黒夜行

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終わらない歌(宮下奈都)

内容に入ろうと思います。
本書は、高校二年の合唱コンクールを描いた「よろこびの歌」の続編で、「よろこびの歌」から3年後の面々が描かれていきます。

「シオンの娘」
御木本玲は、進むべき道を見失っている。夏休みに一人で行った旅行でも、どこに行けばいいのかわからないでいた。
音大の声楽科に進んだ玲。しかしそこでは、自分は一番ではない。20人ほどのクラスの中でも、一番にはなれないのだ。みんな耳がいい。誰が一番なのか、普段から嫌というほど突きつけられるのだ。そういう中で、自分がもう一番になれないと分かっている中で、どうやって道を見つけ出せる?クラスでも7番程度の歌を、誰が聞きたいと思う?
千夏は、時々うちに泊まりに来る。レッスンやバイトの掛け持ちで、時々終電を逃すのだ。うどん屋の娘で、今はミュージカル女優として日々努力している。真っ直ぐで、強い。それに比べて自分は…。
歌に乗せて伝えたいことなど、あるだろうか?どうしても伝えたいと、思っているだろうか?

「スライダーズ・ミックス」
スポーツトレーナー養成用の講義。「あの頃」の自分には、まさか今こんな講義を受けているなんて、想像もつかないだろう。たぶん、この講義を受けている人はほとんどそうだろう。かつて、輝かしい「あの頃」を持っていたことがある人。
肩を壊して投げられなくなった。中溝早希は、自分が何故その道を進もうとしているのかはっきりとは摑めきれていないまま、スポーツと関わる進路に進もうとしている。
大学本部から離れたところにあるここは、学部もクラブも運動系ばかりだ。だから、知り合いからオーケストラの定演のチケットをもらった時も、恐らく他の大勢の人と同じように早希は興味が持てないでいた。
それが、こんなに心を掴まれるなんて。
早希の目を引いたのは、「スライダー」という言葉だ。スライダーを投げるのは、難しい。どんな曲なんだろう。ただその興味だけでオーケストラを聴きに言ったのだ。
トロンボーンを吹いていたのは、早希が道案内した、雨のような声をした男の人だった。

「バームクーヘン、ふたたび」
マルなんて、つけるんじゃなかった。クラス会なんて、行きたい気分じゃない。目の前のことに忙殺されている。思い出を語り合ったり、懐かしんだりする余裕なんてない。
それでも、結局足を向けることにした。幹事で、2Bの委員長だったひかりが、簡単に近況を話そうなんて言っている。
止めて。人に話せるほど大した近況なんて、ない。
千夏は、オーディションをたくさん受けているようだ。いきなりそんな近況、止めて欲しい。玲は、本を読んでいます、という近況でちょっとした論争を引き起こした。あらかじめの案内で、餞別をあげようということになっていたあやは、悲壮的とも思える決意を胸に東京を離れる決意をしたそうだ。
私は。私の人生には、何がある?

「コスモス」
こんな町の、こんな会社にどうして。
東京生まれの東京育ちです、と自己紹介した新入社員。東條あやという名の20歳そこそこの女の子は、私に異質な印象を残した。
高校を卒業して10年間この会社で働いてきた。町も会社も、別に悪いわけではない。でも、わざわざ東京で生まれ育った人が来るようなところでもない。仕事は一生懸命だけど、どこか浮いている感じもある。ある日ふとした流れで、東條さんのiPodに入ってた曲を聞いた。ほんのさわりだけ。それぐらいしか、関わりがなかった。
子どもの頃の追突事故以来、首が痛い。しくしくと痛む首は、私の気力を奪う。奥野さんと一緒にいても、なんだか気分がはっきりしない。
そんな時、聞こえてきた。カーラジオから、あの曲が。

「Joy to the world」
「育ちがよすぎる」と言われて、千夏は何をどう感じればいいのかわからなくなった。
育ち、なんだろうか。裕福な家に育ったわけでも、子どもの頃から歌や踊りに触れることが出来たわけでもない。何が「よすぎる」のか?千夏には、うまくその言葉を捉え切れない。
オーディションに落ち、千夏と同じく劇団のホープである七緒がその役を取ったと聞かされた。その時に、仁科さんに言われたのだ。
歌える歌が流れて来たら家に帰ろう。歌えない歌だったら実家に。
そう決めて、ウォークマンでシャッフルされた曲を聞く。「Joy to the world」。この曲だけは、今は歌えない。

「終わらない歌」
この話はなんとなく、内容紹介をしないでおこうかなと思います。

というような話です。
いい話でした。読んだ本の内容をすぐさま忘れてしまう僕は、正直前作である「よろこびの歌」の内容を覚えていないんですけど、でも「よろこびの歌」より本書の方が好きかもしれません。覚えていないんでちゃんとした比較はできないんですけど、高校という狭い範囲の中での鬱屈より、社会に出て境界線が一気に拡大した中での戸惑いの方が、宮下さんらしさが存分に発揮されたんじゃないかな、なんて思っています。
彼女たちは、何か目に見えないものに引っ張られている。前からも後ろからも。
前から引っ張られれば、それは自分が期待している以上の力で前へ前へと前進することが出来る。自分にこんな力があったなんてまるで思いもしていなかったような行動をしていることに気づく。
一方で、後ろから引っ張られれば、それは迷い彷徨う自分自身の不安定さをより一層強調することになる。何が自分を後ろ向きに引っ張るのかわからないけど、分からないから止めようもない。後ろに下がりたいわけではない。出来れば自分だって前に進みたい。それでも、体が何故か後退していくのに任せて、諦めとともに自分の存在も否定していくことになる。
この見えない二つの力が、まだ高校を卒業してから2年しか経たない彼女たちを翻弄する。力が釣り合ってその場に留まる人も、後ろ向きの力が強くて後退し続ける人も、前向きの力に後押しされて翼を得たような瞬間を経験できる人もいる。
その変化は、本当に些細なものだ。力の拮抗による停滞は変化を見出しにくいし、翼は一瞬しか生えない。宮下奈都は、そのほんの些細な変化を、余白のある言葉を幾重にも積み重ねることで捉えようとする。余白のある言葉をいくら重ねても、『くっきりとした意味』にはならない。ピンポン玉をいくら積み重ねても直方体にならない、というのと同じようなものだ。しかし、その隙間を存分に残したまま、宮下奈都は情感を、情景を、価値観を、人生を、そしてそれらの変化を描き出して行く。隙間があるから、読者がそこに何か足すだけの余裕もある。どんな人生を歩んで来たかで、宮下奈都の物語は捉え方が変わると思うんだけど、きっとそれはそういうことだろうと思う。
彼女たちは、自分たちの目の前に広がる『真っ白な空白』を様々な形で捉える。ある人はそれを、『何色かで染め上げなくてはならない、無駄に広い空間』と捉える。自分には情熱が足りない、と思っているその人物は、その広大無辺な空白を自分色に染め上げることが出来ないことで、自身の情熱の足りなさを感じとる。
ある人はそれを、『四辺を覆われた檻を打ち破った先の外の世界』と捉える。それまで自分自身を自分自身によって閉じ込めていたその人は、ふとしたきっかけから自分がその檻から出られることを知り、生まれて初めてその『真っ白な空白』を目にした。あまりにも突然のその広さに、彼女は新鮮な戸惑いを感じている。
ある人はそれを、『そのすべてに足跡をつけてみないと気が済まないワクワクするほどの広さ』と捉える。その人は、その広さがたまらなく楽しい。一生の内に足跡をつけきることなどできそうもない広大な広さの中で、その人は無限の可能性を思って身震いする。広さに挫けそうになることもあるし、目印になるものがあまりにもなさすぎて、自分が目指す方角を見失いそうになることもあるけど、それでもその人はその広さの中でどんどん開放されていく自分の存在を楽しんでいる。
面白いのは、誰もが誰かのことを羨んでいるということだ。誰もが、自分以外の人の目の前に広がる『真っ白な空白』を羨む。
正面から見るのと横から見るのとでは、見える景色もまた違う。誰もが、自分の目の前に広がる『真っ白な空白』は正面から見ている。でも、自分以外の誰かの『真っ白な空白』は、横から見ているのだ。そうやって羨ましがっている。自分とは違う。自分は、どうしてこうなんだろう、と。
かつて同じクラスにいたことがある。一緒に同じ歌を歌ったことがある。言ってしまえば、ただそれだけの関係でしかない。高校を卒業しているのだから、お互い同士の関係は少なくなってしまっていることの方が多い。
それでも、誰かのことが気になる。自分とは違った、素敵な人生を歩んでいるんだと妬みたくなる。自分の人生が、世界で一番みすぼらしいものに思えてくる。
でも、お互いにそう思っている。自分とは違ったタイプの人間が輝いて見えるだけのことだ。自分には、その『タイプ』はないんだから、輝いて見えて当然だ。自分の中にある『タイプ』をちゃんと見つめて、それをきちんと伸ばしていけばいい。でも、それは言うほど簡単じゃない。そして、その『簡単ではない感じ』を、宮下奈都はうまくすくい取るのだ。
僕が特に好きな話は、冒頭の二編。「シオンの娘」と「スライダーズ・ミックス」だ。
「シオンの娘」は、実は雑誌に掲載されていたものを昔読んだことがある。雑誌で読んだ時は、正直そのまで良いとは思わなかった。どうして印象が変わったのかよくわからないけど、やはり作品として一つにまとまっていて、他の話との絡みも読むということが、印象を変えたんだろうなとは思う。
御木本玲は、『私は情熱が欲しい』と言う。僕も、それにはもの凄く共感できる。僕にも、情熱がない。大体いつも冷めている。冷めている自分が嫌で、ちょっとでも熱くなろう、熱くなれなくてもちょっと温かくなるぐらいでもいい、なんて思っていた頃もあるけど、でもやっぱりダメみたい。基本的に、僕には情熱がない。
情熱って、ホント何なんだろう?情熱があるように見える人が羨ましい。何が違うんだろう?よく思うけど、でもあんまり考えないようにしてもいる。考えたって、情熱って生まれてこないと思うから。『考える』という行為からとても遠いところにあるのが情熱だと思うから。
『今まで生きてきた分よりもずっと長いこれからを生きていくには、どう考えても私の情熱は足りないだろう』 確かにその通りで、僕もそれが一番怖い。だから、と繋げるのはおかしいかもしれないけど、情熱を節約しながら生きているようなところはある。自分の中の情熱の分量が分かっていて、それでこの先の長い人生を乗り切るには、普段からこれぐらに抑えておかないと辛いかも、みたいな。いや、そんなこと意識して考えたことなんてないけど、なんとなく。
玲は、考えすぎて袋小路に入っている。『もしもあったとしても、たかが私の伝えたいものなど、取るに足らないものではないか。人に届ける必要があるだろうか?そう考えるとわからなくなるのだ』 足りないものを探す、というのは不毛だ。足りないものなんて多すぎるのだ。情熱が足りなくても、伝えたいことが足りなくても、それでも前に進めるのが人間だ。たぶん、そうとでも思わなければ、僕も前に進めなかっただろう。
「スライダーズ・ミックス」でも、早希は『熱くなれない』と言う。でもそれは、玲とはちょっと違う。玲が自身に情熱を感じられないのは、自分がクラスで一番でないことが分かってしまったからだ。そして、クラスの中でさえも一番になれる可能性がないことに気づいてしまったからだ。でも早希の場合は違う。早希の場合は、一番になれる可能性が存分あったからこそ、今熱くなれないのだ。そんな自分をどうにか保つために、早希は『むしろ、早く降りられてよかったのかもしれない』なんて、心にもないことを思うのだ。
この話で秀逸だったのは、早希が心を奪われたようになってしまった演奏をしたトロンボーン奏者の言葉だ。その言葉そのものは引用しないことにする。エースという立場からトレーナーという裏方に回らざるを得なくなった早希に対して、『裏方であること』の意味を混同していると指摘する場面だ。これはとにかく素敵だった。本作中で一番好きな場面かもしれない。
「コスモス」は、とにかく最後の一文が綺麗すぎてびっくりした。もちろん、それまでの流れあってのラストなんだけど。素敵な終わり方だなと思う。
「終わらない歌」も凄く良いと思ったんだけど、なんとなくこれは内容を伏せておく方がいいかなと思ったんで触れないことにします。一点だけ。『◯◯だったらここには来なかった』っていう一文があって、それがとてもいいなと思いました。
少女と呼ぶにはちょっと大人で、大人と呼ぶにはちょっとまだ幼い彼女たちの揺れ動く感じを巧く捉えた作品です。是非読んでみてください。

宮下奈都「終わらない歌」


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8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
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11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
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18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
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コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
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13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

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2011年の個人的ベストです
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11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
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15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
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6位 「もうダマされないための「科学」講義
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