黒夜行

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ハミ出す自分を信じよう(山田玲司)

内容に入ろうと思います。
本書は、光文社新書「非属の才能」の文庫版です。光文社と星海社で出版社は違っていますが、光文社時代に担当だった編集者が星海社に移っていて、それでこんな形になっています。
さてまず、「非属の才能」について少し書きましょう。これは僕にとっては、なかなか思い入れの深い本です。
というのも、ウチの店で過去一番売れた(いや、現在進行形で売れているんですけど)新書だからです。
たぶん「非属の才能」を売り場に置き始めて5年以上経っているんじゃないかなと思いますけど、未だにハンパじゃなく売れています。どれぐらい売れているかと言えば、去年(2012年)は、当店の年間の新書ランキングで7位でした。書店で働いている人ならきっと理解してくれると思いますが、これはもう異常事態と言ってもいいでしょう。
もちろん、買う前に本の中身について100%わかるわけではないとはいえ、これだけ売れ続けているのは、その内容に共感してくれる人が山ほどいる、ということなのでしょう。実際この本は、物凄く多くの人にとって必要になると僕は思っています。それで、これまでずっと売り続けているわけなんですけど、でもまだまだこの本に出会っていない人がいるんだろうなと思うと、まだまだ売らないといけないよなと思います。
もう一つ、本書に思い入れがある理由があって、それは、この作品が「2011年本屋大賞中二賞」を受賞したことと関係があるんですけど、まあ詳しい話はいいか。
さて、そんな僕にとって思い入れの深い作品が、この度文庫化されました。「非属の才能」の内容をちゃんと覚えているわけではないんですけど、恐らくそう大きくは変わっていないでしょう(SNSの記述なんかがちょっとあったりして、きっとこれは追記されたんだろうなぁなんて思いましたけど)。ウチの店には、本書と「非属の才能」がどちらも平積みされていますけど、どんな動きをしてくれるのか楽しみです。
さて、どんな内容なのか触れて行きましょう。
著者はあとがきで、本書を書いた理由をこう書いている。

『みんなと同じじゃない子はダメな子だ。
こんな大嘘がいまでも信じられている。
そしてこの国では、今夜も孤独なエジソンたちが眠れぬ夜を過ごしている。団地のジョン・レノンは学校を追い出され、平成のトットちゃんは病気扱いされる。
感性豊かな前衛詩人は空気の読めない奴と言われ、好奇心と行動力あふれる冒険家は落ち着きのない人間にされ、机に縛りつけられる』

『僕がこの本を書いた最大の理由は、この国にあふれる援軍なきエジソンやトットちゃんたちに援護射撃をしたかったからだ』

著者自身も、周りと合わない子どもだったけど、でも自分は『運が良かった』と語る。

『僕はダメ人間なりに自分で考えて生きてきたので、なんだかんだ逃げたり、ごまかしたり、騙されたふりをしたり、本当に騙されたあとであわてて引き返したりしながら、なんとかこれまでやってこれた。
とはいえ、これも「自分で考えて自分で責任をとれ」という父の理解や祖母らの圧倒的信頼があってのことだ。僕の努力ではなく、運が良かったのだ。
でも、もし誰も味方がいなかったら?』

『「みんなと同じにしなさい」という同調圧力は恐ろしい。逆らえば、自分以外はみんな敵になってしまうかもしれない。しかも、本気で本人のためだと思い込み、「指導してあげている」つもりのバカもいる。
そんななかで、寂しくて怖くて我慢してしまう人がたくさんいる。
僕は、そんな人たちの魂を解放したい。僕だけでも「心配しなくていいよ」と言ってあげたいのだ。』

そして、こう強いメッセージをぶつける。

『もし、あなたが「自分にはみんなと違うところがある」と感じているなら、そのみんなと違う部分をもっともっと誇っていい。
もし、あなたのなかに奇人変人の気質があるなら、どうかその気質を恥じるのではなく、思いっきり自信を持ってほしい。
もし、あなたがまわりからハミ出し、孤立して、絶望しているなら、いずれその経験があなたの人生を素晴らしいものにしてくれることを知ってほしい』

そして、著者はこう断言するのだ。

『才能というものは、”どこにも属せない感覚”のなかにこそある』

本書は、様々なトップランナーに会ってインタビューをし続けてきた著者の経験から、様々な人たちの話を引き合いに出し、「どこにも属せない感覚」を持って「苦しんでいる人達」を肯定しようとする作品だ。
恐らく本書には、こういう批判があるだろうから、先に僕の意見を書いておこう。
きっと、「自分の主張に都合のいい事例ばっかり集めてきたんだろう」なんていう批判があるはずだ。
まあ、確かにそういう側面もあるだろう。でも、それでいいじゃん、と僕は思う。
だって、本書は「論文」なんかではなくて、敢えて名前をつけるとすれば「応援歌」みたいなものだ。「応援歌」の歌詞につじつまの合わないところがあったって、結果的にその「応援歌」で誰かが元気になれればそれでいい。僕はそう思う。もちろん本書を読めば、「どこにも属せない感覚を持ちながら、成功できなかった人間だっているだろう」と思ったりしてしまうだろう。そりゃあ、いるだろう。でも、著者だって、彼らの全員を救えるわけではない。本書がなければ全員救われなかったのを、本書のお陰でその一部でも救われれば、本書には大きな意義があるだろう。そんな風に僕は思う。

著者は、日本における「同調圧力」の強さを、あらゆる場面で繰り返し書く。

『ところで、僕たち日本人がどんな教育を受けているかといえば、どんな場面でも空気を読み、協調性を持つことがいちばん優先されるような教育だろう。
しかも、その多くは「協調」などではなく「同調」の圧力だ。
「みんながそう言っている」という顔のないモンスターに逆らうと、とたんに仲間外れにされ、生きる場所を奪われる。』

『こうなると、そこで求められるのは「考えない」ことであり、「疑問を持たない」ことだ。』

『「これが正解」「これがふつう」「これがあたりまえ」「これが常識」という同調を、教師は毎日これでもかというほど生徒に押しつけてくる。
やっかいなのは、それが生徒のためだと教師が本気で信じ込んでいることだ。完全に協調と同町を混同してしまっている』

そういう教育に浸り、そういう社会の中にずっと居続ける僕らは、その結果幸せになれているのだろうか?

『まったく身動きができない状態に、「どうしてこんなことになったんだ?」と振り返ってみると、なんてことはない、ただ「みんなと同じ」ことをしてきただけだったりする』

『本質的なことを考えずに、群れのなかをうまく泳ぎ切ることだけにエネルギーを注いでしまうと、もはや自分の人生を好転させることはむずかしくなってしまう。』

僕らはまず、自分たちがこういう社会の中に生きているという事実に、なかなか気づきにくい。僕は、割と抜け出せている方だろうと思う。たぶん。子どもの頃は、「みんな」の言っていることに「おかしいな」と思いつつも、群れから抜け出す勇気がなくて、そのまま流されていた。でも、そういう生き方は、どんどん辛くなっていくんですね。ちょっと変な表現だけど、自分の行動が誰かに「操縦」されているかのような、自分というのは容れ物だけで、それを動かしている人は別にいるんじゃないか、みたいな、そういう感じはずっと持っていたと思う。
それから、まあ色んな人に迷惑を掛けながら、僕は「みんなのふつう」から無理矢理抜けだした。僕なりに色々と大変な時期だったけど、今振り返ってみると、あの時期があったからこそ今こうしてどうにか生きていられるんだろうな、という風にも思う。あのまま自分が変わらなければ、きっと僕は「みんな」という顔のない存在に殺されていただろう。本当にそう思う。
今は、まあまだまだ未熟者だとはいえ、以前よりも「孤立すること」を恐れなくなった。「みんなの意見」に反対することにあまり躊躇がなくなったし、「みんなが良いというもの」に違和感を表明することも昔と比べたら格段に出来るようになった。「みんな」に合わせないことで自分がどう見られるか/扱われるかということをほとんど気にしないでいられるようになった。そういう風に生きられるようになってようやく、それまで感じていた「見えない圧力」みたいなものを消し去ることができた。そう、結局その「見えない圧力」は、自分自身が生み出していたのだ。自縄自縛って感じで、結局自分を縛り付ける縄は自分自身で巻いていたのだ。
僕はそれを、「非属の才能」を読む前に、自力でどうにかやり遂げることが出来た。「非属の才能」を読んだ時いちばん初めに感じたことは、これを中学生の自分に読ませてあげたかったな、ということだ。もちろん、中学生の自分が読んで、「ハミ出したままの自分」をそのまま肯定できたかどうかは怪しい。でも、「そっか、こんなことを言ってくれる大人もいるんだ」という風には感じられたと思う。子どもの時って、限りなく接する大人が少なくて、親と教師ぐらいだけど、その範囲内にはそういうことを言ってくれる人がいなかったのだ。

そう、本書は、是非とも親や教師に読んでもらいたいと思う作品だ。

『自分の子供に凡人のタグをつける親たちは、「天才という絶対的な才能は100%先天的なもの」だとでも思っているのだろうか。
1%の「わかりやすくない才能の芽」を見つけてあげるのが本来の親の役目のはずなのに、そのように勘違いしている人間には、自分の子供の才能は決して見えてはこない。』

『父は、僕のことを世間一般の価値観で計るようなことはしなかった。
父がよく言っていたのは、「自分の価値観は自分の世代で終わり。自分の人生は支えてくれたかもしれないが、子供の人生は子供が考えるものだから邪魔はしない」という種類のことだった』

『これは、子供にとっては絶対的に信頼されたということで、同時にそれだけの信頼を裏切ることはできないという責任感が生じる。
こうなると、僕の人生ははじめから僕のものだ。僕はちちに、人生の先輩として謙虚に意見を効くようになっていた。』

『「自分の人生で学んだことを子供に伝えることができないのはおかしい」と反論する人もいるかもしれないが、それはまったく逆で、自分が自分の考えで生きていることを認めてもらった子供は、親の言い分にも耳を貸せるようになるものなのだ。
誰だって、他人の話をまるで聞かない人の話など、聞く気にはなれないだろう』

『だから、親が本当にすべきことは、子供に失敗させることだ。
それなのに、失敗というすばらしい体験を子供から奪ってしまってはなんにもならない』

『子供の未来は、「親が子供の失敗をどれだけ許せるかで決まる」と考えていいと思う。』

『そうした引きこもりの(口には出せない)主張に対して、親や教師や世間は「自分たちにとっての正しい世界」に属させようと、学校や企業に無理矢理押し込め、それを「社会復帰」と呼ぶ。
しかしそれでは、子供が体を張って主張してきた、異常な世界に違和感を覚えることのできる能力は葬られてしまう』

『幼稚園なんかで友達と遊ばず、ひたすらアリの行列を眺めていたり、粘土でしか遊ばないような子供を見ると、大騒ぎして無理やり友達の輪に混ぜようとする親や先生がいるが、そういう余計なことはぜひやめていただきたい』

今挙げたような文章は、「著者から親・教師へのメッセージ」なのだけど、本書の中で「著者から非属な子供へ送られるメッセージ」は、本来であればその子供の周りにいる大人が伝えてあげるべきなんだろうと思う。
僕も、大人になるまでは、「社会の中にこういうことを言っている大人もいるんだ」ということを知らないで過ごしてきた。「みんなの中にうまく混じれない自分」は正しくないんだろうと思ってたし、どうにかしなくちゃいけないとも思ってた。でも、たった一人でもいい、僕の周りにこういうことを言ってくれる大人がいたならば(いたのかもしれないけど、少なくとも僕自身の記憶には残っていない)、子供の頃もっと違った風に生きられたんじゃないかなという感じがします。
そういう意味で、僕は本書を子供たちに届けたいと思うし、親や教師にも届けたいと思う。
5章以降で、そういう属せない感覚を抱いている人に、じゃあ具体的にどうしたらいいのかというアドバイスが書かれている。それがどのぐらい効果があるのか、僕自身は試したわけではないのでわからないのだけど、ちょっと前に読んだメンタリストDaiGoの本の中に書かれていたエピソードのことを思い出した。
DaiGoは子供の頃太ってて、天パーで、イジメられてたらしいんだけど、とあるきっかけでイジメがパタリと止まった。それを気に自分を変えようと決意し、今までやっていたことを全部止めた。それは、着る服や食べるものだけではなくて、通学路まで変えたという。本書でもアドバイスの一つとして、日々「それまでやったことのない新しいこと(大げさなものでなくていい)」にチャレンジしたらいい、と書かれている。また、引きこもっている人にも、こんな風にしたらいいというアドバイスがある。特に引きこもっている人には、この本がなかなか届きにくいだろうと思うけど、周囲の誰かが届けてあげてほしいと思う。
そして本書のいいところは、みんなが群れから出て非属を目指すべきだ、なんて主張を振りかざしてはいないところだ。

『本書で嫌になるくらいくり返したように、まずは群れから出ることが最善の策なのだが、とはいえ、群れから出るに出られない事情を抱えた多くの人にも、「みんなとは違う何か」があることを忘れてはいけないだろう』

そう、本書を読んで、「そうは言ったって、俺には群れから出ることなんて無理なんだよ…」と感じる人もいるでしょう。何でもかんでも「興味ない」と言って動き出さない人間は本書で駄目だしされるのだけど、色々考えた結果やっぱり無理、という人だって中にはいるだろう。そういう人のこともきちんと認めているし、群れから出られないという事実に対して悩んでしまうことも本末転倒な感じがする。別に本書は、群れの中にいる人を批判したいのではないのだ。そうではなくて、本当は群れから出たいと思っているのにどうしてか出られないと感じている人の背中をポンと押す、そういう作品だ。どんな人にも必要な本のわけじゃない。実際、「非属の才能」につけているPOPにも、「悩みなんてない人は読まんでよろしい」って書いてある。
この本が必要なあなたに、どうにか届いて欲しいと思う。「アイツにはこの本が必要なんじゃないか」と思う相手がいるなら、おせっかいかもしれないけど是非その人に渡してあげて欲しい。現物を渡すことが困難なら、本書の内容を逐一メールで打ったりしてどうにか届けて欲しい。多くの人にとっては、細々とした不満はあれど、自分の人生とか存在そのものを揺るがすほど辛い世の中ってわけではないかもしれない。でも、今の世の中に違和感を感じすぎて、でも自分ではどうにも出来なくて、ちょっとしたきっかけで楽になれるかもしれないのに、その方法が分からないで苦しんでいる人も、たぶんたくさんいるはずだ。どうにかしてこの本が、そういう人達の元に届いて欲しいと思う。
どうか一人でも多くの人が、「別に群れの中にいなくてもきちんと生きていけるんだ」と思えますように。どうか一人でも多くの人が、「自分がどうしても感じてしまうこの違和感は、別に間違ってるわけじゃないんだ」と思えますように。

山田玲司「ハミ出す自分を信じよう」


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[4369] Re: タイトルなし

あー、そういうの、分かるなぁ(笑)
僕も、まあ今でこそそれなりに穏やかな人間ですけど、
昔は仕事中はずっとイライラしてたなぁ(主に、上の人間がカス過ぎる、っていう理由で 笑)
まあ、僕がどうやってそれを抑えたかというと(でも、このやり方は全然オススメじゃありません 笑)、
とりあえず「諦めること」ですね。
なんというか、自分以外の他人に出来る限り期待しないでいることで、どうにかやり過ごすように努力しています。

個人的な意見を言うと、
そういうイライラとか違和感とか周りとの差は、
出来るだけなくさない方がいいと思います。
もちろん、周りにいる人と衝突したり争ったりすると色々面倒なんで(笑)、
そういうイライラとか違和感とか差なんかを捨てずに、周囲とどううまくやっていくか、
という方向性で考えるのがいいかなー、と無責任なアドバイスです!(笑)

傲慢になってはいけないけど(そのためには、「自分を客観的に見る自分」っていうのを意識するといいっす)、
「自分は正しい」とか「なんでも周りはこうなんだ」みたいな感覚って、
持ち続けている方が健全かなって僕は思いますよ。
でも、繰り返しますけど、傲慢にならないように気をつけてくだされ。

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2013年の個人的ベストです。

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5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
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10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
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新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

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小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
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4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
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8位 笹本稜平「天空への回廊
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新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
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5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
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5位 「マネーボール
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