形で見ると、第三弾となります。
とはいえ、レータン時代を描いた「モーダルな事象」と、たらちね国際大学時代を描く「桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活」では、相当作品の雰囲気が変わります。「モーダルな事象」では、どちらかといえば桑潟幸一自身が主人公であったのに対し、「桑潟幸一准教授のスタイリシュな生活」の方ではむしろ、クワコーが顧問を務める文芸部の女子たち(一人だけ男子がいる。このモンジと呼ばれる男子は、たらちね国際大学唯一の男子学生でもある)が主人公だ。中でも、大学の敷地内でテントを張りホームレス生活をしているジンジンと呼ばれる女子が探偵役となり、ストーリーとしては彼女が活躍する緩いミステリ、という感じである。
一応、全体の設定をざっくり書こう。
クワコーは、たらちね国際大学という、三流以下の底辺を這いつくばる大学で准教授として働いている。講義を持ってはいるが、何かを教えているというほどのものではない。ある講義では、日本の昭和史を教えるという名目で寅さんのDVDをひたすら流しているだけである。
学内では、こんなメンバーで一つの学科が運営されているのか!と驚くほどのカス連中(クワコー自身も含む)しかおらず、またレータンからたらちね国際大学へ移る際に大いに世話になった、元大手消費者金融の取締役の鯨谷教授には頭が上がらず、鯨谷が敵対している次期学長候補と噂される馬沢教授との学内政治争いに無駄に巻き込まれる日々である。
クワコーの日常は、タダ食材や激安食材を手に入れるために奔走し、時折細やかな祝杯を上げて心を充たす。文芸部の面々にナメられ、卑屈がデフォルトになってしまっているクワコーは、常に肩身の狭い思いをしながら、日々何らかの事件に巻き込まれていくことになる。
本書には、二つの物語が収録されています。

「期末テストの怪」
次期学長候補である馬沢は、学生を集めるという大義名分を振りかざしながら、学内改革に余念がない。教室にシステムを導入し、出席率が一ある一定数を下回ると自動的に退学という仕組みを導入したのも馬沢だ。
そんな馬沢がまたぞろ迷惑な改革を持ち出してきた。それは、期末試験の解答用紙に、その講義を担当するものが100字以上のコメントを書いて生徒の親に送る、というのだ。この改革は、全職員が内心で反対しつつも、するすると会議を通り抜けてしまい、決定事項となってしまう。全職員の怨嗟が学内を覆っているかのような有様であった。
ある日、ザリガニ取りに行こうと思って研究室を出ると、入れ替わりで文芸部の面々がやってきた。そう、クワコーの研究室は、いつしか文芸部の部室と化していたのだ。戸締りだけ注意するように行ってザリガニ取りへ向かい、色々ありつつも大漁でホクホクのクワコーなのだった。
しかし翌日大事件が発生する。なんと、期末試験の解答用紙200人分がないのだ!まずい。生徒にコメントを書いて送り返さなければいけないのだ。紛失しちゃいましたテヘペロ、では絶対に済まされない…。

「黄色い水着の謎」
クワコーは、学内の仕事に追われ僅かしかない夏休みを嘆きつつ、今日も節約に励むささやかな日常を生きている。思いがけずボーナスが入って狂喜乱舞なクワコーである。これで風俗にだって行ける!ルンルン!
とそんな折、文芸部の木村部長から、夏合宿のお誘いを受ける。というか、必ず来るようにという命令である。参加費5000円は痛いが、まあ仕方あるまい。
文芸部のOGがやっているという浜辺の民宿で、みんなで豪快に魚介類を採取しながらの合宿である。何故か文芸部には、漁労部を兼ねている者が多く、合同での合宿なのだという。新鮮な魚介類をバーベキューで焼いて食べるのは美味い。また、房総工業大学(通称「ボーコー大」)のミステリ研とたらちね国際大学の文芸部は交流がある(らしく)、というかただ良いように使っているだけなのだけど(今回も、荷物はすべてボーコー大の男に運ばせているようだ)、一応毎年合同で合宿という運びであるようだ。
電車で合宿地である海辺まで向かいながらクワコーは、ギャル早田のストーカー話を聞かされる。なんでも最近ストーカー被害に遭っているようで(とはいえ、酷かった昔のストーカーと比べたら大したことはないらしい)、もしかしたらさっき一緒に電車に乗り込んできた「ガチムチのタツー男」がそうなんじゃないか、と盛り上がっている。盛り上がるような内容ではないと思うのだが。
そして事件は発生する。そのギャル早田の黄色い水着が、翌朝紛失していることが発覚したのだ…。

というような話です。
やっぱりこのシリーズは好きだなぁ。奥泉光って、それまでは純文学っぽい感じの雰囲気をプンプンさせる「お固い感じ」の小説を書いてる印象があって、固さがそれほどでもない作品であっても、なんというか「しゃんとした小説」を書く作家、という印象が強くあった。クワコーが初めて登場する「モーダルな事象」も、クワコーのグダグダさっぷりが余す所なく描かれながらも、全体的には「しゃんとした小説」という印象がありました。
でもこの「桑潟准教授のスタイリッシュな生活」シリーズの脱力感と言ったら!脊椎動物の骨を全部抜いちゃいました!みたいな感じの、それもうどこにも力入ってないっしょ?みたいな感じのノリぜ全編描かれていく作品で、それまでの奥泉光のイメージとのギャップも凄まじいです。もちろん、それまでに奥泉光の作品を読んだことがなくても楽しめますけど、そのギャップがより本書の面白さを引き立てていることは確かだろうなぁ、という感じがします。
なんと言っても、クワコーの小物っぷりが堂に入ってて凄い。このシリーズは、さっきも書いたように、どっちかと言えば文芸部の面々のインパクトの方が強くて、文芸部の面々の方が主に見えてくる。実際にクワコーと文芸部の面々との関係性は、クワコーが従で、文芸部の面々が主である。とはいえやはり、語られるのはクワコーの日常なわけで、その描かれ方は面白くて仕方ない。
とにかく、やる気も展望も野望もない。あるのは、異常なまでの節約心と、不幸を引き寄せる力である。たらちね国際大学での立場や仕事が最低だと理解しつつも、もうたらちね国際大学に寄生するしか生きていく術を持たないクワコーは、ざりがに取りで子どもに負けたというぐらいのことで、すぐに鬱々モードに入ってしまう。どうせ自分なんか生きてる価値なんかないのさ、どうせ何にも出来ない男だよ、というような卑屈っぷりが全開で発揮されて、とにかくそのクワコーの卑屈さが素晴らしい。
その一方で、ダメな自分を開き直る力もまたパワフルであって、もちろんそれは卑屈さに押しつぶされないようにするための自己弁護なわけなんだけど、だってしょーがないじゃん!的な感じの傲慢さも一方で身に着けている。どうせこれ以上落ちるわけないんだから、今更見栄を張ったってしょうがないよね、というような堂々とした開き直りっぷりも相変わらずで、それらが相まって全体的にダメ人間っぷりが凄く面白く演出されていくことになる。
何かトラブルに巻き込まれた時の思考もダメ人間特有のもので、出来るだけ隠匿する、バレるギリギリまで黙っておく、自分が損しなければ社会通念だとか道徳だとかは知らん、というようなあり方はやっぱり最低最悪で、こんな人間が大学教授とかありえねー、とか思いながら、でもこんな大学教授って実際にいてもおかしくないような気もしてくるなぁ、と思わせるだけの描写力はさすがだと思いました。
文芸部員たちの描写では、読む度に感心させられることがある。それが、彼女たちのダラダラした会話の描写である。
奥泉光は、著者略歴によれば、もう60歳になろうという年齢である。そんな、もはや初老と言っていい作家が、今時のジョシコーセーみたいな脱力感甚だしい会話をどうして書くことが出来るのか、僕には不思議でならない。著者は近畿大学の教授でもあり、普段から学生と接する機会があるのだろうなとも思うのだけど、だからと言ってこれほどグダグダで面白くて今時っぽい感じの会話を書けることにはならないだろう。
例えばこんな感じである。

「砂漠でネコミミ」「あれはない」「えー、ありでしょ」「ないよ」「丹生ちゃんはどう?」「わたし的には『愛欲の捜査本部』は、ちょっとパターンかなと」「でた、タンショウ、BLに文学を求める女」「ていうか、近頃は無機物にはまってて」「えー、そっちいった!」「みのり山の『テンプレ太平洋戦記』なんか、わりとやばい感じです」「なにそれ?知らなーい」「B29が攻めで、戦艦大和が受けとか、そういう感じの話で」「でたー、マニアの世界」「ゼロ戦とかメッサーシュミットのカプとか」「うむむ、狭すぎるゾーン」「大傑作です。っていうのは盛りすぎだけど、これから地味に布教に励もうかと」「うーん、いいけど、けっこう茨かも」「軍事オタクに布教したりして」「で、軍事オタクが萌えて腐兄化」「あるある、それある」

文芸部の面々の会話はホントこんなんばっかりである。これを60歳になろうという初老のオジサンが書いているのだと思うと、なんだかそれだけで笑えてくる。
会話以外の行動や仕草やファッションなんかもこんな感じの雰囲気が踏襲されていて、常にナース服のコスプレをしている子とか、パンに佃煮海苔を載せてたものを昼食にしている子とかがナチュラルに出てきて、それが逆になんとなく今風に思えてくるから見事なものだと思う。文芸部の面々に常識は通用しない。部長の木村はまだマシだと思うけど、他はもうひっちゃかめっちゃかである。はっきり言って、謎がどうこうなんてことはどうでもよくなってくる。実際、謎そのものに強い魅力があるという物語でもない。ミステリを読んでいても全然オチが読めない僕が、「期末テストの怪」は半分ぐらいまで読んだところで大体分かった。結構これは珍しいことだ。そういう感じだから、ミステリだとは言っても、謎そのものはそれほど強くはない。やはり、クワコーや文芸部の面々たちによるアホアホな日常を追いかけていくことに楽しみを見出す作品である。
クワコーの境遇にはまったく羨ましさを感じないのだけど、こんなダラダラグダグダとした日常は若干羨ましいかも。いや、僕はどっちかっていうと忙しい方が好きな人間だから、ダラダラする日々は向かないと思うんだけど、だからこそ、そんな風にダラダラ生きることが出来る人間に憧れる、という感じでしょうか。
とにかくキャラクターが凄く立っていて、鬱鬱と卑屈なクワコーと、底抜けに無駄に明るい文芸部の面々とのギャップや、ひたすら全力でアホなこと(本人たちはアホなことだとは思っていないけど)に真剣に取り組む感じとか、全体的に稚気があって楽しいです。是非読んでみてください。

奥泉光「黄色い水着の謎 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活2」


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2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

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2011年の個人的ベストです
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1位 千早茜「からまる
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4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
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13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
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新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
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番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)