黒夜行

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情報の呼吸法(津田大介)

内容に入ろうと思います。
本書は、ジャーナリスト(という表現はあんまり好きじゃないみたいなことが書いてあって、後でも触れるつもりだけど、情報によって行動を起こさせる、という意味でメディア・アクティビストと最近は名乗っているよう)であり、特にツイッターでの活躍が注目される著者による、ソーシャルメディア時代における「情報の呼吸法」について書かれた作品です。
本書のテーマを著者はこんな風に書いています。

『本書のテーマを一言で表現すれば、デジタルやネットワーク技術が発達し、かつてないほど大量の情報に溢れかえっているこの日本において「情報」を活かして何か物事を実現するには、情報のインプット(入力)とアウトプット(出力)のバランスを取ることが重要だ、ということになります』

ツイッターなどのソーシャルメディアに関する本ってたくさん出てて、僕は基本的に全然そういう本を読んでないから、あくまで印象での話なんだけど、他の作品とは違う本書の特徴というのは二つあるように思います。
一つは、本書は「空気(情報)を吸うための呼吸法のテクニック」についての話ではない、ということ。もちろんそういうテクニック的な話も出てくるんだけど、それは、津田大介自身が自分はこんな風にツイッターを使っていますよ、と書く場面がほとんど。本書はそういう呼吸の仕方の本ではなくて、『肺に入った空気(情報)って、肺の中でどんな風になるの?』というようなことについて書かれているように僕には思えました。
ツイッターという道具をどう使うか、というのは、もちろん肺に入ってくる空気(情報)の質に変わってくるからとても大事なんだけど、でも本書はそこよりも、そうやって肺に入ってきた空気(情報)は肺の中でこんな風に変化しますよ、シャッフルされますよ、熟成されますよ、というようなことがメインで描かれているように思う。
そしてもう一つは、一つ目とも関わる話なんだけど、肺に入った空気(情報)がどんな風にして肺から出ていくのか(あるいは意識的に出すのか)について書かれているという点だと思います。つまり、取り込んだ酸素(情報)が、肺の中でどんな風に処理され、それが二酸化炭素(行動)としてまた出ていく、その全体の流れにこそソーシャルメディア時代における情報の関わり方の重要なポイントがある。本書はその二点を主眼として、情報との関わり方が一変してしまった現代における「呼吸法」を、著者自身の経験を踏まえて書かれている作品だなと思いました。
さて、僕はちょっと前に、津田大介「動員の革命」という本を読んだ。その際に、佐藤尚之「明日のコミュニケーション」と比較して、「明日の~」はソーシャルメディア初心者向けだけど、「動員の革命」は『ソーシャルメディアの肌感覚がある程度分かっている人』向けだ、というようなことを書いた。
今回は、「動員の革命」と本書を比較してみようと思う。
さっき書いたように、「動員の革命」は、ある程度ソーシャルメディアを使いこなし、前提となる空気感(本書でで言うならば呼吸法)がなんとなく分かっていて、その状態からさらにどんな方向性が存在するのかを知りたいというような人向けだという風に僕は感じました。ソーシャルメディアというものの特性をさらに掘り下げ、現在広まっているソーシャルメディアの使われ方の半歩あるいは一歩先の世界を読者に幻視させるような、そういう内容だったように思いました。
本書は逆で、これからソーシャルメディアと関わっていきたい人、あるいはソーシャルメディアを使っているんだけどどうにもその面白さがわからない人、結構使っては見てるんだけど何も起こらないなぁと思っている人、逆に情報が増えすぎてパンクしそうになっている人。そういう、まだうまいことソーシャルメディアという自転車を乗りこなせていない人に、補助輪を提供してくれるような、そんな作品だと思いました。
僕は本当にさっきも書いたようにソーシャルメディア絡みの本ってほとんど読んでないから他と比較対象とかって出来ないんだけど、ソーシャルメディア初心者だという自覚がある人は、まず本書を読んで色々実践してみて、そしてその後「動員の革命」を読んでソーシャルメディアの可能性の広さを実感してみる、というような読み方をしてみるといいかもしれません。
僕は、あくまで自分の中ではですけど、それなりにソーシャルメディア(ツイッターだけだけど)の肌感覚みたいなものは分かっているつもりです。だからこそ、本書を読んで、自分自身の中で「なるほど!」と思える場面は少なかった。けど、凄いなと思ったのは、津田大介は僕が感覚的にしか理解できていないことをきちんと言語化しているということ。本書は確かに、ソーシャルメディア初心者向けだと思うのだけど、そうではない人向けにも価値があるのは、まさにこの点だと思う。
人から、ツイッターって何が面白いの?と聞かれた時の返答って、ものすごく難しい。
僕自身、ツイッターを始めるまでは、ツイッターなんて何がオモロイんやろ、って思ってた。機能的にどんなものなのかっていう想像は出来たけど、だからなんなんだ、それの何が魅力なんだ、というのは全然分からなかった。やり始めてからしばらくも分からなくて、初めて二ヶ月目にして既に飽き始めていた頃に、僕自身にとってはとんでもなく大きな転機がやってきて、それで今に至る。今は、ツイッターは自分ともの凄く相性がいいと思っているし、やっててよかったなぁと思うんだけど、でもそれを人に伝えるのって凄く難しい。感覚的にしか理解できていないことを、ツイッターをそもそもやっていない人、あるいはやっててもそこまでその魅力に気づけていない人に、言葉で説明するのって本当に難しいと思う。
本書は、多くの人が『肌感覚』としては理解しているけれども言語化したことはないツイッター(がメインだけど、ソーシャルメディア全般)の魅力を文章できちんと説明してくれる。書かれている内容そのものは、自分が肌感覚として持っているものだからそれ自体に対する感動はそこまでないけど、でもそれがきちんと言語化され伝わりやすい形にまとまっているという点が素敵だと思う。
本書の表紙には、

『発信しなければ、得るものはない。』

と書かれている。本書では、ソーシャルメディア時代において一変してしまった『情報』というものについて、どう触れるか、どう関わるか、そしてそれを受けてどう行動するか、というようなことが書かれるのだけど、この『発信しなければ、得るものはない。』というのが、僕個人としてもソーシャルメディアにおける一番重要な点だなと感じています。
本書には、こんな文章もある。

『何よりも、自分がメディアでありたい。そして自分のメディアで自分が伝えたいように伝えたい。』

これは、東日本大震災直後、著者が24時間ツイッターに張り付いて情報拡散をした時のことを回想して書かれている場面のことだけど、この『自分がメディアでありたい』というのは、僕もツイッター初めてからずっと持ち続けてきた感覚でした。これまで色んなツールがあっただろうけど、ツイッターほど『個人による発信』に向いているツールって無いような気がします。
僕はずっと、ツイッターをラジオのように使えればいい、と思ってきました。僕のイメージでは、多くの人がツイッターをコミュニケーションツールとして使っていて、もちろんそれにも強力だしどんどんコミュニケーションした方がいいけど、それよりも僕は、『発信』できることの強さをずっと前から感じています。ラジオのように、というのは、自分がなんらかの情報を発信し、それをフォロワーの人が受け取る。そしてお互いのやり取りは、リクエスト葉書とそれの読み上げというような小さな形になる。僕にとってはそういう使い方が凄く合っていて、フェイスブックとか他のソーシャルメディアは全然手を出してないからこれもイメージだけど、フェイスブックなんかは、元々知り合いの人がさらに深まっていく、というような、イメージとしてはテレビ電話みたいな感じがする。そうじゃなくて、使い方はそれぞれ自由なんだけど、でもラジオ的にも使えるツイッターが、僕にとっては凄く相性がいいなぁ、という感じがしています。

『昔は「情報選び」とは「媒体選び」でした。朝日新聞を取るのか読売新聞を取るのか。どの雑誌を買い、どのチャンネルを見るのか。しかしソーシャルメディアの時代になって、それは「人選び」に大きく変わりました。人をどう選ぶのかによって入手できる情報に大きな違いが出るようになりました。』

こういう話も、ラジオ的ですよね。マスに向かって放送されるテレビと違って、ラジオって基本的に、狭くてもいいからこの話を聞きたい人が集まってくれば、というようなメディアだと思います。ツイッターでフォローする人を選ぶのはラジオのチャンネルを合わせるみたいだし、僕自身は、僕の発信している情報を聞きたいと思ってくれて僕にチャンネルを合わせてくれる人が少しでもいてくれたらいいなぁ、なんていつも思っています。以前、小林弘人「新世紀メディア論」を読んだ時に、「だれでもメディア」ってフレーズが出てきて印象に残ってるんだけど、その本が書かれた当時よりもさらに状況が変化していて加速しているなという感じがしました。
ツイッターの面白さには、誤配力がある、と著者は書きます。

『しかしネットが検索の世界になってからというもの、自分の好きなものだけを摂取するような行動パターンが普及して、誤配の度合いは縮減されました。
個人的には、そのツイッターの「誤配力」に情報格差を埋めるためのヒントがあるような気がしています。』

「誤配力」は、情報選びが「媒体」ではなく「人」を選ぶようになることで起こる。興味の近い人がいても、完全に重なるわけではない。その人が発信する情報には、今の自分には関心がない情報も混じってくる(誤配)。そしてそれが、情報の幅や世界を広げることになる、という話。
これはまさにそうで、ラジオの例でまた説明すれば、自分が聞いているラジオでDJが、今日はこっちのラジオが面白いからここでも流しちゃいますねと言ってまったく別の番組を流す、みたいなものでしょうか。そうやって少しずつ誤配が重なっていくことで、それまで興味のなかった分野について関心が広がったりする。そういう効果は確かにツイッターは強力で、僕も凄く面白いと思う。

『これから求められるのは、情報と情報を結びつける、この人とあの人を結びつける、もしくは、こういう情報が眠っているから、あの人に話をつけると早くなるだろうなという有機的なつながりを見つけていく方法論だと思います。』

この部分を読んで僕は、山本弘「詩羽のいる街」という小説を思い出した。詩羽は、お金も家も持たないで生活している。ある小さな街を拠点とし、その中で人と人を結びつけることで、お金以外のリターンを得ることで生活しているのだ。例えば、あるスーパーで賞味期限が切れそうな野菜の処分に困っているオーナーがいる。エコをベースにした飲食店を立ち上げたいと思っている人がいる。小さな畑を耕して趣味で農業をしている人がいる。この人達を結びつけて、期限が切れそうな野菜を格安でエコ的な飲食店に卸し、そこでも使い切れなかった分は肥料にして農業をやっている人にあげる。そこで収穫された野菜がスーパーに並ぶ、というような循環を詩羽は生み出します。そういう貢献を続けていくことで、家もお金も持たずに生活をしている詩羽の活躍を描く連作短編集なんだけど、まさにここで津田大介が描いているのは、詩羽のやっていることとまったく同じことだなと思いました。詩羽の方がリアルの世界でそれをやっている、という点で物凄い荒業ですけど、でもソーシャルメディア上ではそれはそこまで難しいわけではない。気軽にRTするだけで、あるいはちょっと質問したりすることで、なんとなく誰かに紹介したりすることで、その連鎖が続いていくことがある。そういう力を、確かに僕は「詩羽のいる街」を読んで感じたのだけど、それとソーシャルメディアを結びつけて考えはしなかったので(僕が「詩羽のいる街」を読んで感じたのは、これからの地方での生き方として、こういう発想って凄く大事なんではないか、ということ)、本書を読んでそれが結びついて、おー!という感じになりました。
さて、僕は書店員なので、本に限らないのだけど、本書の中で本に触れられている部分があるので、それについて最後に書きましょう。
本書では、『オフラインの情報の価値が相対的に高まる』と書かれています。

『インターネットの発達によって大量の情報が無料化しました。そのことは「その人しか持っていない情報」や「本でしか読めない情報」など、「オフライン」でしか得られない情報の価値を相対的に高めています。ネットの情報は放っておいても大量に入ってきますが、むしろ重視すべきはオフラインでしかアクセスできないオリジナルな情報なのです。』

『きわめてオーソドックスなのですが、書籍も重視すべきオフラインの情報です。雑誌はなくなるけれど書籍はなくならない、というのが僕の見立てです。本の情報はひとつのテーマで圧縮されています。推敲される分、情報の密度も高い。だから本を読むとネットよりもはるかに自分の考えを発展させることができます。』

そして、「一度読んだ後の検索生を高めるというニーズ」のために、電子書籍の発展が望ましいと書いているのだけど、電子書籍がなくたってツイッターなどのメディアで十分情報の共有が出来る、という感じで続きます。
孫正義は、何十年後かには本というパッケージは完全になくなるみたいなことを言っているようだし、この本界隈の話題は様々な未来予測に溢れているけど、まあそれは、ベータとVHSの攻防が予想もつかなかったように、今どうなると判断できるものでもないんだろうという感じはします。とはいえ、こうやって「書籍はなくならない」なんて思ってくれる人がいるってのは、書店員としては嬉しいものですね。まあ、雑誌がなくなった世界で、書籍を売るだけで書店が存続できるか、という問題はあるんだけど、著者も『書籍』はなくならないけど『書店』がなくならないとは言ってないわけで、書店もどうなりますかねぇ。
ソーシャルメディアに関して初心者だという自覚がある人にとっては、情報にどう触れそれをどう行動に変換するかが分かりやすく描かれる作品であり、ある程度ソーシャルメディアにコミットしている人にとっては、肌感覚としては理解できているソーシャルメディアの様々な事柄を言語化して表現してくれるという点で読み応えのある作品だと思います。『発信しなければ、得るものはない。』という表紙のコピーは、まさにその通りだなという感じがします。是非読んでみてください。

津田大介「情報の呼吸法」



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6/14のプロ野球関連の件を前振りに、@yonda4 4255006210[情報の呼吸法] 津田大介

まずは、昨日のプロ野球のセ・パ交流戦は水曜日に雨天中止となった試合の振替の1試合。 【6月14日のセ・パ交流戦】 ◇ロッテ3―1DeNA(QVCマリン)  ロッテが5連敗を免れた

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