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残り全部バケーション(伊坂幸太郎)

内容に入ろうと思います。
本書は、「溝口」と「岡田」という、犯罪のアウトソーシング的な仕事をしている裏稼業コンビに関わる5つの物語です。

「残り全部バケーション」
家族解散の日。父親が浮気をしてて、私が高校の寮に入るから、じゃあ今日で家族はバラバラに住むことになりますー、解散ですー、なんて感じなった。母親が呑気に、最後なんだからみんなとっておきの秘密でも教えてよ、とかいう。父親が脳天気に、「お父さんは浮気してました」なんて言う。
そんな家族会議の最中、父親にメールが来る。どうやら、適当な番号に宛てて送られたメールのようで、友達になりたい、と書いてある。どうせ出会い系みたいなもんだって、無視しときなって私は言うのに、なんとそのメールに反応したのは母だった。
どうせなら最後の日に、その人にドライブにでも連れて行ってもらいましょうよ、なんて。

「タキオン作戦」
道端で見かけた少年は、どうやら父親から虐待を受けているようだ。子供の頃、同じく父親から虐待を受けていたという溝口がそう言う。岡田は、なんとなくその少年が気になって、ちょっと手を焼いてみることにした。溝口には、物好きだなぁって言われたけど。
とりあえず少年には、ターミネーターのDVDを渡して、もしタイミングがあるなら、これを父親と一緒に見て欲しい、という。特に、一番初め、裸の男が出現する辺りを印象に残すようにして。

「検問」
警察の検問を抜けてきた溝口らは、謎めいた状況に困惑している。
その日、溝口と太田は、ある女を浚ってくる仕事を請け負った。盗んだ車に女を押しこみ走っていると、前方で検問をやっている。まずい状況ではあるけど、オレたちはまだ何もしていない。大丈夫だ。ラジオで聞くところによると、どうやら有名な国会議員が刺されたとかで、そのための検問のようだ。
トランクを開けさせられ、難なく検問を通過したのだけど、後で溝口らは、その車のトランクに大金が積まれていることを知る。警察が、これに気づかなかったはずがない。

「小さな兵隊」
クラスメートの岡田君は、「問題児」だと言われていた。女の子のランドセルに印を書いたり、門を真っ青に塗ったりするかららしい。でも僕には、「問題児」ということの意味がよくわからない。「問題児」がいるなら、「答え児」もいるのだろうか?
そんなことを、海外に出張中の父親からの電話で話すと、それはいい発想だと褒められた。時差もあるし、海外との電話代は物凄く高いから、あんまり頻繁には電話出来ないのだけど。
僕は、父親が誰にも秘密な任務を負っていることを知っている。僕にはそれが誇らしかった。
そんな父が、おかしなことを言う。僕らの担任の先生に注意しろ、だって。

「飛べても8分」
高田は、溝口が唐突に当たり屋をやろうと言い出して困惑する。請け負った仕事でもないのに、なんでそんなことをしなければならないのか。しかし、普段から何も考えていない溝口は、実行してしまう。
その結果、大腿骨を骨折、入院する羽目になった。
高田はその後、実は高田らのボスである毒島が、溝口と同じ病院に入院していることを知る。さらに、脅迫状と共に、毒島の家の周囲で発砲騒ぎがあったのだとか。なんかマズイじゃないの…。

というような話です。
伊坂幸太郎らしく、なかなか楽しい小説でした。割と最近の伊坂幸太郎作品は、結構シリアスだったり、あるいは実験的だったりするものが多いイメージだったんだけど、本作は、なんか凄く肩の力が抜けているというか、凄くリラックスした可笑しさみたいなものがにじみ出ていて、楽しい作品でした。
割と伊坂幸太郎の作品って、「今回はどういう伊坂幸太郎かなぁ」みたいなのを、読み始めながら徐々にチューニングを合わせて行く、みたいな印象があります。初期の頃は、「THE 伊坂幸太郎作品」みたいな作品が多かったというのが僕のイメージなんですけど、次第に、それまでの伊坂幸太郎らしさみたいなものを脱却させようとしているような作品も混じり始めた感じがします。本書は、割といつも以上に脱力っぷりが際立っている感じがあって、そういう伊坂幸太郎作品なのねー、なんていう感じでチューニングしながら読みました。
しかしその『脱力』という点では、一番初めの話で表題作でもある「残り全部バケーション」は斬新だったなぁ、と思います。
これ、なかなか普通の作家じゃ怖くて書けないんじゃないかな、って気がします。伊坂幸太郎がこれまで積み上げてきた『伊坂幸太郎印』みたいなブランドがあって初めて成立しうる作品のような感じがしました。
というのも、解散する家族と「溝口」「岡田」コンビとの出会いも唐突なら、物語の終着点も唐突だなぁと思うからです。
別に、だからつまらなかった、なんて言いたいんじゃないんです。でも、もしこの作品を、伊坂幸太郎以外の作家の作品として読んだら、ちょっと評価は変わるかなぁ、という感じがします。伊坂幸太郎がこの作品を書くからこそ読者は許容出来る。そんな絶妙なラインを狙った作品のような気がしました。
二話目以降は、割とミステリ的な要素もきちんと加わっているんだけど、第一話の「残り全部バケーション」は、ミステリ的な要素もほとんどなくて、なんというか『不条理小説』みたいな感じの謎めいた展開をしていきます。やっぱり筆が巧いんで、スイスイ読まされちゃうんですけど、でもふと冷静に考えてみると、なんて意味不明な小説なんだ、っていう感じがします。それを、面白いな、なんて思って読ませちゃうんだから、伊坂幸太郎は凄いなと思いました。
「タキオン作戦」は素敵ですね。岡田があらゆる策を練って、ある状況を変えようとする。そのやり方が珍妙で、でも確かにそんな風にでもするしかないのかもしれないなぁと思わせるだけの説得力があったりします。この状況だったら、確かにそんな風にして追い詰める以外、実際的に有効な手立てはないのかもしれないなぁ、と。バカバカしさと真剣さとが巧いこと織り交ぜられている作品だなという感じがします。
「検問」も、かなり自由度が高いというか、伊坂幸太郎っぽいなぁっていう感じです。だって結局、「なぜ◯◯だったのか」という部分は解決されてないからなぁ。たぶんこうなんじゃね?っていう仮説が登場するだけで、解決しない。その部分をそのまま放置できちゃうっていうのも、『伊坂幸太郎印』だなって僕は個人的に思ったりします。しかしホント、限られた状況の中で巧いこと色んなことを繋げて行くものだよなぁ、という感じがします。
「小さな兵隊」は一番好きな話かもしれません。「岡田」の子供の頃の話ですね。岡田君は問題児で、だけどその問題児っぷりにはちゃんと理由がある。理由があるどころじゃなくて、それはある人を守るための行動だったわけで、主人公は感心しちゃう。さらにその人を助けるために色々動いている内に、主人公はびっくりしちゃう事実を知ることになる、みたいな話なんだけど、よく出来てるよなぁ。弓子先生がなんか結構いい教師です。
そして最後の「飛べても8分」も結構面白い。ミステリ的には、一番出来がいいかもしれないなぁ。そういう風に展開しますか、っていう物語がなかなか面白いです。
みたいな風に内容について書いてると、ネタバレを恐れてあんまり何も書けなくなっちゃうんで、別のことを書きます。
伊坂幸太郎の作品は割とどれもそうだと思うんだけど、「らしさ」みたいなものにまるで頓着がないのが凄くいいですね。それが、すっとぼけた感じとか、引っこ抜けたような感じのキャラクター造形につながるんだろうなぁ、という感じがしています。
例えば、父親を「父親らしく」描かないし、被害者を「被害者らしく」描かないし、先生を「先生らしく」描かない。それは、一番初めの「残り全部バケーション」から相当顕著だけど、この作品では、父親も母親もぜんぜん「らしく」ない。その「らしく」ない両親のすっとぼけた感じに振り回されている娘は、まあ一番「らしい」かな。
そういう囚われた枠みたいなものがないから、キャラクターの自由度が高いし、生き生きしている風に感じられる。読者も読んでて楽しい。こういう、「らしさ」に頼らないキャラクター造形って普通は難しいと思うんだけど、伊坂幸太郎はナチュラルに出来るんだろうか。
あと本書は、とにかく「溝口」のキャラが作中において非常にいい存在感を出しているなという感じがしました。かなりアクの強いキャラで、色んな人間が溝口のそのキャラに引きずられている。極悪非道なわけでも、かと言って優しいわけでも、頭が悪すぎるわけでも、でも良いわけでもない、なんとも掴みどころのないキャラで、何を考えてるんだかよくわからなかったりする。そんな溝口が、裏稼業をこなしているというのもなんだか可笑しいし、その時々のしごとのパートナーとの間の抜けたやりとりも面白い。やっぱり伊坂幸太郎が描くキャラクターは好きだなぁ。
当然加筆修正をしていると思いますけど、発表時期がバラバラの作品を巧いこと繋げている感じで、一つの作品としてのまとまりがきちんとしている感じがしました。短編はすべてこうあって欲しい、なんていうわけじゃないけど、でもやっぱり個々にあまり関連のない短編をいくつも読むより、それぞれに関わりのある短編(連作短編集)の方が好きですね。ミステリ的な要素はそこまで強くないけど、なんかつい笑っちゃうみたいな可笑しみに満ちた作品だと思います。読んでみてください。

伊坂幸太郎「残り全部バケーション」


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Comment

[4343]

本当にご無沙汰してしまい、申し訳ありません(泣)。忘れ去られたかも?と心配しています。今年もどうぞ宜しくお願いしますね。

私の方は相変わらず読書から遠ざかっていますが、元気に過ごしています。しかし、加齢から来る記憶力と思考力の減退、これには相当参っています。化粧品だけはアンチエイジングに変えましたが、メモリー機能を強化する妙薬を是非入手したものです(笑)。

今月末に気象予報士の試験が控えていますので、年末は私なりに勉強しました。でも「私なり」というのがくせ者で、自己満足に過ぎないかも…と思っています。貴重な読書の時間を削りに削って臨む試験ですので、できれば一つだけでも(学科試験の「一般」部分)合格したいです。実技試験を残すだけになると、だいぶ楽になります。過去問を解いてみると、夏の頃(前回の試験当時)はできた問題がさっぱりダメというものもあり、少々凹んでいます(泣)。まぁ、ダメもとで挑戦ですね。

伊坂さんの新作は、私の是非読みたいと思っていますが、さてどうなることやら????
そういえば、瀬尾まいこさんの『あと少し、もう少し』を読みましたよ。中学校の陸上(駅伝)の話ですが、相変わらず面白かったです。不良中学生が登場しますが、いかにも不良という感じが笑えました!

書店も小売店もネットに押され気味ですが、是非工夫されて本屋さんの好さを大いにアピールしてくださいね。今年はこの黒夜行に、もっと頻繁に訪問したいと思います。

今年一年の通りすがりさんと黒夜行のご発展を祈ります。

[4344]

お久しぶりでございます~。もちろん、忘れてるわけなんかないじゃありませんか!来れる時に来てくれたら全然いいですよ~。

『加齢から来る記憶力と思考力の減退』っておっしゃいますけど、でもそれは、試験のための勉強をしているからこそ認識出来るんですよね?僕なんか最近、そういう試験みたいなものから遠ざかってるんで、自分の記憶力とか思考力がどうなってるのかさえ分かりません。たぶん、昔と比べたら相当落ちてるんだろうなぁ。だから、『減退』が認識できていることそのものが良いことだ、と思う方がいいと思います!

瀬尾まいこの作品は最近読めてないなぁ。ある程度作品数を読んじゃうと、まあもういいかな、って思っちゃう作家って結構いるんですよね。まあ、読みたい本が多すぎるから、っていうのが一番大きな理由ですけど(笑)。ドラさんも、どうにか読書の時間をもっと取れるといいですね!

書店の方では、棚替えをしたり、新しいフリーペーパーを作ったりみたいなことをやってみました。とにかく思いついたことは何でもやってみようと思っています!

ドラさんも試験、本当に頑張ってください!勉強って、いくらやってもやりたりないような感じがしちゃいますよね。学生時代僕もそんな不安にずっととりつかれてました。もっと余裕を持てれば良かったのになぁ、と思います。なかなか難しいとは思いますけど、気負い過ぎないように試験に臨んでください!!

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「残り全部バケーション」伊坂幸太郎

人生、まだ、続いていくから。裏稼業コンビ「溝口」と「岡田」をめぐる全五章。 人生のの物語 夫の浮気が原因で離婚する夫婦と、その一人娘。ひょんなことから、「家族解散前の思い出」として〈岡田〉と名乗る男とドライブすることに──(第一章「残り全部バケーション」)他、五章構成の連作集。 別々の話が読み進めていくと繋がっていく伊坂幸太郎さんお得意の連作短編形式です。 特に今回は読みやすい感じ。...

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2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
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3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
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5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
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10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
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19位 奥泉光「黄色い水着の謎
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新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
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小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
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3位 高野和明「ジェノサイド
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5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
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13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
17位 長澤樹「消失グラデーション
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新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
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番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)