黒夜行

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僕は本をつくりたい。(荒木スミシ)

内容に入ろうと思います。
本書は、兵庫県でたった二人(現在は三人なのかな)で本を作り続け、売り続けるということをやっている「NON CAFE BOOKS」という小さな出版社のお話です。
本書は、NON CAFE BOOKSがどのように出来ていったか、という過程が描かれるのだけど、とりあえずまずNON CAFE BOOKSがなんなのかという説明をしようと思います。
NON CAFE BOOKSは基本的に、荒木スミシという作家の作品を出す出版レーベルです。というか、荒木スミシが立ち上げた、自身の著作を出版するための個人レーベルなんですね。この、大手出版社から本を出すでもない、自費出版とも少し違う、作家自身が個人レーベルを持つという新たなスタイルが、出版業界というなかなかに旧弊な業界において注目されている存在です。小ささを武器にしていて、全国1万店舗以上ある書店の中で、大体200店舗ぐらいしか扱っていないという、そういう本です。
本書は、著者の荒木スミシがどのように本を出すに至ったのか、何故NON CAFE BOOKSを立ち上げるに至ったか、そこでどのように本作りをしているのかというようなことが書かれている作品です。基本的なスタンスとしては、『僕が経験してきたことは、ちょっと特殊なことだったけど、でも誰にだって僕らみたいなことは出来るんだよ』という感じで、本を作りたいと思っている人に向けて、自分たちがこういう経緯で出版というものに関わってきたのだ、という経験を語るという感じになっています。
著者は元々、出版するつもりのない小説を書いていました。書き上がっても出版するつもりはありませんから、新人賞などに応募することもありません。ただ、本という形にすることにはなんとなく興味があって、それで自費出版で555冊だけきちんと製本された本を作った。そしてそれを無謀にも、好きなクリエーターとか、好きな雑誌の編集長とか、好きなアイドルとかに勝手に贈ったりしていた。
そんな中に、紀伊國屋書店の出版部というのもあった。紀伊國屋書店は、著者の経歴を見て、その本を著者の地元である加古川店に送った。地元作家をまとめる棚が加古川店にはあって、紀伊国屋の人から、売れないと思うけどちょっと置いてみるよ、という話がくる。
そしたらこれが、かなり売れてしまった。5冊も売れないと思うと言った書店員の予想とはうらはらに、加古川店だけで200冊売れた。当時全国で、その店にしか置かれていなかった本である。
その裏で、著者の荒木スミシは、家族や友人たちと色んなことをやってみるんだけど、そういうことの甲斐もあって、取り扱い店も増え、雑誌などで取り上げられることも増え、やがて幻冬舎からメジャーデビューすることになる。
のだが、ここで著者を不幸が襲う。10万人に1人しかならないと言われている、一型糖尿病に罹患してしまうのだ。
それまでの生活とはまったく違った生き方を余儀なくされた著者は、その中で、自分がやりたいことを見つめ直し、やがてそれはNON CAFE BOOKSという形に結実していくことになる。広告代理店で働いていた奥さんと共に、本のデータから自分たちで作り、書店営業も自らやり、やがて一部書店の週間ランキングに入るようになり、徐々にNON CAFE BOOKSの認知度は上がっていく。
そういう過程を描いた作品です。
読み始めは、ちょっとなんか微妙かなぁ、と思ってたんですけど、次第に面白くなりました。かなり旧態依然とした出版業界の中にあって、常識の枠に囚われないで出版活動をしている人たちのシンプルな考え方が、長いこと書店で働いてきてなんとなく初めの頃の純真さを失いつつある(笑)僕には、なかなか響くものがありました。
出版・書店業界というのは、ホント不思議なことがたくさんあります。もちろん、他のどんな業態であれ、それぞれの業界内で独特な因習とか前提とかあるものなんだろうけど、出版・書店業界の場合、『再販制』という非常に特殊な制度の存在のために、他の業界とはまた違った形での奇妙さに溢れているという風に感じることがあります。
もちろん、その奇妙さは、書店にとって恩恵であることも多い。なにせ、僕みたいなフリーターが、売り場に何を置いてどれを発注するかなんてのを決めて実行できるのも、再販制のお陰ですからね。でも再販制はまた、出版・書店業界に様々な禍根を残していく。本書でもこんな風に書かれているけど、

『僕は思うのだけど、こういうやり方をみんながみんな、続けていると出版界が、自分たちのシステムで、自分たちの首を絞めて、苦しむ結果になってしまう。』

まさにその通りだな、と思う。出版・書店業界は、自分の首を自分で絞めていることを自覚しつつ、そうせざるを得ないという、結構ヤバい業界です。その中で色々と考えさせられることも多いのだけど、それはまあとりあえずこの感想では書かないことにして。
さっきの文章んい続けて、著者はこう書きます。

『正直、「気持ち」は二番で、一番は「商売」というのが、プロと呼ばれている。けれど、小さな僕たちのやり方だと、その順番が逆転して、なんか「おいしい野菜を届けましょう」くらいの本のつくり方が可能なんです。
いろいろな商売の形があっていいんですよね!』

大手の出版社が『「気持ち」は二番で、一番は「商売」』なのかというのはとりあえず置いておくとして、NON CAFE BOOKSは気持ちを一番に持ってくることが出来る。商売としてはあんまり儲けられないかもしれない。でも、規模が小さいということの自由度の高さ、儲け以外のメリットの大きさというものもある。僕は割とどちらかといえばそういうものにちょっと惹かれてしまう部分があって、凄く儲けられなくたっていいから面白いこと、ワクワクすること、誰か近くにいる人を楽しませることが出来ること、そういうことに関われたらいいなぁ、と思っていたりする。ちょっと前に読んだ、藤村靖之「月3万円ビジネス」にも通じるような部分がある感じがした。
NON CAFE BOOKSが、どんな風な価値観・考え方で本作り・書店営業などをしているのか。それが伝わる文章をいくつか抜き出してみようと思います。

『「お金儲けです」って売り方、つくり方もあるんです。それは否定しません。でも「気持ちを伝えたい、伝播させたい場合はロマンのある売り方」もある。「ロマン」に共感したい人がそのワクワク感に乗ってくる。その「ロマン」を持って本をつくり続けたいな、というのは今もまったく変わっていないです。』

『僕は思うんだけど、小さな出版社の楽しみって、本屋さんの風景を帰ることでもある。
ある本屋さんには置いてあるけど、ある本屋さんには置いてない。これって、書店員さんからすると面白い、魅力のあること、なんだよね。』

『だから、ノンカフェブックスみたいな小さいところがやれることっていうのは「本屋の風景を変える」っていうことが、一番わかりやすい自分たちの活動だったように思う。
それは、賛同してくれる本屋さんとだけやればいいことであって、そういう本屋さんと出会えることを目指して営業すればいい。
逆に言うと、自分たちの本がどこでも並んでいて、買うことが出来るんだったら本の価値はあまりなくなってしまう。
だから、最大200店舗くらいの本の置き方でやっていこうというのは、ある。
それは、自分たちの本と本屋さんに価値を取り戻す一つの方法論だったように思う。』

『結局は自分がわくわくするっていう方向に舵をとっていくっていうか、自分がこっちにいったら感動するだろうなっていう方向に素直に進んでいったらそっちには何か鉱脈があって、進んでいくものだと思う。
ワクワクする方向、感動させる方向にいったら間違いない、と僕は今、そう思えます。
それは、苦しい道かもしれないけど、ものをつくってワクワクっていうのは、こんな本があったら夢の一冊やん、って思えることだと思う。
こんな本を買ってくれる人がいたらそれもまた夢の一冊です。
自分にも、読者にも、夢の一冊が訪れたら、成功ですよね。』

こういうのっていいなぁ、って僕は結構思ったりします。やっぱり経済って、どんどん大きくなって、そうなればなるほど、大きいところがどんどん一人勝ちしていっちゃうみたいなのはどうにもしようがなくて、でもその中で、ちょっとずつでもいいから小さな成功を積み重ねていく、大きなところには出来ないようなことをゲリラ的にやっていく、そういうのって僕も憧れてしまうなぁ、と思います。
以前、ミシマ社や夏葉社と言った、こちらもかなり小規模で出版社を運営する人たちのトークショーに参加したことがあって、そこでも、やっぱり規模が小さいっていいなぁ、って思ったりしました。もちろん、規模が小さいことによる辛さもデメリットももちろんあるだろう。でも結局それは、好みとして自分がどっちに惹かれるかって話だと思う。僕は、大きく儲けられなくたっていいから、自分がワクワク出来ること、身近な少人数の人たちを楽しませることが出来ること、そういう大多数を相手にしないことにやっぱりちょっと惹かれます。なかなかそういうことを仕事にしていくって勇気はないんですけどね。
僕は、NON CAFE BOOKSの存在を知ったのもつい最近だし、本書を読むまでNON CAFE BOOKSの本は一冊も読んだことがありませんでした。でも本書を読むと、荒木スミシの作品がちょっと読みたくなるし、NON CAFE BOOKSを応援したくなりますね。今手元に「月曜日、地球を盗む」という作品があるので、その内に読む予定でいます。
本書では、小さな出版社が本作りをする上でのドタバタというのも描かれていて面白い。
例えば、印刷所に渡すデータも自分たちで作っているのだけど、奥さんはフォトショップとイラストレーターしか使えない。本作りには、それ専用のソフトとかが使ええないといけないんだけど、それは無理。じゃあどうするか。

『やり方としては、イラストレーターで文字をレイアウト編集して、一ページずつ画像として入港するというやり方です。これは実は写真データをつくるやり方で、僕たちの本は文字が並んでいる写真データなんです。未だにこの方法でつくっていますよ。めちゃくちゃ面倒くさいですけれど、他のやり方を知らないのです。笑』

また、印刷所がミスをする、という話も面白い。印刷料を下げるために、小さい出版社を探しだして印刷をお願いするのだけど、毎回何らかのミスをしてくる。二人はそれを、アイデアで乗り切る。謎の白紙ページが出来た時は、その白紙ページにちょっとデザインのシールを手貼りする。傷ついたり日に焼けたりしないようにするためのPP加工を忘れられた2000冊の本は、書店限定バージョンとして上からさらにカバーを掛けることで別バージョンを生み出すという策で乗り切る。小さな出版社を切り盛りするというのは、こういう日々起こるトラブルや失敗をどう成功に結びつけていくのか、というアイデアとの勝負でもあるわけです。
あと、これはちょっと別の機会にとある記事で目にしたことがあるんだけど、『再製本』というのも作っちゃう。これは、傷んだりしてそのままでは出荷できない4冊の本を、表紙を剥ぎとって中身だけ合体させ最出庫するという荒業で、これもちょっと話題になった。そういう、小回りの効く規模だからこその七転八倒も面白くて、やっぱりこういうのいいなぁ、という感じがしてしまいました。
読んでいると、文章的にはちょっとなぁという箇所も多いし(「わくわく」や「ワクワク」のように、同じ単語が別の表記でされていたり、「やり方としては~やり方で、」というような文章もある)、そういう意味で本としての完成度はそこまで高くないかもだけど、書かれている内容は非常に面白いです。本を作りたいと思っている人には、『手の届く範囲の夢』が描かれている作品だという感じがしました。出版業界は、旧弊で硬直しきっていて、だからこそNON CAFE BOOKSのような挑戦が生き残れる余地がある。是非読んでみてください。そして読者の中から、また新しい挑戦をしてくれる人が現れてくれることを祈っています。

荒木スミシ「僕は本を作りたい。」



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2013年の個人的ベストです。

小説

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3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
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新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
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10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

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2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
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12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
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新書
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5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
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9位 「メディア・バイアス
10位 「量子力学の哲学

小説以外
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番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)