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君たちはどう生きるか(吉野源三郎)





内容に入ろうと思います。
本書の主人公は、15歳の「コペル君」だ。コペル君、というのは当然あだ名で、本名を本田潤一という。何故コペル君という名前になったのかについては、作中で詳しい説明があるのでそっちを読んでもらうのがいいでしょう。
コペル君は、比較的裕福な家に育ち、特に不自由を感じることなく育ったのだけど、ちょっと前に父親を亡くし、今は母とお手伝いさんらの四人暮らし。そしてそんなコペル君にとって、父親的な存在であるのが叔父さんだ。本書は、この叔父さんがコペル君を見守り、ささやかに導き、その結果として、コペル君がどのように成長していくのか、それを追う物語です。
コペル君には、小学校時代からの友人である水谷くんというと、中学で仲良くなった北見君という、特に親しい友人がいました。北見君と仲良くなったのは、「油揚事件」とコペル君が呼んでいる印象的な出来事があったからで、それをきっかけにして浦川君とも仲良くなりました。
物語は、彼ら四人を中心とした学校や学校外での様々な出来事の中で、それぞれの個性がはっきりとあらわれる出来事や、皆で連帯しなくてはと思わせる出来事が起こり、そしてその度毎にコペル君は『新しい何か』を深く考え、そういう経験がコペル君を人間として大きくしていきます。
コペル君は聡明であるし、そしてかつ真っ直ぐでもある。周りの意見に流されることなく自分の頭で考えることができるし、誰かのためになることを率先して行うことが出来る。また、誰かの素晴らしい行いを手放しで賞賛することが出来る。そういう、中学生らしからぬ大人びた子どもなのだけど、でもやっぱり、あらゆることについてそういられるわけではない。コペル君でも、自分がしてしまった行動について思い悩み、心をかき乱され、思考が散り散りになってしまうこともある。そうやって、少しずつ大人になっていく。
そして、そんなコペル君を丁寧に見守る叔父さんの姿がある。叔父さんは、しばらくの間コペル君には見せないのだけど、コペル君に何かある度に、コペル君に向けた言葉をノートに綴っている。それが、実に素晴らしいのだ。叔父さんは、子どもだからと言って、思考の手を緩めることはしない。中学生には難しいかもしれない話でも、コペル君の理解力を信頼して、そのノートに綴っていく。それは、子どもがごく普通に生きている限りにおいてはなかなか思いつくことのない視点であって、そしてそれは、この作品が生み出されて70年後の僕らにとっても、鮮度を保ったまま届く。
コペル君の周囲の、非常に小さな世界を中心に巻き起こる小さな出来事をベースに、叔父さんの類まれなる視点が、それらを豊かな教訓へと変えていく。まさに、「コペル君はこんな風に素晴らしく生きている。では、君たちはどう生きるか?」と問いかけられているような作品で、背筋が伸びる。
これは素晴らしい作品だったなぁ!とある出版社の営業さんに勧められて、どんな本なのかもよく知らないままで読み始めたんだけど、凄く良かった。この本そのものが『父親』のようであり、『本物の教師』のようでもあると思いました。もの凄く大きなてのひらに包まれているような、世界にそっと受け止められているような、そういう暖かい安心感がにじみ出てくるような作品で、凄くよかったです。
今の僕はこの作品を、中高生なんかに読んで欲しいなぁ、なんて思ったりするんですけど、でも視点を入れ替えてみて、もし自分が中高生だった頃にこの作品を読んだらどう感じたかなぁ、なんて考えてみると、「けっ!」みたいな感じに思ったかもしれないなぁ、なんて思ったりもします。中高生の頃ってとかく、本書で描かれているような『真っ直ぐさ』みたいなものを、直視出来なかったりするお年ごろですからね。「はいはい、なんか素敵なこと仰ってますね!」なんて感想を抱いて終わっちゃったかもなぁ、なんて想像をしてみたりします。本書はまさに、子ども時代に読むと新しい視点が開けてくるだろう作品だと思うんだけど、この本の良さに感動出来るのは、自分が大人だからかもしれないな、なんて思ったりしました。
というのも、本書で描かれている事柄の大事さみたいなものって、大人になるにつれて、自分の経験として少しずつではあるけど認識できていくんだと思うんですね。残念ながら、生まれた環境や育ってきた環境などによって、それを自身の経験として認識できない人も出てくるわけで、大人になる過程でそういう分断みたいなものはある。だから子どもにこの本を読んでもらって、自分で経験できない可能性がある子どもにも、本書で描かれているような事柄について知ってほしい、なんて思ってしまうのだけど、でもやっぱり子どもにとっては、本書で描かれているような事柄の大事さって、まだなかなか自分の経験としては手に入れられていないもので、だからこそ実感するのって難しいかもって思うんですね。コペル君は、その歳にして、自分の経験として様々なことを体験するし、そしてそれを叔父さんという素晴らしい教師がさらに深めてくれるのだけど、なかなかそういう環境にいられる人は多くない。特に子どもは、自分が経験できていない事柄について思いも巡らせることってなかなか難しいだろうから、そういう意味で、ただ本書をポンと渡して読ませたところで、子どもにはなかなか届きにくいかもしれないなぁ、なんて考えてしまいました。
そんなことを考えたきっかけはちゃんとあって、バイト先のスタッフで、この作品を中学時代に読まされた(校長の推薦図書ということで、全校生徒が読まなければいけなかったらしい)って人がいるんだけど、特にどうという感想も持たなかったみたいな話を聞いたからでした。まあ確かに、道徳とか倫理とか、そういう『真っ直ぐとしたこと』や『きちんとしたこと』に漠然と嫌悪感を抱きがちな年頃の子どもにとっては、きっとムズムズするような作品なんだろうなぁ、という感じもします。しかも、読まされて読んだところで、なかなか頭に染みこんでくる作品でもないのかもしれないなぁ、と。
本書を読んで、この作品を是非とも子どもに読んで欲しいなと思うのだけど、でもやっぱりこれは、子ども自らが自分の意思で読みたいと思って、その内容を受け入れる態勢で読まないと、なかなか吸収はされないのだろうな、という気がします。そういう風に子どもが本書を手にとって読んでくれるような環境をどんな風にしたら作れるのか、なかなか難しいような気がするけど、普段本を読んでて、これは子どもに読んで欲しい!と思える作品にはそう出会えないんで、ウダウダとかいてみました。
さて先に、本書がどんな経緯で出版されたのか、という話を書いてみます。一応、本書の内容と関わる部分でもあるので。
本書は、山本有三が1935年から刊行をスタートした『日本少国民文庫 全16巻』(新潮社)の最終巻として、1937年7月に発売されました。
その当時は、満州事変から中日事変へと移り、日中戦争が始まった頃でした。そんな中で山本有三は、次世代を担う少年少女たちを時勢の影響から守りたいと考え、この『日本少国民文庫』の刊行を計画したのでした。
その計画を山本有三は、本書の著者である吉野源三郎に相談し、数多くの打ち合わせを重ねました。その中で、最終巻の「君たちはどう生きるか」では倫理を扱うことに決まり、最後を飾る一冊は山本有三が筆を取る形でいたのだけど、ちょうど山本有三が重い目の病気に罹り、それで吉野源三郎が山本有三の代わりに「君たちはどう生きるか」を書くことになった、というのです。
僕は吉野源三郎って人が何をした人なのかさっぱり知らないのだけど(本書にも、どうも著者略歴みたいなものが書かれてないんだよなぁ)、恐らく小説家ではないのだろうと思います。本書でも、「文学についてはまったく素人でした」と書いています。
だからでしょうか。僕は、いわゆる古典と言われるような、昔の作家が書いた作品というのが本当に苦手で、読むのに凄く苦労するのですけど、本書は1937年に書かれたとは思えないほど(まあ、幾度かの改訂はあったとのことですけど)平易で読みやすい文章で書かれていて、僕でもスイスイ読めました。古典作品に苦手意識のある人にも読んで欲しい作品です。
僕は本書は、『子ども向けの内田樹だ』と思いました。ここでの『子ども向け』というのは、『子どものサイズにピッタリ適切なサイズである』という意味で、大人が内田樹の作品を読んで新しい視点を知らされたり、知的興奮を得たりするのと同じようなことを、本書は子ども向けにやっている、とそんな風に感じました。
僕はそこまで内田樹の熱心な読者というわけではないのだけど、内田樹の作品を読むと、難しい事柄をすっきりとまとめてシンプルに表現したり、あるいは無関係だと思っていた概念を結びつけたり、あるいはそれまで意識したこともなかった新しい視点を提示されたりと、ごく普通に生きて大人になってきた人間はなかなか考えてこなかっただろう事柄をズバッと示されるので、僕個人は内田樹の作品を読むと凄く啓蒙されたような気になります。本書は、先程書いたような感じで適切な形で子どもの手に渡りさえすれば、読んだ子どもはものすごく啓蒙されるのではないか、という感じがします。大人の僕でさえ、なるほど!と思わされるような事柄が実にシンプルに説明されていて、素晴らしいと思います。
そしてその啓蒙は、コペル君の悩みや思考からも得られるのだけど、やはりなんと言っても、叔父さんがノートに書く文章から強く得られます。
いくつか叔父さんのノートの中から、僕が感心した文章を抜き出したいと思います。

『もしも君が、学校でこう教えられ、世間でもそれが立派なこととして通っているからといって、ただそれだけで、いわれたとおりに行動し、教えられたとおりに生きていゆこうとするならば、―コペル君、いいか、―それじゃあ、君はいつまでたっても一人前の人間になれないんだ』

『世間には、他人の眼に立派に見えるように、見えるようにと振舞っている人が、ずいぶんある。そういう人は、自分がひとの眼にどう映るかということを一番気にするようになって、本当の自分、ありのままの自分がどんなものかということを、つい、お留守にしてしまうものだ、僕は、君にそんな人になってもらいたくないと思う。』

『だからねえ、コペル君。あたりまえのことというのが曲者なんだよ。わかりきったことのように考え、それで通っていることを、どこまでも追っかけて考えてゆくと、もうわかりきったことだなんて、言っていられないようなことにぶつかるんだね』

『僕たちも、人間であるからには、たとえ貧しくともそのために自分をつまらない人間と考えたりしないように、―また、たとえ豊かな暮らしをしたからといって、それで自分を何か偉いもののように考えたりしないように、いつでも、自分の人間としての値打にしっかりと目をつけて生きてゆかなければいけない。貧しいことに引け目を感じるようなうちは、まだまだ人間としてダメなんだ。』

『同じように、心に感じる苦しみやつらさは人間が人間として正常な状態にいないことから生じて、そのことを僕たちに知らせてくれるものだ。そして僕たちは、その苦痛のおかげで、人間が本来どういうものであるべきかということを、しっかりと心に捕えることができる。』

他にもまだまだ素晴らしい言葉は一杯あるんだけど、あんまり引用しすぎるのもよろしくないかもだからこれぐらいで。
どうだろう。決して難しい言葉は使っていないし、中学生であるコペル君でも理解できる範囲のことだろう。でも、それを自分自身の内側の思考として自ら捕えたことがあるかと聞かれれば、Yesと答えられる大人はそう多くはないのではないだろうか。世の中を凄くシンプルに捉えて、でもそのシンプルさは決して『当たり前のもの』ではない。そういう、僕たちが普段する思考の狭間にあるようなものを叔父さんはうまく引っ張りあげてきて、コペル君でもわかるような言葉に変換してくれる。
子どもの頃、大人が口にする言葉って、すげぇうそ臭いよなぁ、って思ってて、そういう大人になりたくないよなぁ、って思ってた。教師の言葉も親の言葉も、「あなたのため」と言いながら、結局のところ「自分のため」でしかない言葉に塗れていたよなぁ、と当時から思っていた(もちろん、この教師は凄いな、って人にも出会っているけれども)。本書の叔父さんのような、嘘もごまかしもないような、本当に相手のためを思って言ってくれる大人がいたら素敵だったのになぁ、なんて思ってしまいました。
なんか、具体的な内容にはほとんど触れないで感想を書き終わることになりそうだけど、この作品は本当に素晴らしいと思いました。個人的には、子どもに是非とも読んで欲しい作品なんだけど、前述した通り、本書を読んで子どもが書かれていることを素直に吸収することは、なかなか難しかったりするのかもしれません。だから本書は、親や教師が読むといいのかもしれません。子どもに伝えたいことがあるのだけど、どんな風にそれを伝えたら響くのかわからない、という大人は結構いるのではないかと思います。本書の叔父さんの視点や眼差しは、その手助けになるのではないかなと感じました。是非是非読んでみてください!

吉野源三郎「君たちはどう生きるか」



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