黒夜行

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命をつないだ道 東北・国道45号線をゆく(稲泉連)

内容に入ろうと思います。
本書は、東日本大震災を、『道』という観点から描いたノンフィクションです。
東北に、国道45号線という道路がある。リアス式海岸である海沿いを走る、起伏が激しい道である。
しかし、東北にとってこの道は、大動脈と言っても言い過ぎではないほど重要な道路である。国道45号線が通れなくなってしまえば、孤立してしまう地域が山ほどある。道路の開通に、歴史的に様々な困難を抱えてきた東北の地にあって、国道45号線は元々、初めて東北を貫通した道路だと言っていい。
そんな国道45号線が、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた。橋は落ち、船や家の瓦礫が道上を塞ぎ、震災後食料を調達するためだけに、歩いて山を越えなければならないような地区が山ほど生まれた。
そんな中、国道45号線はいかにして開通していったのか。
震災当時、それなりに報道に接していたと自分では思っている僕は、東北の壊滅した道は、『自衛隊が修復したのだ』と思っていたと思う。ネット上で、短期間の内に驚くべき早さで復旧した道路の写真を見て、自衛隊ってすげぇなぁ、って思ったような記憶がある。
でも、そうじゃなかった。
いや、もちろん自衛隊も全力で道を開いた。その功績を否定したいわけじゃない。
でも、自衛隊だけの功績ではない。
当然だ。自衛隊が被災地に入るまでにはある程度のタイムラグがある。その間、道が塞がれたままではどうにもしようがないだろう。そもそも、現地入りするために向かった自衛隊だって、道がなければ現地に入ることが出来ないのだ。

『自衛隊の人たちだって来てくれてんのに、通れなくてずらーっと並んでいるわけだ』

震災直後、いち早く道を開くために動き出したのは、地元の業者たちであった。

『国道45号線の”啓開”の現場には、そのように市や県や地元建設業社の有志による自発的な動きがあった。一週間という時間での道路の復旧は、国の物資や機動力に地域の力が加わったことで、初めて可能になった。その事実を忘れてはならないだろう。』

本書は、自衛隊が現地で”啓開”(道を開くこと)を始める前に、地元建設業社が何を考え、どう動き、何を成し遂げたのか。それを、個人の視点、個人の体験をつぶさに追いながら綴るノンフィクションです。
本書を読みながら僕は、

東京だったらどうだ。東京だったらどうだ。

とずっと考えていた。考えていた、という表現はおかしいか。考えてはいなかった。ずっとその問いが頭から離れなかっただけだ。
東京だったらどうだろう。どうなるだろう。

『それは、使命感という言葉で表現されるものとは少し違う感情だった。
「やっぱり自分の生まれ育ったところだし、それに―」と小笠原は言う。
「この瓦礫を退けられるのは、うちら建設業者しか現実的にない。理屈をいう以前に、俺たちしかいないでしょ、という気持ちがみんなにあったんだと思います」』

東京だったらどうだろう。

僕が今住んでいる地域は、もう何年も前から大規模な開発が行われていて、だからそこら中で色んな重機が活動をしている。もし今東京で何らかの大災害が起こったら、その重機は活躍するだろうか?
どうだろう?
開発の工事をしている人たちは、この近くが地元というわけではないだろう。もし災害で被災したとしても、自分の住んでいる地域に戻ろうとするだろう。じゃあ、住んでいる地域の住民が重機を扱えるかというと、どうだろう。そういう人もいるかもしれないけど、地方と比べるとその割合は著しく低くなるのではないかと思う。
重機を動かせる人間は地元の人間ではない。地元の人間は重機を動かせない。
そういう中で、じゃあ瓦礫を退けたり、道を開いたりするのは、一体誰なんだろう?

東京だったらどうなるのだろう?

僕らが生活していく上で様々なライフラインが存在するけど、特に『道路』というのは意識に上らないのではないかと思う。

『この出張所勤務での数カ月で彼があらためて実感していったのは、道路とは空気のように「あって当たり前のもの」であり、通行できなくなるような事態を人々はほとんど想像していない、ということだった』

水道やガスは止まることはありえるし、政府や警察の機能にしたって結構日常的にうまく機能しなくなったりする。でも、確かに考えてみれば、道路が通行できないという状況は、大雪が降るだとか、水道管が破裂しただとか、そういうかなり特殊な状況を思い浮かべないとなかなか受け入れることは難しいかもしれない。

『口で言ってもわかんねえよな―と彼は思った。
何しろモニターであの津波の様子を見たはずの自分ですら、ほんの数キロ先でいままさに起こっているその事態をいまだ現実の光景として受け止められずにいるのだから。
そこで鈴木は一度自分の机に戻ると、モニターの画像をデジタルカメラで撮影して印刷し、規制の解除を待つ人々に一枚ずつ手渡した。
「ほら、見てください。こういう状態なんです。だから、これ以上は本当に先には行けないんです」
このアイデアは功を奏し、写真を見て一様に驚いた彼らは、この場に留まるしかないことを理解したのだった。』

時々、車に轢かれたのだろうなと思われる動物の死骸が道路にあることがある。ああいうのは一体誰が片付けているのだろう?と疑問に思うことはあったのだけど、でもちゃんと考えたことはなかった。国が発注し、地元の建設業者が道のメンテナンスを請け負っているようで、そういう人たちが日夜道路の安全を守ってくれているからこそ、ライフラインとしての道路は維持されているのだ。
そういう事実を普段から意識できていない僕のような人間には、『壊滅した被災地の道路は自衛隊が直した』というイメージをすんなり受け入れてしまうのだ。ちょっと考えてみれば、そんなはずがないことはわかるのに。
東北の人たちにとって、国道45号線というのは、ただ『車を走らせる』ための存在ではない。困難な地形を切り開いていった先人の努力への敬意を含め、国道45号線という存在は彼らにとってもっと大きなものだ。

『国道沿いに町が現れる度に、鈴木は「やはり現道は町並みに溶け込んでいるな」と感じる。
内陸側を通る三陸縦貫自動車道は新しく美しい道路だが、やはりそれはどこか漂白された「バイパス」であり、町と町との交流を促す連絡路であるという印象が強かった、一方でいま走っている国道45号線は「土地にどっぷりと浸かっている道」だ。三陸沿岸の静かな町に暮らす人々が、普段の生活の中でこの二車線の道路を浸かっている。海とともに生きる彼らの生活の匂いは、この国道にも溶け出している。』

実際の啓開作業は、様々な困難を伴う、非常に厳しいものだった。
まず、仕事をやらせる側の強い葛藤がある。それは、現地の建設業者に仕事を依頼する国の職員の葛藤であったり、あるいは、自らも被災し社員も被災者である建設業者の社長の葛藤であったりもする。

『「いつ強い余震があって、また津波がやってくるかもわからない。その状況の中でこう思ったんです」と鈴木は振り返る。
「俺が責任を取ると頑張って言ったところで、警報の発令中に工事を指示し、もし誰か作業員の人が流されて怪我をしたり、亡くなったりしたら責任なんてとれないわけです。私が役所をやめても、命を絶っても何の責任の取り方にもならないわけです」
早朝の打ち合わせのとき、鈴木はそうした思いの中で「責任」という言葉を敢えて使わなかった。』

『彼らはそれぞれの立場で「何があっても責任を誰も取れない作業」をいかにして行えばいいのかと葛藤し、そのなかで必死に答えを出さなければならなかった。
「でも鈴木さん、作業をしろと私からは言えません。何かあっても私には責任が取れないです」
「それは俺も同じです。この作業をいまやれと指示はできない。やれ、と言うことはできないんです。ただ、これから被害を大きくしないためには、誰かがやらなきゃいけない」
だから―と鈴木はもう一度続けた。「一緒にやってくれないか」』

『前日の作業中、ある作業員に強く言われた言葉を彼は思い返した。
「俺にも妻や子供たちがいる。こんな作業をやらせていいんか!?」』

『薄暗くなっても、作業は上野の指示がなければ終わることはない。いまから振り返れば、その選択は少なからず無謀だったかもしれない、と彼は思う』

『「いまから思えば―」と千葉は言う。
「自分の判断でまずはやってしまったほうが良かったのかもしれません。一日でも早く道路が通せれば、社会への貢献度はその方が高かった。当然、立場のある人は聞かれたらすぐに許可は出せません。だからあの被災の現場では、そこにいる自分の判断でやって事後報告でも良かったんじゃないか、そうすればもっと早く道路を作れたんじゃないか、といまでも思うんです」
千葉がそのとき向い合っていたのは―宮古維持出張所の鈴木之がそうであったように―自信の立場をどのように乗り越えればいいのか、という職業的な問いに違いなかった。』

作業に当たるものの命を考慮した葛藤、あるいは、公務員として許可なしで動くことへの葛藤。そういった様々な葛藤と、自分なりの折り合いをつけながら、彼らは次第に、これは誰かがやらなければいけないのだ、そしてその誰かとは自分なんだ、という決意を固めていくことになります。

『国からの事業を受注し道路維持を担ってきた自分たちが、ここで引くわけにはいかない、と思った。』

『早朝、これから被災地へ先遣隊として向かうさん名を選んだ那須の胸にあったのは、叔父に当たる同社の先代の会長が常日頃から繰り返し語っている言葉だった。
「困っている人たちがいるときはとにかく無償で手伝え。それが我々の会社の生き様だ」』

『「その夜に家さ帰ったら、一緒に作業したうちの次男さ、避難している親戚たちの中で『お父さん、俺たちいままでこの仕事やってきて、こんなに感謝されたことはねがった』って言うんです。俺たちはボランティアでこの仕事をやったけど、お金では得難いものを得た、と」』

『県や国の担当者から文句言われたら、うちの名前を出して構わない。その代わり何かあったら、みんな俺のこと守ってけろよ、と重機の鍵は付けっ放しにしたんです』

『うちの息子たちさ、後でこんなことを言ってた。「お父さん、金南てこの際いいっちゃ。それは後から仕事で付いてくるもんだから、いまここで金になんねえからって半分やって投げたら、十二日からこれまで道路抜いてきてやってきたのがぜんぶゼロになるよ」』

想像を超えた災害の現場では、まさに最前線で闘った作業員たちは、やはり想像を超える事態に出くわすことになる。日常の延長線上には想定できないような様々な事態と遭遇しながら、彼ら作業員たちは最優先で道を開くために作業を続けていくことになる。

『瓦礫といっても、それは必ず「誰かの財産」だ。上のたちが作業を進めるとき、現場での時間のロスを少しでもなくすためには、道路上に散らばっているものの扱い方をあらかじめ決めておかなければならない。』

『「生きている人がこの中にいたら…」
そう思うと、どうしても身体が固くなった。』

『作業員や現場監督に対して、アルバムや写真、先祖の位牌などを探して欲しいといった要望が語られ始めるのは、数日経った後のことだった。十二日の時点では、行方不明者の家族を探す人も自宅に残してきた金庫や貴重品を探す人も、一様に虚脱状態にあるように見えた』

『建物にバケットが入れられ、めきめきと音を立てるのを見て、その男性も今度は自らの家の傍を離れなかった。
「申し訳ありません」と上野は必死に頭を下げた。
「ここを通さなければ二次的、三次的被害が出てしまいます。どうかお願いします」
五十嵐はこうしたやり取りを見ながら、作業を止めては再開することを繰り返した』

これだけの災害への対処に経験がある人物はいない、震災直後は国からの直接的な指示は現場には届かない、危険と隣り合わせの状況の中で最優先すべきものを一介の個人が個別に決断しなければならない、そもそも重機を動かすためのガソリンが足りない、そして何よりも、寝ずに作業をしている作業員たちも同じく被災者であるということ。
そういう様々な困難を乗り越えながら、彼らは自発的に道を開き、物資の輸送や病院への搬送などをスムーズにする役目を担ったのだ。

『この津波災害の惨状を見て一様に絶句し、戦慄を覚えながら、一方でそれを「想定外」という言葉で説明しなかったことだ。(中略)そしてもうひとつは、彼らが上部組織の国道事務所からの指示を待つことなく、ほとんど自主的に道路復旧の仕事を始めていることである』

『本当に地元意識で誰からの依頼も受けずに道を作っていたんですね。ここだけではないですよ、気仙沼でも石巻でもほとんどがそうですよ。地元の人は、重機があればどこでも入りました。こういう田舎町ですから、私たちにも気持ちはとてもわかります。でも、実際の作業はかなり大変だったはずですよ』

『それは、国や行政がほとんど把握していなかった―しかし被災地の沿岸部で無数に行われていた―最初の「道路啓開」の動きのひとつだった』

震災後、直後ではないのだけど、機会があって津波被害を受けた被災地を見たことがある。
本当にそれは、ただ「見た」だけだった。
何かを考えたり、感じたりすることが、ほとんど出来なかった。僕が見たのは、「外見からはそこそこ回復しているように見える町」だった。本書を読むまでまったく意識しなかったけど、そう、その時通った道は、ほとんどすべて正常だった。工事している区間もあったけれども、ほとんどすべての道が、普通に通ることができた。そういうことさえも、まったく意識に上らなかった。ただ「見る」ことしか出来なかった。
本書の表紙は、米軍が撮影したという、大槌町吉里吉里周辺の被災直後の写真である。左下からまっすぐ伸びているのが、恐らく国道45号線なのだろう。ある程度啓開が完了した時点でのものなのだろう、車が通れるだけのスペースは確保されている。この写真一枚だけでも、当時の凄まじさが伝わってくるのに、さらにこれは道を開いた後のものなのだ。
そして僕が「見た」道路は、そんな痕跡さえもほとんど伺わせないようなきちんとしたものだった。
震災直後、なんとなく「道は自衛隊が修復したのだ」と思いこんで、それ以上特に考えることはなかった。本書でも、九州から数日間だけ被災地支援にやってきたとある公務員が、震災から間もない頃に道がかなり復旧しているのを見て、自衛隊が頑張ったんだな、と胸のうちで思うシーンがある。震災の現実を、ただ「情報」としてしか受け取っていない僕だけではなくて、実際に被災地に足を踏み入れた人もそう思っていたという事実は、なんとなく僕にとって少しだけ救いではあるのだけど、でも本書を読んで、やはり「知らない」というのは怖いなと改めて思った。
もちろん、すべてを知ることは出来ない。でも、知ろうとする努力はやめてはいけないな、と改めて思う。被災地を「見た」時も、「『自分が何も知らないのだ』という事実」を強く強く思い知らされた。そう、僕は何も知らない。知った気になってはいけないし、でもすべてを知ろうと無謀な努力をしてもいけないのだろう。なんとなく被災地を「見て」僕が感じたことは、『知ること』は『伝えること』なのかもしれない、ということだ。すべての人が現地を見れるわけではないし、個人が受け取る情報は様々に違うだろう。でも、自分が知ったことを、自分が知ったように誰かに伝えることが、『知る』ということの一番強い意味合いなのではないかとなんとなく思う。
はっきり書くと、やはり被災地から遠くに住んでいる僕は、日常生活の中ではもはや東日本大震災はかなり遠いものになってしまった。地震で大きな揺れを感じるとか、被災地を「見る」とかいう経験をすれば思い出すけれど、そうでもなければ、普通に生きている中では、東日本大震災という現実は僕の日常の中に入り込んでこない。だからこそ僕は、東北に行ける機会があるなら積極的に行くし、震災に関連した本は時折でもいいから読もうと思っている。
本書でなくてもいい。なんなら東日本大震災に関することでなくてもいい。あなたにとって大事だと思うことを「知り」、そしてそれを誰かに「伝えること」。そうやって僕達は、何か大きなものと関わっていくべきなのかもしれないな、と思います。東日本大震災の陰で奮闘した人々の記録。是非読んでみてください。

稲泉連「命をつないだ道 東北・国道45号線をゆく」


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2013年の個人的ベストです。

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5位 笹本稜平「遺産
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8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
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11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
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5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
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8位 更科功「化石の分子生物学
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小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
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3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
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7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
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12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
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14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
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18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

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1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

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13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
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