黒夜行

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理系の子 高校生科学オリンピックの青春(ジュディ・ダットン)

内容に入ろうと思います。
本書は、アメリカで開催されている「サイエンス・フェア」と、それに情熱を傾ける少年少女たちを描いた作品です。
「サイエンス・フェア」というのは、州ごとや、もっと小さな単位でも開かれている、主に高校生を対象とした「科学の研究成果の発表の場」です。賞金や奨学金も設定され、地区毎の「サイエンス・フェア」を勝ち抜くと、どんどん上のレベルの「サイエンス・フェア」への参加資格を得ることが出来る。
そしてその中でも最も最大最高のものは、「サイエンス・フェアのスーパーボール」と呼ばれる「インテル国債学生科学フェア(通称インテルISEF)」です。本作では主に、2009年のインテルISEFについて描かれます。
このインテルISEFは、恐ろしくレベルが高い。それは、賞金総額だけ見てもわかるはずだ。インテルISEFの賞金総額は400万ドル以上、日本円にして3億円以上である。本書の冒頭では、インテルISEFについてこんな風に書かれている。

『「何年ものあいだ、科学者の頭をなやませていた問題を高校生が解決しているのです」』

『「サイエンス・フェアで発表される研究は、大学院や博士課程の水準を上まわるものが多いのです」』

後で詳しく書くけど、本書では、凄い素材を開発し特許を五つ取得、年間で1200万ドルの売上を見込める会社を設立した高校生や、14歳にして核融合炉を作ってしまった少年、巨大企業デュポン社に挑戦しFBIから監視されるようになった少女など、ぶっ飛んだ人たちが描かれる。
先に書いておくと、本書は、難しい科学の本ではない。科学的な話はほぼ出てこないと言っていい。本書は、少年少女たちの生い立ちや、何故研究を始めようと思ったのか、研究に関わる苦労や挫折など、『人』が描かれる作品です。「理系の子」というタイトルにたじろがずに是非読んで欲しい作品です。
本書では、インテルISEF2009に参加した6人の少年少女と、インテルISEFの歴史の中で伝説になっている5人の少年少女が取り上げられ、またインテルISEF2009の様子を描く三つの章と、2011年にインテルISEFに参加し米国地質研究所賞をもらった日本の少女の寄稿が収録されている。

「核にとり憑かれた少年」
子供の頃から、何故か放射性物質にとり憑かれていたテイラーは、自宅の裏庭で原子炉を作ろうとして危うく爆発させそうになってしまったデイヴィッド・ハーンという少年の話を知り、自分でも原子炉を作ることを決意。非常に運良く、ビルという「師匠」に出会うことが出来たテイラーは、14歳にしてインテルISEF2009への参加資格を手に入れる。

「ゴミ捨て場の天才」
アリゾナ州、ナヴォホ族保護特別保留地に住むギャレットは、家族と共に非常に貧しい生活をしていた。トレーラー・ハウスで生活する彼らは、冬の寒さが辛く、それをどうにかしようとギャレットは、廃材だけを使って、太陽エネルギーで空気を温め、またお湯を沸かす装置を作り出してしまった。13歳の、しかもきちんとした教育を受けているわけではない少数民族の少年は、インテルISEF2009へのキップを手にする。

「わたしがハンセン病に?」
BBと呼ばれているエリザベスは、ある日ハンセン病と診断された。え?私が?あの聖書で、恐ろしい姿として描かれているハンセン病に?ここでBBは絶望してもおかしくなかった。しかしBBは、立ち上がった。ハンセン病が、今ではまるで恐れるに足りない病気だと知ると、ハンセン病を自ら告白、全然大した病気ではないと自ら広告塔になることにした。ハンセン病の研究で、インテルISEF2009のキップを手にする。

「鉄格子の向こうの星」
イーグル・ポイント・スクールは、学校ではない。少年矯正施設だ。ここに科学教師として赴任したケン・ジーグラーという教師が、奇跡を起こす。この少年矯正施設から、サイエンス・フェアで奨学金を手にした者、またインテルISEFへのキップを手にした者を育てたのだ。
彼らと接するには様々な困難があった。しかしケンは、それを一つずつ乗り越えていった。少年たちと向き合い、研究の良さを身をもって分かってもらう。

「ホース・セラピー」
キャトリンは、病身の父に馬の世話を教わって以来、馬の調教で周囲に名前を知られることになった。どんな暴れ馬でも、キャトリンの手に掛かるとおとなしくなるのだ。キャトリンは、母親の女の子らしく育って欲しいという願いとは裏腹に、父親の後をくっついて馬の世話をする少女になった。そしてある時彼女は、馬をセラピーに使えるんじゃないか、と思いつき、様々なデータを集めることになる。父親の治療費がかさむ家では、インテルISEF2009で奨学金を手に入れることが、唯一キャトリンが大学に行ける可能性を切り開く。

「デュポンに挑戦した少女」
カメ好き一家で育ったケリードラは、デュポンの街に暮らしていた。街の住民は皆デュポンで働いていた。
ある時ケリードラは、デュポン社がPFOAという発ガン性物質を垂れ流していると知り、それをどうやったら除去できるのか研究を始めた。デュポンの街では、その研究は皆を脅かすことになった。しまいには彼女の元には、FBIの捜査官がやってきた。
地元のサイエンス・フェアが撤退することを知り、諦めきらなかったケリードラは、自ら奔走し、サイエンス・フェアの開催にこぎつけてしまう。

「もはやこれまで」
両親が離婚し、なかなか辛い環境の中で育ってきたセイラは、ある種人間不信に陥っていた。インテルISEFを目指すために一人で研究をしようとしていたセイラに、担当教師は共同研究を勧める。家が貧しく、奨学金を獲得しないと大学に行けないセイラには、ライバルの多い個人の部ではなく、共同研究の部の方がいいと判断したのだ。
しかし、人間不信の激しいセイラには、誰かと共同でことを進めていくことは困難だった。それを乗り越え、彼女はインテルISEFへと進む。

「手袋ボーイ」
手袋ボーイと呼ばれる、インテルISEFで伝説になった少年がいる。ライアンだ。ライアンは、2歳のクリスマスのプレゼントに延長コードを欲しがった。5歳の時に、家の配線を一人でやってのけた。電気に、何故か異様にとり憑かれていたのだ。
ライアンにとって幸運だったのは、ジョンという引退した物理学者と知り合うことが出来たことだ。二人は半世紀近い歳の差があったが、すぐに親友になった。
科学オタクで周囲に打ち解けられなかったライアンは、ある時見かけた聴覚障害者の様子を見て、ある手袋を開発した。その手袋で彼はその年のあらゆるサイエンス・フェアの賞を総なめにし、<セブンティーン>誌は、ライアンをその夏最高の男の子の一人に選んだ。

「イライザと蜂」
2歳からモデルとしてデビューしたイライザは、その後女優としても活躍していくことになる。高校で、仕方なく実験の授業を取らなくてはならなくなったのだが、これがイライザの運命を変えた。ミスターBという、生徒から絶大なる人気のある科学教師が、イライザの能力を引き出したのだ。イライザは、ミツバチが何故か減少してしまう「蜂群崩壊症候群(CCD)」というテーマを見つけ、それでインテルISEFのキップを手にする。

「ロリーナの声に耳を傾けて」
ケイラには、ロリーナという自閉症の従姉妹がいた。ロリーナはある時まで、アルファベットは「L」しか覚えられなかったのだけど、ピアノとアルファベットを組み合わせる学習プログラムをケイラは開発し、それが驚くほど効果をもたらした。その研究でインテルISEFへの切符を手にし、ケイラのプログラムは様々な場で採用されている。

「第二のビル・ゲイツ」
裕福な両親の元で問題なく育ったフィリップは、9.11を境に環境が大きく変わった。両親が都会の家を引き払い、農場に引っ越すというのだ。フィリップは結果的に学校に通わなくなり、母親の元で自宅学習をすることになった。
14歳の時、カーボンナノチューブは溶解可能かという化学上の大問題に取り組もうとしていた研究者に、フィリップは加わった。フィリップはカーボンナノチューブに関する文献を読みあさり、結果彼は自分である装置を自作した。それが、カーボンナノチューブが溶解可能であるという発見に大きな成果をもたらした。フィリップは高校生にして会社も設立、インテルISEFでは超有名人だ。

「世界最大のサイエンスフェア」
「そして、優勝は…」
「祭りの終わり」
ここでは、インテルISEF2009の当日の様子が描写される。

「特別寄稿 サイエンス・フェアが教えてくれたこと」
インテルISEF2011で賞を受賞した千葉県立千葉高等学校二年の田中里桜さんによる、有孔虫を使った古環境解析の研究とインテルISEF2011の様子を描いた特別寄稿。

という内容です。
いや、ホント素晴らしい作品でした。先程も書いたけどこの作品は、難しい科学の話じゃない。インテルISEFというのがどんな場で、そこにどんな少年少女が集うのか、彼らはどんな風に生きてきたのかということを描く、『人』に焦点が当てられた作品です。
個別の話もとにかく滅法面白くて、それぞれについて色々書きたくなってしまうけど、そんな時間もないのでそれは最小限にします。
本書を読んで痛感するのは、

『大事なのは環境ではない』

ということです。
サイエンス・フェアなんて聞くと、ちゃんとした高校に通っている、学校に師匠となる存在がいる、ある程度裕福で欲しい物がそれなりに手に入る、など、結構恵まれた条件が揃ってないと無理でしょ、なんて思ってしまうだろう。確かに本書にも、色んな形で恵まれている少年少女も描かれる。でも彼らにしたって、すべてに恵まれていたわけではない。みな、満足とは言いがたい環境の中で、それでも自分の持てる力を出しきってサイエンス・フェアに挑むのだ。
むしろ、足りないものがあるからこそ奮闘できるという部分もあるかもしれない。特にそれは、貧しさと直結している。
アメリカの教育関係に詳しいわけではないけど、アメリカでは日本と同じく、一度落ちこぼれてしまうとなかなか這い上がれないし、貧しさから教育を受けられないとやはり上には行けない。サイエンス・フェアは、そういう人たちを引き上げる装置として、実に有効に機能している。サイエンス・フェアで賞を取れば、賞金も魅力的だが、何よりも奨学金が得られるのが大きい。どれだけ貧しくても、自分の力を精一杯表現できれば、たとえ賞を取れなくても、大学に行く可能性は開ける。
環境という点で、やはり本書の中で突出しているのは、ナヴォホ族のギャレットと、イーグル・ポイント・スクールという少年矯正施設だろう。
ギャレットには、教育もお金も師匠も何もなかった。彼にあったのは、生活に対する必死さだ。貧しいだけではなく、妹の体が弱く、ギャレットはそれをどうにかしたいと考えた。車のラジエーターを使って太陽エネルギーを熱源に変換するというアイデアは独創的で、これを生み出したギャレットの人生は大きく変化することになる。
少年矯正施設での話も印象的だ。例えば少年矯正施設内では、ハサミの使用が禁じられている。他にも、普通の環境と比べて出来ないことは山ほどあるだろう。そういう中でも、研究を続けることが出来る。もちろん、ケンという偉大な師匠がいたからこそでもあるが、決してそれだけではここまでの偉業は成し遂げられなかっただろう。
僕は、アメリカにこういうサイエンス・フェアがあるということは知らなかったけど、これは本当に凄くいいと思う。日本でもあればいいのに、と思ったら、巻末にアドレスが載ってたからちょっと写しておこうと思う。

日本でのインテルISEF提携フェア

日本学生科学賞 http://event.yomiuri.co.jp/jssa/

高校生科学技術チャレンジ(JSEC) http://www.asahi.com/shimbun/jsec/

こういうのは、もっと広く知られたらいいなぁと思います。
作中でいいなぁと思った文章を幾つか抜書きします。

『こうした人たちは、自らすすんで疑う気持ちを捨てた。そして、機会さえ与えれば子供は驚くべきことを成し遂げると信じたのである』

『わたしがキャトリンから教わったのは、似j地上生活をじっくりと見つめるだけで、トップレベルの研究テーマを思いつくこともあるという事実だ。おや、ここになにかあるかもしれない、というわけである。』

『「科学というのは、白衣を着て、まわりくどい言い回しを駆使することではないんです。わたしにとって科学とは、研究をし、それをほんとうに必要としている人に届けることです」』

『子供たちには、やりたいからやるという姿勢が必要なのだ。そうでなければ、努力を未来へつねげていく活力をそのうち失ってしまうだろう。』

本書は、「理系の子」たちの話であるのと同時に、「理系の子」を育てる親たちの話だ。彼らの教育方針が共通しているわけではない。ある親は研究に不快感を示し、ある親は研究にビクビクし、ある親は自由にやらせ、ある親は自ら規範を示した。彼ら「理系の子」は確かに、才能に恵まれていたのだろう。しかし、それだけでは決して研究を成し遂げることは出来なかっただろう。親を含め、様々な人達の後押しがあって、初めて彼らは偉業を成し遂げることが出来たのだ。僕はこの「理系の子」ってタイトルは、実はあまり好きではないんだけど(難しい本だと思われてしまう懸念がどうしても捨てきれない)、でも「そういう子供を育てる親の話でもある」という点を含めたタイトルであると考えると、まあいいのかなという気もする。
日本でももっとサイエンス・フェアが活発であって欲しい。僕自身は、本書で描かれる少年少女のように、何かの研究に没頭したことはないけど、でもそういう風なことをしてみたいなという思いはある。僕は、金持ちにはまったくなりたくないのだけど、もしなったとしたら、昔からやりたいと思っていたことがあって、それがこういうことだ。つまり、少年少女に限らないけど、何かの研究にとり憑かれている人を支援したいなと思う。まあ金持ちになる予定がまったくないから夢物語だけど。
難しい話は一切ない、少年少女たちの生き様を描いた作品です。是非是非読んでみてください。

ジュディ・ダットン「理系の子 高校生科学オリンピックの青春」



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Comment

[7437]

「大事なのは環境ではないか」先日ニュースで学力は遺伝2割環境8割くらいだという研究結果があったがそんなことなかった。興味が沸いた

[7439]

少数民族とか、刑務所とかでも才能は開花するようですからね。すべての人がそんなにうまく行くわけではないだろうけど、可能性は常に開けていると考えた方が楽しいですよね。

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