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僕の心の埋まらない空洞(平山瑞穂)

内容に入ろうと思います。
本書は、ある容疑で逮捕され検察での取り調べを受けている鳥越昇と、その鳥越を取り調べている堅物の検事・荒木倫高の物語です。
鳥越は、同じ会社の女性にストーカー行為を働き、そして最終的にその女性を殺してしまったという「殺人」の容疑で逮捕された。鳥越は、自分が「ストーカー行為」をしていたことは基本的に認めているし、どんな罪名や刑罰であろうと受け容れる、と主張している。しかし彼は、その女性を殺したのかどうか、警察の取り調べの段階でははっきりとは供述していない。この事件を担当した刑事は、「ストーカー野郎なんかに人権なんかない」と言い切るような、そういう意味ではちょっと問題のある男で、その刑事は鳥越の話を碌に聞くこともなく、殺人に決まってるでしょ、といわんばかりの態度である。
鳥越が取り調べにおいて唯一望んでいること。それは、「話を聞いてもらうこと」だ。
刑事はもとより、担当弁護士でさえ、彼の罪を減刑させることにしか興味がなく、鳥越の話をまともに聞こうとしない。鳥越には、自分が逮捕されるきっかけに至るまでの、被害者である松谷沙菜絵との間にあった出来事を誰かに聞いてほしい、分かって欲しいという衝動に突き動かされている。そして倫高は、なんとなくこの鳥越の主張に耳を傾けなくてはならないような気持ちが沸き起こり、そのグダグダとした、正直真相解明に役立つのかどうか判然ともしないような鳥越の話を聞き続けることになる。
倫高は、誰からも羨ましがられる妻・ちづるを得て、検事という、2~3年で全国各地を転々とする生活を続けている。検事内では「堅物の愛妻家」として知られており、昼は愛妻弁当、夜は仕事が終わればまっすぐ帰り、飲み会の付き合いも悪いと有名だ。立会事務官という、検事の補佐役には、通常同性が充てられるものだが、そんな評判から倫高には大丈夫だろうと、倫高の立会事務官には野沢瞳という女性がついていた。
倫高は唐突に、二週間後の異動が命じられた。意向打診の時期に話がなかったために今年はもうないと思っていたのだが、急に北海道への異動が決まったというのだ。
倫高の脳裏に浮かんだのは、鳥越昇のことだった。
鳥越の拘留期限が、倫高の最終日であった。もちろんそこから10日の延長は可能だが、この事案は誰かに引き継ぐのではなく、どうにか自分の手で終わらせてしまいたかった。
ストーカー的行為をしたことは事実だが、そのほとんどの期間、被害者である沙菜絵とは意志のある交流が続いていたという話を延々と続ける鳥越と、そんな鳥越の言葉に触発されるかのようにして身辺が浮つき始める倫高。「自分にとって都合のいい理屈で相手との関係を規定しようとする」鳥越と、「堅物の愛妻家」である倫高の価値観が交錯する…。
というような話です。
これはなかなか面白い作品でした。平山瑞穂は、作品を出す度に違ったタイプの作品に仕上げてくる作家で、今回もまた、少なくとも僕がこれまで読んだ範囲内の平山瑞穂作品とはタイプが違う作品だと思います。
本書はまずともかくも、鳥越の供述が非常に面白い。
本書は、鳥越の一人語りと、倫高視点での物語が交互に挟み込まれていく構成になっているんだけど、鳥越の一人語りがかなり面白いです。
とはいえ、この鳥越の供述は、女性が読んだらイライラするんだろうなぁ、という感じもあります。
僕はこの鳥越の、客観的かつ論理的な供述が凄く気に入っています。もちろん、だからと言って、鳥越の供述に共感できるかどうかというのはまた別問題です(共感できてしまう部分もあるんですけど)。理系の人間を評するのに凄くわかりやすいこんな表現があります。理系の人間は、「あなたのことは嫌いだけど、あなたの言っていることは正しい」というような価値判断をする人が多い。もちろん文系の人だっているだろうけど、理系の人間の方がそういう人多いと思うんですよね。僕は自分が理系の人間なんで、こういうのがわかります。鳥越に対しても、「鳥越という人間に対する評価はともかく、鳥越の主張そのものには一定の評価が出来る」という印象を受けます。
鳥越は、ひたすら客観的に、自分が沙菜絵に対して行なってきた「行動」を、後付けではあるけど理屈をつけて説明をしていく。「後付け」と書いたのは、その行動をしている時はそこまで冷静でいられたわけではないからです。後から振り返ってみると、こういうことだったんだろう、という形で自分を客観視して、その当時の自分の行動を説明しようとします。
鳥越は、確かに自分は「ストーカー行為」と言われても仕方ないことをしている。しているのだけど、でもそれは本当にごく僅かであって、実際は待ちぶせしたり後をつけたりというような形ではなく、きちんと本人に連絡を取って待ち合わせをして沙菜絵と会っていたのだいう。実際にそれは後に裏付けられることになるのだけど、鳥越の主張を読んでいくと、確かに鳥越を「ストーカー」という枠で捉えるのはちょっと違うのかもしれないよなぁ、という気になってくる。
しかし、この鳥越と沙菜絵の関係とか、あるいは鳥越の供述なんかを説明するのはとても難しい。一言で、「鳥越はこんな男だ」「沙菜絵はこんな女だ」と表現できない。もちろん、人間ってそういうものなんだけど、小説ってどうしてもそういう部分をわかりやすくしちゃって、「キャラクター」という属性を与えて、簡単に説明できちゃうような人格として描かれるようなことが多いような気がする。別にそれを悪いというつもりはないんだけど、本書のような小説を読むと、そうだよなぁ、人間ってもっと複雑でよくわからない存在だよなぁ、と改めて思い知らされる感じがある。
鳥越は、自分が悪いことをしてきたという点については弁解の余地はない、と言っている。でも、沙菜絵の方にだって明らかに悪い点はありますよね?と主張したい。そして、誰かにそれを認めてもらいたがっている。
沙菜絵も悪かった、という点の是非についてはまあ読んだ人がそれぞれ判断してくれればいいと思うけど、僕はこの「それを誰かに認めてもらいたがっている」という鳥越の態度には、なんとなく共感してしまう感じがある。
それは、「みんな」に対する違和感みたいなものだ。
「みんな」は、割り算をして小数点以下を切り捨てちゃうみたいな風にして、物事を「わかりやすい枠」にはめて捉えたがる。もちろん、気持ちはわかる。世の中にはいろんなことがあって、そのすべてに対していちいち向きあって正確に捉えようとしてたら参ってしまうだろう。僕自身だって、色んなことを「わかりやすい枠」にはめて捉えているのだろうし、それそのものを批判しても仕方ないと思う。
僕が思うのは、みんなさっさと割り算をしちゃいがちじゃない?ということだ。
(44÷3)という計算があった時、すぐに割り算をして、14.666666…だな、なるほどじゃあ大体15だな、みたいな感じで物事を捉えている人が多いなぁ、という印象がある。この、「14.66666…」を「15」にする行為を僕は「わかりやすい枠にはめる」と表現している。
僕が言いたいのは、なぜ(44÷3)という式を、(44÷3)という式のまま捉えておくことが出来ないのか、ということだ。つまり、割り算をしてしまわないで、カッコに入れたままにしておく。物事をそういう風に、とりあえずカッコに入れたまま未計算の状態で保持しておくというのが、結構実は大事だったりするんじゃないか、といつも思っている。
もちろん、僕自身もすぐに計算してカッコを外してしまいたくなることもある。実際にそうしていることだってたくさんあるだろう。だからこれは、自戒もこもっている。
鳥越は、沙菜絵の周囲の複数の人間からの、「ある男(明らかに鳥越とわかる)につきまとわれていた困っていると沙菜絵から相談を受けた」という証言などを元に、すぐに鳥越をストーカーと決め付けた。確かに、警察には処理すべき膨大な事件があるし、いちいちカッコのまま置いておくことは出来ないとはいえ、やはり釈然としないものがある。
そういう風に「わかりやすい枠」で捉えたり捉えられたりしていることは、僕らの日常の中に凄くたくさんあって、そういう風潮への違和感が著者自身にもあったんじゃないかなぁ、という感覚を持った。そして倫高は、「14.6666…」と「15」の間に何か本質的なことが隠されているのではないかと思って、鳥越の話に耳を傾けることになるのだ。
鳥越という男は、罪悪感や嫉妬心が欠けているとはいえ、それまで普通に社会生活を営んできた人間であり、そんな割とどこにでもいるだろう男がストーカーに変貌していく過程を、本人自らが如実に語っていく供述は、非常に面白い。鳥越の、どう考えても開き直っている風にしか見えない態度には相当イライラさせられるだろう。どの口がそれを言うんだ?何様のつもりだ?というような批判がジャンジャン飛んでくるだろう。でも、僕の解釈は違う。鳥越は、「自分が事実だと思っていることを、出来るだけ正確に伝えたい」だけなのだ。そのためには、自分を繕うような表現や、相手を慮るような気遣いはむしろ邪魔で、事実を曇らせかねない。鳥越のストーカー行為には同情の余地がないし、沙菜絵に対する執着心にもまったく理解が出来ないんだけど(そもそも僕が、あまり執着心を持たない人間だっていうのもあるんだけど)、少なくともこの、「事実を出来るだけ正確に伝えたい」という態度には非常に好感が持てる。
本当は、鳥越の発言をいくつか引き合いにだして、鳥越がどんな思考過程を経てストーカーになってしまったのか、みたいなことを書こうと思ってたんだけど、やっぱり鳥越という人間を短く描写することは難しいし、鳥越がストーカーになっていく過程そのものは、本書における軸の一つでもあるので、やっぱりそれは書かないことにしようと思います。
ただ、本書の中で「都合のいい隠れ蓑」という表現が出てくるんだけど、これは非常に絶妙だなと感じました。これは実は鳥越がした発言ではないのだけども。この「都合のいい隠れ蓑」というのは、大なり小なりある程度誰だって考えちゃうようなことではないかなと思います。「都合のいい隠れ蓑」というのは、本書の人間関係を読み解く一つのキーワードになるな、という感じがします。あと、鳥越がある場面で沙菜絵に対して「かわいそうに」と思う場面があるんだけど、それはなんとなく、ストーカー行為をする人間の倒錯した胸の内を的確に表現した描写な気がして、非常に印象に残りました。
倫高の方の物語も、なかなかにスリリングです。こちらは、どんな展開を辿るのか、あまり触れないでおきましょう。
本書を読んだ女性は、この倫高に対してはどんな感情を抱くものなんだろう?鳥越に対しては、明らかな嫌悪しかないでしょう。いくら鳥越が言葉を重ねようとも、その鳥越の言葉は、少なくとも女性には届かないでしょう。それは、それまでの鳥越がどうだったかに関わらず、現在の鳥越が「絶対的にダメ」だからです。
さて一方倫高の方は、「堅物の愛妻家」と呼ばれるほどの潔癖な男です。まあちづるとの間で「不幸な誤解」があって、それが問題になったこともあるんだけど、とりあえず倫高は世間一般の男と比べて出来すぎなくらいよく出来た男です。
そんな倫高が、まるで鳥越の供述に感化されたかのように浮ついてしまう。これを女性はどう捉えるか。単純に鳥越と比較したら、大したことはしていないと言っていいだろうと思う(まあ、ある一点を除けば)。けどそもそも倫高は、相対的に高いところにいた。そこからの「相対的な落差」みたいなものが、女性を苛つかせるかもしれないな、という風にも思う。
個人的には、鳥越の方になんとなく共感できてしまうことが多い気がする。それは、鳥越の主張や行動に対する賛同ではない。両者の立場の違いから来るものだろうと思う。倫高は、美しい妻を得て、間もなく栄転する身であり、つまりそれは「何かあれば失うものが大きい」ということでもある。だからこそ、倫高の行動原理は「言い訳がましい」ものになってしまう。一方で鳥越の方が、検事相手に供述している今の時点では、失うものなど何ひとつないと言っていいだろう。もうほとんどすべてのものを失ってしまったのだから。だからこそ鳥越の供述は、「率直で素直」なものになる。僕はその「率直で素直」な部分に共感するのだろうなという感じがします。
ちょっと今回は、「ちゃんと感想を書ききれなかった感」が強いなぁ。もうちょっと何か書けるかと思ったんだけどなぁ。特に、鳥越という人間についてもう少し色々書ける気がしていたんだけど、なかなか難しかった。非常にザワザワさせてくれる作品です。特に鳥越という男がなかなか捉えがたく、確かに倫高が鳥越に惹かれる(なんとなく気になる)理由がわかるような気がしました。女性が読んでどう感じるのか、非常に興味があります。是非読んでみてください。

平山瑞穂「僕の心の埋まらない空洞」


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2013年の個人的ベストです。

小説

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5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
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2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
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5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
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7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
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小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
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11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
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14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
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16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
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