黒夜行

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警察庁長官を撃った男(鹿島圭介)

いやはや、これはとんでもない作品を読んだ。
エリートってのは、こんなにアホなんだろうか?
「昭和の三億円事件」は、後世に残る伝説的な事件になったけど、本書で扱われる事件も、異様な事件として後世にその名を残すことになるだろう。
内容に入ろうと思います。
1995年3月、警察庁長官である国松孝次が、自宅マンション前で狙撃された。国松孝次は、本当に奇跡的に一命を取り留めたが、襲撃者はほんのわずかな時間で致命傷を負わせるだけの十分な技量を持つ人物だった。
その10日前、地下鉄サリン事件が起こっていた。だからこの事件も、間違いなくオウムの仕業だと判断され、その方向で15年間捜査が続けられ、そして「公訴時効送致」という、時効を迎えても犯人を特定できなかったという結末で終わった。
しかしこの事件、「自分がやった」と自供し、裏づけ捜査で容疑性が極めて高いとされた有力な容疑者が存在した。
中村泰、1930年生まれの老スナイパーだ。
中村泰についての話は後述する。
表向きの事件捜査がどう進んだのか。本書ではまずそれが描かれる。
最初の不幸は、特捜本部が公安部主導になったことだ。
当時、オウム真理教絡みの事件捜査で、警視庁捜査一課はまったく身動きの取れない状況だった。拳銃使用による殺人未遂事件ではあるが、刑事部の手には負えない。そこで、公安部主導で捜査が進められることになった。
恐らくこれが、この事件の捜査が呪われたものになる最大の要因だっただろう。
刑事部と公安部では、捜査の手法はまるで違う。刑事部は、物証を元に犯人を追いかけるが、公安部はまず犯人の想定ありきで、その後想定した犯人に関する証拠や自供を集める。
公安部は、オウム真理教の犯行だと断定し、既に逮捕された幹部信者らを含む、可能性のあるあらゆる人物を取り調べたが、しかし一向に何も出てこない。既に96年の8月の時点で、オウム真理教に関する捜査はやりきり、もう何もやれることがない、というところまできていた。
この間、刑事部であれば普通やるはずの周辺の聞き込みや現場からの物証の採取などは、最低限しか行われていない。公安部には、刑事部のようなノウハウはなかったのだ。
96年10月、事態は大きく動く。警視庁に所属する記者クラブに、「現役警官の中にオウム信者がおり、かつ国松長官狙撃を自供している」という衝撃的な内容の投書が送られたのだった。
そしてそれは事実だった。
国松長官狙撃事件で頻繁に名前が挙がるK元巡査長の存在だ。
彼はオウム真理教に深入りした信者であり、捜査情報なども流していたとされる。そのK元巡査長が、「自分が撃ったような記憶がある」と衝撃の告白をしたのだ。警察の屋台骨を揺るがす大スキャンダルだったが、ともかくオウム真理教が主体の事件であるという方向性は間違っていなかったとされ、K元巡査長を事件の中心に据えたシナリオが描かれていくことになる。
しかし、K元巡査長に関する捜査は、まるで進展しない。
拳銃を捨てたと供述した川を浚渫したものの(その量2300トン!)見つからず、供述もコロコロと変わっていく。物証らしい物証も見つからず、K元巡査長を中心に据えたシナリオは、唯一K元巡査長の供述のみが頼りという状況だ。
しかし捜査本部は、暴挙を繰り返すことになる。まったく物証もないまま強制捜査を行い、後に全員釈放されるという失態を犯している。にも関わらずまだK元巡査長に拘り、それ以外の可能性をまったく見ようとしない。
そんな捜査が15年も続けられた結果、結局時効を迎えてこの事件は幕を閉じた。しかしその時効の日の会見も、前代未聞であった。一切証拠もないのに、「オウム真理教の犯行であると強く推察される」と言い放ったのだ。とにかく、オウム真理教の犯行だったと世間に印象づけられればそれでいい、という幕引きであった。
さて、中村泰である。彼は一体どうやって捜査線上に現れたのか。
2002年11月22日、名古屋市内にある銀行の支店で現金輸送車が襲撃され、警備員の奮闘により犯人が取り押さえられたという。その当時、齢72歳であった中村泰である。
この中村、捕まってからというもの一切何も喋られなかった。それもあって、そもそも氏名や生年月日さえ一切不明、というところから捜査は始まったのだった。
しかし、粘り強い捜査を続け、次第に中村について多くのことが分かるようになってきた。
それは、衝撃的なものだった。弟の証言によると、とにかく天才で、家族に内緒で東大を受け合格したという。大学の教授には、「ノーベル賞をもらえるほどの稀有な頭脳の持ち主」と言われたという。東大時代に学生運動に身を投じ、次第に地下に潜っていく中村。世界平和の実現のためには、国を戦争に導く政権首脳を暗殺するしかないという思想を持つようになり、国内におけるテロ活動を模索していくことになる。
その中村が、仲間と共に集めた重火器は、驚くべきものがあった。銀行の貸し金庫に収められていた重火器を見た刑事たちが、そしてアメリカに借りていた貸し倉庫の中身を処分するために中身を見た従業員が、ともに同じ感想を吐く。
「戦争でもおっぱじめるつもりだったのか…?」
しかも後の中村の証言によれば、それでも大半の重火器は処分した後だったというから、実際に集め国内に持ち込んだ量はとんでもない量だったのだろう。
中村のアジトを捜索した刑事たちはそこで、国松長官狙撃事件について報じる大量の新聞記事の切り抜きを発見する。そこで、もしかしたら中村はこの事件に関わっているのではないか、という疑惑が出てきた。
問い詰める捜査官。しかし、中村は意味深な返答しか返さない。
「私は長官狙撃事件については、否定も肯定もしない。」
そう繰り返すばかりで、長官狙撃事件については一切口を開かなかった。
その間も特捜本部の筋書きは、未だにK元巡査長関与による犯行というもので、公安部は中村の存在を一切黙殺した。
事態が動くのは、2004年7月7日。この日特捜本部は、K元巡査長を逮捕するという暴挙に出た。刑事部の一課長はその暴挙が信じられず、捜査員に大阪まで中村を取り調べに行ってくれと言う。
そして、公安部がとんでもない誤認逮捕を仕掛けたと知った中村は、ついに、「犯行直前、犯行現場にいたことを示す”秘密の暴露”」をすることになる。
しかし、犯行を認めたわけではない。
ここからも中村に関する取り調べ・捜査は様々な紆余曲折を経ることになる…。
というような話です。
メチャクチャ面白かったです!
いや、ホントにびっくりしました。こんなこと起こっていいんだな、と思いました。これまで、色んな警察小説や、警察もののノンフィクションを読んできましたけど、その中でも圧倒的に異様で信じがたい事件だなと感じました。
本書を読めば、狙撃犯は中村しかありえない、と誰もが判断することでしょう。いや、『狙撃犯』だったのかどうかは別として、狙撃に関わった人物であることは明白だろうと思います。少なくとも、K元巡査長が関わる、オウム真理教の犯行でないことは明らかだろうと思います。
何よりも、拳銃と銃弾の問題がある。
この事件は何よりも、拳銃と銃弾の事件でした。国松長官狙撃事件で使われた拳銃と銃弾は、過去日本で一度も使われたことがないものでした。それどころか、銃弾に至っては、今ではアメリカでさえほとんど入手困難という代物で、だから初めから拳銃と銃弾の方面から捜査をしていれば、恐らくすぐに中村に辿りつけたことでしょう。実際、捜査の初期からそう主張してきたと語る刑事が最後の方で出てきます。
K元巡査長の供述からは、そんな特殊な拳銃と銃弾をどこから手に入れたのかという話はまったく出てきません。というか、その方面に詳しい人によると、拳銃と銃弾に関するK元巡査長の供述は、明らかに虚偽だと言います。
一方中村は、銃のエキスパートでした。銃に物凄く詳しいことを自慢げに語るような人物で、実際に大量の重火器を日本に持込み、アメリカで射撃の訓練をし、そして事件で使われた拳銃と銃弾の入手ルートを詳細に語りもしました。
それだけではありません。中村の証言には、犯人にしか知り得ない、いわゆる”秘密の暴露”が多数含まれていたわけです。これに関する刑事部の捜査には、頭が下がる思いです。中村が犯行後に乗り捨てた自転車の行方、逃走中にぶつかりそうになった浮浪者の存在、事件直前に撤去されていた鉢植えの存在など、中村の供述のあらゆる細部の裏まできちんと取っているのでした。中村を追う刑事部の捜査班は「中村捜査班」の働きは本当に目覚しいものがある。事件は95年、中村が愛知県警に逮捕されたのが2002年。つまり中村捜査班は、事件から7年後からの捜査スタートとなったわけです。にも関わらず、犯行に使われた拳銃と、共犯とされる男の存在以外の中村に関するほぼあらゆる情報を調べきっていたわけです。
そう、この『犯行に使われた拳銃』と『共犯者』こそが、中村捜査班の最大のネックであり、弱みでした。せめてそのどちらかだけでも提示できれば、オウム真理教の犯行説を唱える公安部のことなんか粉砕できただろうに、そのどちらも結局最後まで提示できず、悔しい思いをします。
さて、オウム真理教犯行説に最後まで傾倒し続ける公安部には、その中心となる人物が出てきます。
米村敏朗。最終的に警視総監にまで上り詰め、最後の最後までK元巡査長に固執し、時効の2ヶ月前に請われて勇退した、公安出身の男だ。
この米村、国松長官狙撃事件のあらゆる場面に顔を出すことになる。
公安部長だった頃は、K巡査長を強制捜査し逮捕するという筋書きを作って後の公安部長に引き継ぎ、自身はその後警察庁外事課長に移っていたためにK元巡査長逮捕絡みの騒動では一切傷がつかなかった。
また、中村がまだ大阪府警察本部に拘置されている時、米村は大阪府警の地位に異動している。その米村は、自ら留置施設のあるフロアまで降り立って中村を覗きにやってきたことがあった。
この米村が、捜査を恣意的に歪め、決定的に誤った方向へと捜査を導き、そして「オウム真理教の犯行であった」という無茶苦茶な印象付けで幕引きを狙った張本人である。もちろん、決して米村だけではない。歴代の公安部長皆が、オウム真理教の犯行だと信じ、結果的に死屍累々の捜査を続けさせることになったのだ。しかし、最終的に警視総監として警察のトップにたったこの米村が、結果的にすべての道筋を決したことには変わりないだろう。
しかし、どうしてこんなアホなシナリオに突き進んでいってしまったのか?
後から冷静になって事件の詳細を読んでいる立場と、リアルタイムで事件と接しその場その場で決断を強いられる立場では見えてくるものもまるで違うというのは分かるのだが、しかしこの国松長官狙撃事件に関しては、刑事部だけではなく、公安部の捜査員の中にも、オウム真理教の犯行ではないのではないか、自分たちは間違った方向に進んでしまっているのではないか、という想いを抱えている人間は多くいたという。
だから、冷静でありさえすれば、決して中村のことを黙殺することはなかっただろうし、どれだけそれまで誤った道を突き進んでいたとしても、軌道修正するべきだっただろう。
しかしそこには、メンツや刑事部と公安部の対立など、組織的な保身が透けて見える結果となった。
本書は、国松長官狙撃事件に関する物語、という点でも非常に面白い。それは、こんな表現をしてしまうのもどうかと思うが、まるでドラマのようであり、「もしここでああだったら…」と思わせるポイントが随所にあるという点で非常に読み応えがある。実際、公安部によるオウム真理教犯行説が最後の最後までこういう形で生き残ったのは、ある種奇跡的なことだと思う。実際の流れの中で、ほんの僅かな違いでオウム真理教犯行説は粉砕されていたはずだ。そういう局面が、何度か訪れる。しかし、悪運が強いのか、彼らの恣意的な捜査は最後まで続けられることになってしまった。そういう、一編の物語として読んでも非常に面白い。
そしてその一方で、「警察とは何か?」「真実とは何か?」ということを考えさせる作品としても、非常に示唆に富む。警察という組織は、トップダウンで、少数のトップが大量の人員に命令をすることで大規模な捜査を可能にしている。その仕組は、多くの事件では有効に働くのだろう。現場の捜査員は足を使い、トップが頭を使うという構造だ。しかしそれは、脆くもある。トップが間違った方向に進めば、現場の人間はそれが明らかな間違いだと分かっていても上からの命令に従わなくてはならない。それが真実を追求する足かせになるようなことがあってはならないと思うのだけど、現実はそうではない。
この事件は、世間的な注目度も高いし、だからこうしてノンフィクションが書かれ世間に知らしめることも出来る。しかし、名も無き人が犠牲になった、名も無き人が起こした事件ではどうだろう?そういう事件でも、本書で描かれているようなことが行われていないなどと、決して誰にも言えないのではないかと思う。
そうやって冤罪が生み出されていく。
僕たちは、警察という組織について、もっと注意深くいなければならないだろうと思う。いつ何時、自分がやってもいない事件で逮捕されるかも分からないのだから。例え真犯人が判明しても、あなたへの疑いは消えず、もしかしたらそのまま罪を着せられるかもしれない。そんなこと、あるはずがない、と思うだろうか。そういう方は、是非本書を読んでみたらいいと思う。
恐ろしく異様な事件だ。とてもではないが現実の話だと信じたくないが、これが現実なのだろう。恐ろしい世の中だと思う。
最後に。中村という人物の個性の強烈さにも、読者は驚かされるだろう。現代の日本に、こんな人間がいるのか、と驚かされるだろう。いや、僕たちの目に見えないだけで、こういう人物はどこかに隠れて、常にチャンスを窺っているのかもしれない。国松長官狙撃事件はともかく(結局裁判が行われていないので、やったかどうか判然としないから)、それ以外の事件を見ても、中村という男への同情の余地はまるでない。しかしだ。しかしその一方で、僕はこんな風にも考えてしまう。中村という男は、確かに歪みきった思想を元に日本の将来のことを真剣に憂えていたが、しかし翻ってじゃあ僕たちはどうだ?ぬるい環境の中で生き、自分の周りの世界だけが安泰であればよく、日本の将来のことなどまるで考えていない大勢の日本人に、少なくとも中村の真剣さを笑う資格があるだろうかと。いやもちろん、人を殺したり人のお金を奪ったりすることをよしとしているわけではありませんからね。
凄い作品だった。これが、つい最近の話というのが信じがたい。異様な展開を見せる驚愕の事件捜査を主軸に、中村という冷静でありながら異常な男の人間性が描かれていく。是非読んでみて下さい。

鹿島圭介「警察庁長官を撃った男」



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感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

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