黒夜行

左脇のプロフィールにある「サイト全体の索引」から読みたい記事を探して下さい。

詩羽のいる街(山本弘)

内容に入ろうと思います。
本書は、詩羽という不思議な少女がいる街を舞台にした、四編の連作短編集です。

「それ自身は変化することなく」
飯塚陽生は漫画家志望で、新人賞にどうにか引っかかったものの、そこからまだデビューできないでいる。編集者にネームの書き直しを命じられているのだけど、編集者の言う通りに変えてしまうと、作品の魅力がまるでなくなってしまうように思えるのだ。
気晴らしに公園でスケッチをしていると、一人の女性を中心に、小学生五人ほどが群がってきた。どうも、最近人気のカードゲームのカードの交換会をしているようだ。その女性は、誰がどんなものを欲しがっているか、誰がどんなものを手放したがっているのかを完璧に把握し、すべての要求を満たすようなアクロバティックで複雑なやり取りをいくつも成立させていた。凄い人がいるもんだな、と陽生は思った。
「今日一日、デートしよ」
詩羽と名乗った少女にそう声を掛けられ、訳もわからないまま街を連れまわされることになった。詩羽は街中に知り合いがいて、そして先ほど見たカードの交換会のような要領で、色んな人の過剰や不足を采配することで、あらゆる人の欲求を満たすように行動していた。
そして驚くべきことに詩羽は、ここ数年お金を持ったことがないし、家もないというのだ。詩羽は、様々な事柄をマッチングさせるその報酬として、食べ物や寝る場所などを確保することで日々の生活を成り立たせていた。
陽生は目の前で、まるで奇跡のように物事を動かしていく詩羽を見ていた。

「ジーン・ケリーのように」
田神沙世は、自殺しようとしていた。中学の夏休みの半ば、沙世は首つり自殺をするための道具を買い込み、山へと向かった。もうこんな世の中、生きている価値なんてない。
まさに首を吊ろうというその瞬間に、なんだかよくわからないけど女性が斜面をすべり落ちてきた。詩羽と名乗ったその女性は、まさに首吊りをしようとしている沙世を見て、まあどんな生き方をしてもどんな死に方をしても自由だし、どうぞどうぞちゃちゃっとやっちゃってと、まともな大人とは思えないようなことを言ってきた。いつの間にか詩羽の勢いに巻き込まれていた沙世は、首吊りは死体がかなり汚いからいい薬を裏ルートで手に入れてあげると言って、沙世の自殺を一日先延ばしにさせた。ちょうどその日流星群を見る計画を立てていた詩羽は、沙世をそこに呼ぶことに…。

「恐ろしい「ありがとう」」
長船紘一郎は、嫌がらせが趣味だ。ネットの掲示板を荒らす、ブログを炎上させる、コンビニのカップラーメンの底に穴を空ける、図書館の本の最後のページを切り取るなどなど。絶対に自分の犯行であると露見することのない嫌がらせを思う存分やり切るというのが、長船にとって唯一と言っていいほどの気晴らしだった。自分の嫌がらせに右往左往している人間を想像するだけで憂さ晴らしが出来るというものだ。
しかしある日、長船の環境は一変することになる。詩羽と名乗る女性が突然紘一郎の元へとやってきて…。

「今、燃えている炎」
諸事情あって、内容紹介を省略しよう。

というような話です。
いやはや、これはもうべっらぼうに面白かった!!山本弘ってSF作家っていうイメージが強くて(デビューなんかはラノベ方面なんだろうけど)、何作か読んだことがあるんだけど、好きなんだけどSF作品特有の難しさみたいなものもあって、自分の中で「これは凄い!」ってところまで行かない作品が多かったんだけど、この作品はもうハチャメチャに面白かったです。本書の解説は有川浩なんだけど、まさに有川浩作品が好きな人には間違いなくドンピシャだと思うし、エンタメ作品としてウルトラ面白いと思いました。とにかく何にしても、詩羽のいる街に住みたくなる!ってか詩羽に会いたいなぁ。
「それ自身は変化することなく」の内容紹介でチラッとネタバレ的なことをしちゃってるんだけど、これを伏せたままだと感想がちょっと書けないし、それが予め明かされていたからと言って読むのにそこまで支障はないと判断したんだけど、詩羽というのはとにかく、お金も家も持たずに生活しているんですね。
これが、山奥で仙人のような生活をしているっていうなら分かる。実際に山奥で仙人のような生活が出来るかどうかはわからないけど、文明社会から離れて暮らせば必然的にお金というものとも関わらなくなるだろうと思う。
でも本書で描かれる詩羽は、そうじゃない。ちゃんと文明社会で暮らしているし、身体を売ったりしているわけでもないのだけど、お金も家もないまま生きている。
解説で有川浩がこんな表現をしている。

『詩羽は「奇跡」に魔法を使わない』

まさにその通り。詩羽は、まるで魔法のような形で、お金も家もない生活をもう何年も続けている。しかしそれは、決して魔法ではない。詩羽にはちょっととんでもない能力が備わっているのだけど、発想だけで言えば僕らでも実践可能なレベルの事柄だ。それで詩羽は、奇跡を起こす。その奇跡の恩恵をお金以外の形で受け取ることで、詩羽は生活をしている。
この詩羽の生き方の発想は、これから生活していく中でリアルに必要になっていくのではないかと思います。
詩羽の能力というのは、ある小さな社会の中で、何かが足りない人のところに誰かが余らせている何かを、誰かが必要としているサービスをその能力を持つ人にやってもらうというような、高度なマッチングです。これはただ、AさんとBさんの間のマッチング、というような生半可なレベルではない。例えば、AさんとBさんの過剰でCさんの不足を埋めるとか、Aさんの不足をBさんが、Bさんの不足をCさんが、Cさんの付録をAさんがとか、そういう非常に複雑なマッチングも次々と成立させていく。
こういう説明だとわかりにくいだろうから、一例を挙げます。
本書の中に、スーパーの余り物でもう捨てるしかない野菜を使って料理を出すエコな店がある。オープン前、こういう店を作りたいんだと詩羽にこぼしたところ、すぐにスーパーの店長と話をつけて棄ててしまう野菜をもらえることになった。さらに、やはりその店でもすべての食材を使い切ることが出来るわけではない。余った野菜は肥料にする。さてここで、別の人が出てくる。切り売りされた土地のうち建物を建てるにはどうも微妙で持て余している土地を持つ人と、定年退職をした人で農業でもやりながら過ごしたいという人を詩羽はマッチングさせた。店の廃材で作られたその肥料は、その農業者の元へと渡され、さらに彼が作った野菜がその店の料理に変わる。
具体的に詩羽がやっていることを挙げると、こういうことだ。
これって、小さな社会を成立させるためにもっとも重要なポイントなんじゃないかな、と僕は強く感じました。日本、という大きな単位がなかなかうまく成り立ちにくくなってきた世の中にあって、地方分権なんかを含め、より小さなコミュニティが機能し始める、そんな実例が増えてきているような気がします。そういう中にあって、詩羽ほどの卓越した能力を持つ人間がいなくても、詩羽のしていることを行政の仕組みとして取り入れ、一人ではなく多くの人によって成り立たせることが出来るシステムに出来るとすれば、非常に強いと思うんですね。もちろん色々難しい点はあるんだろうけども。
解説の有川浩はこう書く。

『だが、「奇跡のシステム」を使いこなすには才能が要る。詩羽自身も自分がその才能に優れていることを認めている。
詩羽のような才能を持ち得ない私たちが、現実に奇跡を持ち帰ることは難しいかもしれない。
しかし、そのシステムを「知っている」ということは、私たちの人生を大いに豊かにするだろう。』

読んでいる間、僕もまさにまったく同じことを考えていました。そう、詩羽の能力は、なかなか真似出来るものではない。けれども、詩羽のような発想でお金を持たずに行きていくことが出来るのだ、という可能性を知っておくことは、非常に重要だし、それをただの可能性ではなく現実に変えていくことが出来るのも、まずこのシステムのことを知っている人ではないだろうかと思います。
本書を読んで僕は二つのことを思い出しました。
一つは、坂本恭平「TOKYO 0円ハウス0円生活」という本。この本は、著者が「鈴木さん」というホームレスと出会ったことから生まれた作品で、様々なホームレスの生活をフィールドワークすることで、理想の家とは何か、ということを追求している作品です。
作中で取り上げられている「鈴木さん」というのは、まさに0円生活の達人です。多少現金収入のルートがあるんで完全に0円生活というわけではないのだけど、詩羽が人と人を繋げることでタダで生きているのに対して、「鈴木さん」は生活上のありとあらゆる創意工夫によって、お金を極力使わないで生活をするという生き方を選択した人だ。作中で描かれている「鈴木さん」の描写を読んでいると、僕より生活力がある人だと思うし、この人はきっとホームレスの社会を離れても成功する人なんだろうなという感じがしました。そういう人がホームレスを自発的に選択して生きているというのが凄く面白かったなと思います。詩羽の生き方とはまるで違うのだけど、ちょっと連想しました。
もう一つの連想は、鎌倉に行った時の出来事。あるごはん屋さんでご飯を食べたのだけど、その店のチラシに面白そうなイベントが載っていました。正確なことは忘れたのだけど、協力してくれる店舗を周辺からかき集めて、お金を介在させないで経済活動をしよう、というようなものでした。一例を挙げると、フリーマーケットを開くんだけど買い物は物々交換でとか、呼び込みをある一定時間やってくれたらこれをサービスしますよとか、そういうお金以外のやり方でサービスを受けることが出来、お互いに利益を得ることが出来る、というような感じのイベントが書かれていて、実際にそのイベントに行ったわけではないのだけど(確か行った時にはまだやってなかったんだよな)、これは面白いなぁと思ったのでした。こっちの話はちょっと、詩羽の生き方に通じる部分がありますよね?
本書を読んで強く感じさせられたのは、『お金ってなんなんだろう?』ってことでした。
僕個人は、お金に強い執着はありません。生活していくのに不自由のないお金さえあれば、後はそこまで高望みはしないし、お金に釣られて(例えば「安いから」とかそういうのでもいいんだけど)何か行動をするということが本当に少ないです。正直お金持ちにはなりたくないと思っているし(お金をたくさん使えるというメリットより、お金をたくさん持つことによる様々な面倒くささというデメリットの方が、僕の中では大きい)、詩羽のようにまったくなしで生活することは今の僕には無理としても、なくてどうにかなるなら別にそこまで強く欲しいとは思わないという感じです。
お金っていうのは、人を幸せにするのかなぁ?
僕には、お金のあるところには争いがあるような気がします。もちろんそうではないことも多々あるでしょうけど、争いの大きな原因の一つに、間違いなくお金を挙げることは出来るだろうと思います。争ってまでお金を手に入れて、それで本当に幸せになれるんだろうか?という疑問が、僕の中にはどうしてもあるんですね。
本書を読んで、こんな風にも考えてしまいました。お金っていうのは、誰かと直接繋がらなくても生きていけるように存在するものなのかな、って。
実際お金がないことを想像してみたら、何か買おうとする度に物々交換の交渉をしなくてはいけないし、そもそも給料を支払うみたいな感じにはならないだろうから、みんなが色んなものを共有しつつ、お互いのことを考えつつ消費をしていく感じになる気がします。それって、もの凄く他の人との関わりが増えますよね。お金ってものが存在することで、僕らはほとんど誰かと煩わしいやり取りをすることなく、何かを手に入れることが出来るわけです。
本書を読んでいると、お金のそういう側面が凄く残念に思えてきます。詩羽には、貨幣経済を否定してやろうぜい、とか言った思想はないだろうけど、詩羽はお金以外の形で様々な人を繋げていくことで、お金の持つ「より人と関わらなくても済む」という要素を強く否定することになります。本書を読んでいると、お金で手に入れたものと、そうではない形で手に入れたものとでは、たとえそれがまったく同じモノやサービスであったとしても、たぶんまったく違った印象になるのだろうな、という感じがします。
『生きること』について考えさせられる作品というのは、結構多い。生と死というのは小説の中でも非常に大きなテーマの一つだからだ。でも本書は、『生活すること』について凄く考えさせられる。この『生活すること』を強く考えさせる小説って、なかなかないような気がするんですよね。そういう意味でも本書は、かなり斬新で非常に重大なテーマを扱った作品だなという感じがします。
4つの短編同士は、もちろん設定を同じくする話なんだけど、話ごとに視点人物が変わるので、話はそれぞれで独立している。でも、短編同士の繋がりがいくつもあって、巧いこと書くなぁ、という感じがします。
どの話も凄く面白かったんだけど、個人的には「ジーン・ケリーのように」が結構好きかなぁ。ストーリーとして非常によく出来ているのは最後の話だと思うんだけど、この「ジーン・ケリーのように」の話では、詩羽の能力がある種の経済活動以外にも抜群の力を発揮するという描写が巧いと思うし、自殺しようとしていた少女の心の揺れや、そこに詩羽が入り込んでいく過程など、色々見事だったよなぁ。冒頭の「それ自身は変化することなく」は、詩羽の神憑った生活っぷりを具体的に知ることが出来るのが面白いし、三番目の「恐ろしい「ありがとう」」は、有川浩の解説中の「これほど清々しい「悪意に対する勝利」は他にない」という表現がまさにぴったりで見事だし、一番最後の話はちょっと理由があって内容紹介はしなかったけど、作中で出てくるあるオリエンテーリングが非常によく出来た設定で、ちょっと設定を変えれば福本伸行「カイジ」で題材として使えるんじゃないかな、と思ったりしました。
今の疲れた日本で生きていくための希望を与えてくれる作品ではないかと思います。本当に本書はオススメです。是非読んでみて下さい!

『彼女にはお金はない―でもその代わり、生きてゆく力はたっぷりくれるよ』

『すべての人間の共通の目的な、幸福に生きることです。何が幸福かは人によって違いますけどね。でも、少なくとも不幸になることを望む人はいないはずです。
ところが、いつの間にか「今まで通りの生き方を続けること」が人生の目的になってしまっている人がいるんです。』

『「何で誰もこれに気がつかないんですかね?べつに綿菓子のサイズが法律で決まっているわけじゃないのに」
「さあ、「綿菓子はこういう大きさのもの」っていう、根拠のない思いこみに縛られてるんじゃない?」』

『本当は人間はみんな、自分の人生を変える力は持ってるはずなんです。ただ、「変わるわけがない」「変えたくない」って、理由もなしにそう思ってるだけなんですよ』

『だから愛とか正義なんか関係ないです。そんなお題目で人間は動かせません。協力し合う方が得だって気づかせればいいんです』

山本弘「詩羽のいる街」



関連記事
スポンサーサイト

Comment

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

Trackback

http://blacknightgo.blog.fc2.com/tb.php/2177-1579a7eb

 | ホーム | 

プロフィール

通りすがり

Author:通りすがり
災害エバノ(災害時に役立ちそうな情報をまとめたサイト)

サイト全体の索引
--------------------------
著者名で記事を分けています

あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行~わ行

乃木坂46関係の記事をまとめました
(「Nogizaka Journal」様に記事を掲載させていただいています)

本の感想以外の文章の索引(映画の感想もここにあります)

この本は、こんな人に読んで欲しい!!part1
この本は、こんな人に読んで欲しい!!part2

BL作品の感想をまとめました

管理人自身が選ぶ良記事リスト

アクセス数ランキングトップ50

TOEICの勉強を一切せずに、7ヶ月で485点から710点に上げた勉強法

一年間の勉強で、宅建・簿記2級を含む8つの資格に合格する勉強法

国語の授業が嫌いで仕方なかった僕が考える、「本の読み方・本屋の使い方」

2014の短歌まとめ



------------------------

本をたくさん読みます。
映画もたまに見ます。
短歌をやってた時期もあります。
資格を取りまくったこともあります。
英語を勉強してます。













下のバナーをクリックしていただけると、ブログのランキングが上がるっぽいです。気が向いた方、ご協力お願いします。
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

アフィリエイトです

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
本・雑誌
11位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
和書
9位
アクセスランキングを見る>>

アフィリエイトです

サイト内検索 作家名・作品名等を入れてみてくださいな

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

カウンター

2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
17位 長澤樹「消失グラデーション
18位 飛鳥井千砂「アシンメトリー
19位 松崎有理「あがり
20位 大沼紀子「てのひらの父

新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
3位 「街場のメディア論
4位 「デフレの正体
5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
8位 「ゲーテの警告
9位 「メディア・バイアス
10位 「量子力学の哲学

小説以外
1位 「死のテレビ実験
2位 「ピンポンさん
3位 「数学ガール 乱択アルゴリズム
4位 「消された一家
5位 「マネーボール
6位 「バタス 刑務所の掟
7位 「ぐろぐろ
8位 「自閉症裁判
9位 「孤独と不安のレッスン
10位 「月3万円ビジネス
番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)